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おれ(カリスマ占い師)「さーて!今日も商売だぜ!!」

1名無しさん@おーぷん:2016/10/07(金)21:49:23 ID:qYn()
ざわざわ…

女「えっと……どうですか?おれさん」

おれ「……」

女「水晶玉には何が……やっぱり、良くないことが……」ジワァ

おれ「……はぁ!!」

バコォン!!


女「お、おれさん何を……!ち、血が……」

おれ「ふっ、君の悪い運命なら……たった今壊してやったぜ」ポタ、ポタ…

女「おれさん!」ぶわぁ

「おれさんステキー!!」

「俺も占ってくれー!」

おれ「おっと、順番順番。割り込みは禁止だよ!」ニカリ
2名無しさん@おーぷん :2016/10/07(金)21:50:07 ID:Sty
意味不明っす
3名無しさん@おーぷん :2016/10/07(金)21:53:10 ID:qYn()
おれ「さて今日も仕事だ。水晶玉は壊れたが俺の占いは日替わりなので困らないぜ!」

女子高生「あ、あの」

おれ「なんだいお嬢さん……待て、言わなくても分かる」

おれ「恋の悩みだな!」ニカリ

女子高生「は、はい……」

おれ「ふむ。では……」

おれ「今日は花占いをするぜッ!!」

4名無しさん@おーぷん :2016/10/07(金)21:58:05 ID:qYn()
おれ「おっ、ちょうどいいところに野に咲く花発見!いただきだぜ!」ムンズッ

女子高生「だ、だめっ!」

おれ「……」ピタッ

女子高生「あ……ごめんなさいあたしったら……」

おれ「フッ……思った通りだな」

女子高生「え……」

おれ「君に必要なのはスピリチュアルじゃない。自分にもっと自信を持つことだ」

女子高生「わ、私可愛くないし…どんくさいし…」

おれ「草花を愛すその綺麗な心…誰がなんと言おうと、君はいい女だよ」

女子高生「おれさん……」グスン
5名無しさん@おーぷん :2016/10/07(金)22:04:20 ID:qYn()
翌日――

女子高生「おれさん!」

おれ「おっ、女子高生か」

女子高生「おれさん、あのね…」

おれ「待ちねィ。その顔を見れば分かる。何せ、今日は人相占いだからな」

おれ「ふむ…成功したようだな!」

女子高生「えへへ…」

好青年「ど、どうも」

おれ「そっちのアンちゃんが彼氏かい。こいつは驚いた!とんだ好青年だぜ!」

女子高生・好青年「///」

おれ「せっかくだから占ってくかい?今ならアベック料金でまけとくぜ」

女子高生「……ううん、よしとく。大切なのは未来じゃなくって、今の自分に自信を持つことだっておれさんが教えてくれたから…」

好青年「女子高生…そうだね。僕もそう思う」

女子高生「好青年くんも?」

おれ「ハハッ!相性占いの必要はないみたいだな!」

女子高生・好青年「///」
6名無しさん@おーぷん :2016/10/07(金)22:05:29 ID:2a2
占えや
7名無しさん@おーぷん :2016/10/07(金)22:07:13 ID:J6h
人生相談師
8名無しさん@おーぷん :2016/10/07(金)22:09:52 ID:qYn()
おれ「さーて、Amazonで頼んだ水晶玉がくるまで風水でもするか」

チャラ男「あのぉ、おれさんですかぁー?」

おれ「いかにも。何か用かい」

チャラ男「占ってほしいというか相談なんですけど――」

おれ「ふむふむ…彼女が浮気をしているかもしれない?調査してほしいだって?」

チャラ男「そっすね。マジパないっス」

おれ「なるほどな。では、彼女の部屋の北側にこの壺を置くといい」

チャラ男「壺っスか?マジハンパねぇ」
9名無しさん@おーぷん :2016/10/07(金)22:18:19 ID:qYn()
その日の夜――

彼女《入ってきて…今日はあいついないから》

DQN《ウェーイ》

彼女《こないだはごめんね。急にチャラ男帰ってきちゃって》

DQN《続きしようぜ、二人っきりだしな…》

彼女《あんっ、ケンヂくんいきなりすぎぃ》

DQN《不完全燃焼なんだろ?そうなんだろ?そうなんだろ?》

チャラ男「パねぇッ!!」ドンッ!

チャラ男「彼女の奴、やっぱり浮気してやがった!」

おれ「落ち着け。音声は記録してあるから、あとで煮るなり焼くなり好きにするがいいさ」

チャラ男「……そっスね」
10名無しさん@おーぷん :2016/10/07(金)22:18:48 ID:Ij5
チャラ男かわいそう
11名無しさん@おーぷん :2016/10/07(金)22:20:29 ID:E29
わふぉ
12名無しさん@おーぷん :2016/10/07(金)22:23:01 ID:qYn()
>>9
その日の夜――

彼女《入ってきて…今日はあいついないから》

DQN《ウェーイ》

彼女《こないだはごめんね。急にチャラ男帰ってきちゃって》

DQN《続きしようぜ、二人っきりだしな…》

彼女《あんっ、ケンヂくんいきなりすぎぃ》

DQN《不完全燃焼なんだろ?そうなんだろ?そうなんだろ?》

彼女《DQNザーメンが五臓六腑に染み渡りましゅぅ!》

チャラ男「パねぇッ!!」ドンッ!

チャラ男「彼女の奴、やっぱり浮気してやがった!」

おれ「落ち着け。音声は記録してあるから、あとで煮るなり焼くなり好きにするがいいさ」

チャラ男「……そっスね」
13名無しさん@おーぷん :2016/10/07(金)22:23:38 ID:qYn()
チャラ男「にしてもマジハンパねぇ」

チャラ男「彼女の部屋に置いた壺と対になってるこの壺から、彼女の会話がきけるなんて」

チャラ男「どういう原理スか?」

おれ「なに、中におれさん特製の集音マイクが入ってるのさ」

チャラ男「シューオンマイク?」

おれ「要するに魔法の壺だってことだ」

チャラ男「パネェ」
14名無しさん@おーぷん :2016/10/07(金)22:24:39 ID:E29
期待
15犬◆WOLF/aDUvs :2016/10/07(金)22:25:07 ID:Ypp
わっふるわっふる
16名無しさん@おーぷん :2016/10/07(金)22:26:50 ID:qYn()
数日後――

チャラ男「おれさん、無事に金せしめて別れられたっス」

おれ「おう」

チャラ男「今夜寿司っス」

おれ「そいつぁよかったな」

チャラ男「うぃす」
17名無しさん@おーぷん :2016/10/07(金)22:31:24 ID:qYn()
おれ「料金についてたが、相談料と魔法の壺で六万だよ!初回サービスで相談料はまけとくから五万九千円でいいよ!」

チャラ男「は?」

おれ「?」

チャラ男「高過ぎ意味わかんねぇww」

おれ「おいおい、金ならあるんだろう?占い界隈ではこれが相場だよ!」
18名無しさん@おーぷん :2016/10/07(金)22:34:09 ID:qYn()
チャラ男「いやいやマジぼったくりスからマジwwというか俺占いとか実は信じてないんで占い屋に金払ったこともないっスww」

おれ「……あん?」

チャラ男「パネェーッパネェッパネェッパネェッパネェッパネェッ!www占いとか非科学的だろオカルトきめぇww」

おれ「……そうか。まぁ占い稼業やってりゃ冷やかしや踏み倒し……あんたみたいなのは珍しくはねぇがな」

チャラ男「そゆことっスwwじゃあ俺このあとダチと河原でBBQあるんでwwww」ウェーイ
19名無しさん@おーぷん :2016/10/07(金)22:36:31 ID:qYn()
おれ「ちょっと待ちねィ」ガシッ

チャラ男「ちょっ…は、なせよ……!」ギリギリ…

おれ「踏み倒しサービスだ。おれさんおみくじを引いていきな」

チャラ男「は……!?」

おれ「なんだ、おれさんおみくじが怖いのかい?信じてないなら大丈夫だろ」

チャラ男「意味わかんねぇし!!」バササー!

おれ「全部引くこたぁねぇだろ。しかも地べたに散らかしやがって……水難に火難に……お、これは……」

チャラ男「っみわかんねぇし!!俺帰るし!!」タッタッタ

おれ「気ィつけてな」
20名無しさん@おーぷん :2016/10/07(金)22:37:13 ID:E29
またお前か
21名無しさん@おーぷん :2016/10/07(金)22:38:58 ID:qYn()
チャラ男「水溜まり跳ねてびちょびちょだし……マジパネェ……」

チャラ男「まぁいいや。家に帰って録りためたアニメ観……」

チャラ男「……は?」

ゴォオオオオオ…!!

消防員「下がって!危ないから下がってください!」

「火事だー」

「スゲー全焼コースじゃん」

チャラ男「んだよ……これ……」

チャラ男「!――あずにゃん!!」

消防員「!?キミ!止まりなさい!」

消防員「危険なんだよ!見てわからないのか!?」

チャラ男「離せ!離せよォ!」
22名無しさん@おーぷん :2016/10/07(金)22:42:34 ID:qYn()
ゴオオオォォォオオオ…!

チャラ男「あち……あちちっ!クソッ……」タッタッタ

あずにゃん『』

チャラ男「あずにゃん…!少し溶けちまって…!あずにゃん!絶対離さないからな!」

チャラ男「胸ポケットに入れて……熱ちちち…!」
23名無しさん@おーぷん :2016/10/07(金)22:46:21 ID:qYn()
チャラ男「はぁ…っ…はぁ…っ…!」

チャラ男「ずぶ濡れなのが逆に功を奏したぜ…」

??「チャラ男」

ドスッ!

チャラ男「え?」

チャラ男「あ…う…彼女…?」

彼女「チャラ男が悪いんだよ…」

彼女「二股がケンヂくんにバレて結局一人になったし…」
24名無しさん@おーぷん :2016/10/07(金)22:50:33 ID:qYn()
彼女「一回くらい浮気許さなかったチャラ男が悪いんだからね。死んでッ!」

チャラ男「ふざ、けんな…」

彼女「一緒に死のうね!」

ガシィ!

おれ「――おっと、嬢ちゃん…やりすぎだぜ」

チャラ男「おれさん!?」

彼女「貴方は…かの有名なカリスマ占い師のおれさん!?」

25名無しさん@おーぷん :2016/10/07(金)22:53:35 ID:qYn()
彼女「どいておれさん!邪魔するなら刺すッ!」

おれ「やれやれ」

パシッ

チャラ男「と、とめた!?」

おれ「女ァ傷付ける趣味はねぇんだ…よっと」

女「うっ…あ、ナイフが…」

カランカラン…

おれ「ふむ、頭脳線があんまりよろしくないようだ」

彼女「か、勝手に手相みないで!!」
26名無しさん@おーぷん :2016/10/07(金)23:00:38 ID:qYn()
ウゥゥウウ…ウゥゥウウ…

警官「きびきび歩けィ!!」

彼女「うう…」

ウゥゥウウ…ウゥゥウウ…


チャラ男「おれさん…」

おれ「おう、女難の相が一番ひどく出てたからな。
だが…同時に、強く守護られてもいた。手を掴んだときに手相をみてな」

チャラ男「あずにゃん……」

あずにゃん『』

おれ「そいつが…胸ポケットに入ったあずにゃんがお前を死の運命という凶刃から救ったんだ…」
27名無しさん@おーぷん :2016/10/07(金)23:05:24 ID:qYn()
チャラ男「俺…!俺…!」

おれ「……まっとうに生きな。あずにゃんに救われた命を、大切にしてな」

チャラ男「……はい!おれさん、ありがとうございます。
ツボの代金は必ずお返ししますから!」

おれ「……あぁ。だがなぁ…今までが今までだったからなァ…信用できねぇな…」ニヤリ

チャラ男「……ごもっともです。質屋借りても返済したいんですが……見ての通り俺には何も」

おれ「だったら、担保代わりにお前のこの一番大切なこいつを……返済まで預からせてもらうぜ」

チャラ男「あ、あずにゃんを?」

おれ「一銭にゃならなくても、お前にとっちゃ値段のつけられないモノってのは分かるからな」

チャラ男「…おれさん」
28名無しさん@おーぷん :2016/10/07(金)23:09:22 ID:qYn()
数ヵ月後――

チャラ男「返済終了だ…おれさんから箱が届けられてきたな。あずにゃん、おかえり」

ベリベリ…

チャラ男「溶けて、ナイフで壊れても…俺にとっちゃ、あずにゃんはただ一人だ…」

パカッ

チャラ男「!!……こ、これは」
29名無しさん@おーぷん :2016/10/07(金)23:11:03 ID:qYn()
あずにゃん『』ピカピカ

チャラ男「新品…?いや、違う!俺には分かる…!」

チャラ男「おれさん…!!」ポロポロ


おれ「すでに代金以上のモンは受け取ったからな。互いに犠牲を厭わない、愛のカタチ…いいもん見せてもらった礼だぜ」フッ
30名無しさん@おーぷん :2016/10/07(金)23:18:22 ID:qYn()
御曹司「なんだい?実際来てみると、小汚ない商店街だな」

執事「御曹司様……」

御曹司「地元住民には愛されてるというが……この街の景観を損ねているよ。君もそう思わないかい?」ニヤリ

御曹司「ほら、物乞いみたいなのもいるし…そこの君」

おれ「なんだい、兄ちゃん」
31名無しさん@おーぷん :2016/10/07(金)23:24:30 ID:qYn()
御曹司「商店街の振興組合はどこかな」

おれ「あぁん?商店街に何の用だい?身なりから察するに金持ちと拝見したが……」

御曹司「いやなに、この通りを潰してうちの系列のショッピングモールを建てようと思ってね」

おれ「……あぁ、アンタ最近ここらで噂になってる御曹司さんかい」
32名無しさん@おーぷん :2016/10/07(金)23:29:06 ID:qYn()
おれ「ここは祭や伝統行事も受け継ぐ、地域の顔だ」

御曹司「その顔に君は居座って何してるんだい」

おれ「見りゃぁ分かんだろが。占いだよ」

御曹司「占い?」
33名無しさん@おーぷん :2016/10/07(金)23:31:56 ID:qYn()
おれ「まぁ、とにかく出ていきねィ。アンタにこの街の心は壊せねぇぜ」

御曹司「ハハハ、大きく出たね。僕がその気になれば、小市民の意向とか関係なしに…」

おれ「……」

御曹司「うん…だが、それじゃ面白くない。ゲームをしようじゃないか、おれさん。
商店街を賭けたゲームだ」

おれ「ゲームだぁ?」
34忍法帖【Lv=13,まじょ,AwD】 :2016/10/07(金)23:32:38 ID:cvc
なんかワロタ
35名無しさん@おーぷん :2016/10/07(金)23:39:02 ID:qYn()
御曹司「あぁ。これから君にうちの館で探し物をしてもらう」

おれ「…なるほどね」

御曹司「そういう依頼もやっているんだろう?探す品は……」

御曹司「……寝たきりで口も聞けなくなった…父の遺言書だ。あるかどうかも曖昧だが…」

おれ「……」

御曹司「父はもう余命幾許もない。遺言書に何か望みが書いてあれば……
ま、とにかく探してくれ。期待はしてないけどね」

36名無しさん@おーぷん :2016/10/07(金)23:42:13 ID:qYn()
執事「お送り致しますので」

おれ「わりぃな」

ざわざわ…!

おれ「ムム…ッ!」

女「おれさん!頑張ってください!」

女子高生「商店街を守って!」

好青年「おれさん…!応援してます!」

チャラ男「おれさん!!貴方ならなんだって解決できる!」

「「「おれさん、ファイトー!!」」」

おれ「お前ら…!」

執事「…慕われてるようで」

おれ「ふっ…負けらんねぇな」
37名無しさん@おーぷん :2016/10/07(金)23:51:06 ID:qYn()
豪邸――

おれ「さて、こないだまた水晶叩き割っちまったしな…まぁ、探しモンなら…」

おれ「これだ」ダウジング!

おれ「いくぜ…!!」

執事「ダウジングですか」

御曹司「ふん、非科学的な」
38名無しさん@おーぷん :2016/10/07(金)23:57:25 ID:qYn()
おれ「…!こっちか」

おれ「近付いてきてる…!」

グググググ…!

おれ「ウオォォオ…!!凄い反応だぜ…!もってかれちまいそうだ…!」

ピキピキ…!

おれ「ダ、ダウジングロッドが!クソッ、頼む。あと少しもってくれ…!」

執事「折れかけ…!」
39名無しさん@おーぷん :2016/10/08(土)00:01:44 ID:Agy()
おれ「(この前、銀行強盗と一戦交えたときに使ったからな…!ガタがきたか…!)」

バキン!

御曹司「……」

おれ「…ちきしょう!」

御曹司「終わりのようだね…」

おれ「……」

おれ「!」バキッ!

御曹司「!?」

執事「じ、自分の顔を!!」

御曹司「血迷ったか!おれさん!」
40名無しさん@おーぷん :2016/10/08(土)00:05:26 ID:Agy()
おれ「わりぃな…床ァ…汚しちまった…」ポタ…ポタ…

執事「お、おれさん…手当てを…」

おれ「そして、いまからもっと汚しちまう!!」バキッ!ゴッ!

おれ「ぐあ…足りねぇか…なら!バルコニー借りるぜ…!」

ガチャ…!
41名無しさん@おーぷん :2016/10/08(土)00:08:04 ID:Agy()
おれ「おれさん御神籤…発動」ジャラジャラ…!

おれ「(…これだ!!)」

おれ「――きたぜ…!七難の同時引き!」

ゴロゴロゴロ…!!!!

御曹司「きゅ、急に雷が…!」

おれ「 火難、水難、羅刹難、刀杖難、鬼難、枷鎖難、怨賊難……今ここに全ての…世界中の厄と不幸、俺が背負ったッ!」

ゴロゴロゴロ…ピシャッ!!!!!!

おれ「さぁ…神様!来やがれッ!」

バチチチチチチチチィイイイイ!! !!
42名無しさん@おーぷん :2016/10/08(土)00:12:53 ID:Agy()
「せ、先生!妻は…妻は無事なんですか!?」

「えぇ、母子ともに健康…まさしく奇跡です」


「飛行機が揺れてるぞ!!」

「み、皆さん落ち着いて……あれ?」

「飛行機の揺れが止まったぞ!!」

「奇跡だ……!」
43名無しさん@おーぷん :2016/10/08(土)00:26:40 ID:Agy()
実況《対するはチャレンジャー…男選手!リーチ6センチ!雪辱を晴らせるか!全短小の期待を一身に背負い、いま入場です!》

入場テーマ《One more time, One more chance》~♪

男「…」サッ

「男ー!俺はお前を応援してるぞー!」

「短小に夢を与えてくれー!」

「オッズ99倍だ!賭けたから勝ってくれよ!」

実況《挑戦者にもかかわらず結構な声援です!奇跡を起こし、その花道を笑って帰れるのか!》

男「(いけるさ…!なんか不思議と力が漲ってくるんだ…!)」
44名無しさん@おーぷん :2016/10/08(土)00:30:42 ID:Agy()
幼女「」

女「あぁ…幼女…」

男「幼女!目を覚ませ!」

幼女「」

大統領「そんな…!」

おっさん1「まさか……」

幼女「……う」

男「!…幼女!!」

幼女「お母さん…男…もう…あたしが死ぬわけないじゃん…約束したもん…3人で帰るって…!」

女「っ!」ポロポロ
45名無しさん@おーぷん :2016/10/08(土)00:33:19 ID:Agy()
ざわざわ…ざわざわ…!

「こちら事件のあった現場です!」

「うう、怖かったよぉ」「死ぬかと思ったぁ」「な、なんで列車が急に止まったんだろ?」

「奇跡、としか言い様がありません!乗客は全員無事!一体なぜ列車は暴走状態から急に止まったのか…!」


「なぁ…」

「はい?」

「だいぶ長いこと敵国と紛争してるけどさ…もうやめよっか。なんとなく」
46名無しさん@おーぷん :2016/10/08(土)00:34:29 ID:Agy()
おれ「」プスプス…

御曹司「彼は何を……」

執事「雷に打たれるとは……」

おれ「」ムクリッ

御曹司「お、起き上がった!?」

おれ「」スタスタスタ…

執事「意識がないまま歩いていく…一体どこへ!」
47名無しさん@おーぷん :2016/10/08(土)00:36:16 ID:Agy()
書斎――

御曹司「ここは…父さんの書斎…?」

おれ「」 ガチャ

執事「引き出しを開け…な!?」

おれ「」ペラッ

御曹司「引き出しの裏側に封筒が!まさかそれが…!
信じられない…眠ったままの状態で探し当てるだなんて…」

執事「いえ、恐らく脳が覚醒してないからこそ…おれさんは夢占いを使ったのでは…!」

御曹司「夢占い…だから自ら意識を絶ったのか…!」
48名無しさん@おーぷん :2016/10/08(土)00:42:21 ID:Agy()
おれ「」

執事「おれさん…ありがとうございました。すぐに病院へ…!」

御曹司「おれさん…なんて言えばいいか…」

おれ「『息子へ』」

御曹司「!」

執事「こ、この声は…!」
49名無しさん@おーぷん :2016/10/08(土)00:43:39 ID:Agy()
おれ「『お前がこの遺言書を見付けたとき、父さんはもうこの世にはいないだろう。
……なんてな、おれさんが身体を貸してくれたお陰で、文字ではなく…最期の最期の今際の際にこうしてお前と話せるわけだが…』」

御曹司「父、さん……」

おれ「『覚えているか?宝石探しゲーム。
お前が拾ってきた綺麗な石を宝石に見立てて…館に隠して探し合うんだ。
私が引き出しの裏側にテープで止めて隠したとき、お前は泣いて卑怯だと私に怒ったよな。
ハハハ、あれは確かに大人げなかったかな』」

御曹司「うん…うん…覚えてる!覚えてるよ!」ポロポロ

執事「社長……」ポロポロ
50名無しさん@おーぷん :2016/10/08(土)00:47:21 ID:Agy()
おれ「『それから…祭にも行ったよな。あんまり小さいときだから、覚えてないか?』」

御曹司「祭…?」

――パパー、輪投げやるー!

――ハハハ、いいぞー父さんと勝負だ!

御曹司「あぁ…!行ったね、商店街のお祭り…今の今まで忘れてた」
51名無しさん@おーぷん :2016/10/08(土)00:49:32 ID:Agy()
おれ「『……すまんな。昔から仕事仕事で、お前との時間が少なかった』」

御曹司「いいって。…今度は、僕の番だ。父さんの会社をもっと立派にしたいんだ」

おれ「『そうか…!だが、仕事だけじゃなく、いい相手も見付けるんだぞ』」

御曹司「ハハハ、分かったよ。そして……宝石探しゲームして、祭にも行く」

おれ「『……それを聞いて安心したよ。孫には手加減しろよ』」

御曹司「どうかな」フフ

おれ「『ふふ…こうやって負けず嫌いは遺伝していくのか。
おお、もう時間がない。……御曹司、名残惜しいが……しばらくお別れだ』」

御曹司「父さん……」

おれ「『愛してるぞ…我が息子よ』」

おれ「」バタリ

―――――――――――――

――――――――

――――
52名無しさん@おーぷん :2016/10/08(土)00:51:54 ID:Agy()
御曹司「おれさん」

おれ「おう、アンタかい。あれからバタバタ忙しかったろ」

御曹司「ハハハ、今もね」

おれ「あんま根詰めんじゃねえぞ」

御曹司「分かってるよ。おれさん……」

おれ「なんでィ?」
53名無しさん@おーぷん :2016/10/08(土)00:53:39 ID:Agy()
御曹司「父さんはあれからすぐ、亡くなったよ。……安からな死に顔だった。
ありがとう、おれさんのお陰だ」

おれ「ハッ、俺は依頼通り遺言書を見付けただけだ。
あとは文字通り寝てただけさ」

おれ「親父さんを笑顔で逝かせたのは、俺の占いの力なんかじゃねえぜ」

御曹司「おれさん…」
54名無しさん@おーぷん :2016/10/08(土)00:58:03 ID:Agy()
おれ「占いはな、あんまり大したことは出来ねぇ。
確かに人を前向きにさせたり、後押ししたり、ときに大きな結果を生むこともある」

おれ「だが、占えるのは運命の流れで一番でかいのはどれかってことだけだ。
無数にある運命の支流を選択することも出来る……
結局、占いの結果をどう受け止めて、どう選択して世界を変えていくかはいつだってテメェ次第だぜ…!!」

御曹司「!!……おれさん、本当は今日、占ってもらう予定だったけど」

おれ「おう、今のアンタに俺の手助けは必要ねぇな」ニカッ
55名無しさん@おーぷん :2016/10/08(土)01:02:05 ID:Agy()
御曹司「…あぁ!」

御曹司「けど、もしいつか僕が迷ったり何か困ったりすることがあったら、また頼ってもいいかな?」

おれ「いつでもいいぜ」フッ

おれ「ま、その時近くにいたらな」

御曹司「え――」
56名無しさん@おーぷん :2016/10/08(土)01:07:08 ID:Agy()
>>45
ざわざわ…ざわざわ…!

「こちら事件のあった現場です!」

「うう、怖かったよぉ」「死ぬかと思ったぁ」「な、なんで列車が急に止まったんだろ?」

「奇跡、としか言い様がありません!乗客は全員無事!一体なぜ列車は暴走状態から急に止まったのか…!」


ざわざわ…

リポーター「この火災の死傷者は奇跡的に0で…」

リポーター「火は最小限に押し止められ、校舎内には何故か大量のペットボトルが…」


「なぁ…」

「はい?」

「だいぶ長いこと敵国と紛争してるけどさ…もうやめよっか。なんとなく」
57名無しさん@おーぷん :2016/10/08(土)01:07:42 ID:Agy()
おれ「さぁて、そろそろ行くか。ここは居心地がいいから長居しすぎたな…ムムッ!」

ざわざわざわざわ…

女「おれさん!なんで黙って行っちゃうんですか!」

好青年「おれさん……!!」

女子高生「またいつかこの街に帰ってきてください!!」

チャラ男「おれ、さん……!!おれさんの伝説!語り継ぎますからー!」

御曹司「まさか本当に旅立つとは…おれさん!まだまだ頼りないけど、名士となってこの街は守っていきますから!」

「おれさーん!」「ふええ…がんばえー」「おれさ行かないでー!」「おれさん素敵ー!」

おれ「お前ら…!」
58ゆうくん◆YUtOJNPD6I :2016/10/08(土)01:09:54 ID:Agy()
おれ「フッ……流れ者に見送りはいらないってのに……だが」

おれ「この街に危難が迫ったとき……また俺が助けにきてやるぜ!」

夕陽をバックに、外套を翻すおれさん。
その旅先は、何処か知れない。
ただ、一つ分かることは――

おれ「……この方向が悪い気運に満ちてるな。
……よし、せっかくだから俺はこの先の道を選ぶぜ…!」

――今日もまた、どこか空の下で

おれ「おう、占ってくかい?」

59ゆうくん◆YUtOJNPD6I :2016/10/08(土)01:10:41 ID:Agy()
―FIN―
60名無しさん@おーぷん :2016/10/08(土)01:14:22 ID:Agy()
関連
http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1460813404/
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61名無しさん@おーぷん :2016/10/08(土)01:15:08 ID:Agy()
見てくれてありがとう!したらな!またどこかで!
62名無しさん@おーぷん :2016/10/08(土)03:32:24 ID:A0f
最近ゆうくんはゆうくんってわかるようになってきた

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おれ(カリスマ占い師)「さーて!今日も商売だぜ!!」
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