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売れない小説家だけど質問ある?

1名無しさん@おーぷん:2017/09/11(月)22:22:36 ID:pfu()
俺で良ければアドバイスもする
2名無しさん@おーぷん :2017/09/11(月)22:23:15 ID:EKF
ジャンルは?
3名無しさん@おーぷん :2017/09/11(月)22:24:17 ID:pfu()
>>2
純文よりの大衆
それだけじゃ食えないので他にも色々やってるけど
4名無しさん@おーぷん :2017/09/11(月)22:24:37 ID:vSe
年収
5名無しさん@おーぷん :2017/09/11(月)22:24:44 ID:O2B
どうやったら売れるの?
6名無しさん@おーぷん :2017/09/11(月)22:24:56 ID:A1x
もう戻れない?
7名無しさん@おーぷん :2017/09/11(月)22:25:39 ID:HbD
売れないなら辞めて働こう
8名無しさん@おーぷん :2017/09/11(月)22:25:51 ID:EKF
デビューのきっかけは?
9名無しさん@おーぷん :2017/09/11(月)22:26:34 ID:pfu()
>>4
200行けば良い方

>>5
俺が知りたい
潮流に敏感なやつ、宣伝がうまいやつ、手数が多い、の順で売れると思う
10名無しさん@おーぷん :2017/09/11(月)22:27:04 ID:pfu()
>>6>>7
ぶっちゃけ貧乏だけど楽だから戻れない。もし戻るとしても楽な仕事を選ぶ。絶対に

>>8
新人賞です
11名無しさん@おーぷん :2017/09/11(月)22:27:31 ID:pfu()
小説単体だと100行っても良い方
残り100は合間合間で色々頑張っている
12名無しさん@おーぷん :2017/09/11(月)22:27:53 ID:EKF
副業やってたりする?
13名無しさん@おーぷん :2017/09/11(月)22:27:59 ID:vSe
出版パーティとかやった?
14名無しさん@おーぷん :2017/09/11(月)22:28:21 ID:9O7
さっきまで漫画家やってなかった?
15名無しさん@おーぷん :2017/09/11(月)22:28:56 ID:otH
書いたらどこに持っていけばいいの?
16名無しさん@おーぷん :2017/09/11(月)22:29:06 ID:3hN
刊行頻度は?
17マーテル◆GWW3vGhnnw :2017/09/11(月)22:30:01 ID:Ige
わたしの勤め先に小説家志望の男の子がいるわ
多いのね
18名無しさん@おーぷん :2017/09/11(月)22:30:12 ID:ygx
小説を書こうと思ったきっかけは?
19名無しさん@おーぷん :2017/09/11(月)22:30:34 ID:pfu()
>>12
する。でも大して儲からない

>>13
受賞したら即電子書籍にして適当に投げ売り、なんてやるようなところじゃなければ、パーティーとは言わずとも食事会みたいなのはやるぜ

>>14
やってないですよ

>>15
持っていくっていうか、応募しろ
持ち込みOKって謳ってるところはろくなところがないから気をつけて
ラノベだとまた別だが

>>16
まちまち
長編は年単位。短編だと5ヶ月前後かな

>>18
人より文章がかけたから
20名無しさん@おーぷん :2017/09/11(月)22:31:26 ID:EKF
好きな作家は?
21名無しさん@おーぷん :2017/09/11(月)22:31:44 ID:9O7
なんか即興でお題出すから短い文章書いて?
22名無しさん@おーぷん :2017/09/11(月)22:32:53 ID:pfu()
>>20
谷崎潤一郎、連城三紀彦、港かなえ、室生犀星、川端康成
あんまりマイナーなのは読まないんだ
>>21
期待すんなよ
あんまりうまいと呼ばれるタイプじゃないから
23名無しさん@おーぷん :2017/09/11(月)22:33:16 ID:otH
どこに応募したらいい?
24名無しさん@おーぷん :2017/09/11(月)22:33:31 ID:9O7
>>22
おk気楽に書いてー

「魔法瓶」
25名無しさん@おーぷん :2017/09/11(月)22:34:56 ID:pfu()
>>23
まあパターンとしては
①締切で決める
②ジャンルで決める
③好きな作家で決める

一年前の公募新人賞を元に次の締切を予想して一年分まとめたサイトが複数あるから、それを参考に締め切りを把握して賞を絞る
自分のジャンル、傾向を理解してから一つ一つの新人賞を調べ吟味
自分の好きな作家がいるor審査員やってるところへ突撃

こんなもんじゃね
ちな俺は②
26名無しさん@おーぷん :2017/09/11(月)22:34:58 ID:Nmt
推敲ってどのくらい頑張る?
書いた内のどのくらい書き直す?
27名無しさん@おーぷん :2017/09/11(月)22:35:27 ID:7jy
代表作は?
28名無しさん@おーぷん :2017/09/11(月)22:35:55 ID:pfu()
>>24
よりによってなんでそんな面倒なものを
適当に書くぜ
まってて
29名無しさん@おーぷん :2017/09/11(月)22:37:02 ID:pfu()
>>26
そこそこ頑張る。どうせ後で誰かが誤字訂正するんだろうなと思うとやる気なくなるから、できるだけいい環境で頑張る
一気に書き直さないから、全体として書き直す比率がどれくらいかはわからん
調子悪いときは一文ごとに書き直す

>>27
言えないし、言ってもわからないし……
六文字とだけ
30名無しさん@おーぷん :2017/09/11(月)22:37:44 ID:Nmt
もしかして兎月竜之介先生ですか?
31名無しさん@おーぷん :2017/09/11(月)22:37:56 ID:9O7
>>28
ありがと ごゆっくりー
32名無しさん@おーぷん :2017/09/11(月)22:38:00 ID:7jy
また嘘吐きアフィリエイト乞食かよ
消えろ
33名無しさん@おーぷん :2017/09/11(月)22:38:39 ID:pfu()
>>30
ちがうよ

>>32
2chで代表作言えるような胆力あるやつは、多分もっと凄い方法で宣伝に掛かると思うぜ
34名無しさん@おーぷん :2017/09/11(月)22:38:57 ID:ygx
短編小説とはなんぞという質問に、家の土台と枠を作って中身を想像させる、と言った作家と、大木の幹をスパッと切って断面を見せる、と言った作家、どっちが本当だと思う?
35名無しさん@おーぷん :2017/09/11(月)22:41:12 ID:pfu()
>>34
どっちも違うなあ
長編小説の構造が前提となっているような作り方は個人的に苦手だし嫌い
短編小説はその長さのために色々な情報を省いた結果そういう風に感じられるんだろうけれど……まあ後者ではないと思う
前者かな、どちらかといえばだけど
36名無しさん@おーぷん :2017/09/11(月)22:46:13 ID:otH
小説で1番難しいジャンルは?
逆に簡単なジャンルは?
37名無しさん@おーぷん :2017/09/11(月)22:48:36 ID:ygx
小説が書けるくらい文章が上手いと、コラムとかエッセイも楽に書ける?
38名無しさん@おーぷん :2017/09/11(月)22:48:42 ID:pfu()
 傲慢で有名なロスヴィータは、自分の所有物を自分以上に誇り自慢するという悪癖があった。殊に魔法瓶、と呼ばれる神妙な瓶の話をし、事あるごとに「これは良いものだ、どれ触ってみろ」と言いながらけらけら笑った。
 しかし、不思議だったのがロスヴィータは決してその魔法瓶を他人に見せようとしないことだ。彼女の話に曰く、「夜明けの白い光をまといきらびやかな輝きを放ち、
中を開いてみれば施された銀メッキに光が乱反射して、暗く沈んだ瓶底にに月の如くほのかな光を落とす」という珠玉の品らしいが、彼女の友人、恋人、はては家族でさえも、
その奇妙な魔法瓶を見たことはないという。ただ一人、魔法瓶を見たことがあると言った少女は居たが、その少女は「じゃあ今度彼女の家から盗んできてあげる」と言った日の翌日、
とても苦苦しい顔をして「ごめんね、失敗しちゃった」と告げ、皆をたいそう失望させた。爾後彼女は魔法瓶の話をすることはなく、またロスヴィータと会話することもなくなった。

長くなりそうなので、冒頭っぽく書いたよ
一応続きは頭のなかでぼんやり即興で作れている
文章おかしくてごめんね
39名無しさん@おーぷん :2017/09/11(月)22:48:55 ID:pfu()
改行制限きついな
こんなに開業するとはおもわなかった
40名無しさん@おーぷん :2017/09/11(月)22:49:33 ID:pfu()
>>36
難しいと思うのはSFと歴史
簡単だと思うのは、ライトファンタジーのラノベ
ガチのオタク向けラノベは、キャラ設定とスラング知識が割りと必要で、難しくはないけど疲れる
41名無しさん@おーぷん :2017/09/11(月)22:51:46 ID:pfu()
>>37
むしろコラム、エッセイはネタさえあれば一番気楽
42名無しさん@おーぷん :2017/09/11(月)22:52:41 ID:otH
>>38
ガチじゃんすげえ
43名無しさん@おーぷん :2017/09/11(月)22:53:49 ID:pfu()
>>42
そこらの小説家ならこれくらいさらっと書けんじゃない?
俺は正直緊張していっつも人に見られるとミスる
孤独とは言うけれど一人作業が一番楽だし、精神的にも負担ない
44名無しさん@おーぷん :2017/09/11(月)22:53:59 ID:otH
語彙が少ないし漢字苦手だけど小説家になれますか?
45名無しさん@おーぷん :2017/09/11(月)22:54:45 ID:pfu()
>>44
語彙はどんなジャンルでも増やしたほうが良いよ
漢字を書くのは苦手、っていうならまだ希望はある
読むのが苦手、とか避けてしまうってんなら特訓した方がいい
46名無しさん@おーぷん :2017/09/11(月)22:54:59 ID:zMg
すげぇ
47名無しさん@おーぷん :2017/09/11(月)22:56:34 ID:pfu()
>>46
昔はよく色んな作家の文章を真似っ子して特訓したよ
今からやろうか?
48名無しさん@おーぷん :2017/09/11(月)22:58:35 ID:ygx
>>47
太宰治!
49名無しさん@おーぷん :2017/09/11(月)22:59:23 ID:pfu()
>>48
ああいいね
50名無しさん@おーぷん :2017/09/11(月)23:04:34 ID:pfu()
私は、物質的なものを、可能な限り忌避してきたつもりでしたが、今日でそれも終わりです。以前口述筆記で原稿をなんとか間に合わせた時に、この魔法瓶なる、神妙な道具をくれてから、すっかり我が家はおかしくなりました
ただでさえ舶来品の燐寸を買ってから、どこか色めき立って、西洋独特の陰翳が明らかな空気が、家中にかすかにただよい、あの無口で冗談の嫌いな妻でさえ、愚かな顔をしながらも英語で書かれた本を必死に読むくらいでしたから、その魔法瓶なるものが
もたらした異国の力は、それは絶大なものでした。

まあこんな感じの文じゃね?
魔法瓶に限らなければもっといけそう
51名無しさん@おーぷん :2017/09/11(月)23:07:05 ID:9O7
>>50
いいね!ありがと
集中力残ってれば漱石おなしゃす お題はフリーで
52名無しさん@おーぷん :2017/09/11(月)23:08:35 ID:4BW
最近の作家でお勧めは?
後ラノベでも良いと思うのあったら教えて?
53名無しさん@おーぷん :2017/09/11(月)23:09:57 ID:pfu()
>>51
お題フリーかあ
漱石は文章自体が結構多彩だから、フリーなのはありがたい


>52
古いけど、僕の妹は漢字が読めない、とかちょっと色々考えさせられた
最近ってほど最近を細かくチェックしてないけど、影裏は良かったよ
54名無しさん@おーぷん :2017/09/11(月)23:10:55 ID:ygx
>>50
おお すげえ
55名無しさん@おーぷん :2017/09/11(月)23:12:05 ID:4BW
何で此処まで売れてんの?
って思う作品や作家良ければ教えて
56名無しさん@おーぷん :2017/09/11(月)23:13:29 ID:9O7
>>55
おっと春樹先生の悪口はそこまでだ
57名無しさん@おーぷん :2017/09/11(月)23:15:11 ID:pfu()
>>55
ラノベは弓弦イズル
小説は……うーん、あんまりいない
田山花袋の布団は流石にどうかな、とは思ったし、後湊かなえみたいなブラックな作風は面白いんだけど、正統派として語られる意味がわからない
好きなんだけどね
村上春樹は正直凄いと思う。風の歌を聴け時代からやべえなとは思ってた
58名無しさん@おーぷん :2017/09/11(月)23:19:17 ID:pfu()
いまからかくわ
すっかり忘れていた
59名無しさん@おーぷん :2017/09/11(月)23:24:10 ID:9O7
>>57
風の声もそうだし ピンボールも羊シリーズも 
古い作品ほどいいよな
60名無しさん@おーぷん :2017/09/11(月)23:24:26 ID:ygx
今小説をどのくらい読んでる?
61名無しさん@おーぷん :2017/09/11(月)23:26:49 ID:pfu()
夏目漱石風の「川遊び」

「積石をしよう」そういい出したのは、年長者の子であった。川原の石のようにまるこい頭を、葉内花、麒麟草、女郎花、
啓蟄の薫りを春霞に載せて、水嵩の増えた雪解けの渓流を含みながらいよよ湿った春風は他の子供の禿頭と一緒に撫でるが如く辷った。
流れの早いところは剣呑だから、というのも振り払って、中でも殊に隆々としている少年がざんぶと身を投げると、そこに堆積した石を一どきに握りしめて、あっぷあっぷと息継ぎしながら、水面をよろめいた。
あかるい日差しを伝って恰も星の降り落ちるように、少年の周りを水の礫が散った。

あかん無理だわ
もう少し書けそうなんだがなあ
62名無しさん@おーぷん :2017/09/11(月)23:26:56 ID:pfu()
>>60
最近ようやく1000を超えた
63名無しさん@おーぷん :2017/09/11(月)23:29:04 ID:9O7
>>61
すき

スキルあるなぁ
荒木飛呂彦も読んでみたいところw
64名無しさん@おーぷん :2017/09/11(月)23:29:23 ID:9O7
「風」ね
65名無しさん@おーぷん :2017/09/11(月)23:30:22 ID:pfu()
>>64
荒木の真似できる人は結構いるんじゃないかwよく見かける

川端とか、谷崎とか三島とか、そこらへんも一応できるよ
なんか変な作家しか真似してないな
66名無しさん@おーぷん :2017/09/11(月)23:33:09 ID:ygx
>>61
これすごすぎ何回も読んでしまう
67名無しさん@おーぷん :2017/09/11(月)23:33:53 ID:pfu()
>>66
ありがとう気に入ってもらえて

こんなん自分の作品で書いたら誰も読まんのだろうなあ……
68名無しさん@おーぷん :2017/09/11(月)23:34:28 ID:9O7
>>65
主はマンガとかはあんまり読まなそうだな
69名無しさん@おーぷん :2017/09/11(月)23:35:55 ID:pfu()
>>68
読むよ割りと
藤子、水木しげる、つげ義春みたいなのも読むし
ヒロアカ、ハガレン、銀魂も好きですよ
遊戯王も好き
70名無しさん@おーぷん :2017/09/11(月)23:36:53 ID:pfu()
それから映画も見る。シンゴジラも君の名はも面白かった
セッションとシェフ 三ツ星フードトラック、後ピクサーやディズニーが好き
71名無しさん@おーぷん :2017/09/11(月)23:37:03 ID:ygx
酒好き?飲みながら書いたりする?
72名無しさん@おーぷん :2017/09/11(月)23:37:18 ID:9O7
>>69
悪くないラインナップだね
73名無しさん@おーぷん :2017/09/11(月)23:37:51 ID:pfu()
>>71
二十歳になって初めて飲んだウイスキーでへべれけになって、時計やらなんやらをボコボコに壊した後
翌日ゲロゲロしまくって死ぬような思いしてから、一度も飲んでません
74名無しさん@おーぷん :2017/09/11(月)23:38:27 ID:pfu()
>>72
漫画は詳しくないけど、小説と違って数こなせるし、寝ながらでも読めるという利点がある
小説はとても読めたもんじゃない。ソフトならまだましだけど、ハードは20分でもうだめ
75名無しさん@おーぷん :2017/09/11(月)23:39:29 ID:ygx
>>74
腕がつらいのわかる
76名無しさん@おーぷん :2017/09/11(月)23:39:54 ID:pfu()
>>75
肘も足もあかん
77名無しさん@おーぷん :2017/09/11(月)23:42:31 ID:pfu()
凄い気分がいいから、だいぶ昔に書いてすボツニナッた作品を載せようか
いつかいたのも覚えていない
78名無しさん@おーぷん :2017/09/11(月)23:42:53 ID:VNj
>>1
時給いくらだよ
79名無しさん@おーぷん :2017/09/11(月)23:44:37 ID:pfu()
>>78
時給換算なんかしたことないなあ
働いている時間を考えるとそこそこ長いけど大して儲かってないので、500円くらいじゃない?
80名無しさん@おーぷん :2017/09/11(月)23:46:55 ID:ygx
>>77
読みたい!お願いします!
81名無しさん@おーぷん :2017/09/11(月)23:48:26 ID:pfu()
>>80
じゃあぼんやり下げて読もうか
太宰治の作品を真似て、確か中学から高校の間に書いたものだよ
まってね
82転載禁止で :2017/09/11(月)23:49:18 ID:pfu()
 或いは、夢と現実は逆さまかも知れぬと私は思った。湖の夢を見ていた。畔の花叢はは燃えるように冴え渡り、湖畔の境目を燻っていた。私は視界の端に女の姿を朧に捉えていた。
「glo...」
 彼女はグロ云々と、よく分からぬ名前を言った。私は無知が口惜しかった。風は透き通っている。
「花の名かい」
「そう、花の名前、この畔に咲きこぼれている花の名前」
 私は彼女の言葉を聞いて、花へ視線を移した。桜のような、五つの花弁が外に向いている花であった。私は植物に関する無知をも呪った。彼女は再び花の名を歌うように繰り返した。
 人は起床の折に涙を流すことがあるけれども、私は専ら彼女が夢に現れない時に泣いた。
目尻から一筋涙が肌をくすぐって、こそばゆさに眼が醒めるのである。
 私はその頃心の工合が良くなく、しばらく夢うつつで居ることにゆいいつの娯楽を見出していた。窮屈な世も、
冷血な世間ももうたくさんであると、人はやはり恋に逃げる。私は人一倍美しさに興味があったから、この世ではない、全く別の世界に恋を持ち込んだ。
それは、単純に美しかったからなのである。
 どだい、人との折り合いは悪い方が生きやすい。縁は増えるほどに煩わしい。となると、夢が最も楽なのである。眼を瞑ることで縁が生まれ、眼を開くことで縁が途切れるのであるから、
それは自由なものである。いつしか私は夢の方がずっと現実的であると思うようになっていた。ある種の現実主義者は、破滅した夢想家の形骸であると、当然のように思っていた時分である。
 夢を訪れて、湖に軽鴨が辷っていると、女は硝子を打つような声で笑った。私は何が面白いか分からないが、夢の中では少なくとも、女と繋がってなければならなかった。
「冬の間にここは凍るのよ」
「そうかい」
「あなたは無口ね」
「話すために夢に来たわけじゃないからね」
「そうね。でも寂しいわ」
「今に感じなくなるよ。すべて夢だもの」
83名無しさん@おーぷん :2017/09/11(月)23:49:36 ID:7cL
どうせ嘘だと思ったら、実力を叩きつけられた。普通に読めるのに『売れない』って厳しい世界だな。
SSとか書かないの? そんな暇もない?
84転載禁止で :2017/09/11(月)23:50:52 ID:pfu()
 しかし夢の間も私の体は確実にあって、となればそこは夢に生きているとなるのが、現実に生きているとなるのか、さっぱり分からなかった。
正常な夢の形とはそういうものなのかもしれない。我々が社会に生きて夢を見ていても現実に肉体が存在することは変わりないのだから、夢はどこまで行っても現実なのかも知れない。
そうして彼らは私のことを甘えた病人と言うのだろう。私が知らぬ顔で「君達も病人で、夢を毎日見ているじゃないか」と聞いて、彼らは何と答えるのだろう。
 私が夢に住まう間、そうして夢から放たれた時、いつも狭間に記憶が存在した。ある女は私を酷く嫌っている。ある女は私を酷く好いている。そういうことばかり考えると、夢の女は非難がましく言うのである。
「私は病気なのかしら?」
「さあ、分からないけれど。僕には計りかねる」
「そう、じゃあきっと病気なのよ」
 こんなことを言うのであった。
 私を嫌った女は、私が彼女を思っていると知って、私を嫌うのである。むしろ私が彼女を好きであるからこそ嫌っているのである。だから彼女を嫌おうと努力するが、それこそ余計に遊ばれている気がしてならない。
 現実の彼女は、私に言うのである。
「私は貴方みたいに、詩をばかり好んで現実に生きようとしない人は嫌いよ。自分が愛されているか、逐一思い悩んで死のうとするような男は嫌いよ。そういう男は死ねば良いのよ」
 すると、その日の晩に夢の女は言うのである。
「逃げ込んだ先が病気の苦悩だとしても、それを幸せに捉えられるならなんて良いことなのでしょうか」
 私はどちらを信じて良いか分からなかった。現実の女の方が言った、残酷な血なまぐさい理論の方がよほど信憑性があるのかもしれない。
或いは冷酷こそリアリティかもしれぬ。しかし夢の女が言った鷹揚な生き方も、真実らしいものに思われた。
 現実の女は美人だったが、美人らしい明るさと冷血とを備えていた。彼女にとって、青春がどれほど重要であり男の一生にのし掛かるかなんて、まるで無関係なのである。それは女性が抱いていた男性への不理解でもあった。男は一生を掛けて女を理解し、
女は一生を掛けて男を理解する。即ち、一生を掛けても互いは理解し合えぬのである。
 だからこそ、夢の女は魅力的であった。彼女の髪は黒く艶やかで、近づいてみると桜桃のような甘く瑞々しい香りがする。燦然たる陽に憩うと、彼女の髪が焼けて金網のように薫ることもあった。しかし鼻を寄せてみると、
項からやはり甘い香りがするのである。
「ねえ、なんで貴方は花の名を覚えてはくれないの」
「覚えないんじゃないよ、覚えられないんだよ」
「頭が悪いのね」
「だから悩むのだ。君も酷いことを言うね」
「頭が悪いことのどこが悪いというのよ。私、好きよ。頭の悪い人」
「それは僕だからかい」
「ええ、そう。でも、貴方は現実で、さぞお辛いでしょうね」
「ああ。口惜しいし、辛いよ」
「かわいそうに。ところで、文鳥ってご存じ? 飼ってみると気晴らしになるわ」
85転載禁止で :2017/09/11(月)23:52:14 ID:pfu()
 ある晩、唐突に遍く悔いて、彼女に何度も謝ってみたことがあった。私は過去にあった女性の全てを重ねて何度も謝った。
罵倒をしたこと、嘘をついたこと、逃げたこと、泣いたこと、全て謝った。彼女は何もいわず、またグロなんとかと言った。彼女が三度繰り返したとき、
目が覚めて、私の体に重々しい疲労がわだかまっていた、
恰度そのとき、私が愛した故に激しく嫌った女が、
昨日の晩に別の街へ引っ越したことを思い出した。
 私は女が言った花の名を調べていた。次に夢に現れるとき、その名が淀みなく言えるように。しかし、私がようやく名を見つけたとき、彼女は夢に現れなかった。
爾後彼女は私の前に現れることもなければ、夢に遊ぶことも、湖を見ることもなかった。
儚い、十五の頃の体験である。
 そこから十年と経ち、私はしがない三流の作家風情になっていた。文芸誌に短編を寄稿して口を糊する、貧相な作家である。
そんな私が、とある雑誌社からの取材を受ける運びになった。同じ女性と同じ景観を夢に見た話し、好きな女の虚像を微睡みに結んだ話しが、読者の受けのいい美談と相手は踏んだのである。
86転載禁止で :2017/09/11(月)23:53:48 ID:pfu()
 しかし私はその頃才能がほとほと朽ちて一文を練るにも多大な労力を要したから、彼らに答える所謂台本という奴をさっぱり書き上げることが出来ず、記者の来訪を「もう少し待って下さい」という言葉にて帰すことしか出来なかった。
すっかり困り果てた私は、編集の男と相談を重ね、かつての女性に会いに行き取材の労を分散させることを企てた。幸いにも、あの性悪なかつての片恋の相手は、快く取材を受け入れた。
 片思いの相手に会うと決まって臆病に弱った私を見かね、記者は取材の前に馴染みの酒屋へと連れだった。そこで上等の酒と焼き鳥を数本喰わされた私は酩酊し、気を良くした。彼女との再会にあっても、奔放に啖呵を切られると思った。
 しかし彼女の家へ向かう道中反芻し道路を汚してしまった。それを掃除するのに一時間も掛けて酔いが醒めてしまい、そればかりか普段よりいっそう小心で物憂い性格になってしまっていた。これが酒の悪いところである。彼女との再会に、
互いの過去の暴言やら何やらが露呈し、それについて色色の口論を重ねることが億劫であった。
 到着した私たちを、女は快く出迎えた。ワンルームの小さなマンションであったが、良くも私たち男二人を平気で自宅に上げられるものだと感心した。小綺麗に整頓された部屋は、正しくうわべを取り繕ったあの頃の女の姿そのものである。
 しかし、話してみるとその柔和な様子に一方ならず困惑した。もう少し意地の悪く、虚栄心の強い、残酷な女と記憶していたが、目の前に座っていたその女はどこから見ても単なる優しい女であった。黒く艶やかな髪から桜桃のような香りを漂わせていて、
ああ、私が夢見ているあの女だ、と思った。しかし、あの夢想は私が作り出した存在し得ない優しさであり、存在してはならぬ優しさであった。
 彼女がお茶を煎れに席を外して、私は少しばかり思惟に耽った。心に感じた強い思いは、青春に並々ならぬ劣等感を抱えた若者が大人になり、成長した怨敵の良心に触れて戸惑い心を病む、あの痛みと全く同一の代物であった。
私は自らの青春の虚しさを知った。私が果てしなく愛し、そうして憎んだ女も、数々の経験を通じて、母性を湛えた優しい女になってしまっている。私は一人、恨みを抱えて汚れていく……。
87転載禁止で :2017/09/11(月)23:54:26 ID:pfu()
 帰宅の際、彼女は私たちに小さな花束を寄越した。白い躑躅の花であった。帰路の半ば、記者と二人で他愛ない雑談を交わした。
「ずいぶん美人ですね。慥か、意地悪で冷血だと聞いていましたが、優しいじゃないですか」
「良いのだ。ああいう風に成長してしまったんだから仕方ない。私も綺麗さっぱり、恨みを流してしまうほかない」
「でも、恨みだけ流してもしょうがないでしょ」
「どういう意味だ」
「あなたは、夢にあの人と全く同じ女性を見て、仲良くなったんですよね」
「ああ」
「何ていうんだろう、幻が現実になったとき、その味気なさと無意味さに失望する、みたいな。それも一緒に流さねば」
 記者は己の言いたいことをうまく表せずに、首を捻っていた。弱り目とはいえ、小説家として私は詩に関する鋭感を以て、彼の言わんとすることを俊敏に捉えた。
「つまり、幻は希望であり、叶ってしまうと虚無だけが残る、ということかね。恨みのみならず、虚無も夢想も流してしまえと」
「ああ、なるほど。そういうところです」
 記者は屈託なく笑った。しかし、私は心の奥底でそれを否定した。夢想は現実に折り重なるが、しかしそれは夢想のままである。
私が夢に見た美しい景色も、恋の苦しさから生まれた優しい女の虚像も、皆まだ幻想のままである。現実の女とは違う夢である。
「綺麗な花ですね」
 記者はふいにそんなことを言った。彼の視線は私が手に持っていた、白い躑躅に落とされていた。夜半の朧な月夜に映えて、白い躑躅は冷たい光を零している。
記者が何という花ですか、と聞くと、私は歌うようにに答えた。
「Glorious azalea」
88転載禁止で :2017/09/11(月)23:55:55 ID:pfu()
以上です
多分15。当時が懐かしい。Wordのすごく古いバージョンで書いた覚えがあって、それを色々移しながら今に至る
今見てみると文章酷いし、太宰治に影響受け過ぎというかほとんどパクリだけど……
89転載禁止で :2017/09/11(月)23:58:05 ID:pfu()
>>83
見てわかると思うけど、物語の面白さを追求するような質じゃないんだよね
もちろんそういうのに熱心だった時代はあるけど、そういう方面での才能はなかったってこと
上の文から村上春樹とか野崎孝とか星新一とか、色々参考にして文体を改造し漸くスタートラインに立てた
90名無しさん@おーぷん :2017/09/11(月)23:58:38 ID:pfu()
あ、後SSはスキダヨ
ただ地の文書くほうが体にあってるから、セリフだけだとスカスカで心配になってくる。杞憂だけども
91名無しさん@おーぷん :2017/09/12(火)00:06:06 ID:fQo()
なんだか急に静かになってしまった……
トーシローの頃ってなんか恥ずかしいね
92名無しさん@おーぷん :2017/09/12(火)00:09:08 ID:kIh
なるほど
俺もお題だしていい?
93名無しさん@おーぷん :2017/09/12(火)00:09:26 ID:fQo()
十二時すぎてた
ではそろそろ明日に備えて寝ます!といっても明日特にすることはありません!

小説家を目指してる方々に一言
自分の実力を把握するためにも、できるだけ他人に見せる機会を多くしましょう!

>>92
いいですよ
94名無しさん@おーぷん :2017/09/12(火)00:10:45 ID:kIh
お題は「青春」で
95名無しさん@おーぷん :2017/09/12(火)00:16:47 ID:fQo()
 煙草が嫌いである。多くのものは青春が内包するあかるさと暗さのうち暗さばかりをやたらめったらに崇拝し、一部の者達は暗ければ暗いほどいいだろう、それは明るさである、などとしたり顔で言って反感を買うものだが、そうした人間たちの行為によって、
私は正常に大人という時間を享受できない肉体となったのである。
 煙草、酒の二つは不純であると同時に好奇心、憧憬の象徴ともいいうる、一種怪しげな魅力を有していた。例えば何者かの煙草――それを嗜むのが青少年ならばなおよろしい――が赤色灯のように明滅し、口元をあわい煙が行き来しているさまを見て、
なんだか心臓を諸手に鷲掴みにされるような、言い知れぬ脅迫感を感じる。
 今からあの煙草を吸わなければ、この往来に立派な一男性として悠然と歩くことはなく、今から酒を飲まねば、一男性として笑うことなどできやしない、私の肉体は若者らしい精悍さを見せながら永遠に虚無でありつづけるだろう、
そうした半ば瘋癲じみた観念を抱いた者同士、引きつった笑いをナイフの刃先のように見せ合いながら、互いに互いを脅しつつ牽制しつつ、青春の短いはなやかさを暗く過ごしていた。
96名無しさん@おーぷん :2017/09/12(火)00:17:13 ID:fQo()
>>94
広すぎて絞れないなあ青春
こういうのをぱっと駆けてオチまでつけられるなら、才能あり。間違いない
97名無しさん@おーぷん :2017/09/12(火)00:18:08 ID:4bW
>>91
読んでた 15でここまで書けるのか プロになる人は違うんだろうなぁ
98名無しさん@おーぷん :2017/09/12(火)00:21:16 ID:fQo()
>>97
ありがとう
傲慢だけど、こういうのが書けるんだぞっていう自信はぼんやりあって、それが運よく昇華された感じ
99名無しさん@おーぷん :2017/09/12(火)00:30:22 ID:OFZ
文章力や表現力向上のために筆写はやってましたか?
100名無しさん@おーぷん :2017/09/17(日)21:37:01 ID:3cD()
>>99
してたよ、一応
筆写より音読
101名無しさん@おーぷん :2017/09/17(日)21:39:04 ID:3cD()
音読っていうのは意外に重要で、例えば普段は読み流してしまうような何気ない一文にも、作家独自の技巧があれこれ巡らせている場合も多い
実際俺もたった一文のために散々書き直したりするわけで。でも馴れない人は文章を一文ごとに見てしまうから、その一文だけ見るとうまいなあ、でも全体としてみるとチグハグだ、なんてこともある
だから大事なのは文章全体の流れが澱みないよう、緩急に不自然さがないようにすること
それを鍛えるには、あるいはその感覚を養うには一息に音読してしまうのが一番

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