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中年男「ここは大都会OKAYAMA・・・眠らない街」

12k6TuTzd7s:2016/06/14(火)21:34:36 ID:BQd()
―さびれた中華料理屋―

ビジネスマンや学生たちが帰路に着くような時刻
テレビのニュースを観ながら中年男は呟いた

中年男「各国の首脳が会議のためOKAYAMAに集結か・・・」






中年男「冷め切った街が・・・少しは温度を取り戻すかもな」
22k6TuTzd7s :2016/06/14(火)21:35:34 ID:BQd()
TV『警察はテロへの警戒を強めていますが、住民からは会議のテロ対策に警備が集中する事によって起こる二次的な警備の人員不足に対して不安視する声がでています』
中年男「ふっ・・・物騒な世の中だ・・・・・・大将、ごうちそうさん!」

大将「はいよーまいどあり」




中年男「さて、何か仕事が転がってるかもしれねぇな」カミノケハラリ
32k6TuTzd7s :2016/06/14(火)21:36:19 ID:BQd()
俺の名前は中年男、どこにでもいる何の取り柄もないナイスミドルだ
外見は福山雅治だが体格は酒井敏也、ついでに顔面も酒井敏也にすれば99.9%俺だと言っていいだろう
色々とこれまで紆余曲折してきたんだが・・・

今はこの大都会OKAYAMAで便利屋みたいなことをして小銭を稼いでいる
42k6TuTzd7s :2016/06/14(火)21:37:17 ID:BQd()
―田町ブロック―

日本国内に数える程しかない政令指定都市、その筆頭である大都会OKAYAMAの闇の部分が集まるブロック・・・それが田町ブロック

中年男「よう・・・何か仕事はねぇかよ情報屋」
情報屋「中年男か・・・例の首脳会議のおかげで濡れ手に粟なんだが、お前さんにまわせるような仕事は・・・うーん」
中年男「おいおい、デスクワーカーの腕力とアームレスラーの知力を持つこの俺が仕事を選り好みすると思うか?」
情報屋「なかなか正確な自己分析だ・・・こいつはどうだ?柳川筋の裏手にあるバーからの依頼だ」

中年男「これは・・・街案内できる方募集しますだとぉ?」
情報屋「安全だし報酬も悪くない、お前さんには持って来いだと思うが?」
中年男「まぁこんなもんでも金になるならいいだろう・・・」
情報屋「詳しいことはあのバーのバーテンに聞いてくれ、頼んだぞ」
中年男「あぁ、ありがとよ!今度は何か情報を持ってくる」
情報屋「そう願う、無理はするなよ」


中年男は情報屋の言葉を背中で聞きながらバーの方向へ足を進めた
52k6TuTzd7s :2016/06/14(火)21:38:40 ID:BQd()
カランカラン

バーテン「いらっしゃい・・・これは珍しい、中年男か」
中年男「久しぶりだな、客がいねぇのによくここは潰れないな」
バーテン「酒を出すだけがうちの商売じゃないんでね・・・・・・」
中年男「違ぇねえ、ブッカーズをストレートで頼む」
バーテン「チェイサーはいるかい?」
中年男「一応貰っとこう・・・それと・・・
バーテン「?」


中年男「情報屋から聞いた・・・街案内の件やらせてもらいてえんだが・・・」
バーテン「なるほど、あんたなら適任だな」

バーテン「ちょっと待ってな」

そう言ってバーテンはバックヤードに入り誰かに電話をし始めた
62k6TuTzd7s :2016/06/14(火)21:39:35 ID:BQd()
誰かとの電話が終わり、バーテンがカウンターへ戻ってくる

バーテン「あと10分ほどで依頼人が来る」
中年男「お前さんが依頼人じゃないのか?」
バーテン「俺はただの仲介、街案内を希望する人が依頼人だ」
中年男「なるほど・・・酒を出すだけがここの商売じゃないって話だったな」
バーテン「そういうことだ」
中年男「しかし街案内ね・・・首脳会議が開催される街を観光するわけなのかね?」
バーテン「さぁな・・・どういう理由かはわからない、ただ国外から来たみたいだったがな」
中年男(俺、日本語しかはなせないんだがどうしよう・・・)カミノケハラリ
72k6TuTzd7s :2016/06/14(火)21:40:58 ID:BQd()
カランカラン

中年男(女一人・・・客か?こいつが・・・いや、まさかな・・・)
バーテン「いらっしゃいませ、お待ちしておりました」
客「よろしくお願いします、そちらの方が?」
中年男「!?」
バーテン「はい、お探しの案内人でございます」
中年男「あんたが街案内を募集していた人か?俺は中年男よろしくな」カミノケハラリ
客(以下、女)「女と申します、この度は依頼を引き受けていただきましてありがとうございます」
中年男「街案内か・・・理由は聞かないがどういった案内が必要なんだ?」

女「取材です」

中年男「取材?テレビか何かの?」
女「フリーライターなんです、首脳会議が開催される街を紹介する記事を書くためにこの街の名所などを案内していただきたいのです」
中年男「なるほど・・・いいだろう、さっそく明日からで良いか?」
女「はい、よろしくおねがいします」ニコリ
82k6TuTzd7s :2016/06/14(火)21:42:21 ID:BQd()
女「ところで・・・」
中年男「?」
女「先ほど『理由は聞かない』と言われましたが何故聞かないんですか?」
中年男「ああ・・・そのことか・・・」


中年男「ここいらで仕事を頼む奴には様々な理由がある、怨恨やマフィア絡み犯罪なぞ何でもありだ」

中年男「だからよ・・・世の中知ってしまうと都合が悪いことが多々あるってことだ」カミノケハラリ


女「へえ・・・何だかハードボイルドな感じですねぇ」メモメモ
バーテン(取材って言ったけどな)


中年男「それじゃ明日の朝9:00に駅東口を出てちょっと行ったとこにある桃太郎プラザで待ち合わせしよう」
女「分かりました、それでは明日の朝に」

女はバーの出口に向かいこちらを振り返る

女「おやすみなさい」ペコリ
ドア「バタン」
92k6TuTzd7s :2016/06/14(火)21:43:14 ID:BQd()
中年男「ふぅ・・・」カミノケハラリハラリ
バーテン「明日からよろしく頼むぞ」
中年男「あんな若い女だとは聞いてなかったぞ」ギロリ
バーテン「男だとも言っていないがな」
中年男「まったく・・・」ブツブツ
バーテン「おやおやすまない、今度からは脂ぎった親父だけ紹介することにしよう」
中年男「そういう意味じゃない!」
バーテン「ははは、しかしなかなかの美人だったろ?」
中年男「・・・・・・中東系だなあれは、確かに正規の案内人に頼んだところで記事になるような情報は得られんだろうな」
バーテン「美人で日本語も達者、羨ましい限りだ!しっかり楽しんで来い」
中年男「はぁ・・・・・・しかしバーテン、お前の知り合いというわけではないんだろう?」
バーテン「先週ふらっと店にやって来て話を聴くと街に詳しい人間を探してるって言うんでね、情報屋に流したのさ」
中年男「若い女が一人で田町ブロックにね・・・世も末だ」タメイキー
102k6TuTzd7s :2016/06/14(火)21:43:55 ID:BQd()
バーテン「あの女が良い記事書けるかどうかはお前さんにかかってる、せっかく遠くからOKAYAMAに来てくれたんだしっかり頼むぞ」
中年男「はいよ、じゃあチェック頼む」
バーテン「ほい」スッ
中年男「また来るぜ」チャリン

ドア「バタン」

カランカラン


バーテン「しかし首脳会議か・・・何も起こらなければ良いが・・・」
112k6TuTzd7s :2016/06/14(火)21:45:18 ID:BQd()
―次の日・・・桃太郎プラザ前―

中年男「しかし警察だけじゃなく軍部も警備にあたってるのか、おっかないねえ」

女「中年男さんおはようございます」
中年男「おう、時間通りだな」
女「もちろん!しかし流石は大都会OKAYAMA・・・本当にたくさんの人であふれかえっていますね」

女「それと・・・」

女「この人員配備の仕方は軍と警察の両方が警備をしているというわけではありませんね」
中年男「?」
女「警備はあくまで警察、連絡を受けた軍部が即座に鎮圧できるよう配備されていますね」
中年男「ほう、役割分担ってやつか」
女「適材適所ですね、これなら命令系統が2つあっても混乱しませんし」
中年男「・・・ふーん」カミノケハラリ

女「!!」

女「すっ・・・すみません!!変なこと言って」アセアセ

中年男「いや、なかなか詳しいんだな」

女「」ウツムキ

中年男「じゃあ行くか」
女「!!?」
122k6TuTzd7s :2016/06/14(火)21:46:16 ID:BQd()
中年男「」テクテクハラリ

女「」テクテク


女「・・・・・・」


女「昨晩もでしたけど・・・」
中年男「?」
女「私がどこから来たのか聞かないんですね」
中年男「別に聞いても良い事があるわけでも無いし・・・聞かなくて困ることがあるわけでもないしな」
女「」クスッ

女「・・・・・・」

女「・・・無いんです・・・」

中年男「?」

女「・・・私が生まれた国」

女「だから・・・でも無いですけど、いろんな所へ行って沢山記事を書いて、世界にはこんな場所があるんだぞってみんなに知ってもらいたいんです!」

中年男「そうかい・・・いいじゃねえか・・・」
132k6TuTzd7s :2016/06/14(火)21:47:15 ID:BQd()
―駅周辺―

中年男「ここが首脳会議が行われる建物だ」
女「大きなホテルですねぇ、しかもどう見ても従業員より警備員の方が多いですね」
中年男「流石にピリピリしているな、22階の会議室を見せてもらうことは出来なさそうだ」
女「」ショボン

女「!?」

女「中年男さん!あっちの建物で首脳会議記念世界の財宝展やってますよ!」
中年男「ほう、少し見ていくか・・・」
女「はい!」
142k6TuTzd7s :2016/06/14(火)21:48:15 ID:BQd()
―財宝展―

中年男「会議に参加する国の品を展示しているようだな」
女「すごいですね・・・うわっ!あれとかピカピカ」カメラパシャー
中年男「あんま俺の近くでピカピカとか言うなよ」カミノケハラリ
女「?」

女「お?絨毯だ!」
中年男「ほう、見事なもんだな・・・」
学芸員「これはペルシア連邦の国宝タカソウナ絨毯です」
中年男「国宝・・・たいそうな値段がつきそうだな」
学芸員「価値などとてもつけられませんが・・・市場に出れば数十億円にはなるかと」
女「中年男さん!あっちも凄いですよ!」
中年男「おいおい押すな引っ張るな!」
学芸員「・・・・・・」
152k6TuTzd7s :2016/06/14(火)21:49:22 ID:BQd()
女「いやー色々ありましたねー」
中年男「そうだな・・・そろそろ次の場所へ行こう」
女「はい!」

中年男「?」
中年男(そういえばこの場所・・・多少離れてはいるが・・・)
中年男「首脳会議の会議室とほぼ同じ高さなのか・・・」

女「え?本当だー!望遠レンズかズームで見えるかなぁ?」カチャカチャ
中年男(あの警備の数、おそらくテロなんかを意識しての事だろう・・・警備がここを見落としているとは考えにくいが・・・)
女「うわー見える見える!凄いなー!!」カメラカシャー
中年男「腕のいいスナイパーなら要人を狙撃できるかもなあ」
女「ん?無理ですよ?」キョトン
中年男「へ?」
162k6TuTzd7s :2016/06/14(火)21:50:31 ID:BQd()
女「距離にして2km以上、風有り、強化防弾ガラス、警備ドローン有り、ときたらシモ・ヘイヘでも不可能です」
中年男「!」
女「コンピュータ制御された対戦車以上のアンチマテリアルが必須ですが、それはもはや武器や武装ではなく兵器です」
女「一流は2kmくらいならバレットで狙撃するとか素人は言いますが撃った後にあれめっちゃ煙でますからね、居場所バレるんで暗殺には向かないです」
中年男「詳しいんだな・・・」


女「・・・・・・」

女「・・・子供のころはずっと内戦だったんです・・・だから生きるためには必須でした」

女「暴力から逃げる知識と・・・・・・・・・使う知識が!!」

中年男(中東系だとは分かっていたが・・・軍の動きにも詳しいわけか・・・)
172k6TuTzd7s :2016/06/14(火)21:52:02 ID:BQd()
女「でも・・・今は平和な時代でここは平和なOKAYAMA」
中年男「うん」
女「だから今はこれです」カメラパシャー
中年男「うわっ!!」マブシッ
女「あははは!!面白い顔してましたよ!」
中年男「まったく・・・撮影料を請求するぞ!」
女「クスクス・・・次も素敵なところに連れて行ってくれるんなら考えますよ?」ニコリ
中年男「まかしとけ!着いて来い!」
女「はい!」

女「あれ?」クビカシゲ
182k6TuTzd7s :2016/06/14(火)21:53:07 ID:BQd()
―OKAYAMA城―

女「」クチアングリ
中年男「ここがOKAYAMA城、今から500年前に建てられた城だ」
女「」クチアングリ
中年男「写真・・・撮らないのか?」
女「さ・・・・・・」
中年男「さ?」

女「さ・・・侍はいるの?」

女「・・・忍者はまだこの国にいるの!?」キラキラ

中年男「いない、どっちも」カミノケハラリ
女「(´・ω・`)」
19名無しさん@おーぷん :2016/06/14(火)21:53:21 ID:XUR
駅から出て左側の薄汚い町とマックとかある薄汚い町は覚えてる
関東から九州に青春18切符で帰ろうとしたら岡山で一泊が増えるんだよな
202k6TuTzd7s :2016/06/14(火)21:54:10 ID:BQd()
ちなみにワイは岡山行ったこと無いで
21名無しさん@おーぷん :2016/06/14(火)21:54:45 ID:XUR
マジかやるじゃん
222k6TuTzd7s :2016/06/14(火)21:55:10 ID:BQd()
―OKAYAMA後楽園―

女「ここは日本の伝統的な庭園ですか?」
中年男「そうだ、日本3大うんたらかんたらでetc...」
女「はしょりましたね」
中年男「こう見えて学は無いんでな」カミノケハラリ
女(見たまんまですね)
中年男(髪も無いとか思ってんだろうな)


そして・・・中年男は数日間にわたり大都会OKAYAMAを案内し
女も通行人へのインタビューや図書館で資料収集するなど熱心に取材を続けた

もう国際首脳会議は2日後に迫っていた
23M1A2 SEPV3◆CJKEHtElps :2016/06/14(火)21:55:48 ID:3sQ
OKAYAMA
24名無しさん@おーぷん :2016/06/14(火)21:56:48 ID:Yt8
>>20
えぇ…
252k6TuTzd7s :2016/06/14(火)21:56:59 ID:BQd()
―BAR―

カランカラン

中年男「邪魔するぜ」
バーテン「いらっしゃい、街案内はどうだ?」
中年男「もう行くところは無いな、女も取材内容をまとめる段階に入っているらしい」
バーテン「へぇ・・・で?上手いことやっているのかい?」
中年男(年中発情期かよ)
バーテン「ん?」
中年男「あいつは案内される、俺は案内するそれだけだよ」カミノケファサー
バーテン「つまんねえな・・・EDかよ」
中年男「バカヤロウ!髪の毛薄いやつは男性ホルモンが豊富なんだよ!!」
バーテン「はいはい、意気地なしね」


カランカラン

バーテン「おや、いらっしゃい」



???「ん?めずらしい奴がいるな?」
中年男「?」
262k6TuTzd7s :2016/06/14(火)21:58:05 ID:BQd()
???「久しぶりだな中年男」
中年男「三等陸佐殿か、会議の警備で忙しいだろうこの時期に飲み歩いてていいのか?」
三佐「何も問題ない、テロが起きても制圧すればいいだけだ」
中年男「なるほど・・・」
三佐「しかし外国人が多いな、メディア関係や観光に商売だろうが会議当日は静かにしていて欲しいものだ」
バーテン「こっちはありがたい限りですよ」
中年男「なぁ・・・三佐」
三佐「どうした?」
中年男「この大都会OKAYAMAでテロなんて・・・起きるのか?」
三佐「・・・・・・」


三佐「」サケグビッ


三佐「まず起きないな
272k6TuTzd7s :2016/06/14(火)21:59:05 ID:BQd()
三佐「第一に、OKAYAMAがテロの標的になる理由が無い」
中年男(・・・・・・そうなんだよな)
三佐「標的になる可能性があるのは各国の要人たちだが・・・わざわざOKAYAMAでやる必要が無い」
バーテン「この国の軍と警察を相手にする必要が無いですしね」
三佐「もしテロリスト側がこの会議と我が軍を相手にテロを行うのであれば注目を集めたい場合だが」
中年男「そうなりゃ相手もそれ相応の準備と装備が必要だ」
三佐「会議の開催場所がOKAYAMAに決まったのは2ヶ月前、流石に戦力を整える時間が無いし潜伏する時間も無い」
バーテン「つまり・・・・・・」
三佐「まず起こることは無いな」
中年男「じゃああの大層な警備は?」
三佐「可能性がゼロじゃない以上、我々はいつだって全力だ!当然だろう?」
バーテン「俺なら相手にしたくないね」
中年男「同感だ」

三佐「しかし、テロリストではないが・・・・・・」

中年男・バーテン「?」

三佐「窃盗団が数人入国しているという情報が入っている」
282k6TuTzd7s :2016/06/14(火)22:00:14 ID:BQd()
中年男「なるほど・・・」
バーテン「ん?」
中年男「それで三佐殿はわざわざOKAYAMAの裏の部分に調査に来ているわけだ」
三佐「そういうことだ、まぁ酒も飲みたかったがな」
バーテン「いつでも来てくださいよ」
中年男「そういうのは警察の仕事じゃないんで?」
三佐「警察が情報屋やお前たちと積極的に関わるとは思えなかったのでな」
バーテン「そりゃそうだ」

中年男(窃盗団か・・・)
292k6TuTzd7s :2016/06/14(火)22:01:08 ID:BQd()
三佐「それではそろそろ帰ろうかな」
バーテン「おや、もうですか?」
三佐「一応、首脳会議2日前ではあるしな酔っ払うわけには行かないだろう」クスリ
中年男「三佐殿にはしっかりと仕事してもらわないと俺たち庶民が困る」
三佐「ふん・・・税金などしっかり払っているようには見えんがな」
中年男「うっ・・・・・・」ギクリ

三佐「・・・・・・では」

中年男「」

三佐「またな」ニコリ
ドア「バタン」




バーテン「美人だよなぁ三佐」ウットリ
中年男「以前に30歳だかそれぐらいだと言っていたな、そんな歳で三佐ってなれるもんなのか?」
バーテン「さあ?」
302k6TuTzd7s :2016/06/14(火)22:02:16 ID:BQd()
―国際首脳会議当日―

中年男「」アングリ

ザワザワ

中年男(ディズ○ーランドかよ何て数の人だ!!)

ザワザワ

中年男「しょうがねえ、中華屋で飯食って寝るか・・・」

女「」テクテク

中年男(ん?女?)
312k6TuTzd7s :2016/06/14(火)22:02:58 ID:BQd()
―駅前―

中年男「見失ったか・・・こっちに歩いてきたと思ったんだが」

ザワザワ

中年男「まあ取材もあるだろうしこの辺りにいるのは当然っちゃ当然か・・・」

ザワザワ

中年男(だが、何だこの胸騒ぎは・・・)

中年男「テロリストの入国は難しかった・・・だが・・・」

中年男「窃盗団が何人か入国しているんだったな!」
322k6TuTzd7s :2016/06/14(火)22:03:47 ID:BQd()
同時刻

―???―


???「そろそろ時間だ・・・やれ!!」



―駅前―

中年男「とりあえず女を捜そう!!」

ザワザワ


           ドゥンンン!!!


中年男「!!!」
33M1A2 SEPV3◆CJKEHtElps :2016/06/14(火)22:04:06 ID:3sQ
軍が警備に当たるって相当治安悪そう(小並感)
342k6TuTzd7s :2016/06/14(火)22:04:50 ID:BQd()
背後から強烈な爆発音がしたので、俺はまためんどうなことになったなぁ、とかそういや昼飯も食っていないなぁとか色々な思いを巡らせつつも振り返ることにしたのである

中年男「コピペかっ!!」
キャー タスケテー
ザワザワ ニゲロー ざわ・・・ざわ・・・

中年男「くそッ!!パニックで身動きがとれない!!」
中年男(会議の会場の方向で音がしたが・・・これでは何も出来ん!)

中年男「どけっ!どいてくれ!!」
中年男「ん?あいつら・・・」



中年男「逃げる人と逆に動いている?」
352k6TuTzd7s :2016/06/14(火)22:05:53 ID:BQd()
―財宝展―

盗賊A「しかし上手く行ったな!!」
盗賊B「ああ、軍や警察は爆発と会議の方に釘付け、あとは軍用車両が入り乱れるのに乗じて逃げれば終わりだ!!」
盗賊A「積み込みは大体終わりっと・・・」
盗賊B「別室に押し込んだ、ここにたまたま居合わせた不運な奴らはどうする?」
盗賊A「そりゃもちろん・・・・・・」


盗賊A・B「生かしちゃおけねえだろなぁ」ニヤリ



中年男(ちっ・・・そんなことだろうと思ったぜ・・・)

中年男「別室か・・・よしっ!」
362k6TuTzd7s :2016/06/14(火)22:06:39 ID:BQd()
―財宝展・別室―

中年男「ここが別室か・・・」ゴクリ

中年男(ん?・・・鍵がかかっていない!)
中年男「話声が聞こえる・・・10人はいるな・・・だが・・・」


中年男「盗賊の仲間が居るように見えない・・・・・・」

中年男(よしっ!!)

ガチャ

中年男「皆さん静かに聞いてほしい、助けに来ました!」カミノケハラリ
372k6TuTzd7s :2016/06/14(火)22:07:15 ID:BQd()
オー  タスカルノネー シズカニ
アリガトー シクシク カミサマッテオルネンナー

中年男「ん?」
学芸員「まさか、助けが来るとは・・・」
中年男「あんたは!ここに居るので全員か?」
学芸員「ええ、しかし勇気があるのですね!みんなを代表して御礼申し上げます!」

中年男「よしてくれ・・・でもこれで・・・」
学芸員「これで?」



中年男「少しは桃太郎のようなヒーローに近づけたかな」
382k6TuTzd7s :2016/06/14(火)22:08:20 ID:BQd()
中年男「よし、みんな静かに・・・非常階段から脱出するんだ!」
学芸員「あなたは?」
中年男「全員を非常階段まで送った後に脱出する!」

中年男(あいつらは積み込みにまだ時間がかかるはず)

中年男「一人ずつ・・・一人ずつ階段前の扉に移動するんだ」ドキドキ

学芸員「中年男さん全員が非常階段前に移動しました」
中年男「よし、脱出しよう!」


盗賊A「はーい、おっさんそこまでー!!」

中年男「!!」ビクッ

終わった・・・俺はそう思った・・・
焦りと絶望、様々な感情をごちゃ混ぜにしながら盗賊の方を見る


そして更に絶望する


女「あれー?中年男さん」

中年男「女・・・どうして・・・・・・」
39名無しさん@おーぷん :2016/06/14(火)22:08:28 ID:Swz
岡山城の北、岡山理科大学の北側に自衛隊の駐屯地がある。中央の弾薬庫を守るような地形になっている。
402k6TuTzd7s :2016/06/14(火)22:09:27 ID:BQd()
盗賊A「まったくボス!困りますよ!」
盗賊B「どこでサボってたんですかwww」
盗賊A「まぁボスが綿密にルートとか展示物の場所とか教えてくれたんで短時間で盗めるんですけどね」
盗賊B「だなwww」


中年男(そういうことか・・・取材・・・とは言ったもんだな・・・)

女「中年男さんはここで何してるんですかぁ?」
中年男「見てのとおりだ・・・この人たちを助けようとして・・・・・・失敗した」



中年男「桃太郎には・・・・・・なれなかったみたいだ・・・
412k6TuTzd7s :2016/06/14(火)22:10:42 ID:BQd()
女「桃太郎?よく聞きますけど何ですかそれ?」
中年男「OKAYAMAの英雄・・・鬼を退治するヒーローさ・・・・・・」


女「・・・・・・」ウツムキ

盗賊A「つうか何しゃべりまくってんだよおっさん!」
盗賊B「まぁ、遺言くらい好きに言わせてやれよ」


中年男「・・・・・・笑えよ」


女「笑いませんよ・・・カッコいいじゃないですか」ニコリ

盗賊A「おい女、お前も好き勝手喋ってんじゃねえよ!」
盗賊B「この女ここに入ろうとしてたんで捕まえたんですけどこいつらまとめて殺処分でいいですか?ボス!」





中年男「・・・・・・え?」
422k6TuTzd7s :2016/06/14(火)22:11:41 ID:BQd()
中年男「ドウイウコト?」
女「中年男さんが爆発から逃げる人たちと逆方向に動いてたんで・・・何してるのかなーと思って来ました」アハハ
女「・・・・・・そしたらこの人たちに捕まりました!」エッヘン
中年男「」アングリ
432k6TuTzd7s :2016/06/14(火)22:12:33 ID:BQd()
学芸員「さて・・・お喋りはもういいかな?桃太郎さん」
中年男「あ・・・もしかしてボス?」
学芸員「ああ俺がこの盗賊団のボスさ、本物の学芸員は今頃瀬戸内海のどこかに浮かんでるさ」
女「盗賊団?ボス?あっこれピンチなやつだ!」
中年男「あっ・・・全然把握してないんだ・・・」
学芸員「積み込みは?」
盗賊A「完了してます!」
盗賊B「あとはあの絨毯が最後です!」
女「・・・・・・」
学芸員「よし、お前らこの人質たちを一列に並ばせろ!」
中年男「くそっ・・・3人とも銃を持ってる!」




女「ねえ学芸員さん、その絨毯も持っていくの?」
442k6TuTzd7s :2016/06/14(火)22:13:40 ID:BQd()
学芸員「あ?当たり前だろ!お前らにも説明してやったよな?ペルシア連邦の国宝でウン十億だぞ!!」

女「・・・・・・」

女「違いますよ?」

女「現在ではペルシア連邦一部にに組み込まれてしまった『今は無い国』で作られた絨毯です」

女「その絨毯の価値はお金に換算できるものではありません」

女「巨大なモノに組み込まれカタチが無くなったモノが遺した絨毯なんです・・・」





女「ねえ学芸員さん・・・・・・


                その絨毯も持っていくの?」



学芸員・中年男・盗賊AB「」ビクッ!
452k6TuTzd7s :2016/06/14(火)22:14:54 ID:BQd()
女「中年男さん?」
中年男「・・・はい」
女「桃太郎って・・・男の人しかなれないの?」
中年男「一般的には男性です、でも俺は男女差別しないですはい」カミノケハラリ
女「そっか、じゃあ私もなれるね」ニコリ

そう言って、女は盗賊たちの元へゆっくり歩き出した
462k6TuTzd7s :2016/06/14(火)22:15:40 ID:BQd()
学芸員(何だコイツ?この眼・・・本当に民間人か!?)
盗賊A「なんだ姉ちゃん、ラリッてんのか?」
盗賊B「そこまでだ動くんじゃねえ」ピストルスチャ

女「何してるの?」グイー

女は盗賊Bにスッと近づき、彼がピストルを持っていた手をそのまま捻った
鈍い音が響く・・・当然、指なりどこぞの骨が折れただろう
472k6TuTzd7s :2016/06/14(火)22:16:35 ID:BQd()
盗賊B「あああああああああああああ!!!!!!!」
女「あっ?シグ・ザウエルだ!これ使ったことあるんですよ中年男さん!」

中年男「お・・・おう・・・」

女「連射しやすいんですよーこんな感じで」パスンッパスンッ

女がおもむろに撃った弾は盗賊Aと学芸員の膝を当然のように撃ち抜いていた
男3人が痛みに顔を歪めながらうずくまり唸っている

中年男「結局・・・桃太郎・・・・・・なれなかったじゃねえかよ」カミノケハラリ


俯いている間に何か光った気がした・・・女のカメラか・・・
482k6TuTzd7s :2016/06/14(火)22:17:15 ID:BQd()
ウーウー   
    ピーポーピーポー


三佐「中年男!?」
中年男「三佐か?ご苦労さんなこって」
三佐「警察から話は聞いた?毛は無いか?」
中年男「毛も怪我もねえよ!!」
三佐「良かったぁ」ホッ

中年男「・・・・・・」

三佐「盗賊団の3人は逮捕、会議場近くでの爆発騒ぎも奴らの犯行だったそうだ」
中年男「そうか・・・つまり・・・」




中年男「終わったってことかぁ」ハァ
492k6TuTzd7s :2016/06/14(火)22:18:03 ID:BQd()
三佐「取調べは明日以降でいいだろう、どうする?部下に送らせようか?」
中年男「いや自分で帰れる、すまんなありがとう」
三佐「盗賊団から市民を守った英雄だぞ?感謝するのは我々の方だ」
中年男「よしてくれ・・・俺は何もしちゃいない・・・」
三佐「ははは・・・お前らしくない謙遜か?」
中年男「ん?何を言って・・・・・・」
中年男(そういえば・・・女はどこだ?)
中年男「三佐!!!」
三佐「どうした?急に大きな声を出して?」


中年男「女は!?」




三佐「誰だそれは?報告には上がっていないが・・・・・・」
502k6TuTzd7s :2016/06/14(火)22:20:14 ID:BQd()
数日後

カランカラン

バーテン「おう、いらっしゃい」
中年男「やっと取り調べが終わったぜ、あれは疲れる・・・・・・」
バーテン「しかし、人質たちも盗賊団も誰も女を覚えていないって言うのが理解できんな」
中年男「そのくせ防犯カメラやドローンのカメラにはばっちり映ってるんだ」
バーテン「三佐も軍属だから捜査に参加できないってボヤいてたな」
中年男「わからんことだらけだ、あれから女は連絡つかないし・・・どうなってる・・・」
バーテン「ああそういやあ・・・」
中年男「?」


バーテン「会議の爆発騒ぎがあった2.3時間後に女きたぞ」


中年男「はああああああぁ!!?」ガタッ
バーテン「これを、お前に渡してくれってよ」スッ
中年男「・・・・・・封筒」
512k6TuTzd7s :2016/06/14(火)22:21:54 ID:BQd()
――――中年男さん

数日間、私の取材にお付き合いいただきありがとうございました
中年男さんのおかげでとても有意義な取材ができたと思います

それと、今日のあなたは間違いなく桃太郎のようなヒーローでしたよ
とてもカッコよかったです。髪は少ないけど、中年男さんは私にとって
桃太郎でした。

この手紙をあなたが読むころ、私はこの国に居ないでしょう。
でも、私も中年男さんのような正義のヒーローになれるように・・・
鬼を退治して桃太郎になれるように頑張りたいと思います。
では、お元気で。

                    『名も無き国』から来た 女



追伸

私のカメラのストロボで記憶が消えなかったのはあなたが初めてです
522k6TuTzd7s :2016/06/14(火)22:26:54 ID:BQd()
中年男「・・・・・・わけわからん」
バーテン「振られたのか?」
中年男「そんなんじゃ無いって言っただろ・・・」



中年男「…しかし」ハァ



バーテン「?」



中年男「・・・・・・次からは前金制にするわ」カミノケハラリ




TV『臨時ニュースです、先週OKAYAMAの国際首脳会議に出席したペルシア連邦の代表議長の乗った連邦専用機との連絡がとれなくなった事件の続報です。先ほど連邦専用機の墜落が確認されました。詳しい原因は調査中ですが、
残骸の状況から内部から爆発された可能性が高いとのことです。また、代表議長の身体の一部が発見されており、生存は絶望的です。』
532k6TuTzd7s :2016/06/14(火)22:27:58 ID:BQd()
バーテン「へぇ・・・おっかねえな・・・」

中年男「ペルシア連邦・・・名も無き国・・・」

中年男「まさかな・・・」カミノケハラリ

中年男「バーテン!チェック頼む!」

バーテン「はいよ、また来いよ!」

中年男「情報屋から仕事聞いたら来るさ、夜は長いんだ」

中年男「ここは大都会OKAYAMA・・・眠らない街」
542k6TuTzd7s :2016/06/14(火)22:28:29 ID:BQd()
おわり

くぅ疲
55名無しさん@おーぷん :2016/06/14(火)22:30:26 ID:Yt8


岡山ディスってんのか愛があるのか
56名無しさん@おーぷん :2016/06/14(火)22:32:13 ID:Swz
岡山駅の待ち合わせは、東口の外に噴水と桃太郎像が待ち合わせポイント。
57名無しさん@おーぷん :2016/06/14(火)22:45:24 ID:Swz
岡山には飛行場が3カ所ある、岡山空港、岡南飛行場、笠岡ふれあい空港 
58SSSSSSSSOOEh :2016/06/14(火)22:49:52 ID:0xM
乙でーす

気候がよくて良いところな印象!

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中年男「ここは大都会OKAYAMA・・・眠らない街」