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まったりSS書くからキャラ貸してくれ【砂塵の章】

1菩薩◆mDE4Lmb89s:2015/07/24(金)12:16:40 ID:a0I()
キャラの名前・性別・容姿・能力・その他諸々をご自由にお書きください
世界観は中世ヨーロッパ、中央アジア、インド、日本etc…で、大まかに人間VS魔族(モンスター)という対立構造になっています
人口の98%が戦士という対魔族専用村を拠点に魔族を狩ってゆく話なので、モンスターの設定も勿論大歓迎
現在キャラ募集は凍結しておりますが、最初の50レスのみ有効とします

まったりSS書くからキャラ貸してくれ
http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1434382932/l30

まったりSS登場人物諸々
http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1434764494/l50

まったりSS物語まとめ
http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1436740806/
 
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485名無しさん@おーぷん :2015/10/12(月)01:40:07 ID:S0W
あげ
486菩薩◆mDE4Lmb89s :2015/10/13(火)01:11:52 ID:BKS
闘技場のステージには、白黒のまだら模様をした塔が無数に林の如くそびえている。
崖から花崗岩を切り出して作られた代物で、身を隠したり楯として用いたり頂上に登り敵の動向を確認するなど、用途は使う者によって様々である。
メリーシャは正面の塔に歩み寄ると、不意にその姿を消した。
次の瞬間、塔の頂上に令嬢戦士が現れた。
細剣の先を相手側の入場口へ、道を示すかのように向けている。
そんな彼女を、Harmoniaの一同は不思議そうに見上げていた。

サルサ「精神統一してるのかな。サルサもやりたいよ!」

ジャコモ「何言ってんだ。お前がやったらどうせ、最後まで我慢できずに塔をブッ壊しちまうだろ」

酒気を帯びた真っ赤の顔で語るジャコモに、サラは半ば呆れたような表情で肩をすくめた。
この男、帯刀こそはしているが闘う気はまるで無いらしい。
可愛い娘を見るためだけなら、かえって足手まといとなる。
サラが一発喝を入れてやろうとした時、メリーシャが目の前に瞬間移動してきた。

メリーシャ「来ましたわよ。今回のお相手が」

薄暗い入場口に、何やら沢山のシルエットが見える。
細長い兎の耳が七つ、風に煽られたススキのようにゆらゆらと揺れている。
最初に太陽の下に姿を晒したのは、紫色のストレートヘアーを持つ背の高いバニーガールであった。
切り揃えられた前髪で目元を隠し、ヒールを響かせての登場だ。
さながらモデルの如き戦士の登場に拍手喝采が巻き起こる。
しかし、彼らを知るHarmoniaのメンバーだけは心中穏やかでなかった。
サラが珍しく青ざめた顔で隣に佇むメリーシャに囁く。

サラ「メリーシャ、あいつら……」

メリーシャ「分かっていますわ。バニー・レインボー。Lunaticも全滅させたことのあるサンバドル村第三位のギルド……。意地の悪い村長様のことですからきっととんでもない相手が来ると思っていましたけれど、やっぱりでしたわね」

サラ「どうする? 奴らに今のあたしらで勝てるのかい?」

メリーシャ「勝てるもなにも、勝たなくてはならないのですのよ。先代マスターのために、Harmoniaの名を貶めることは断じてあってはなりませんわ。よくって?」

ジャコモ「ヘッ、中々骨のありそうなカワイ子ちゃんだな。ほら、さっさと後のバニーも見せろよ。酒が尽きかけてんだ」

ジャコモが愉快そうに酒の瓶をガンガン鳴らす。
紫のバニーは入場口を振り返り、抑揚の無い声で呼びかけた。

ラベンダー「私の後に誰も来ていない……。ピンク、化粧はいいから早く出てきなさい。お客様と対戦相手の方に迷惑よ」
487菩薩◆mDE4Lmb89s :2015/10/13(火)01:13:16 ID:BKS
お嬢様口調が難解
488名無しさん@おーぷん :2015/10/13(火)01:17:53 ID:kUI
きたー
489名無しさん@おーぷん :2015/10/14(水)22:18:16 ID:I6M
あげ
490名無しさん@おーぷん :2015/10/15(木)23:05:06 ID:QpH
あげ
491名無しさん@おーぷん :2015/10/15(木)23:23:19 ID:C8U
あげぱん
492菩薩◆mDE4Lmb89s :2015/10/16(金)21:12:08 ID:iPY
ラベンダーがそう呼びかけても、入り口は寂として誰も出てくる気配はない。
代わりに乱立する塔の背後より耳だけがひょこん、ひょこんと飛び出してきた。
闘いの準備が整ったとの知らせである。
ラベンダーとメリーシャはステージの中央まで歩くと互いに固く手を握りあった。
両者、試合において全力を尽くすという宣誓の意味合いを持つ。
メリーシャは相手を見上げ、口元に女神のごとき微笑を湛えた。
紫のバニーもそれに応じて小首を傾げる。

メリーシャ「盗賊あがりの無頼ギルドが、格調高い闘技大会に何用ですの? むざむざ醜態を晒しに来たとも思えませんけれど」

ラベンダー「ふふふ、一週間前Lunaticの屋敷から尻尾巻いて逃げ帰ったお方が何を仰ります。バニー・レインボーは今、血に飢えている。死を賜るのはそちらでは?」

風は凪ぎ、嵐の前の静けさが訪れた。
覇気と覇気の衝突。
戦士らは最初の挨拶で互いの力量を測る。
少しでも目をそらそうなら、敵より自分が下位の存在だと教えているようなものだ。
不意に何かが弾けたかのようにメリーシャが後方へ飛び退き、レイピアを両手に構えた。

メリーシャ「サラ様は右、サルサ様は左! ウェンディ様は中距離からの援助。一羽たりとも生かしてはなりませんわよ!」

ラベンダーも人間技とは思えないほどの跳躍力を見せ、空中で華麗に宙返りをしながら遠く背後にある塔の頂上へと降り立った。

ラベンダー「ロックオン完了、行きなさい妹達よ! 第一位のLunaticを打ち破った私達なら、第二位など取るに足らぬ!」

これが試合開始の合図であった。
493菩薩◆mDE4Lmb89s :2015/10/16(金)21:12:28 ID:iPY
右隣でサラが水晶剣を肩に乗せ、左隣でサルサがハンマーをぶん回し疾駆するのが気配でしっかりと伝わる。
早速ウェンディの放つ魔弾が相手側の塔を打ち砕き、黒煙を濛々と巻き上げる。
ジャコモの姿は全く見えない。
ステージの端で呑んだくれているのか。
何がともあれ、時は来た。
新生Harumoniaにとって初の対人戦である。
恥ずかしい真似は絶対に見せられない。
メリーシャが走り出そうとしたその刹那。

コーラル「おねーちゃーん! ぎんいろのかみのおねーちゃーん! わたしこーらる! ななじょ! あついおもいつたえにきたー!」

火だるまになった幼子が、両手を広げて真正面から突っ込んでくる。
幼子が駆け寄るだけなら実に微笑ましい光景なのだが、身体にまとわりつく烈火と手に持つ鋸のせいで、その微笑ましさが殺伐さで相殺されている。
火だるまの幼女が鋸を叩きつけてきた。
二本のレイピアで斬撃を受け止めたメリーシャは、小さな体躯に似合わぬ重い一撃に内心驚愕していた。
振動が手から肘まで一気に駆け抜ける感覚。
彼女は瞬間移動を使用し、七女バニー・コーラルの後ろをとった。
コーラルの第二撃は見事に空を斬る。

メリーシャ「オホホ! 動きが遅いですわよ! それでも元盗賊ですの? Lunaticのイーフィ様や田中様はあなたの比ではありませんでしたわ!」

コーラル「うんしょ! うんしょ!」

火炎の幼女は懸命にメリーシャの剣撃を受け止めたり避けていたが、分が悪しと思ったか急にあらぬ方向へ逃げ出した。
口ほどにもない七女である。
494名無しさん@おーぷん :2015/10/16(金)22:58:52 ID:OLE
一位に勝ったことがあるならなんで三位のままなの?
495名無しさん@おーぷん :2015/10/16(金)23:20:08 ID:Lid
というか先鋒次鋒…みたいに一人ずつ出る団体戦みたいな試合形式
かと思ったら全員で一気に戦うチーム戦形式だったのか

あとメリーシャがジャコモにも様をつけるのかどうか気になるw
496菩薩◆mDE4Lmb89s :2015/10/16(金)23:20:19 ID:iPY
>>494
一度しか勝ってない
ハイパーリーブの所持数

など色々あるがそれはまぁおいおい
497菩薩◆mDE4Lmb89s :2015/10/16(金)23:21:40 ID:iPY
>>495
混戦に次ぐ混戦
加えて今回は迷路並みに塔が立っているから敵を見つけるのさえ困難
498名無しさん@おーぷん :2015/10/16(金)23:36:56 ID:Lid
つか80あるギルドのうちトップ3を早々に全部出しちゃったのは
もったいなくない?しばらく秘密にして話引っ張っても良かったような
80って数で言うと聖闘士星矢で青銅すら全部出てないうちに
黄金トップ3が出てきちゃったような感じがした
499菩薩◆mDE4Lmb89s :2015/10/17(土)00:16:27 ID:IVP
>>498
勢力はサンバドル村だけじゃないからね
トハラやハーゲル、極東、アルト族、魔族、それから謎の老人
サンバドル村だけにこだわってると収拾がつかなくなる
500名無しさん@おーぷん :2015/10/18(日)22:50:39 ID:svG
あげ
501名無しさん@おーぷん :2015/10/22(木)01:18:08 ID:7qD
あげ
502名無しさん@おーぷん :2015/10/23(金)00:47:47 ID:dBf
んああああああああ!!!!!!
503名無しさん@おーぷん :2015/10/23(金)23:15:06 ID:lEI

   ̄ヽ、   _ノ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     `'ー '´
      ○
       O        野々村竜太郎であった

       /           ヽ
       ////// ,|     \
     //         / iヽ
     /////////  |ヽ     ',
     //////    ヽ \    !
    {|/////            \ \ |
    ,!|//'   彡ミヾ ノ {、,,,_  ヽ   ;
    ハV|   ≧=イ{  jK二 ≦ ∨/
    ヾ〈'i!       ,ノ  ( ` ̄ `´ |/   ウア゛アアアアアアアアアアアアアーーー!!!
    し!::    /(r 、_,、)、    iノ   アウアウ……
     {::  / _,,,..、_,、 ヽ  :::
          | 《_` ' -'-'=ヽ |  :/
      >. ヾ` ミエエiソ // /\ _
   _,, /∧、 ,. ─-、 //!  \`ー- 、_
_,.-''"/  |  ≧、,,,_,,// /    \     ̄` -
  /   |  \_  _/   /     /
         /⌒\  /     ヽ
504菩薩◆mDE4Lmb89s :2015/10/24(土)23:51:48 ID:SVL
もうちょい待ち
505名無しさん@おーぷん :2015/10/25(日)18:31:22 ID:neg
待ってるぞ
ってかむしろ受験終わってからゆっくり書いてもいいんだぞ
506名無しさん@おーぷん :2015/10/25(日)21:58:02 ID:kTm
いやさすがに今から半年も開けたらもうみんな忘れるか飽きてるかでいないだろ
始める時期が悪かったんじゃないかなあ。いくら受験に自信あろうが
(自信あったから受験の年でも構わず始めたんだよね?)やっぱり
一応受験の年は受験に集中した方が良かったと思うんだけど
507名無しさん@おーぷん :2015/10/26(月)09:30:25 ID:x0V
基本的にROMだけど待ってるから大丈夫よ
508菩薩◆mDE4Lmb89s :2015/10/26(月)22:09:28 ID:Yoz
コーラルは急に立ち止まり、天を仰いで声を張り上げた。
予想外の声量にギョッとして、少し距離を置くメリーシャ。
魔族長やその懐刀であるバルドとの激戦をくぐり抜けた彼女であったが、未知の敵に対してはやはり一度どんな行動をするか見定めなければならない。
彼女は確かに高慢ちきだが、その高慢さに見合った実力を持つ。
ただ剣を振り回して敵陣に突っ込んでいくだけの無謀な愚者ではないのだ。

コーラル「しとらすおねーちゃーん! いつもの『あれ』ぶちかますよ!」

シトラス「合点承知のすけりんこ!」

コーラルの呼びかけに応えてどこからともなく飛び降りてきたのは、五女のバニー・シトラスであった。
金色のおさげを前転の遠心力で鞭よろしく振り回しながら落下してきたシトラスは、コンクリート製の地面に難なく着地し、炎なぞ気にもとめず妹を肩車した。

シトラス「私とコーラル、二人の力が合わさったシトラル砲は天下無双の雷火砲なのだぁ!」

コーラル「なのだぁ!」

メリーシャ「……えっ」

しかし、何も起こらない。

冷たい風がひょうと通り抜け、メリーシャは警戒していた自分を恥じた。
結局、自分は幼児の遊びに踊らされていただけだったのか。
羞恥心と共に怒りもこみ上げてきた。
509菩薩◆mDE4Lmb89s :2015/10/26(月)22:16:40 ID:Yoz
メリーシャ「サーカスにしては、つまらない出し物ですわね。子供のごっこ遊びに付き合っている暇はありませんわ」

メリーシャ「こちらは時間がありませんの。一瞬で喉笛を掻き切って差し上げます」

メリーシャの姿が消え、息をつかせる間もなくバニーガールらの目前へ剣を突き出した。
電灯が明滅するかの如く出たり消えたりを繰り返す彼女だけでも驚愕に値するが、更に観客達を驚かせたのは二人がメリーシャの攻撃を全てかわしていることだった。
まるでメリーシャがどこに出現するか先読みしている様に、剣先を華麗に避けていく。
彼女は再び踊らされることとなった。

シトラス「何かもう飽きたかなー」

コーラル「わたしもあきた! えへ!」

シトラス「つまんないよねー。ノリ悪いよねー。デキの悪い玩具なんていらなーい」

コーラル「ぶちかます? ぶちかます?」

シトラス「おーっし、いくよ! スリー・ツー・ワン」

シトラス・コーラル「ふぁいや!」

瞬間移動でメリーシャが現れたタイミングを狙い、二人のうさ耳から熱線と稲妻が一直線にほとばしった。
熱線と言っても、ビル一つ蒸発させるほどの巨大な熱線である。
回避しようにも間に合わない。
熱線はメリーシャをいとも容易に飲み込み、遠くの岩塔を半円状に抉り取るとそのまま空の彼方へ消えていった。
二人はハイタッチの後に手を取りあって、強敵の排除に成功したことを祝った。

シトラス「わーい!ラベンダーお姉ちゃんに褒めてもらえるよ! 頭撫でてもらうの楽しみだなぁ……」

コーラル「こーらるがさきになでてもらうんだよ! おねーちゃんはあとね!」

シトラス「やだ! 私の方が先だもん! 妹風情が調子に乗るな!」

シトラスは落ちていた一本のレイピアを取り上げると、容赦なく叩き折った。

シトラス「これで良し、と」
510名無しさん@おーぷん :2015/10/26(月)22:49:03 ID:ziO
やはりメリーシャは噛ませだったか…
511名無しさん@おーぷん :2015/10/26(月)22:54:21 ID:ziO
>>509
あと関係ないがこの世界にビルは存在するんか?
512菩薩◆mDE4Lmb89s :2015/10/26(月)23:35:14 ID:QkF
>>510
ぐぬぬ

>>511
存在しないが一応分かりやすい喩えとして挟んだ
513名無しさん@おーぷん :2015/10/27(火)00:40:57 ID:3lc
>>512
世界観的に存在しないもので例えるより存在してるもので例えた方が良かったんちゃう
例えば山とか村とか
威力を示す基準としてはもちろん分かりやすかったんだけど
その世界に存在しないもので例えられるとちょっと違和感あるかなーと
514名無しさん@おーぷん :2015/10/27(火)01:45:39 ID:LGu
別にええやろ!!!!!気にすんな!!!!!!
515菩薩◆mDE4Lmb89s :2015/10/27(火)09:16:11 ID:Wzb
あーなるほど
まとめる時、島とかに変えとくかな
516名無しさん@おーぷん :2015/10/27(火)18:14:34 ID:zl5
ふと思ったが菩薩って小説への質問をここで答えちゃう癖あるよね

まとめ側しか読まない人のこと考えると小説内で説明したほうが良いんじゃないかな?と思った
517菩薩◆mDE4Lmb89s :2015/10/27(火)20:45:32 ID:Wzb
うーん
言われてみれば確かにそうだなw
全部小説内で説明してると物語が先進まないからどうかなーって思ってたけど
まぁ、悪癖だなw
518名無しさん@おーぷん :2015/10/30(金)00:17:13 ID:Lmm
あげ
519名無しさん@おーぷん :2015/10/31(土)00:04:12 ID:j1B
あげ
520菩薩◆mDE4Lmb89s :2015/11/03(火)00:56:36 ID:3UD
ラベンダーに報告しようと駆けだした二人だったが、頭を背後から強くわし掴まれ、仰向けに転んでしまった。
太陽の光によって顔は見えない。
しかし、それが熱線と雷撃で始末したはずの令嬢戦士であることを二人は感覚で悟っていた。
動悸が激しくなり、両脚から力が抜ける。
メリーシャの瞬間移動能力は、シトラスとコーラルの想像力を遥かに凌駕していた。
レイピアを一本わざと落としたのは、油断を誘い気づかれないよう接近するためだったのか。

メリーシャ「……せっかく晴れ舞台だからと、念入りに髪を手入れしてまいりましたのに」

神がかった回避の代償として、彼女の美しい銀髪は見事に焼け焦げ、煙と異臭を放っていた。
シトラスとコーラルは顔を見合わせ、色を失い震え上がった。
哀れな二羽の兎は薔薇の、一番鋭い棘に触れてしまったのだ。

メリーシャ「さぁて、行儀の悪いお子様に罰を与えなくてはなりませんわね」

戦意を喪失した二羽の兎を、メリーシャは乱暴に岩塔の硬い壁に押し付け、レイピアをそれぞれ左胸に背中から突き通した。
レイピアは岩塔の内部まで貫き、シトラスとコーラルはまさに昆虫標本のような具合のまま息絶え、光の粒子となり四散したのであった。

コーラル「ふんだ! ほかのおねーちゃんたちがだまってないもん!」

斃したはずの者の声が聞こえる。
声の方向に顔を向けると、シトラスとコーラルが巨大なモズクを挟んで頬を膨らましている姿が目に入った。
どうやら中央に控えるモズク、いや村長であるショ・クモーウが蘇生したようだ。
まだHarmoniaのメンバーが一人もいないことを認め、メリーシャは安堵のため息をついた。

メリーシャ「今の所、こちらが二点リードですわ。一度に二人を始末できたのは大きいですわね」

メリーシャ「ですが、まだあちらは五人も残っております。油断は大敵、しっかり援護しなくては」

壁から柄のあるレイピアを一本引き抜くと、メリーシャは再び駆け出した。
彼女は未だ、ラベンダーの能力に気がついていない。
そして、本当に恐るべき敵が誰かということにも。
521菩薩◆XuHlfjDjx0ab :2015/11/04(水)22:12:37 ID:Bzm
太陽の容赦ない照りつけにより、闘技場のステージは焼け石のごとく暑くなった。
それに比例して、戦士達の闘いもますます熱さを増してゆく。
サラは噴き出す汗に全身を濡らしながら、刃を交えている敵に戦慄していた。
高い身長とピンク色のウェーブがかった長髪が目立つ、化粧の派手な女だ。
ふざけた格好や態度とは裏腹に、恐ろしく剣の腕が立つ。
先ほど斬られた脇腹を片手で押さえ、サラは呻いた。
浅手ではあるが、こちらは相手に一太刀も浴びせていないのだ。
このままでは確実に押し負ける。
血の滴る刀を回し、ピンク髪のバニーガールはおどけた調子で言った。

ピンク「あらあら〜? もうおしまい? お姉さん退屈してるのよねぇ」

サラ「ふん。あんたいくつよ」

ピンク「え? 25だけどぉ?」

サラ「ふふっ、あたしは26だ。残念だったね、”お嬢ちゃん”!」
522菩薩◆XuHlfjDjx0ab :2015/11/04(水)22:13:03 ID:Bzm
巨大な魔力を秘めた水晶剣がうなり、ピンクの頭上に振り下ろされる。
刀を横にして受け止めたピンクは、剣撃の重さに思わず膝をついた。
水晶剣を防いでいる彼女の腹に、強烈な蹴りが二、三度入る。
普通の人間ならまだしも、歴戦の勇者の全力蹴りを鎧もない剥き出しの腹に、これでもかというほど喰らったのだ。
血の混じった唾液を垂らし、それでもなおピンクは苦悶の表情を一切見せなかった。

ピンク「……やるじゃん。お姉さんビックリしちゃったわ」

ピンク「でも、まだまだね」

直後、引っ張られる様な強い衝撃が加わり、サラの身体は見事に吹き飛ばされていた。
一番前列の観客席に放り込まれたサラは、魂の抜けた様な表情で両隣に座る上位ギルドメンバーに会釈をした。
ありえない、たとえ相手がサイキッカーだとしても、人を一人吹き飛ばすには相当の集中力と体力がいる。
腹を何度も蹴られた状態では、超能力など夢のまた夢のはずだ。
今度は見えない手に胸ぐらを掴まれ、ピンクの元に引き戻された。
全身が思うように動かない。

ピンク「ねぇ、おばさん。お姉さんとかくれんぼしな〜い? お姉さんここでじっとしてるからさぁ」

サラ「敵に背を向けることなどできるか!」

ピンク「違うよぉ、かくれんぼだってばぁ。お姉さんが百を数える間に頑張って隠れるんだよ〜? 百数えたら……」



ピンク「殺す」
523名無しさん@おーぷん :2015/11/06(金)22:36:35 ID:d1d
あげ
524名無しさん@おーぷん :2015/11/09(月)23:15:12 ID:Rpa
あげ
525菩薩◆XuHlfjDjx0ab :2015/11/14(土)22:32:57 ID:2Zm
遅くてすみませんm(__)m
526菩薩◆XuHlfjDjx0ab :2015/11/14(土)22:33:29 ID:2Zm
うわ
強制sageかかっちまった(´・ω・`)
527菩薩◆XuHlfjDjx0ab :2015/11/14(土)22:34:55 ID:2Zm
仕方ない
創作文芸板に行ってシモヌと切磋琢磨しながらチマチマ更新します
キャラ作者さん、ここで続けられなくてごめんなさい(´・ω・`)
528名無しさん@おーぷん :2015/11/15(日)11:54:05 ID:jTO
url
529名無しさん@おーぷん :2015/11/15(日)18:31:13 ID:WZM
url貼ってください
530菩薩◆5208Q1ZiQ4do :2015/11/15(日)19:20:30 ID:kD7
まったりSS書くからキャラ貸してくれ【砂塵の章】
http://toro.open2ch.net/test/read.cgi/bun/1447582128/

試合開始あたりから始めます
531名無しさん@おーぷん :2015/11/19(木)03:59:02 ID:XFT

532名無しさん@おーぷん :2015/11/19(木)17:02:21 ID:7yy
こっちには戻って来ないんだね…
533菩薩◆XuHlfjDjx0ab :2016/03/13(日)15:35:01 ID:agv
戻るよ
ハルシャ=ナーマを終えたらね
時は移ろい、彼らの子供達が主人公となる
精一杯飛ばしてるから、待っていて下さいな(^_^)v
534名無しさん@おーぷん :2016/03/18(金)20:43:36 ID:8CT
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