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キモオタ「ティンカーベル殿!おとぎ話の世界に行きますぞwww」十一冊目

1oBwZbn5S8kKC:2017/08/08(火)01:21:09 ID:3BK()
不思議の国のアリスの世界 ハートの女王の城 ルイス・キャロルの部屋

キモオタ(ルイス・キャロル殿の机から出てきたこの原稿…)

『鏡の国のアリス』

キモオタ「【鏡の国のアリス】ですと……?聞いた事の無いタイトルでござるが…」

キモオタ「よく見ればキッチリと署名もあるでござるし、この原稿はルイス殿が執筆したものと見て間違いないでござろう。それにタイトルから察するにこれは【不思議の国のアリス】の続編…」

キモオタ「しかし、妙ですな。【不思議の国のアリス】に続編などというモノがあるのならば、おとぎ話に詳しい司書殿がそれを知らないなどありえないですぞ」

キモオタ「そして知っているのならば、司書殿は我輩にその存在を伝えるはずでござる。それなのに、そうしなかったという事は……?」

ペラペラ…

キモオタ「ふむ…。書きかけの原稿なのではと思ったのですがな、どうやら最後までキチンと書かれているようでござる…」ペラペラ

ドロシー「キモオタさーん…あのあのっ、なにか手がかりになりそうなものは見つかりましたか…?」

†鮮血に染まりし深紅の鍵†『お前が手にしている紙束はまさか原稿か?となると…その紙片に物語を書きつづった者はおそらくこの部屋の主である――』

キモオタ「お察しの通り、これはルイス・キャロル殿が執筆したおとぎ話の原稿でござるよ。タイトルは【鏡の国のアリス】となっているでござるが…二人とも聞き覚えはありますかな?」

ドロシー「い、いいえ…。そんなおとぎ話があるなんて知らなかったです、それにアリスと仲間達もそんな事一言だって言ってなかったと思います…」

†鮮血に染まりし深紅の鍵†『あいにくだが俺も知らんな。魔力を纏いし鍵として長き時を渡ってきた俺だが、その様な童話は聞いた事がない』

キモオタ「で、ござるか…。むむむ…謎が謎を呼ぶでござるが、ここはひとまず司書殿に聞いてみるでござる。何か知っているかもしれませんからな」スッ
295oBwZbn5S8kKC :2018/01/05(金)03:20:21 ID:iRm
鬼神赤鬼「ったく…すぐにでも去るつもりだったんだがな、貴様等があまりに不甲斐ないせいで余計な長居を重ねちまったじゃねぇか」チッ

桃太郎「……その割にはかなり念入りに助言してくれたけど」ボソッ

鬼神赤鬼「あぁ…?」ゴゴゴゴゴ

桃太郎「ひっ…!なんにも言ってないですっ!」ビクッ

鬼神赤鬼「勘違いをするなよ、鬼殺しの。俺が貴様等に僅かな助言をしたのは断じて善意からくるもんじゃねぇ、断じてだ!」カッ

鬼神赤鬼「鬼という種族は他種族を圧倒する絶対的強者だ。強大な力を持っているという事は余裕があるという事、これはつまり余裕から来る気まぐれだ」フンッ

鬼神赤鬼「俺は貴様等人間共を認めたわけじゃあねぇんだ。そこは決して履き違えるなよ、くれぐれもあの青二才のように愚かしい共存など考える事が無いように――」

桃太郎「わ、わかったから!変な勘違いとかしないし履き違えもしない、そして鬼神がしてくれた助言はちゃんと戦いに生かす。それでいいんだろ?」

鬼神赤鬼「フンッ、良しとしてやる…」

桃太郎「でも礼ぐらい言わせてくれって、鬼神の助言はこの先の戦いできっと拙者を助けてくれるはずだ。かたじけない…!」

鬼神赤鬼「その礼の言葉で、鬼と人間の関係性が何か変わるとでも思っているのならば大きな間違いだぞ?」

桃太郎「なんでそうなるんだよ!そういうんじゃなくって、純粋な感謝だって!」

鬼神赤鬼「……まぁいいだろう、我々鬼は感謝の意を無下にするような無粋な種族じゃない。その言葉、裏が無いものとして受け取ってやる」フンッ
296oBwZbn5S8kKC :2018/01/05(金)03:25:17 ID:iRm
裸王「鬼神よ、私との約束も忘れてもらっては困るぞ?筋肉者同士、交わした約束は鉄よりも強固なのだからな!」マッスル

鬼神赤鬼「当然だ。鬼は一度交わした約束は違えねぇ、例え相手が人間だとしてもだ」

ライオン「あの、あのっ、鬼神さんもう行っちゃうならシンデレラさんやラプンツェルさんを呼んできた方が――」

鬼神赤鬼「余計な真似はするんじゃねぇ。硝子の靴の娘はいいとして……阿呆女の相手はもう二度と御免なんでな。さて……」

ドシッ

鬼神赤鬼「鬼殺しの、青二才が目覚めたら伝えておけ。不本意ながら俺は小娘への借りを返す以上の仕事をした…その分は貴様への貸しにしておくってな」

桃太郎「あ、あぁ…わかった。赤鬼が目覚めたら伝えておくし、ちゃんと治癒もしておくから安心してくれ」

鬼神赤鬼「フンッ……あとはせいぜい足掻いてみせろ人間共。生きて会う事があれば形ばかりの称賛程度はしてやる、気が向けばな」フンッ

スゥゥッ

ライオン「わわっ、鬼神さんの身体が赤色に変わっていく…!」

裸王「ふむ…。というよりは元の赤鬼の身体に戻ったというとこか。不思議な光景だが、今この身体の主導権を握っているのは赤鬼ということなのだろう」マッスル

桃太郎「とにかく今は赤鬼の治癒を最優先にしなきゃだ。赤ずきんはともかく、気を失ってる赤鬼を運ぶなんてできないから早いとこ目を覚ましてもらわないと…」スッ

パァァァァァ……

桃太郎(鬼神…。最後まであんな調子だったし恐ろしいことには変わりないけど、悪い鬼って訳じゃなかったな……)
297oBwZbn5S8kKC :2018/01/05(金)03:27:00 ID:iRm
パァァァァ……

桃太郎「よし、良い調子だ。赤鬼は身体が大きいから完治まではちょっと時間かかりそうだけど、これなら目を覚ますまでにそんなにかからないかも」

裸王「ふむ、何度見てもお主の治癒能力は素晴らしいものだなっ!それはアレかね?筋肉疲労を回復させることも可能なのだろうか?」マッスルクエスチョン

桃太郎「筋肉疲労…?いや、よくわかんないですけど……」

ライオン「……ね、ねぇ桃太郎さんに裸王さん。ぼ、僕ちょっと不思議に思ってる事があるんだけど…」

裸王「むっ、何かね?この裸王に打ち明けてみるといい」

ライオン「あ、あのね…。き、鬼神さんは人間の事を嫌ってるって言ってたのにどうしてあんな助言をしてくれたのかな…?」

桃太郎「…実は拙者もちょっと気になってた。本人は気まぐれだなんて言ってたけど、あれもきっと方便だと思うし」

裸王「おそらく…だが、私にはなんとなく理由がわかる気がするぞ」マッスル

桃太郎「えっ、本当ですか?」

裸王「うむ。とは言っても私の推測に過ぎない、真実かどうかはわかりかねるのだが…」マッチョ

ライオン「あ、あのっ…裸王様の考えを聞かせてもらっても、良いですか…?」

裸王「もちろんだ。まず前提としてだが……鬼神と言葉を交わすうちに、一つの可能性が思い浮かんだのだ」マッスル

裸王「彼は事あるごとに人間を恨んでいると口にし、その憎しみをあらわにした。しかし私が考えるに、鬼神は人間を恨むと同時に人間を信じる気持ちを僅かでも持っているのではないか?」
298oBwZbn5S8kKC :2018/01/05(金)03:32:59 ID:iRm
桃太郎「いやいやいや!それはないんじゃないですかね!?もし裸王殿のいう通りなら赤鬼はそんなに苦労してないっていうか…拙者を見る鬼神の目はもう狩る者の目でしたよ!狩る者の!」

裸王「ならば聞くが、鬼神が本当に純度百パーセントの憎悪を人間に向けているのならば……なぜ瀕死の赤ずきんを助けたのだ?」

ライオン「そ、それは赤ずきんちゃんが鬼神さんを助けたからその借りを返す為、だよね…?借りを返さなきゃ鬼としての誇りを失っちゃうからって……」

裸王「一見、道理は通って見えるが……人間の事を心底憎んでいる者が、例え誇りを守る為だとは言え人間を助けるかね?単なる悪鬼ならいざ知れず、彼は何十何百という鬼の憎しみの集合体なのだろう?」

桃太郎「……確かにそう言われると、ちょっと引っかかりますね」

裸王「鬼神が人間を恨んでいる、それこそ殺したい程に…というのは決して嘘偽りでは無いのだろう。だがその感情にはいくらか他の感情が入り込む余地がある」

ライオン「そ、それって…?」

裸王「鬼神を構成する想い…死んでいった鬼達が抱きながら死んでいった感情は憎悪だけでなく無念も含むと聞いた。その無念の中には人間を信じ続けたいという思いもいくらかはあったのだろう、赤鬼の様な人を想う鬼の心が」

裸王「だからこそ鬼神は我々に手を貸してくれたのではないか。そして感情を元に生まれただけに感情には敏感だ、故にあのような助言を残したのではないか…と私は考えるのだ」

二人「……」ウーム

裸王「はっはっは!同じ筋肉者として少しばかり私の希望も入っているがな?だが少なくとも彼は根っからの悪鬼ではない、そう思うのだっ!」マッスル

桃太郎「拙者には裸王殿の考えが真実なのかどうかはわからないけど……でもそうだと信じたい。めっちゃ怖かったけど、なんだかんだで助言してくれたわけだし」

ライオン「う、うん…。赤ずきんちゃんの事も助けてくれたしね…!ぼ、僕もそうだったらいいなって思うよぉ…!」

裸王「うむっ、推測にすぎないが可能性はあるだろうっ!赤鬼が目覚めたら早速伝えてみるとしよう、きっと喜ぶぞっ!」マッチョ

桃太郎「あっ、でもそうなると鬼神にも聞かれることになりますよ?こんなの聞いたら絶対に怒り狂って主導権奪ってでも拙者達ぶん殴りにきますって!やっぱ言うのやめません!?」

裸王「ハッハッハッ!ならば鬼神には聞かれぬよう、そっと伝えねばならんなっ!」マッスルメッセージ

(続く)
299名無しさん@おーぷん :2018/01/06(土)18:40:11 ID:ckj
マッスルメッセージ
300名無しさん@おーぷん :2018/01/08(月)19:35:14 ID:8zZ
マッスルクエスチョン
301名無しさん@おーぷん :2018/01/09(火)02:31:41 ID:5bU
乙!
たぶん裸王様の考えてるとおりだろう
無念の鬼達の中にも赤鬼のような鬼もいたに違いない
302名無しさん@おーぷん :2018/01/12(金)20:40:51 ID:IIc
裸王様の筋肉お喋り
303名無しさん@おーぷん :2018/01/16(火)14:53:57 ID:1KK
マッスルハテー?
304名無しさん@おーぷん :2018/01/16(火)22:16:42 ID:jWl
楽しみにしておりますぞ!

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