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俺のしょうもない思い出を話そうと思う。誰か聞いて

1名無しさん@おーぷん:2014/07/29(火)16:14:36 ID:pqE7frIxI()
初めに言っておく、オカルトな話だし、ありきたりな話だ。
書き溜めもしてないから、ガーって書いて行く。

去年の夏だった。
何て言うか、去年も今みたく暑かった、と思う。

エアコン20度でガンガンつけてたけど、電気代が勿体ないなーと思ったんだよね。
たから、俺は最寄りの図書館へ向かう事にしたんだ。
ネトゲできなかったことは苦だったけど、やり過ぎてもダメ人間どうまっしぐらだし……と思ってな。

で、図書館に向かう途中に、その子に出会った。

黒いセーラー服に、赤いネクタイ、ほっそりとしながらも健康的で綺麗な手足。
そんな足の魅力を引き立てる黒ストッキング。
手入れするが大変そうな肩までスラッと伸びた黒髪。
魅力的な高校生ぐらいのJKが交差点に立ってた。

ぶっちゃけ見惚れてた。凄い可愛かった。
一目ぼれって言うやつなのかな?そんな感じだった。
2名無しさん@おーぷん :2014/07/29(火)16:15:24 ID:pbSCDmv0C
永井産業
3名無しさん@おーぷん :2014/07/29(火)16:17:22 ID:kStLX6yAM
暑いから
黒いセーラー服に
一目ぼれ!  ってこと?
4名無しさん@おーぷん :2014/07/29(火)16:18:20 ID:pqE7frIxI()
その子とは、交差点で信号待ちしている時に出会ったんだ。
向かい側に立ってて、俺は赤信号で止まってた的な。

ボーッと見つめてると、その子が気が付いてコッチを見た。
思わず目を逸らした。

俺は、バイトの時以外引き籠ってネトゲしている時点で察する体形。
何を言われるか分かったもんじゃない。
正直山手線で昔痴漢冤罪で、JKに腕取られた事ある身。

信号が変わるなり、自転車を立ちこぎしながら、そのJKの横を通り過ぎた。
5名無しさん@おーぷん :2014/07/29(火)16:18:28 ID:lTHRCIZ9N
ほう
6名無しさん@おーぷん :2014/07/29(火)16:22:15 ID:pqE7frIxI()
図書館に到着して、適当に軽そうな内容の本を取って(確か、カラフルだったと思う)。
一人でテーブル席に座りながら、読んでいる時に、何度もあの子を思い出してた。

何て言うか、今でも思い出すとドキドキするぐらい、可愛いだよ、メッチャ。
いやいや、話の流れ的に分かると思うけどよ。ただ、好きになっちゃってたんだと思う。

で、思い出しているうちに、あの子の変な所に気がついてきたんだ。

今日はこんなに暑いのに、何故セーラー服で、しかも長袖だったんだ?
童貞の妄想だけど、JKってこの時期ワイシャツ一枚でアイス食べてるの多いよな。
シャツも、長袖ってのはちょっと考えられないし。

それに通り過ぎる時に見たあの子は、汗一つかいてなかった。
7名無しさん@おーぷん :2014/07/29(火)16:30:07 ID:pqE7frIxI()
そんな事を考えだしたら、本なんか読めなかった。
ただ、妙な見栄で「考えるとかきめぇwww本読もうぜwwwww」と自分を変に促してた。

どうにか図書館で3時間潰した。
そのウチ、8割はあの子の事を考えてたと思う。
ただ、時間も遅くなるしネトゲしたいなーっと思い出したので、本を返し帰る事にした。

で、居たの。

(――あの子だ。)
図書館の自動ドアの向こうに、周囲を見渡ながらアタフタとしている、JKの子が。
頭の中パニックになりながらも、冷静さを装いながら、自動ドアに歩く俺。

ドアの前には、あの子が立ってる、てか、コッチメッチャ見てる。なんでなんで?
8名無しさん@おーぷん :2014/07/29(火)16:32:55 ID:pqE7frIxI()
本当に文才ないな……、ただ、とにかくパニックになってた。
何か言われるんじゃないか、何か誤解されてるんじゃないか、悪い事したんじゃないか。
冷静さを装ったとか言いながら、装えてなったと思う。うん

ドアが開いて、JKがすぐ近くに居て。
俺はチラッと見た。

「あ、あの~」
おいまて、スゲーカワイイ声だぞ。
なんか子犬が鳴いているような?いやいや、あんな甘ったるい声じゃない。
何て言うか、普通に「あ、あの」な感じだったかもしれない。

「は、ハイッ!」
妙にカチコチンな返事をしたのを覚えてる。
凄く周りの人の視線が痛かった。
9名無しさん@おーぷん :2014/07/29(火)16:33:42 ID:pqE7frIxI()
「見えるんですか?私が?」
な ん か 心 の 中 で 壊 れ た 音 が し た 。
10名無しさん@おーぷん :2014/07/29(火)16:35:39 ID:pqE7frIxI()
噂に聞くメンヘラ!?それとも中二病!?なにこの子!?

すっごく可愛いけど、すっごく面倒で、やっかいで、
ネトゲの姫的な感じを想像してた。てか、俺のちっぽけな観点でそう推測してた。

ものすっごくテンションが落ちたのを、よく覚えてる。

「そ、その、私が見える人が少ないみたいで……」
照れ気味に言うんだよ。
カワイイよ、うん、可愛いけどさ。

(うわぁ……)って俺はなってた。
11名無しさん@おーぷん :2014/07/29(火)16:38:14 ID:pqE7frIxI()
「すみません、何の事だか分りません」
「え、そうじゃなくて……」
「通ります。失礼します!」
俺は、JKから逃げる様に横を通り過ぎた。

その時、やけに警備員や周りの人が俺をジロジロ見てたんだよな。
「はっ、野次馬の糞共が」って見下してたけど、

今考えれば、周りの人がザワザワしていた理由が分かる。

その日の晩、俺は嫌なほど思い知ったから。
12名無しさん@おーぷん :2014/07/29(火)16:43:04 ID:IYH8v3dJz
>>1の祖父「お前、あそこに入ったんか!」
13名無しさん@おーぷん :2014/07/29(火)16:45:16 ID:pqE7frIxI()
家に帰りネトゲしてた。
いつもの様に、晩御飯で来たよーの声も無視して、ほしい武器掘り&経験値稼ぎ。
ニートの廃人さんと、どこかの社長さんらしい廃人さんと、専門学生を自称する男の子の、固定PTだ。

そこであったことを、話しながらゲームしてた。

たしか専門さんだったと思う。
専門「オレさん、それって追いかけられてますよ」

オレ「えぇ、専門君どういうこと?」

専門「俺の昔いた彼女が、そんな感じのメンヘラで」(ニートと俺舌打ち
  「なんか”私を見えるのは専門君しかいないの”って言いながら家までつけられました」

オレ「で、でも、自転車で逃げる様に帰って来たし、走ったとしても追跡できる距離じゃ……」

俺の家から図書館まで、大体20分ぐらい。
14名無しさん@おーぷん :2014/07/29(火)16:50:16 ID:pqE7frIxI()
専門「いや、女の子なめちゃダメっす。知り合いに刺された奴いますしねぇ」

ニト「関係ねーだろ、チャラ男、死ね」

専門「アハハっ、でも本当だよ。なんでか教えてないのに家知ってたり、メアド知ってたり、母親と連絡取り合ってたり、
   どこどこで遊んでいたとか、昨日○○食べてたでしょ?とか、そんなの日常茶飯事ですよ」

社長「今の子は、そう言う所の情報が駄々漏れだからねぇ……オレ君は大丈夫かい?本当に?」

オレ「だだ、大丈夫ですよ……、それに女の子だし」

ニト「正当防衛でオレさんが逮捕されるパターンktkr」
専門「女子の乙女パワー舐めると怪我しますよ……っ」

ニト「専門ウゼーな、お前の場合は何かされるようなことしたから、そうなってるんだろ?」

社長「まあまあ!二人とも、とにかくオレ君は、何かあったら警察に直に電話しない。今は何が起こっても不思議じゃない社会だから」
15名無しさん@おーぷん :2014/07/29(火)16:56:02 ID:pqE7frIxI()
そんな会話をしてて、だんだん怖くなってたのと、面白がってたのがある。
危険な好奇心ってやつだろうね。

そんな会話で談笑しながらネトゲをやって、今日も目的の品はでず。

スカイプ通話を終了して、背伸びをした。
夜になってもカーテンを閉めないので、暗いガラスに映った、自分のだらしない体形にため息がでる。
その時、ふと背後に何か影が見えた気がした。
16名無しさん@おーぷん :2014/07/29(火)16:56:58 ID:pqE7frIxI()
一瞬ドキッとした。
背後は、パソコンがあり、机があり、人が居る訳じゃない。

ただ、今見えた影の形はヒトだ。
光の反射の具合でそう見えているのか、ネトゲのやり過ぎて錯覚を起こしたのか、どっちかだろう。
そう思いながら風呂場へと向かった。
17名無しさん@おーぷん :2014/07/29(火)17:00:49 ID:pqE7frIxI()
専門の「家までつけられました」がエコーが掛かったかのように、頭の中をグルグルしていた。

ネットでもよく見るキチガイ女エピソードでも、そう言う話はよくあるし、もしかして俺が?

いやいや、さっきの影が本当なら家の中に居る訳だし、流石に幻覚すぎるだろ。

「ん……?」(見えるですか?)
「あ……」(私が)

今度は女の子の可愛い声がループし始めた
18名無しさん@おーぷん :2014/07/29(火)17:02:56 ID:pqE7frIxI()
マジだ、いやいやいや、マジなのか!?本当なのか!?
そう言えば、なんか幽霊の女の子のつけられた話とか、女性と同棲していた話とか聞く限り、

女 性 の 幽 霊 は 存 在 す る。

「まてまてまて、じゃあ俺は憑かれたの!?」

風 呂 場 で 独 り 言 マ ッ ハ な オ ッ サ ン。
19名無しさん@おーぷん :2014/07/29(火)17:08:54 ID:pqE7frIxI()
なんか勝手に一人で妄想が進んでた。
ただ、もしもただのリアルキチガイだったら面倒だと思い、父親に相談した。

父親「なんだ、俺。相談って?」
オレ「……女に付けられてるかも」

親父「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
鼻から枝豆が飛び出す糞親父。

オレ「ま、マジなんだよ!」

親父「まあまあ、百歩譲って本当だったとしよう。で、どういう子なんだ?」
オレ「女子高校生ぐらいの子。図書館に行く途中に目が合って……」
親父「ふむ……」
オレ「なんか、”見えるんですか?私が?”って」

親父「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

ビール噴き出すんじゃね。
コッチとしてはマジだ。本気だ、メンヘラに刺されてもいいのか?と、怒鳴って行ったと思う。

親父「お前が死んだ所で困りはしないんだが……」
オレ(´・ω・`)ショボーン

親父「確かに危なそうな子なのかもね。ただ、家までつけられてるのか?」

オレ「分からないけど、なんか、そんな気がする」

親父「ヤンデレ?って言うモノが好きなんだし、良かったんじゃないのか?」

オレ「リアルヤンデレは有害だ」

親父「とにかく、戸締りは確りやれ。あと、夜はカーテン閉めなさい。外に丸見えだから」
20名無しさん@おーぷん :2014/07/29(火)17:20:16 ID:pqE7frIxI()
その後、親父はどこかに電話してくれた。
恐らく夏季パトロールしている同じ班の人にだと思う。

親父は、俺が痴漢冤罪で6時間拘束されたのを知ってるし、だからこそ、真剣(?)に聞いてくれたんだろう。

俺は安心して二階に上がって行った。
そしてカーテンに手をかける。

「……。」
ジーッと、家の門を見つめるあの子が見えた。
直に見つかる前に、まるでカエルが地面に叩きつけられたかのように伏せた。

(なんで、なんでいる!?なんでいるんだ!?)
頭も心も大パニック。
変に身体がガクガク震えて、口も震えている。

俺は潰れたカエルの状態で床を這いずり廊下に出て、父親を呼んだ。
父親が変に頼もしく見えた。

親父は「ナニっ!?」と言うと、ゆっくりと俺があの子を見た窓の所まで向かった。

親父「いないぞー?見間違えじゃないか?」
そんな訳は無い、本当に門の方を見ていた。

親父「うーん……、とにかく何かあったらすぐに警察を呼ぼう。
   お前もゲームのやり過ぎと、トラウマでおかしくなってるのかもしれない。
   今日は寝ろ」

オレ「うん」
21名無しさん@おーぷん :2014/07/29(火)17:28:09 ID:pqE7frIxI()
まだ夜は長かった。
寝れなかった。

別に女の子が攻め込んできた所で大丈夫だと俺は思っている。
ただ、怖いと言う感情だけは、どういう訳だか消えなかった。

矛盾しているかもしれないけど、
女の子が来るって言う恐怖は大丈夫でも、女の子に何かされるって言う恐怖は駄目な感じ。

カーテンを閉め切ったから、中の様子は見えないと思うけど、
カーテンを開けたら立ってるんじゃないかと言う妄想に襲われた。
しかモオタであったからか、何故かレ●のイメージ。あんまり見てないのに……。

恐怖でやばい、そう思いパソコンを立ち上げスカイプを見た。
ニート退席中でログインしている。
22名無しさん@おーぷん :2014/07/29(火)17:38:01 ID:pqE7frIxI()
すまん、熱すぎてジュース買に行ってた。
誰も見てないと思うけど……

ニト「特定されててワロタ」
オレ「どうしよう」
ニト「うらやましい、死ねよ」
オレ「いやいや、コッチは結構本気で考えてて」

ニト「うっせぇ、幽霊かもしれないと言うのが本当なら、寺生まれのTさんでも召還しろ、破ッ!」
オレ「ぇぇ……」

ニト「マジレスすると、迷ったら警察(´・ω・`)
   警察頼りない言って頼らないで、痛い目見るよりは、頼って「頼りねーぞks」って怒鳴る方が百倍いい」

豚面していたが、妙に安心出来た気がした。
親父は寝ていたので、静かにスマホで地元の警察へ相談の電話をした。
23フロンガス◆KeXH31ItRuOi :2014/07/29(火)17:40:58 ID:iUVQCPZIh
見てるよ
24名無しさん@おーぷん :2014/07/29(火)17:41:47 ID:pqE7frIxI()
警察に色々説明すると「落ち着きなさい」と励まされた。
今の段階ではどうしようもできないけど、ここ数日続くようなら昼間に相談くださいと、言われた。

あと、付近の警察官に見回りするように伝えておきます、と。

オレ「……って感じになりました。ニトさんありがとう」
ニト「もっと崇めなさい(´・ω・`)」

そんな感じで落ち着いてきた頃、それは始まった。

コツコツ、と音が鳴った。
ガラスを誰かが叩いているみたいな。

「~~?」
何かを訪ねているような声が周囲から聞こえてくる。
25名無しさん@おーぷん :2014/07/29(火)17:42:46 ID:0mSBiit6J
そんな可憐な女子高生なら、俺だったらとりあえず話くらいは聞いてやるけどな
26名無しさん@おーぷん :2014/07/29(火)17:47:57 ID:pqE7frIxI()
ここで無常にもニトは「眠い、落ちる。生きろ」と言いログアウト。
オレの孤独な戦いが始まった。

まず、その声の出所を静かに息を殺して探った。

??「~~?す...せん」

オレ(玄関……?いや門?)
でも家から聞こえるような距離なのだろうか?
てか、結構クリアに声は聞こえてる。これが頭に話しかけると言うものなのか?

どちらにせよ、声がしていたのは確かだ。それもだんだんリアルになって行く。

そして声が聞えるたびに、家の中でラップ音と言うのが鳴っていた。
ギギギだったり、パンパンとか、パキンっとか。

俺は『幽霊』だと確信した。

>>23
ありがとう。

>>25
オレはその時、トラウマ思い出してたと思う。
痴漢冤罪された時の女子が、すげーかわいい子でね。いや、可愛いと言うより美人?

結局「ごめん、私の勘違いだったみたい」で済まされたけど、その日から女の事を過剰に警戒してたわ。
27名無しさん@おーぷん :2014/07/29(火)17:50:14 ID:pqE7frIxI()
原付が通る音がする、新聞ではないだろう。
ここ等辺に車が通ることはあれど、原付は聞いた事が無い。

その間も「~~?すみ...ん」と聞こえてくる。
原付が一台家の前に止まったが、直に発進していった。

俺の中で「幽霊でFA」が現実的になってきた。
28名無しさん@おーぷん :2014/07/29(火)17:51:31 ID:0mSBiit6J
>>26
痴漢冤罪ほんま、なんとかして欲しいよな・・
29名無しさん@おーぷん :2014/07/29(火)17:53:54 ID:pqE7frIxI()
ここでオレは小学校の怪談話を思い出した。
オレの町ではちょっとしたオカルトブームが流行って居て、
その時、キリスト教のシスターや、神主さんを呼んで大々的な「怪談会」をやったことがある。

その中の話で、こういうのがあった。

『幽霊とコンタクトを取れば、危険から逃れられる。
 そのためにまず、頭の中で声に出さず『貴方は誰ですか?』と尋ねる。
 そして、『人なら1回、幽霊だと思うなら2回、音を鳴らしてください』と言うのです
 そうやってコミュニケーションを取りましょう。』

……今思い出すとかなり滅茶苦茶な話だわ。めっさ怖いわ。
ただ俺は、藁をもつかむつもりで、それを実践した。
30名無しさん@おーぷん :2014/07/29(火)17:59:46 ID:pqE7frIxI()
オレ(貴方は人ですか?幽霊ですか? 人なら~(省略
??「~~?す...せん」

オレ(聞こえていますか?聞こえていたら音を一回~(ry
??「~~?すみ...せん」

オレ「…………聞こえてないだろうか。」
と言うか、声が今度はハッキリと聞こえてきた。

??「昼間の人ですか?すみません」
オレ「OH....」
恐らく意思疎通しようとして、声が聞え出してしまったのかもしれない。
そう言う話もよくあるし、意識を集中しては駄目だって言うのも怖い話のあるあるだ。

オレ「……聞こえていますか?」
??「――ッ!」
そとで驚いた様な声が聞えた。

その瞬間、家が地震にでも襲われたかのような、激しい軋み声を鳴いた。
31名無しさん@おーぷん :2014/07/29(火)18:03:14 ID:pqE7frIxI()
声に出して話しかけるのはNGだと、あの怪談会でも言われていたのを今頃思い出した。
曰く引っ張られる、連れてかれる、神隠し、etc...

ただ、俺はやってしまったのである。
今の外の声の反応的に確かにオレの存在を確信してしまっただろう。

と言うか、今のもの凄い家のきしみなんだよ。
ギギギってレベルじゃなかったと、ギシシーーッッッ!ってレベルで家壊れるかと思ったぞ。

オレ(ああ……、俺ここで死ぬのかな。呪われて殺されるのかな)
ただ、こうとも言う。

本当に酷い呪いは、死ぬギリギリで苦しめるものだと。つまり死ねないと。
何故かこの先十年かけて、この呪いから解放されようと言うような妄想に取りつかれた。

親父「大丈夫か、オレ!?」
ドアを開けて、親父が飛び込んできた。
32名無しさん@おーぷん :2014/07/29(火)18:10:53 ID:pqE7frIxI()
親父「今のは!?もしかして本当なのか――?」
オレ「今、家の前に居るはず……」
親父「参ったな……、ただお前は大丈夫なはずだ」

曰く、父親の母方の祖先に北海道でも霊感が強く昔は大名に仕えた人が居るらしい。
血が薄まり過ぎていると思ったが、親父は続けた。

親父「お前は昔から霊感が凄く強い」
生まれて3歳の頃、知らない人と遊んでいたり。
両親には見えない人に手を振って居たり、話しかけていたり、そう言う変な子だったらしい。
あまり覚えていないが、五歳の頃、母親の実家で着物を着た女の子と山奥の寺でメッチャ遊んでた記憶が薄らとあるが、それがそうかもしれない。

親父「昔、お前が群馬で地縛霊に憑りつかれたことがあってだな。」
オレ「え?」
親父「その時、地縛霊の方がお前に引っ張られて、東京まで連れて来てしまっていたほどだ」
オレ「何それ、中二病すぎ」
親父「一応、親戚一同でお前のお祓いをして、とっても強い守護霊を憑け、霊感を抑えたから、大丈夫なはずだ」

とにかく、中二病の下手なラノベの様な説明を受けた。
ただ、その間もラップ音と妙な揺れは収まらず、結局親父の部屋で恥を堪え夜を越した。
33名無しさん@おーぷん :2014/07/29(火)18:15:36 ID:pqE7frIxI()
朝、10時頃、その日のバイトは休む事にした。
ただ幸いにもバイト先に間違えて多くの人を出勤させていたらしく、幸いだと言われた。

一回に降り、祖父と祖母に会う。
祖父「……夜中うるさかったな」
祖母「線香立てておきな」

妙に神妙な二人に恐怖を抱きながらも、線香を立てて、仏壇に揚げられていた饅頭を手に取って食べた。

祖父「俺はそう言うのが全くわからないが、良くない事にならないように、気を付けるんだぞ」
祖母「アンタなら大丈夫よwwいつまでも遊んでる能天気な人だしww」

オレ「……門の所に居なかった?朝とか」
オレは饅頭を食べながら尋ねる。
今でも門の所に立ってるのではと、ビクビクしてた。

祖母「誰も居なかったよ、ただね……」
そこで祖母何も語らなかった。

祖母「塩用意しておくから、見ておいで」
34名無しさん@おーぷん :2014/07/29(火)18:18:50 ID:pqE7frIxI()
門の前まで行くと、絶句した。

昨日、あのJKが立っていた場所が異常なほど濡れ、黒くなっていたのである。
花壇とかする人なら分かると思うけど、黒い土に水を通すと出てくるような黒い濁った水。
それが直径3メートルぐらい、そこだけポツンとあると思うと言い。

念の為に言うけど、水気はない。そもそも、そんな黒い水が発生するようなものはない。

オレは家に帰ると、塩をまいて貰い、祖母が黒い水たまりに塩をかけに行った。
黙って、まっすぐに二階へあがり、カーテンを閉め切った。

そんな状態でベットで横になっていたが、カーテンを開けられるような気がして、そのカーテンをガムテープで止めたほどだ。
35名無しさん@おーぷん :2014/07/29(火)18:20:15 ID:pTYBzTaFQ
大変だったな
36名無しさん@おーぷん :2014/07/29(火)18:22:22 ID:pqE7frIxI()
ただ、ふて寝するにも、妙に興奮してできない。
ツイッターで呟くのははずいし、2ちゃんねるにスレ建てる?いやいや、何か怖い。

今スレ建てちゃってるけど、何故か立てるって気にならなかったんだ。

仕方なくスカイプにログインし、誰かしらに愚痴ろうと探す。
ニトと専門がいた。

社長は取り込み中なので、仕事中のサインだ。
一度、社内通話にスカイプを利用しているらしく、それで俺に誤爆し、この時間帯に仕事していると俺は知っていた。

専門「幽霊にビビってるオレさんチーッスwwwwwwwwwww」

オレ「殺 し て や ろ う か ?」

専門「え、あ……そうマジにならないでください……」

オレ「ごめん。」

ニト「それで俺が落ちた後どうなったか、説明ヨロ」
37名無しさん@おーぷん :2014/07/29(火)18:24:57 ID:pqE7frIxI()
オレ「夜中にその子に話しかけてみて……」

専門「アチャー、一番やっちゃダメなパターンの典型」
妙に興奮している専門が本当にウザかった。

ニト「ふむふむ、それで……?」

オレ「気が付かれました」

専門・ニト「「キタアアアアアアアアアアアア!」」

オレ「笑ってるんんじゃねーよ!!」

ニト「はははwごめんごめんw」
ニト「ただ、心配していたのは本当だ。一応、心霊に関して友人とか専門と調べたんだけど」
38名無しさん@おーぷん :2014/07/29(火)18:30:05 ID:0zTArlBH4
語り頑張れ>>1
39名無しさん@おーぷん :2014/07/29(火)18:36:47 ID:pqE7frIxI()
オレ「そうなの?ありがとう」
ニト「結局、俺の中では無視するのが一番じゃねーか?ってなったわ。それと、コンタクト取ろうとしないのが一番って」

オレ「もうだめじゃんorz]
専門「ですねwwただ、一応お祓いに行くのはどうなんでしょうか?」

思い当たる所で二件しかなく、どちらも金がかかる。
実害が出てから……ッと思ったが、あのラップ音のすさまじさを考えると視野に入れなくては。

専門「あと保障できないですけど、地縛霊じゃなさそうだし、大丈夫じゃないんですかね?」
ニト「もしくは生霊って線あったり、呪い殺すって線もあるけど……」

オレ「今の話聞いてた?強弱あれば、強い分類の霊だよね?」

専門「そこなんですよー!」
何故こいつは楽しそうなのか。

専門「俺の予想ですが、多分、凄く未練がある霊だと思うですよ」
専門「だから力も強いし、一生懸命、オレさんにアピールしてきているんだと思います」
専門「こうなったら、コッチから歩み寄るしかないじゃないですか?」

こ い つ は 何 を 言 っ て い る ん だ ?
40名無しさん@おーぷん :2014/07/29(火)18:42:33 ID:pqE7frIxI()
て か な ん で 楽 し そ う な ん ?

この時、ニトが裏でチャット送って来たけど、どうも専門は遊び気分らしい。
てか、楽しんでいるそうだ。それも、誰よりも。

ニト『俺も遊び気分だけど、専門の場合は、俺より酷いわ。』
オレ『みてて分かる。ただ、こういう話だし馬鹿にされても仕方がない。』
ニト『ただな、交流するってのもある意味ありかもしれないわ(・ω・`)』
オレ『そうなの?』
ニト『だって、その子はコンタクト取りたいだけかもしれないし、ナマジカ無視している方がハラたつじゃん?』
オレ「ああ……」
ニト『どうなるか安全の保証は出来ないけど、そう言うのも手なんじゃないかな。』

ただ「一番は直にお祓いに行け」とニトさんは言い締めくくった。

その間、会議チャットの方で専門の女たらし話()が流れていた。
あと、友人の霊感話をしてたが、どことなくウザかった。
41名無しさん@おーぷん :2014/07/29(火)18:49:30 ID:pqE7frIxI()
そのまま気分を紛らす為に、ネトゲを始めた。
その日はいつも以上に収獲の悪い日だったのと、俺が足を引っ張りまくってた。

頭の中では、お祓い&無視する考えと、コンタクトを意を決して取るの二択が戦っていた。

無視するには、いつか頭の中がおかしくなるんじゃないか、
そもそもニトが言ってた通りになるんじゃないかと、不安に駆りたてられた。
なので、『無視』と言う案は消えた。

面と向かって立ち向かおう。お祓いか、コンタクトかで。

駄目元で祖父と祖母へ相談したが「金掛かるぞー」と言われ、失敗するリスクもあった。

理由としては親父の話がある。
オレにしたお祓いと封印と憑りつかせ?、この三つを知らない人がお祓いをすれば、何か起こるのではと思ったのだ。
とりあえず、夜中、親父に頼みその親戚に電話する事にした。

じゃあ、コンタクトを取る方は?
2ちゃんねるや、世間的に広まる様な、コンタクト取って成功した例は、生存したからだと思っている。
つまり、失敗した例は、死亡か、失敗した話を伝えられない状況に陥ったか、どのどちらかだと思ったんだ。
42名無しさん@おーぷん :2014/07/29(火)18:53:03 ID:pqE7frIxI()
ニト「まだ考えてるのかよ?金足りないなら貸そうか?」
オレ「いや、そうじゃなくて……」
専門「これはこれは……コンタクトとるしかないですねー、ですっねー!」

ニト「専門、ちっと黙れ」
専門「あ、はーい……」

ここで決断を迫られた。
と言うか、ここでいつまでもこの怪奇現象を悩みながら生きて行っても仕方がないし、
いつかは絶対に立ち向かわなくてはいけない時が来る筈だ。仕事もいつまでも休めないし。

オレ「……お祓いする。」
専門が露骨につまらなそうにため息をつく。

オレ「ただ……、コンタクト取ってみるよ」
ニトが微妙な感じの笑い声「ええ、ああそう?」って言う。
43名無しさん@おーぷん :2014/07/29(火)18:57:28 ID:pqE7frIxI()
俺は一端、二人にお別れを告げネトゲを止めた。
今日の朝には居なくなっていた、あのJKが何処に居るのか探しに行く事にしたのだ。

オレは祖父と祖母には「息抜きしてくる」と言い家を出る。

真っ先に向かったのは、昨日あのJKと出会った場所、交差点だ。

向かう途中、俺が中学生の頃そこでひき逃げがあったのを思い出した。

もしかしてそれか?

結論を言えば、違った。俺も憶えているが轢かれたのは若い男性だ。
それも工場の従業員だったと思う。

その男の彼女が、後を追って自殺し、その場所を目指した可能性もあるが、
どうもそう言う雰囲気には思えなかった。
44名無しさん@おーぷん :2014/07/29(火)18:59:30 ID:pqE7frIxI()
俺は思い返す。あのカワイイ姿を。
いや、ビビってたけど、可愛いと思える感情は嘘ではない。
本当にかわいいだ。童貞拗らせてるから補正かかってるけど、マジでかわいい。

ただ、あの時。
交差点で立っていた様子は、何かを待ってたり探していたと言うよりも、
”日常的な行動で信号待ちしている”と言う方がしっくりくる感じだ。

そこで偶々、見えるオレに出会った。
それで俺に興味を覚えて、図書館や家まで追ってきたのだろう。

俺はそう推測を立てて、交差点へ到着した。
45名無しさん@おーぷん :2014/07/29(火)19:04:26 ID:pqE7frIxI()
そうして見つけた。
今でも思う。この日、この子に会いに来てよかったと。
どんなことが、この先あろうかオレは知らないだろうけど、よかったんだ。
間違いなく。

その子は、昨日よりも悲しそうな顔をしながら電信柱に寄り掛かり座っていた。
こんな暑い日なのに、長袖のセーラー服に、向きによっては下着が見えちゃうだろう態勢。
ただ、自分の手でスカートを上げ隠していた。

そ の 姿 に 微 か に 興 奮 し た。

内心ビビっていた半分、萌えていた半分。

俺の中でもなにがなんだか、今思い出してもくぁwせdrftgyふじこlp;@:「」
46名無しさん@おーぷん :2014/07/29(火)19:11:27 ID:pqE7frIxI()
ごめん、暴走してた。

ただ、その場では本当に冷静さは装ってた。

自転車ですーっと近寄り、その子の近くに止まる。
だが、女の子は下を向いていて気が付かない。
どうにか気が付く方法はないかと考え、小さく咳払いした。

その子「……っ!」
驚いた顔をしてコッチを見たと思う。

その子「あ、昨日の……、え、うそ……?」
たしかそんな事言ってたと思う。
その子は、立ち上がりオレをの方を見ながら、きょろきょろ周囲を見てた。

ただ、これで、この子が幽霊だと確信した。
昨日の声の主と同じだし、何より。

先ほどから、横を人が通り過ぎるのだが”気が付く様子がない”
オレはスマホを弄る振りして、チラチラと女の子を見ていたが、若干不審者っぽかったかもしれない。
47名無しさん@おーぷん :2014/07/29(火)19:13:32 ID:pqE7frIxI()
頭の中で幽霊に話しかけて恥ずかしい思いをした、と言う2ちゃんねるの怖い話を思い出し、
スマホに文字を入力した。

オレ『昨日はすみませんでした。お話がしたいです』
その子「……えっ?」

すまんが、飯だ。食べ終わったら再開します。
ああ……うな重だ。
48名無しさん@おーぷん :2014/07/29(火)19:18:14 ID:0mSBiit6J
うな重は俺が代わりに食うから、早く続きを書け!
49名無しさん@おーぷん :2014/07/29(火)19:38:33 ID:pqE7frIxI()
頭の中で幽霊に話しかけて恥ずかしい思いをした、と言う2ちゃんねるの怖い話を思い出し、
スマホに文字を入力し、それをその子に見える事を思いついた。

オレ『昨日はすみませんでした。お話がしたいです』
その子「……えっ?」
短い言葉で驚いているのだと、確りと伝わってくる。

オレ『良かったら、家までどうぞ』
その子「は、はい……!」
すごく嬉しそうに笑っていた。本当に効果音がキラキラしているような、
愛くるしい可愛い顔だった。

まさか、俺の肩に右手を置いて、空中を滑る様についてくるとは思わなかったけど。
それと置かれた左肩から腕が、異常なほど結構悪くなり鳥肌凄かった。

本当に「ヒトでない者」なんだと、悟った。

>>48
すまんな!たっぷりと頂いてきたわ!
50名無しさん@おーぷん :2014/07/29(火)19:41:57 ID:pqE7frIxI()
自転車をこぐのに支障はまったくなかったのだけど、変にその子を意識して右寄りに走ってたと思う。
車が来たときは咄嗟に、避けようとして壁に激突した。

腕の状態は、まるで紐で縛った指かと思うほど痺れ赤紫色になってた。
とは言え、十分ぐらいなら問題が無いだろうと思い、そのまま女の子を連れて帰った。

案の定、女の子が家の前につき手をはなすと、腕の色は元に戻った。

――ただ、問題が発生した。
51名無しさん@おーぷん :2014/07/29(火)19:54:00 ID:pqE7frIxI()
その子「この家に近寄れないんです……」(以後、S子
オレ「え?」
昨日の夜中、一生懸命に外で叫んでいた訳はそれだったそうだ。

あと、地面が黒く濡れていた件に関しては、本人も知らなかった。

ただ、あそこまで真っ黒な水あとが、帰ってきたら無くなっていた。

オレ「うーん……、どうして入れないの?」
S子「近寄ると、強い風が吹くと言うか、押されると言うか……」
オレ「分からないなぁ……祖父と祖母に聞いてくる」

祖父と祖母は「何をしているんだバカモノ」と怒ったが(当然だけど)

祖母「うーん、どちらにしても上がれないなら、”あがれない存在”なんだよ」
そう祖母は俺に諭す様に言った。
52名無しさん@おーぷん :2014/07/29(火)19:56:59 ID:pqE7frIxI()
結局、近くの川のベンチへ向かう事にした。
そこで、S子と話をした。

その場所は蚊が酷いため、誰も座らない様なベンチで、川の匂いが酷く人気も少ないスポットだ。
ちなみに深夜にここでズッコンバッコンを数度目撃するほど、人気が少ない。

とりあえず、俺が先にベンチに座った所でS子が切り出した。

S子「どうして、急に……?」
53名無しさん@おーぷん :2014/07/29(火)20:02:30 ID:pqE7frIxI()
オレ「いや、どうしてオレなのかな……って興味から」
S子「でも、昨日……絶対悪い事したと思うのですが……」

オレ「正直、確かにアレは怖かった。今でも恐いよ……」
S子「やっぱり……」
オレ「アレはワザとだったのかな?」
S子「そ、そう言う訳じゃ……」

だよねーっと、オレは笑った。
恐らくあの水たまりの件も知らなかったのだし、ラップ現象などまったく思いもしてないだろう。
案の定、聞けば、その通りだった。

オレ「ただ、夜中にああいうのするのは止めよう……、怖い」
S子「私、夜と昼間が分からないんです」

オレ「え?」

S子が言うには、世界が灰色だったり、薄い青色だったり、ぼんやりとし過ぎて光の区別がつかない世界が見えているらしい。
人の顔は分っても、その顔色まで分からないと。

そこで俺は思った。

さっきの腕の色、この子が見えて分って居たら手を離したと思う。
54名無しさん@おーぷん :2014/07/29(火)20:11:38 ID:pqE7frIxI()
可哀相な子なんだな……、と思えた。

で、何故かわからないけど、興奮していた気持ちも、怖い気持ちも落ち着いたんだよね。
その後、適当なこと言って、その場を終わらせ、自己紹介をする事で空気を替えた。

オレ「オレの名前はオレです」
ちなみにこの時、一応人目につく事を想定して、電話している振りしながら話した。

S子「オレさんかー……、私は、名前分からないの……」
そうしてS子が、自分の事を話し始めた。

S子「気が付いたら、こんな感じになってて……。日が経つと記憶もぼやけてくの。
私を見える人は、昔にも居たと思うけど、殆どの人が私の事を避けたの。
時々話しかけてくる人も居たけど、凄く怖かった。」

オレ「なんで怖かったの?」

S子「ほとんどの人が成仏しろって……私はまだ生きているのに……」

オレ「ぇ……ぇぇ」
何も言えなくなった。
55名無しさん@おーぷん :2014/07/29(火)20:17:15 ID:pqE7frIxI()
S子「あとは、なんか話しかけてくるのだけど、言葉が分からない人とか」
オレは、それは本当に人なのかと思いながらも、言わずに堪えた。

S子「だから、見えてるのかなーって人に話しかけてたんです。
 それで今回オレさんが気が付いてくれて……。
 話しかけてきたけど、怖い感じもしないし、ただ嫌がってたのは分かったよ」

オレ「ごめん……。」

S子「うんうん、いいよ。ただ、どうしても話がしたくて。
  それで夜中だと知らなかったとは言っても、家まで見つけて……」

S子が言うには、強く思うとあの場所に居たらしい。
それで一生懸命に訴えかけていたと言う。

ちなみに俺が最初に見た家の中に何かいるって言うのは幻覚だったようだ。
S子も「知らない」と苦笑いしていた。
56名無しさん@おーぷん :2014/07/29(火)20:21:12 ID:pqE7frIxI()
その後、S子から色々な話を聞かされた。

自分がこういう状態だと気が付いた時から、長い時間経っていると言う事。
多分一番古い記憶で二年前のクリスマスだと言う事。
ここ最近、この町に流れ着いたと言う事。

他の自分に似たような人の真似をして、憑いて動く方法を習得したと言う事。
長距離移動方法が車に手を付け、先ほどの自転車の様に滑っていると言う事。

そう言う怖いけど、話すS子は凄く嬉しそうで、楽しそうだった。
かわいかった。
57名無しさん@おーぷん :2014/07/29(火)20:25:12 ID:pqE7frIxI()
ただ、そんな話を聞いて居たら、時間が来てしまった。
流石に夜だし、帰らないとまずい。

オレ「ごめん、時間が来たから変えるよ……」
S子「ぇ……」
なんか凄い可愛い顔で寂しい顔してた、オレSの気あるのかな、ってぐらい、可愛いと思えた顔をしてた。
一応、腕時計を見せたのだけど、予想外の答えが買ってきた。

S子「時計を見ると、凄く歪んで見えるか、グルグル動いていて見えないの……」
なんだそれと、俺はポカーンとした。

やはりオレとは見ている世界が違うようだ。ただ、その日は別れるしかなかった。
58名無しさん@おーぷん :2014/07/29(火)20:30:28 ID:0mSBiit6J
ふむふむ
59名無しさん@おーぷん :2014/07/29(火)20:32:49 ID:pqE7frIxI()
家に帰り、パソコンを起動し、スカイプに入る。
三人もログインしていた。現在、ランダムで発生する大規模イベントに参加中のようだった。

オレ『ただいま帰りました。コンタクト取れました。』
社長『お、おかえり。通話するかい?』
オレ『今日は疲かれたので寝ます』
ニト『憑かれたか。』
専門『明日、話を聞かせてくださいねー!』

この後、社長から個別チャットが来て。

社長『仕事上、お祓いとかよくするのだが良かったら紹介しようか?』と言われた。
どういう仕事だよ!って思った。

社長『たしか、探しに言ったらしいけど、どう見つかった?』
オレ『はい、見つけました……本物みたいです……』
社長『そうか……、私としてはあまり深入り意思ない方がいいと思うなぁ』
オレ『そうですよね……』
社長『信じる信じないは別だが、信じざるが終えない事も世の中にはある。不幸な話でね』

俺にはちょっと分からなかったが、大体2ちゃんねるの洒落怖な話だろうと思った。

社長『そのために、そう言う事を仕事にしている人もいるんだ。いつでも私は相談に乗るよ』
それと最後に「専門君は少し行儀が悪い。適当な事を言い過ぎだ」とお怒りの文章が添えられていた。
60名無しさん@おーぷん :2014/07/29(火)20:36:03 ID:0mSBiit6J
専門はどうしようもねーなw
61名無しさん@おーぷん :2014/07/29(火)20:39:41 ID:pqE7frIxI()
親父にお祓いについて相談した。

親父「聞いてみないとなぁ……、多分、親戚の方で紹介してくれると思うが」
オレ「そうだよね……」
親父「ところで――オレ、その子を家に連れて来たらしいな?」

親父の形相が変わった。
その後、一時間以上怒られた。
とてもとても、怒られた。

オレ「……すみませんでした」
親父「いいか、俺は心霊に詳しい訳ではなく、心霊を調べるような行為なら、まだ好奇心だ許そう。
   だが、そう言う『モノ』に会いに行くとは、どういう事だ!?何を考えている!?」

正論だなと、思った。
いや、幽霊信じてない人からしたら笑い話だけど、そんな人でも地蔵様を蹴らないだろ?
それと同じような感覚で親父は怒っていたのだと思う。
62名無しさん@おーぷん :2014/07/29(火)20:42:45 ID:pqE7frIxI()
>>60
専門は若干ネタだと思っていたのと、後に聞いたけど2ちゃんねるに投稿しようと考えていたらしい。
あとは大学生特有のテンションだ。
63名無しさん@おーぷん :2014/07/29(火)20:48:13 ID:pqE7frIxI()
親父「それで……その子は今どこに居るんだ?」
オレ「あー……、また明日家の前でって約束で、何処に居るかは」
親父「何も無ければいいな、今夜は。」
そう親父は言うとビールを飲み干して、二階に上がって行った。
いつもなら反抗的な態度を取るが、この時ばかりは何も言えなかった。

二階に上がり、ベットで横になった。
S子の顔が浮かび、S子の声と可愛らしい顔を思い浮かべると、色々やばかった。
胸とか下とか、心とか、頭とか。
ただ、幽霊なんだと思うと、すぅーっと冷めた。

それでどうにか落ち着きを取り戻し、いつの間にか眠りについた時、変な夢を見た。
64名無しさん@おーぷん :2014/07/29(火)20:58:11 ID:pqE7frIxI()
自分の部屋に一人で居るんだけど、誰かと話をしている夢。

その人は凄く低い声の男なんだよね。
ただ、ものすごく怒ってるんだ。怒男とでも呼ぶか。

怒男「何を考えているか分からないが、そんなんでは私も許せない。」
オレ「すみません……」
怒男「こうして説教をしても貰えるのをありがたく思え。」
オレ「はは……」
怒男「それとお前の未来の為に助言がある。決して心のよりどころにするな」
オレ「……S子をですか?」
怒男「あの箱と板でしている画(ネトゲ?)もそうだが、自分の未来に残らないモノに心寄せるのは、愚の極みだ」
オレ「は、はい……」
怒男「どうしても行うと言うなら私に止める事はできないが、それでも自身を大切にしろ。」

怒男「今の自身も、未来の自身も、大切にできるよう努めろ」

一字一句、それと言葉が合っている訳じゃないけど、最期の一文だけは怒男はそう言ってたと思う。
65名無しさん@おーぷん :2014/07/29(火)21:05:19 ID:pqE7frIxI()
翌日、早起きした俺は、仕事に行く前の親父と何年かぶりに出会った。
早朝の天気予報とニュースを見ながら、インスタントの味噌汁と米とお漬物の日本人らしい朝食は、脱帽者だった。

親父!って感じがした。

親父「おう、オレ、早起きだな……何も無くてよかったよ」
オレ「え、ああ……ただ、夢の中でオッサンに怒られた」
あったことを話すと、親父はニコニコしながら話した。

親父「ははは、お前に憑けた守護霊様かもな」
俺に付けた守護霊は、元々神社に祀られていたような存在だったらしい。

守護霊の生前は、生まれた時から『守護霊になる事を定められていた様な人』であるらしく、人を救う事に生きがいを感じ
曰く学問を教え、剣術を教えて、歩いて居たとか。(歴史に残らない偉人ってやつか?

死んだあと神社の守り神として祀られ、戦国時代は名のある武将の守護霊として貸し出された過去もあるとか。

オレの中二病設定が急激に極まって行くのが分かった。
66名無しさん@おーぷん :2014/07/29(火)21:10:01 ID:pqE7frIxI()
親父「それで、その子に会いに行くのか?」
オレ「……たぶん。」
親父「なんで、そこまで会いたいんだ?」
オレ「……なんでだろう」

ここら辺でオレはなんで会いに行くのか分からなくなっていたと思う。
いや、今だから分かるけど、本当にその時分からなかった。
ただ会いたかった。

親父「そうか……、これ親父の数珠だ。常に持ち歩きなさい」
親父はどこからか持ってきていた数珠を俺に手渡した。
線香の様な匂いがして、若者が付けてるような明るい色をしている訳ではない数珠だった。

オレ「……たぶんだけど、S子はそう言う事する子じゃないよ」
親父「オレもそう言うのは分からないから、何とも言えない」
オレ「なら。」
親父「ただ、それはお前も同じだろ?」
67名無しさん@おーぷん :2014/07/29(火)21:18:48 ID:pqE7frIxI()
部屋へ戻り、スカイプを起動。
ログインしているのはニトと専門。専門は寝落ちだろうが。

ニト「起きたか。よく寝れたか?」
ニトの方からチャットが来た。

オレ「寝れた、けど複雑」
ニト「お姉さんに話してみなさい(´・ω・`)」
オレ(お前お兄さんだろ……)
そう思いながら、昨日話した話の4割ほどを話した。
S子の話を全てまとめ切れていた訳じゃなし、ニトが気になっているだろう部分だけを伝えた。

ニト「マジもんじゃねーか(((゚Д゚)))ガタガタ」
オレ「うん、マジもん」
ニト「お前も大変だな(゚∀゚ )」
オレ「今結構楽しんでると思うけどね……」

ニト「まぁ、そう言うな。とにかく会いに行って分かったのは、やっぱり自分を見て貰いたかったんだなぁ」
ニト「オレはどうしたいんだ、その子?」

オレ「……お祓い、と言うより成仏させてあげたい」

ニト「ただきついぞー、本人自分が生きていると思ってるしな」
オレ「うん、それが……一番聞いてて辛かった」
ニト「お前本当に取り殺されるなよ?」
オレ「それはない。」
68名無しさん@おーぷん :2014/07/29(火)21:25:19 ID:pqE7frIxI()
ここで専門が起きた。

専門「おはようございまーす、通話しません?」
オレ「パス」 ニト「死ね」
専門「ぇぇ……」

専門「それで、ログ追いましたけど、その女の子は……?」
オレ「今日会います」
専門「色々聞いて来てほしい質問あるのですがいいですか?」
オレ「なに?」
ニト「逝って良し」

専門「じゃあ言いますねー」

自分が死んだと自覚していないのはなぜか。
覚えている生前だと思える記憶はあるのか。
どうしてこの町を選んだのか。
今までどういう目的でさ迷っているのか。
オレさんの事をどう思っているのか。

……かなりこいつの人間性を疑った。
ただ、俺も気になる質問があったので幾つか利用することにした。
69名無しさん@おーぷん :2014/07/29(火)21:32:21 ID:pqE7frIxI()
専門「ところで、お祓いは考えているのですか?」
オレ「ま、まあ……」
専門「なら、失敗すると、悪霊化することもあるらしいし、気を付けてくださいね」
オレ「え……。」

専門「俺の友人にお祓い失敗して、酷い事になった奴いますんで……」
オレ(ウッザ……)ニト「死ねよ」

専門「ちょっと厳しくないですかーww」
ニト「はぁ……、こういうのもあれだけど、お前ふざけすぎ」
専門「こういう話題ですしwwww」
ニト「ああ、こういう話題だからふざけて良いよ」

ニト「ただ、ふざけるなら周りが笑えるネタでふざけろ、ガキ」

その日は喋ることはなかった。
同時に俺の中でニトさんの株が急上昇した日でもあった。

その後、ニトと二人でネトゲをしていると、ふと脳裏にイヤーな電気が走るような感覚がした。
外から感じる。直に分かった。

S子が来たと。
70名無しさん@おーぷん :2014/07/29(火)21:36:51 ID:pqE7frIxI()
ニト「よろしく伝えてくれ。あと、お祓いの件はお前に依存する前に伝えておけよ」
この時の忠告をもっと真摯に受け止めるべきだった。
それに気が付くのは、もっと先の話である。

S子「……おはよう、かな?朝だよね?」
相変わらずのセーラー服姿に、黒いストッキングが魅力的な、可愛い女子が門の前に居る。
なんか照れくさそうにニコニコしているが、そのしぐさが愛しい。

オレ「うん、朝だよ」:表 冷静ぶって
オレ(わあああああ):裏 歓喜喝采

こんな日が訪れるとは、このオレに、幼馴染なんかレディースのヘッドになったような化け物しか居なかった、俺に。

こんなエロゲーの様な日々が、まさか、この歳で、来るとは。

ただ、ただ……、こんなにかわいいのに幽霊なんだよな……って思うと、冷静さに磨きがかかってきた。
71Jv4G8upKnw :2014/07/29(火)21:41:36 ID:pqE7frIxI()
多分、今日中に語り切れないのと、明日今でも続けてるネトゲがメンテなのでコテハンつけておく。

もう、なんていうか。
門の前に居たセーラー服のこの子と、俺が寂しい青春を送った工業時代に会いたかった。
そうすればきっと毎日が天国だっただろう。
制服が違うから、途中で分れることになるが、それもそれでドラマチックで最高だ。
それで放課後あって……うへへへ。

と、童貞拗らせた妄想を一秒でして、幽霊だと気が付き冷静になって、そんな精神的異常をきたしながらS子にあった。

S子「……なんかこうして人みたいな行動取るの久しぶりで、嬉しい」
俺も嬉しいよーヽ(゚∀゚ )ノ
72Jv4G8upKnw :2014/07/29(火)21:45:57 ID:pqE7frIxI()
その日は近くの人気のない公園に行く事になった。
もちろん電話をする振りして、S子と会話をする。

オレ「そう言えば、夜中のうちは何していたの?」
S子「猫がしゃべって……」
オレ「え!?」
S子「なんて言ったのか分からなかったから、捕まえようとして追い回してた……w」

別に不穏な影がある訳ではないらしいが、猫が喋るとは……。
やはり彼女と住む世界は違うようだ、とどこか心苦しかった。

オレ「どうやって時間を?」
S子「うーん……、なんとなくオレさんが眼覚めたなーって気がして、気が付いたらここに居た」

あかん、誰かティッシュ、テッシュ……。
73Jv4G8upKnw :2014/07/29(火)21:50:04 ID:pqE7frIxI()
なんか精神的に異常は、今でも継続しているようだ。
凄い思い出しただけで、童貞拗らせてヤバイ。

S子「それでオレさん、何のお話するのですか……?」
オレ「あ……、そうだ、今みたいな状態になる前の記憶とかあるのですか?」

ピタッとS子が固まった、地雷だったか?

S子「うーん……」
え、今どきの子って、頭に手を当てて考えるっけ。
何そのしぐさ、二次元だけじゃないの。二次元じゃないけど、三次元でもないけど。

S子「お母さんが居て、お父さんも居て……、弟がいたかもしれない」
オレ「おお……、名前は?」
S子「分からないし、眼しか思い出せない。声も言葉も、思い出せないの……」
オレ「前からそう言う感じなの?」

S子「どうだろう、今オレさんに言われたらパッて思い浮かべた感じ」

な ん じ ゃ そ り ゃ 。
74名無しさん@おーぷん :2014/07/29(火)21:52:01 ID:0mSBiit6J
さっきのティッシュは何につかったの?
75Jv4G8upKnw :2014/07/29(火)21:58:58 ID:pqE7frIxI()
オレ「えーっと、どうしてこの町に来たのですか?」
S子「何となく掴まって、気が付いたら、この町に来てたの……かな?」
どうもよく覚えていないらしい。
そもそも、前の町やこの町の名前も知らないそうだ。

S子「で、最近来たんだけど、オレさんにあって……」
ここでS子は急に喋らなくなったんだ。

オレ「ど、どうしたの?」
俺には女心は分からないのが悪かったのかもしれないけど、気の利く言葉をかけれなかった。

オレ「なにか失礼なこと聞いちゃった!?」
S子は静かにクビを横に振る。

S子「違うの……嬉しくて……ただ、変なんだね、涙がでないの……」
S子はそう言うと、顔を下に向けて、セーラー服で顔を隠しながら、小さな声で鳴いていた。

俺は見ちゃいけない気がして、眼を逸らしながらS子の話を聞いた。
76Jv4G8upKnw :2014/07/29(火)22:02:54 ID:pqE7frIxI()
S子「こんな風に話しかけてくれた人は、オレさんしか居なくて……」

S子「本当にここまで生きていてよかった……」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

ごめん、今だから思うだけど。
やっぱりこの言葉。

すげー、辛いわ。お風呂入ってくる。ごめん、情緒不安定すぎて。
77名無しさん@おーぷん :2014/07/29(火)22:08:23 ID:0mSBiit6J
俺が代わりに風呂入ってくるから続きはよ!
78Jv4G8upKnw :2014/07/29(火)22:24:54 ID:pqE7frIxI()
落ち着いた、この公園でしたS子との話で今日は最後にする。

S子「ねえ、オレさん」
オレ「は、はい?」
S子「私、お化けな顔してる?」
オレ「そんな事は!」

普通にかわいい顔しているし、普通にパッチリとした顔しているし、
子供っぽさと、大人っぽさが混ざった、俺なんかと比べれば断然整った顔しているS子だ。

S子「ずっと、誰とも話せなかった。話しかけてくる人が居ても恐かった。
 私みたいな人に会ったこともあったよ。でも、会話することないし、皆、お化けな顔してたの。
 私もいつかああなっちゃうじゃないかと、ずっと怖かった」

S子「だから、オレさんに会えてよかったな……って変だよね。まだあんまり会って時間経ってないし」
オレ「そうだね……」
S子「ふふっ……、それで他に何か聞きたい事あるのですか?」

それから、彼女が見て来た不思議なことの話を聞くことになった。

自分みたいな人間が突然光となって消えたり、暗闇に飲まれたり、倒れて地面へ吸われて逝ったり。
かと思えば、異常なほど長い手足をくねらせて移動していたりと、

かなり怖い話を聞かされた。S子も恐かったらしい。

オレ「ちなみに今この公園にそんな人いる?」
S子「うーん……あのスベリ台の下に女の人が……」

俺は直に場所を変える事を提案した、そして、また腕を変色させながら、大きな川の歩道へ向かう事にしたんだ。
79Jv4G8upKnw :2014/07/29(火)22:26:43 ID:pqE7frIxI()
すまんが、宣言通り今日はこのぐらいにしておくよ。

正直、今スゲー寂しい気持ちになってきた。
今日夢の中で怒男が出てきそう。

何とか、語り切るよ。
80名無しさん@おーぷん :2014/07/29(火)22:27:48 ID:0mSBiit6J
乙でした。

引き込まれる話で、続きが楽しみです!
81Jv4G8upKnw :2014/07/30(水)09:32:46 ID:HNdX0twwr
おはよー、さて続きを話して行こうと思う。

てか、0mSBiit6J何度も書き込みありがとう。
82Jv4G8upKnw :2014/07/30(水)09:46:45 ID:HNdX0twwr
公園から、川へ変える理由は、そのS子が言う女性が俺には見えなかったからだ。
それが何となく怖かったし、

小学校の頃、この公園に白服を着た女の霊が出るともっぱら有名。

そう言えば、移動するときに。

S子「なんで移動するの?」
オレ「いや……、怖いじゃん……」
S子「私みたいな子と居るのに、怖いんだ……w」
オレ「えwwあ、まぁ……w」

とか今思い出すと本当に面白い会話だった。
ちなみにオレは、今でも幽霊とかオカルトは怖いと思っている。
83Jv4G8upKnw :2014/07/30(水)09:51:31 ID:HNdX0twwr
川についた。

その頃には俺の左腕の色が酷いありさまになってた。
どうにかしてこの対策をしなくては……S子はやっぱり気が付いてないっぽい。

オレ(さて……、なんの話をするべきか……)
とりあえず到着した川の芝生に座り、ボーッと川を眺めていた。

S子はその時、俺の横に立って川をずーっとながめていた。
俺みたいな奴が横にいなければ、S子を絵に収めたいって人が出ただろう感じ。

凄くなんか、綺麗で、ミステリアスな感じだった。
84Jv4G8upKnw :2014/07/30(水)09:53:45 ID:HNdX0twwr
オレ「どうしたの?」
S子「いや……、こうやって人と川に来るの久しぶりだなって」
オレ「そう言うって事は、今みたいになる時、良く誰かと来てたのかな?」
S子「あー、そうかも」

そうだよな、こんなかわいい子だも。
彼氏とこういう所でドラマチックなことしてるよな(#・∀・)

S子が言うには、昔、誰かとこうして川に来た気がすると言うことだ。
それは今思い出しただけで、前々から覚えてないことらしい。
85Jv4G8upKnw :2014/07/30(水)09:54:26 ID:HNdX0twwr
今みたいになる時 → なる前だ。
ちゃんと読み直してから投稿するように、きをつける。
86Jv4G8upKnw :2014/07/30(水)10:02:17 ID:HNdX0twwr
S子「不思議だよね……、私も不思議だなーって思うんです」
オレ「……。」
S子「あの……オレさん……」

S子の声の音が変わった。
ちょっとドキっとした。怖い意味で。

S子「私のこと、助けるてくれま……せんよねーww」
オレ「ちょ、ちょっと俺じゃ頼りないんじゃないかなーww」
S子「はははww」

ちょっとS子が寂しそうな顔をした。
87Jv4G8upKnw :2014/07/30(水)10:06:03 ID:HNdX0twwr
S子「ただ、こうして、またお話していてくれませんか?」
オレ「は、はいっ!(喜んでっ!)」

この事がきっかけで、この先何が待ち構えているか、俺は思いもしなかった。
ただ、この時は単純に「危険な好奇心」と「S子と会える嬉しい」って気持ちしかありませんでした。

オレとS子の奇妙な夏が始まりました。
88Jv4G8upKnw :2014/07/30(水)10:10:20 ID:HNdX0twwr
S子「そう言えば、さっきオレさんばかり質問してきましたよねー?」
オレ「え、ああ、そうですね……」
S子「じゃあ、私からも質問いいですか?」

断る理由もなく、承諾。

S子「私みたいな人と、昔あったことあるのですか?」
オレ「うーん……、あまり覚えてないけど、あったみたいだね」
S子「覚えてない?」
オレ「うん、親父に一昨日聞いただけだし、俺もはっきりと言えるわけじゃないんだ」
S子「へー、やっぱりオレさんは特別な人なんですね」

いえ、特別と言うか、駄目な人です。
ネトゲと高卒フリーターです。……とは言えず「そうでもないですよーw」と強がりました。
89フロンガス◆KeXH31ItRuOi :2014/07/30(水)10:12:23 ID:6Olpb9VRH
霊ならすべて見えるわけではなく、見える霊と見えない霊があるのが興味深い…
90Jv4G8upKnw :2014/07/30(水)10:18:27 ID:HNdX0twwr
S子「家族は皆、オレさんみたいな感じなの?」
オレ「うーん、よくわからないけど、もしかしたらそうなのかなぁ」

まったく会話に上がってないが、母親は一年の殆どを出張で過しているウーマンだ。
母親は強いのかどうかは、未だに謎だけど、不思議なパワーを持っている人なのは確か。

昔、某占い師に『特別なオーラを持ってる』と言われたことがあるらしい、本人にその気がないけど。

あと、姉がいるのだが、コイツはパチモンくせぇ霊媒師的なことを友人にしていた事がある。
自身曰く「コックリさんを撃退した」そうだ。

S子「それじゃ……、私のこと気が付いて居たりする?」
オレ「一昨日ね、あと昨日家に連れてきた時、祖父と祖母に話をしたんだ」
S子「そうなの……、迷惑かけてごめんなさい、と伝えてください」
オレ「いやいやいや!連れて来たのオレだし、迷惑だなんて……っ」
S子「嘘見え見えですよーw 分ってます、自分が変なんだーって、だから変に気を使わなくて良いですよっ」

S子「申し訳ないって言う気持ちは本当ですし、怖い思いさせちゃってごめんなさい」

何ていい子なんだ。・゚・(ノД`)・゚・。
91Jv4G8upKnw :2014/07/30(水)10:20:42 ID:HNdX0twwr
>>89
見える見えないは、最近だから分って来たけど、
俺は無意識に視界に映るみたい。それで、見える―って言ってるだけ。

そう言えば今年、事故の多い踏切で首と手が無い親子の霊みたいのを見て戦慄した記憶がある。

S子が、そう言う怖い分類(かな?)じゃないだけ、よかったかもしれん。
92Jv4G8upKnw :2014/07/30(水)10:31:39 ID:HNdX0twwr
その後は、本当にただの雑談だった。

日頃なにしているの?
学生の頃なにしていたの?
怖い経験ってある?

あと、図書館に居たからか「好きな本てあるのですか?」と聞かれた。
ぶっちゃけ本あまり読みません……読めてもラノベだけです……。

オレ「ライトノベルぐらいかな……読んでも」
S子「ライトノベル……?」
オレ「えーっと、漫画の小説みたいな?」
S子「漫画……?」

流石におかしいと俺は思った、漫画も分からないのは変だと。

オレ「ほら、絵と文字で出来た本……」
S子「あ、ああ!アレ漫画って言うね!」
オレ「本当に分からなかったの?」

S子「昨日も話したのですが、記憶がぼやけると言うか……ど忘れ?」
オレ「おばあちゃんみたいな」
S子「ひどーいw」

その時のS子は笑っていたが、どことなく困った顔をしていた。
なんだか申し訳ない事をしたと、思いながらもそれを謝れずオレはS子と話をしていた。

そこで訪れたのです、第一の危機が。
93Jv4G8upKnw :2014/07/30(水)10:42:16 ID:HNdX0twwr
ちょっと仕事の方で電話が、またしばらくしたら書きに来ます。
94名無しさん@おーぷん :2014/07/30(水)10:57:22 ID:QZSzYlPCh
えっなにこの焦らし
95名無しさん@おーぷん :2014/07/30(水)11:40:20 ID:i648fEk1J
俺が代わりに電話するから続きはよ
96名無しさん@おーぷん :2014/07/30(水)11:48:59 ID:whziZefmx
俺が代わりに仕事するから続きはよ
97Jv4G8upKnw :2014/07/30(水)15:48:26 ID:HNdX0twwr
休日出勤+上司と秋葉原と言う、とんでもないコンボくらってきた。

アヂィよぉ……
98名無しさん@おーぷん :2014/07/30(水)15:54:55 ID:i648fEk1J
キタ━(゚∀゚)━!!
お疲れ様です!
99Jv4G8upKnw :2014/07/30(水)15:57:48 ID:HNdX0twwr
??「キ ミ 何 し て い る の ?」

オレ「……え?」 S子「あっ……」

――職務質問、職質である。
100Jv4G8upKnw :2014/07/30(水)16:05:38 ID:HNdX0twwr
警察官のお兄さんは、とてもイケメンな人と、
黒縁眼鏡が特徴的な細身の草食系男子まっしぐら感じの青年だった。

どうやら通報があったらしい。まったく、いつ通報されたのか。
いや、この時点で昼は過ぎていたし、大分長い事川に居た筈だ。

通りかかった人はいなくはない。

警A「一人で喋ってると言う通報があってね……(´_ゝ`)」
警B「キミ、一人だよね?(´<_` )」
S子「あ……その……!」

この子、まさか俺を庇おうとしているのか、いやいや、そこに萌えている場合じゃない。

オレ「で、電話していまして……^^;」
警A( ´_ゝ`)(´<_`  )警B

二人「いや、今見ていた限り……電話していなかったよね(mp´_ゝ`)(´<_`qm)」

オ レ は 絶 望 し た 。
101Jv4G8upKnw :2014/07/30(水)16:17:18 ID:HNdX0twwr
そこで俺は大きな過ちに気が付いた。

いつの間にかスマホをしまっていたのだ。
ごまかし思考でイヤホンはしていたが、恐らく通話できるモノではない。
てか、通話していないのは一目瞭然。

この見えすぎた嘘をついた時点で、警察官の不信感はマッハになるのである。

S子「オレさん……ごめんなさい……(´・ω・`)」
オレ(いいよっ!構わんさ(;´∀`) )

警A「何か隠し事でもしているのかな?( ´,_ゝ`)」
警B「まぁー、変なことがなければいいのですが……(´<`;)」
102Jv4G8upKnw :2014/07/30(水)16:23:09 ID:HNdX0twwr
警A「まー、家の電話と携帯電話、住所、職業など聞かせててもらおうかな( ´_ゝ`)」

イケメンの警察官Aがグイグイ来る。
完全にダウトし切った顔だ。

警B「この川には何しに来たのかな?(´<_` )」
黒縁眼鏡は、まだオレのことを人として見る目だ。
いや、バッチリ不審がっているだろうけど、まだ話せばわかりそうである。

S子「オレさん……、俺さん……」
オレ「えーっと、そのー……」

俺の脳裏に過るのは、痴漢冤罪で捕まった日のこと。
絶望しかない、あの個室。

怖い顔した警察官三人に取り囲まれ、女性(美人だけどブスっつったる)の周りに女性警官2名。

全員ガン睨みしてきたあの空気。

――どうやって脱出したか、それを俺は思い出した。
103Jv4G8upKnw :2014/07/30(水)16:28:39 ID:HNdX0twwr
オレ「実は、激しい独り言を聞かれたので恥ずかしくて……チッ(#・∀・)」
( ´_ゝ`)(´<_`  ) 「「……。」

オレ「癖なんですよ、大声で話すのは(# ゚Д゚)」

(: ´_ゝ`)(´<_` ;)((なんなんだ、コイツ……))

実戦する事はオススメしないが、オレは痴漢冤罪で捕まった時、無駄に強気に出たのだ。
と言うのも99%有罪になる事件だろ、どうしようもないじゃないか。

俺は、自暴自棄になりながら怒鳴り散らし、警察官に「おいッ」とガチ抑え込みされるまで暴れてやった。
ただ、それが幸いしたのか、事件から数時間たった後だが、奇跡が起きた。

それを見かねた駅員が目撃者いないかと(遅すぎるjk)探してくれたのである。
更に奇跡は重なる。

その時、俺が席を譲っていた老婆(の皮を被った真の女神)が現れたのだ。
朝のうちは、孫に会いたく無視してしまった、遅くなったが証言したいと。

結果、朝ホームに帰宅しようとしていた、その電車に乗り合わせていたサラリーマン二人と、
その老婆が、オレは触る様な事はしていなかったし、手を上にあげていたと証言してくれた。

こうして、俺はとてつもない奇跡を巻き起こしたのである。

――今回もそれに期待した。
104名無しさん@おーぷん :2014/07/30(水)16:31:26 ID:mN8gE6I2e
今回の場合それきつそうだな。
105Jv4G8upKnw :2014/07/30(水)16:34:17 ID:HNdX0twwr
( ´_ゝ`)(´<_`  ) 「「落ち着け、おま」」
S子「あんまり刺激しない方が……!」

幽 霊 に さ と さ れ る オ レ (笑)

オレ「なんなんですか!?独り言の何が悪いんですしょうかー!?(#^ω^)」
俺は声を裏返しながら、警察官へ立ち向かった。

警A「( ´_ゝ`)と、とりあえず……」
警B「(´<_`  ) しょ、いくつか質問を……」

オレ「何なんだよ(# ゚Д゚)ゴラァ!!!!」

通りすがりのオッサン「うっせぇ!!!!!!!!!!!!!!!」

オレ「ひっ、は、はい……」
106Jv4G8upKnw :2014/07/30(水)16:41:18 ID:HNdX0twwr
( ´_ゝ`)(´<_`  )「「……ぷっ」」

その後、俺はとりあえず、家に電話され、いくつかの質問に答えた。
警察官には厳重注意されたのと、ああ言う逆切れはよろしくないと、結構厳しい口調で怒られた。

スマホを警察官に一応みせ、通話履歴には親父と友人二名しか居ない、しかもここ一週間電話した形跡が無いものを見せ

警A「あ、ああ……(; ´_ゝ`)スマン」
そうイケメンに何故か謝られた、うっせー、リア充( ゚Д゚)イッテヨシ!

祖母「警察のごやっかになるとはくぁwせdrftgyふじこlp;@:」
祖父「馬鹿者くぁwせdrftgyふじこlp;@:「」」

電話越しに怒る祖父と祖母の声は、いつもの聞き取れない声ではなかった。

警A「さて……この先は、そう言うのは注意するように( ´_ゝ`)」
警B「そう言うのは怖がる人もいますので、家でやってください(´<_` )」

長かった。俺が馬鹿騒ぎしたからか、1時間ぐらいかかったと思う。

……そう、オレは。

ここで 危 機 が 去 っ た と 思 っ て い た 。

S子「……(^ω^)」
107Jv4G8upKnw :2014/07/30(水)16:45:31 ID:HNdX0twwr
警A「あれ、エンジンが……」
から吹かしする原付。

警B「こっちもだ……」
から吹か(ry

S子「(^ω^)」

オ レ に は 見 え て い た 。

セーラー服の袖をギュッと握りしめる萌え動作。
半分泣きそうな顔で居るS子。
その圧倒的に可愛らしい眼光が向けられるさき。

S子「オレさんは……っ、オレさんは……」 って言っては無かったと思うけど←
S子は警察官を見ていた。

いな、S 子 が 二 人 を 睨 み つ け て い た 。
108Jv4G8upKnw :2014/07/30(水)16:49:47 ID:HNdX0twwr
オレ「( ゚д゚)……」
ボーッと、( ´_ゝ`)(´<_`  )を見守るオレ。
二人は「な、なんだよ」と言いたげな顔で俺を見てくる。

S子「むう……(´・ω・`#)」
寂しそうな表情で、声になってない声を漏らし、

い や い や 、怒 っ て ま す よ ね ?  S 子 さ ん ?


俺はここでS子がどういう存在なのか悟った。
あの家の強烈な軋み、移動、幽霊的じゃないほどのこの姿と見た目。
そう言えば、オレを思うと見つけられたとか言う能力。

そして、この原付。

そ う と う ”ヤバイ奴(幽霊的意味)” だ と 。
109名無しさん@おーぷん :2014/07/30(水)16:51:14 ID:8QQdisZrW
やっと追いついたー!
がんばれいっち(^∇^)
110Jv4G8upKnw :2014/07/30(水)16:52:46 ID:HNdX0twwr
警A「参ったな……」
警B「えー……マジですかい」

オレ「あ、その……なんか、すみません」
警A(本当だよ……(# ´_ゝ`) )

わー、小声で何か言ってる。

警B「しょうがない、向かえを呼びますか、ハー、なんでだ?」
オレ「すみません、すみません」

オレは謝るしかなかった。
ただ、これがよかったのか、少し常人として見てくれるようになったと思う。
111Jv4G8upKnw :2014/07/30(水)16:56:48 ID:HNdX0twwr
その後、迎えが来てくれることになったあと、警Bと他愛の無い話をした。
最近の治安がーとか、この辺りも●●、こないだーっと。

警Aは、未だに原付とにらめっこしながら、ブツブツ言ってた。

S子は、その間、ジーッと二人を睨んでいた。
心なしか、Aの方をよく睨んでいたと思う。

そのせいか、Aの生気がだんだん無くなっていた、としか表現できないけど、
最初の威勢も、消え、最終的には、ベンチに座りぐったりしていた。
112Jv4G8upKnw :2014/07/30(水)16:58:00 ID:HNdX0twwr
>>109
正直、俺の自己満足の話を聞いてくれている人がいると、話してて楽しいよ。
113名無しさん@おーぷん :2014/07/30(水)17:02:32 ID:mN8gE6I2e
いっそ式神にできそうだなwww
114Jv4G8upKnw :2014/07/30(水)17:04:46 ID:HNdX0twwr
警C「もう、何押しているのですかー 从・∀・ノリ人」
カワイイ婦警さんが来た。

(A ´_ゝ`)「うご……動かなくなりまして……」
(´<_` B)「そうなのですよ……」
 从・∀・ノリ人 「えー?●●(車検?)は大丈夫だったんですよねー?」
 从・∀・ノリ人 「てか、A君どうしたの?顔色悪いよ?」
(A ´_ゝ`)「夏バテですかね……ははは……」

そんな会話をしていた。
盗み聞きと言うより、聞こえて来てしまったのだが。

交通安全の為には、乗って帰るのは出来ないとのことらしい。

S子「ふぅ……」
そこでなんか、スゲー、なんていうか、とにかく可愛らしい声が聞えた。
S子だ。

オレ「……ぁ」
从・∀・ノリ人「本当に動かないの―?」ベベベベ....

( ´_ゝ`)(´<_`  ) !?
115Jv4G8upKnw :2014/07/30(水)17:07:55 ID:HNdX0twwr
会話ずれてたww
関係ないけど、この様子が本当に流石兄弟みたいだったww

从・∀・ノリ人「動くじゃない……」
(´<_`B)「いや、落ち着け!本当にさっきまでは!」
(A´_ゝ`)「もう、なんか嫌になる……」

从・∀・ノリ人「どちらにせよ、乗って帰れないし、もう直ぐ業者さんが来るから」
( ´_ゝ`)(´<_`  ) 「「本当に動かなかったのに……!」
116Jv4G8upKnw :2014/07/30(水)17:15:02 ID:HNdX0twwr
その時、S子は疲れたかのように背伸びをしていた。

体のラインがよく見える背伸びの仕方だ。意外に胸があるな。
ただボインって言うより、可愛い感じにポインってある感じだ、ってかそんなのどうでもいい。

黒ストッキングのラインに沿って綺麗な弧を描くラインかと思いきや、胸の部分は適度に膨らんでいる。
テッシュテッシュ……じゃないけど、本当にこんな美人な子が幽霊だとは思えなかった。

てか、S子……君は警察官に何て言う事を……。
いや、自覚あってやってるのかな……うん、コワイなーって、その時は思っていた。

S子「オレさん、もういいじゃないですか?行きましょう」
オレ「逝く!?」

なんか素でこういうビビる様な発言をしたと思う。
この後Sは「ハッハッハw」と凄く笑ってくれたので、怒ってはいない。

警C「……夏だねぇ」
そんな冷たい声が聞えた気がした。

俺は、三人の警察官に謝罪を告げ、また場所移動することにした。
と言うか、お腹がすいていたのだ。

オレ「S子は大丈夫?」
S子「うーん、そう言うのは感じないから」
なんか申し訳なかった。

ただ、オレのお腹は限界だ。
あの熱さの中、ジュース一本(家から持ってきていた)で喋りっぱなしで、喉もカラカラだ。

サイフの中身は2000円ぐらいしかない。

安くすませたい。
117Jv4G8upKnw :2014/07/30(水)17:18:44 ID:HNdX0twwr
S子「サイゼ●アとかどうですか?」
オレ「いいね!」
てか、この子はサイゼリア分かるんだ……( ゚д゚)

オレ「へー、サイゼ●アよく行っていたのかもねっ!」
S子「へっ……wそ、そうなのかなー?」
俺の左肩に右手を置き、すーっと滑るように移動するS子。

左手で顎に手を当て、首を傾げ、なんか、もうそっち見ていたい!!!!!!!!!
118名無しさん@おーぷん :2014/07/30(水)17:20:44 ID:IZGgRWaUu
漫画は覚えてなくて、サイゼリアは覚えてるのか・・
119Jv4G8upKnw :2014/07/30(水)17:23:11 ID:HNdX0twwr
ちょい、おやつー。
上司が家に来るかもしれないから、遅くなるかも。

ちなみに適当にスレも拾うよー。

>>118
補足説明になるけど、「記憶がぼやける」って感じらしいだ。
ど忘れの最上級版みたい、って感じ。
だから、さっきまで分っていた事が、分からないこともあるんだって。
120名無しさん@おーぷん :2014/07/30(水)17:24:23 ID:mN8gE6I2e
おやつは俺が食っておくからはよ
121名無しさん@おーぷん :2014/07/30(水)17:26:16 ID:JgfTsm8QC
上司の相手もしといてやるから はよ
122内山一成 :2014/07/30(水)17:28:57 ID:Z4ljU6STo
文章はともかく、内容は面白い!
想像したらボッキッキ!
ゆっくり楽しませてもらってます!
123名無しさん@おーぷん :2014/07/30(水)17:30:14 ID:IZGgRWaUu
俺が続き書いといてやるからはよ!
124Jv4G8upKnw :2014/07/30(水)17:31:52 ID:HNdX0twwr
>>77>>95>>96>>120>>121
お前ら、はよ。俺の代わりはよ。

>>122
文章力wwwwwwww
これでも元文系出身なんだぜ……社会に出て後悔したけど。
ちなみにS子にも……。

な!?S子本当にカワイイだぜ! はぁ……

>>123
オ レ な に し ろ と 。
125名無しさん@おーぷん :2014/07/30(水)17:42:56 ID:mN8gE6I2e
ちなみにそのS子は今の妻ですって展開はよ。
126Jv4G8upKnw :2014/07/30(水)17:44:13 ID:HNdX0twwr
おいしかった……おやつにラーメンっていう。
親父ェ……

続き。
オレとS子は、駅近くのサイゼに到着した。
二階にあり、そこそこオシャレな感じのサイゼだ。

ピークを過ぎていたからだろう、店内には頭を抱えるウーマンと、新聞やパソコンをしているリーマン。
主婦会なうなお母様方、騒がしいJKたち、とありきたりな店内だった。

店員「いらっしゃいませ、お客様は何名ですか?」
オレ「二名で」
店員「え?」

オレ「あ、間違えました一名でです!」

S子「ww」
小さくS子は笑っていた、恥ずかしかったけど、なんかオレは嬉しかった(?)ような。

オ レ M な の  か な !?
127Jv4G8upKnw :2014/07/30(水)17:48:00 ID:HNdX0twwr
俺が注文するモノはどこでも同じだ。
ガッツリ食べる時用のメニュー。

ミラノ風ドリア、エスカルゴ、辛みチキン、エビのサラダ、カボチャスープ、そしてドリンクバーだ。
ちなみに、デザートは『シナモンウォッカチオ ミルクアイスのせ』だ。

店員「お飲物はよろしいですか?」
オレ「あ、ドンクバー 2 つ で」

店員「え?」

オレ「え?あっ……」

オレ「ああ!間違えました……」
S子「オレさん落ち着いて……w」
128Jv4G8upKnw :2014/07/30(水)17:50:48 ID:HNdX0twwr
流石に人目が多い店内で話すわけにもいかず、オレはスマホを取りだし、メモ帳を起動した。
メモ帳を利用して、最初S子を家に呼んだように、会話することにしたのである。

手間はかかるが、流石にまた警察の厄介になるのも、周囲に白い眼で見られるのも困る。

そのメモ帳の裏では、使われていないラインと、異常なほど使われているスカイプを起動している。
もしも覗き込まれた時や、見えた時ように起動したのだ。

今回はバッチリである。
129Jv4G8upKnw :2014/07/30(水)17:52:53 ID:HNdX0twwr
S子「オレさんって、よく来るのですか?」
オレ『友人とかと遊ぶ時とか、よくサイゼ利用しているよ』

S子「ですよねwwメニュー頼む時、シュパパパッて感じでしたもんっ!」

俺の頭の中でエコーが掛かる。

感じでしたもんっ……たもんっ……もんっっ……と。

すげー、なんか言い方が可愛かった。
130Jv4G8upKnw :2014/07/30(水)17:55:09 ID:HNdX0twwr
S子「私もこういう所来てたのかなー」
オレ『多分、そうだよ』
S子「……どうしてです?」

オレ『若い子は、こういう店に良く来るの。
   安い、美味い、長居できるの三拍子でね。』

S子「ああー……、あっちにも居ますもんね。じゃあ来てたのかなー」
S子は席の離れた所に居るJKの集団を見ながら、呟いた。

オレは、無我夢中でドリアを食べてた。
131Jv4G8upKnw :2014/07/30(水)18:04:00 ID:HNdX0twwr
S子「ちょっと見てきますねー」
オレ「はい」

ここでオレはS子を観察する事にした。
S子は食事に集中している俺に気を聞かせてくれたのだろう。
ただ、その間何をしているのか、気になった。

S子は、最初ドリンクバーの所を何度も行き来していた。
ドリンクバー文字なども読んでいる仕草もあった。

オレ「ああ、そのままジュースを注いで友人の元へ向かうのだろうなぁ(´Д`*)」
可愛かった。

次にカウンターに置かれたベルが鳴るたび、振り返り。
ドアが開いた時のベルが鳴るたびに振り返る。

チャリンチャリーン S子Σ(・∀・;)ベルか……
チリーンチリーン!お会計オネガイシャッース! S子Σ(・∀・;)ベルうるさっ

音は聞こえているのか。会話していたから当然と言えば当然だが。

JKの一団の所です割ると、女の子たちの顔を覗き込んだ。
ただ、直に何か違うって言う顔をして、とっとっとと、店内を歩いて行く。
俺はこの時のことだけが気になった。

オレは、食べる配分をミスり、ドリア残り2割で、サラダ・エスカルゴ・辛みチキンが有り余ってる事に苦悩していた。
132Jv4G8upKnw :2014/07/30(水)18:13:22 ID:HNdX0twwr
俺が、どうにかアンバランスな配分で残るはサラダと少しのエスカルゴとなった所で、S子が返ってきた。

S子「ふぅ……」
どう言う事だろうか、なんかお疲れな様子だった。

オレ「どうしたの?」
S子「あの人の近く言ったら、凄く疲れて……」

S子が指さした所には、若いスーツを着た男性が居た。
スマホを弄っているが、なんていうか……すごく疲れた顔をしている。

後に推測で語られた話だけど、多分”憑かれてる”人だったのだろう。

S子が言うには、近寄ると身体が圧迫されるような感覚がするらしい。
それで近寄ってはいけないと察したそうだ。

オレは、頃合いを見てさっきのJKの所での行動を聞いてみた。

オレ「あの子達の所で何をしていたの?」
S子「知っている子かなーって思って」
オレ「え?記憶あるの?(; ・`д・´)」
S子「ないないw ただ見たら思い出せるかなーって……(´・ω・`)」

オレ「そっか……、でも違ったんだね」
S子「うん……」

オレはエスカルゴを口に運んだ。

S子「それなんですか?」
オレ「エスカルゴだよ」
S子「エスカルゴ……?なんだっけ……」
オレ「カタツムリ。すごくおいしいよ」

S子「うわぁ……」

その軽蔑したかのような、明らかに引きましたーって言う、眼に心を痛めると同時に、
ちょっとゾクゾクッとした。お巡りさん、オレです。
133名無しさん@おーぷん :2014/07/30(水)18:16:13 ID:xzRKNN8Ve
久々の良スレ
応援してるぞ
頑張れ
134Jv4G8upKnw :2014/07/30(水)18:16:38 ID:HNdX0twwr
S子「あ、エビのサラダ……それ凄く好きでした」
オレ「へ?覚えてるの」
S子「うーん……、私も良く頼んだ気がします。そうか、それ頼んだんだ俺さんは―(´∀`*)」
オレ「へ、へへ……っ」(・∀・)ヤッタゼ!

そこでまた会話が終了した。
S子はジーッとオレのことを見ながら、ニコニコしていた。

俺は運ばれてきたウォッカッチオを照れくさそうに食べた。
135Jv4G8upKnw :2014/07/30(水)18:22:00 ID:HNdX0twwr
結局、今日分かったことは、S子は幽霊(?)なのと、可愛いと言う事と、S子の状態のついて少しだ。
何よりカワイイのがよくわかった、今の所害が無いのも安心した。

時間も夕方になり、S子とは別れる事にした。
ただ、S子は寂しそうな顔をしていた。

――どうしようもなく、家までついてお出でーっと俺の方から誘ちゃった、へへっ。

S子「そう言えば、私が肩に掴まるとき、変な顔していますけどー……?」
オレ「え、あ、いや!なんでもないよっ!」

駅 前 で 声 を 出 し て  し ま い 白 い 眼 で 見 ら れ る オ レ 。

ざ わ つ く 周 囲 。

フ フ ッ と 可 愛 く 小  さ く 笑 う S 子 。
136Jv4G8upKnw :2014/07/30(水)18:24:19 ID:HNdX0twwr
そ し て 、 萌 え る オ レ (´∀`*)

家につくと、S子はヒョコッと地面へ着地した。
その時、服に乱れはなかったが、一つ気が付いた。

どうも服は重力は無いけど、S子の動きに反応して動いているみたいだと。

つまり風が吹いてキャーな展開はないわけだ。

てか、本当にその時、こう言うやらしい事をパパッと思い浮かべれた。

男ってやーねー( ´゚д゚)(゚д゚` )ネー
137Jv4G8upKnw :2014/07/30(水)18:25:53 ID:HNdX0twwr
重力はないってのは可笑しな表現か。

何て言うかこう……、自然的で物理的な動きをしていないけど、
S子の運動的で物理的な動きはしているって事。

歩けばスカート揺れすり、服が少しずれたらサッとS子は直してた。

……俺は一体何を見ているんじゃ。
138名無しさん@おーぷん :2014/07/30(水)18:28:28 ID:mN8gE6I2e
ってか、S子って見た目は芸能人で言うとどういう見た目しているんだ?
139Jv4G8upKnw :2014/07/30(水)18:31:31 ID:HNdX0twwr
オレ「じゃね、今日はありがとうね」
S子「……(´・ω・`)」
オレ「ん、どうしたの?(・∀・?)」

S子「そ、その……(´;ω;`)」
オレ「どどd、どうしたの!?( ゚д゚ ;)」

S子「また……明日も、来ていいですか?(´;ω;`?)」

オレ「もも、もちろん」
ウェルカアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアム。
とびっきり、ウェルカアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアム!!!!

その恥じらいな仕草と、なんか泣きそうな顔が、凄い魅力的だよおおおおおお。

でも、そう言う顔されると凄く心配になった。

オレ「お願い、泣かないで……」
S子「(´;ω;`)うん…でもオレさんと居れたのが本当に嬉しくて…」
オレ「あわわわわわ」

それから5分ぐらい、静かにS子の傍に居てあげた。
S子は顔を隠しながら泣いていたみたい、涙はなかったけど。
140Jv4G8upKnw :2014/07/30(水)18:38:10 ID:HNdX0twwr
>>138
チョイ調べたけど、やっぱ分からない。

芸能人知識乏しいんだオレ(´∀`;)

顔的には見るからに未成年なんだけど……、うーん。

健康的な日焼けしていない肌に、眼は二重っていうのかな?パッチリしてて、
鼻はスラッと高く、眉毛は太くも捕捉も……ただ変に整ってたって言うのかな。

全体的に小顔な子だよ。

変に左右バランス壊れてるような顔でもないし、歯並びも綺麗だった。
そう言えば、ニコッてよく笑うだけど、その時チラッて見える歯が凄い可愛かった。

そう言う清楚系っていうのかな、
それに反してイタズラな表情を浮かべる子供っぽい子だったよ。

じゃっかん、俺の童貞補正入ってるけど、今のオレにはそう言う説明で限界。
ごめんな、芸能人で似たような子いたかな……。
141Jv4G8upKnw :2014/07/30(水)18:45:38 ID:HNdX0twwr
>>139続き

S子が落ち着いたあと、S子の方から手を振って去って行った。
バイバーイって手を振るその仕草が、もう……何とも堪らん(゚∀゚)!

そうして歩いているS子は、妙にフワッフワッて言う感じだった。
恐らく少し浮いていたと思う。

俺は「幽霊なんだなー」って思いながら、家に帰ってきた。

祖父と、祖母まで起きてて、俺に大説教だった。
警察にお世話になるとは、何事だ、と。

そして、なぜそうなったか話せと言われたのでS子のことを説明。

祖父「そうか……、うーむ……」
祖母「あらら……オレ……」

オレ「でも、悪霊とかじゃないと思うよ!」

祖父「そうだな……、ただ”あがれない存在”なのを忘れるな」
祖母「あんまり関わるんじゃないわよ……」

祖父「……ちなみに可愛いのか?」

オレ「すっげー、とびっきり」
祖父「ほほぉー(´∀`*)」

祖母(#・∀・)爺さん?

祖父(´∀`:)……スマン

こんなやり取りを終え、夜中にもう一度親父と話そうと言う事になり、一度は終った。
142Jv4G8upKnw :2014/07/30(水)18:49:34 ID:HNdX0twwr
二階に上がり、パソコンを起動。
ニトと社長がログインしていた。

ニト『おおー、良く帰ってきた』
社長『死んでしまうとは情けない』
オレ『王様が二人いる……』
スマホで確認していたが、ドラクエ対談で盛り上がっていた様子だったからだろう。

俺はヘッドホンマイクを被り、会議チャットを始めた。

専門はオフラインだが、恐らく隠しである。
俺が少し前に送ったエロ画像をダウンロードしていたからだ。

ニト「おかえり、オレ」
社長「それで幽霊に会えたのか?」
オレ「はい、バッチリ」

社長「うーむー……(;^ω^)」
ニト「死亡フラグktkr」
オレ「え、なんか怖い……」
143Jv4G8upKnw :2014/07/30(水)18:59:39 ID:HNdX0twwr
社長「うーん……私の仕事は建築業関係でね」
ニト「社長儲かってまかー?」
社長「ぼちぼちでんなー、ってそうじゃない、私の話を聞け」

この社長の『私の話を聞け』はある意味危険信号である。
チームマスターをしてくれているのだが、持ち前のカリスマ性をもってしても通じない相手も居る。
その時、「”話を聞かないとただじゃ済まないぞ”」の合図が『私の話を聞け』なのである。

社長「まあ、ネットでも書かれているように”いわく憑き”ってのも幾つか経験するんだ」
社長がタバコに火を点ける音がした。
いつ聞いてもライターの金属音が渋いぜぇ……

社長「一度な、解体工事した事があったんだ。ただ、当時は私も若く幽霊など信じていない新人だった。
 依頼主である若い夫婦はお金を出し惜しんでいてね。
 実は昔からの繋がりの関係上、お祓いなどをそう言う業者に紹介するのだが、その時私はしないまま解体したんだ。

 京都の古い家だったなぁ。
 私達はドンドン壊して行った。
 ただその家には、君らには魅力的な言葉かもしれないが『開かずの間』があってね。
 私がパワーショベルで、ドアを主っきり破壊したんだ。」

社長の怪談話はまだ続く。
144Jv4G8upKnw :2014/07/30(水)19:06:30 ID:HNdX0twwr
社長「その時、私は顔を冷たい風とぬるい液体の様な手が触れて来たような感覚がした。

 開かずの間に置かれていたコケシの様な人形が、しかめっ面で私を睨んでいたのをよく覚えている。

 結局、その後も工事は続いた。

 ただ従業員や依頼主に”あまり良くない事”が立て続けにおこってね。

 私なんか「家を壊したな!壊したな!私の家帰せ!」って子供に責められる夢を何度も見たよ。

 ……だから、私はそう言う事には人一倍気を付けるようになったんだ。

 同時に、誰よりもそう言う事に関わりたくないと思っている。

 古いつながりの業者に、当時の社長が頭を下げてお祓いしてくれたが、お祓いしてくれた業者の人は言ったよ。

 ”も う 貴 方 か ら 離 れ ま せ ん 。
  私 に に は 無 理 で す 。” ……と。

 聞けばもう少し早ければ、何とかなったらしい。
 夢に出ていたのが、憑りつかれる合図だったそうだ。」

社長の二本目のタバコの音がした。
ニートは、静かにネトゲしている音を立てていて。

オレは必死に「あの子は違う違う違う違う」と

 (((((((( ;゚Д゚))))))))ガクガクブルブルガタガタブルブルしてた。
145Jv4G8upKnw :2014/07/30(水)19:11:06 ID:HNdX0twwr
社長「今でも、そう言う夢をみるんだ。特に、取り壊し工事の時は。

 だから私はお祓いや霊媒ごとには注意しているよ。
 少なくとも、私はお客さんにこういう話はしないが、お客さんにはお祓いを強く進めている。

 それと同時に、今の立場になるまで、沢山の心霊経験を現場でしてきた。
 その経験から言うが、あまり深入りしてはいけない。

 その子と、オレ君は、住む世界が違うんだ。分かるね?」

その後、社長の方から静岡の寺の神社のURLを送られ、一人の名前が貼られていた。
社長の名前らしく、それを伝えれば安くお祓いしてくれると、言われた。

なんとも複雑な気持ちに俺は陥っていた。
146Jv4G8upKnw :2014/07/30(水)19:16:52 ID:HNdX0twwr
社長「ハッハッハ!変な話して済まなかったね、所どうだったんだい?」
オレは思い出したかのように、今日のS子との会話をした。

社長は終始唸っていた。
ニトは結構質問してきた。

ニト「その子、生きているって言ったって事は生霊なのかな?」
オレ「どうだろう……」
俺の本能的直感では、死人だと思った。

魅力的で、凄くかわいくて、抱き着きたいぐらい愛しいけど。
相手に出来ない感覚。

そうだ、昔、曾婆ちゃんが死んだ時のような感覚だ。
だから、オレは生霊と言う分類ではないと思っていた。

ニト「ただ、お前の話を聞く限り……相当強い霊じゃないか?」
オレ「うん、そう思う……」

社長「腕の具合は?アザとか、痺れとかするのかい?」
オレ「大丈夫みたいです。S子が離れると色も治ります」

社長「ならよかった……ただ、オレ君は一つ、覚えておきなさい」
オレ「?」

社長「その子は身体に影響を及ぼせるほどのチカラを持っているのだと」

ニト「中二病みたいな台詞だなwwww」
社長「ぶっふwwwwww」

社 長 、 ま さ か の 自 爆 。
147Jv4G8upKnw :2014/07/30(水)19:23:28 ID:HNdX0twwr
ニト「身 体 に 影 響 を 及 ぼ せ る ほ ど の チ カ ラ 」
社長「くっ……肉体的干渉だと……!」

なんか茶番が始まった所で、俺はネトゲにINした。
社長がマスターを務めるチームに挨拶をすると、一人が個別チャットを飛ばしてきた。

このチームで社長の次に人望あると言われる骨顔さんだ。
骨顔なのはそう言うお面をしているからである。

社長ほどの敏腕はないが、人との絡み、勧誘、盛り上げには、
頭が上がらないほどの才能がある人で。

一度、オフ会で会ったことあるが、普通に大学生だった。なお、男。

骨顔「今日、変な夢みまして……」
オレ「どうしたの?」
骨顔「オレさんに黒い靄が絡みついているみたいな……」
オレ「え、え!?」

まさかS子のことか?
そう言えば、オフ会で怖い話していたとき、自称霊能力者を語っていた骨顔さん。

骨顔「……大丈夫ですか?」
オレ「大丈夫、特に問題ないよ」
骨顔「変なこと言ってすみませんでしたorz」
オレ「いいよーw」

以後、当分骨顔は出てこない。
何かあったら相談しようとか、その程度の奴でしかなかった。
148Jv4G8upKnw :2014/07/30(水)19:28:01 ID:HNdX0twwr
俺がネトゲをしていると、親父が帰ってきた。
そして俺を呼ぶ声がした。

俺は、怒られるのだと察していた。
ネトゲをログアウトし、リビングへ向かうオレ。

親父「警察から電話あったぞ、お前今何才だ?」
お決まりの切り出しで怒られた。
ただ、怒っていたのは初めだけで、本題は別の所にあった。

親父「あの幽霊に会いに行ったのは本当か?」
祖母が話していた様だ。

親父「……どうだった?」
オレ「普通の優しい子だったよ……」
親父「悪い気配はしなかったのか?」
オレ「まったく、そんな感じはなかった」

親父「そうか……いやな、実家から電話が来たんだ」
149Jv4G8upKnw :2014/07/30(水)19:35:08 ID:HNdX0twwr
親父が言うには、親父の実家で寝たきり状態の祖父が呟いたのだと言う。

親父「オレを呼べ―って。オレ、こっちに来い!ってな」
それを聞いたオヤジの兄、俺から見て伯父さんが慌てて親父に電話したそうだ。
そして、一昨日のことと、S子のことを話ししたらしい。

親父「結果、親戚のそう言うのが強い人から電話が来てな」

親戚「オレ君に憑いているの地縛霊か何か?またなのかな?」

霊視と、言う行為を行ったそうだ。
お札に名前を書き、その人物の霊的空間を見るだとかなんとか。

その結果、昔憑けられた守護霊とはべつの、大きな黒い影が見えたらしい。

親父「親戚が言うには、守護霊が守れる範囲だけど、あまりにも酷いならお祓いしようっとの事だ……」
オレ「なら、本当に問題ないよ……。それに守護霊強いでしょ?」
親父「まあ……そうだと聞いているが……」

オレ「平気だよ、それに本当にS子は悪い子じゃない」
親父「そうか……なら、一つ決めて貰いたい」

親父「 お 前 は そ の 子 に 何 を し て や り た い ん だ ?」

その場で答えは出なかった。
いや、何となくだが、出したくなかった。

もっとS子と話がしたいと、その時は思えていたからだ。
150Jv4G8upKnw :2014/07/30(水)19:37:01 ID:HNdX0twwr
キリの良い所で、ご飯食べてくるわ。
まだまだ、続く。
151Jv4G8upKnw :2014/07/30(水)19:53:56 ID:HNdX0twwr
すまん、やっぱり今日はここまでにしておく。
適当に質問あったら答えるよ。

ちなみに上司、迷子らしい。このままにしておくべきだろうか。
152名無しさん@おーぷん :2014/07/30(水)19:57:25 ID:8QQdisZrW
1乙ー!!
楽しみにみてるから明日もがんばてー!
153名無しさん@おーぷん :2014/07/30(水)20:20:45 ID:JgfTsm8QC
上司 案内したってw

S子ちゃんが見てる世界は歪んでるってあったけど、いちの事はハッキリ見えてるの?
あと、S子ちゃんは自分の姿が見えないの?
154Jv4G8upKnw :2014/07/30(水)21:34:31 ID:HNdX0twwr
無事上司と一杯してきました。
レスに返答するわー。

>>152
ありがとう。

>>153
歪んでるのは時計とか時間の部分限定らしいけど、
ネタバレちゃうけど、この先で一緒にいて時間が見えたのかなーって所は結構あったよ

あと、見えている所の視界が気が付くとメチャクチャになってるみたい
>>53の『世界が灰色だったり、薄い青色だったり、ぼんやりとし過ぎて光の区別がつかない』って説明にしたけど
こう説明したまでの話を聞く限り、白黒テレビ状態だったんだと思う。一色の世界みたいな。

S子「目の前が凄い光に包まれてて、眼を開けられなかったり。
 かと思えば、うっすらうす暗かったり。
 ただ日頃は灰色だったり、薄い青色だったり、そう言う風に見えてて、昼と夜の区別がつかないの」

って言ってたと思う。もっと違う言い方だった気がするけど。
生活に支障は出てなさそうだったよ!

あと、S子は自分の姿は見えていたはず。
自分の身体の位置も、仕草とか見ている限り、顎触ったり手を話さったり、スカート隠したり。
たぶん分ってたのかな。
155名無しさん@おーぷん :2014/07/30(水)21:48:01 ID:FxrHzCc6m
乙でございまーす!

続きが楽しみでございまーす!
156名無しさん@おーぷん :2014/07/30(水)22:37:25 ID:mN8gE6I2e
俺が一日たたせるからはよ
157名無しさん@おーぷん :2014/07/30(水)22:41:25 ID:Lz6l0Cr4f
このスレ急かす奴多すぎるだろwwwwはよはよとかニコ厨臭すぎwwww

イチさんは、昔から霊感あったのか?
あとS子は誰に似ているの?
二次元でもいいから教えてくれ

にしてもイチ変態過ぎ、リアルでそこまで興奮してたら逮捕されるぞ
158名無しさん@おーぷん :2014/07/30(水)22:58:16 ID:FxrHzCc6m
>>157
俺は本田翼で再生してるわ
159名無しさん@おーぷん :2014/07/30(水)23:16:04 ID:Lz6l0Cr4f
俺は堀北真希かな。

イチ参考URLをおいておくよ
http://matome.naver.jp/m/odai/2133087022813737801
160名無しさん@おーぷん :2014/07/30(水)23:56:40 ID:QZSzYlPCh
>>157
お前は人のこと言えないというか正直1番臭いからもう少し落ち着いたら?
161ゲス~ :2014/07/31(木)01:19:02 ID:PmCWoYpBF
続きが楽しみ!
マイペースでいいからよろ♪
162Jv4G8upKnw :2014/07/31(木)07:01:29 ID:NxZVmT20u
おはよう。今日は休みだし、頑張って話を進めて行くよ。

>>153
今一、回答間違えてたな……ww
俺の顔は、そんな状態の視界だけど見えていたと思うよ。

それと、人の顔の区別はつくみたいだった。
生きている奴と、生きていない奴も。例えば、公園の女とかね。

>>156
眼を閉じて、眼を開けたら、翌朝だった。お前スゲーな。

>>157
昔から霊感云々は、書いてある通りはっきりしないけどあったよ。
覚えてないだけで、親父やおふくろに聞くと結構教えてくれる。
今はバッチリあると思う。S子のおかげなのかな……w

>>158-159
今検索してみたけど、どちらも可愛いね。
俺の童貞補正パワーもあるんだけど、>>159のURLの中で似てそうなのは、

堀北と大川を合わせたような感じかな……。
もう少し顔が子供っぽいけど、なんていうか……大人な顔つきもしてた、本当に美人な子だったよ。
163Jv4G8upKnw :2014/07/31(木)07:13:46 ID:NxZVmT20u
今日は休みだしと書いたが、この先当分休みだし、昨日のは休日出勤だわ。
あと、……とある奴にスレ発見されて見辛い言われたので改行大目、漢字少な目で書きます。

>>149の続き。

オレの頭の中で、親父の言葉が変にグルグルしていた。
心のどこかでも、たしかにS子に何をしたくて接触しているのか分かってなかった。

そんなボーっとしながら、夕食をすませ、二階へ上がった。

いつもの様にパソコンの前に座り、ネトゲをしようと思うが、どうも気分は乗らなかった。

オレ(S子に何をしてやりたいか……)
最初は流れで『成仏』なんていう漠然としたことをいっていたが、
いざ目の前にくると、こうも考えさせられるものなのか、と悩んだ。

ぐるぐるぐるぐる……そう30分ぐらい考えて。
その間、2ちゃんやネットでお祓いについて検索して。
S子の可愛らしい姿を想像していたら……ゲフンゲフン

賢者モードになった所で結論だした。
オレ「いやいや、成仏が一番正しいんだろ。正しくなければ、お祓いやお葬式なんかやらない」

オレ「成仏してもらうのが、一番だ」
164Jv4G8upKnw :2014/07/31(木)07:19:07 ID:NxZVmT20u
ただ、俺が考えた成仏とは別だった。
集めた情報から導きだした、俺の考えは。

『自分が死んでいることに気がつけていない』のは、かわいそう。
それを強引にお祓いして昇天させるのも、如何な物だろうか。

かと言って、それを強引に話、除霊するのは、
テレビの心霊番組の除霊合戦みたいな泥沼化になる可能性があるそうだ。

やはりS子自身に気がつき、受け入れてもらうのが良いのであろう。

ただ、S子はどう思っているんだ……?

もう一度、明日聞くことにした。
165Jv4G8upKnw :2014/07/31(木)07:25:07 ID:NxZVmT20u
社長『寝る前にいいかな?』
スカイプの音がなった。
社長からの個人通話だった。

社長「結局、その子をどうするか決まった?」
オレ「成仏してもらえるように……頑張ろうかと……」
社長「オレ君は素人だよね?」

少しカチーンときたが、心配しての言葉だろう。

社長「……まあ、これから先大変かもしれないが、相手する以上はしっかりしなさいな」

オレ「その、解体工事で社長が憑かれた子供とはどうやって接しているのですか?」
オレはふと思い尋ねてみた。

あの話が本当なら、十数年は付き合っている仲だろう。
それに今の立場なら、祓えないと言った霊媒師と、別の霊媒師と縁は有る筈だ。
なぜ、祓ってもらえないのか。

社長「そうだねー……、ある意味、私への戒めもあるんだ」
若いころの失敗を糧にしている。
この経験を常に活かせるようにするために、こうしている。

なんと言う、ご立派なお人なんだ。

社長「ただ……、いつの間にか可愛く見えて来てしまってねw」

お い お い マ ジ か 、 社 長 。
166Jv4G8upKnw :2014/07/31(木)07:31:09 ID:NxZVmT20u
社長「キミに紹介した神主さんなら、祓えると言うのだけど、私は祓ってもらうつもりはないんだ。
 たしかに怪奇現象もあるし、それが理由で失った友人もいる。(詳しくは知らない

 でも別に悪い事ばかりではなくてね。

 私が憑かれている時、肩をもんでくれたり、足を撫でてくれたり。
 そうすると、気持ちも身体も楽になる。

 元々が”座敷童”と言われる神様的霊だったのも理由かもしれない。

 とは言え、精神的に責めてくる事もあるけどね……w」

座敷童……、
社長に憑いていたのはロリだったのだ。
167Jv4G8upKnw :2014/07/31(木)07:38:07 ID:NxZVmT20u
オレ「ああ……ロリコンな理由がわかりました」
社長はゲーム内でも有名なほどのロリコンだ。
使用しているキャラクターも、中々可愛らしい女の子だ。

社長「はっはっはww私も実はそう思っているw

 こういうのが”影響されてる”って言うそうだ。
 まあ神主は『霊のせいにするな』って言っていたがな……」

オレ「……俺も大丈夫だったりしますかね?」
俺はそう思えてきた、てか、成仏させなくても……などと言う、淡い妄想は直に砕かれた。

社長「それは違うよ。

 私の場合は、ある意味『悪霊じゃない、座敷童だ!』って言う保証があった。
 家を壊したとき、何となくそれを察していた。

 悪い事をしてくるけど、悪い幽霊じゃないってね。

 ただ、オレ君のS子がどう言う霊かは、私には分からない。
 悪霊じゃないにしても、成仏できない可哀相な霊なんじゃないかな。

 それに、霊って言うのはなるべく成仏できる方がいいんだ。
 お盆や、特別な日に、家に帰ってくる。
 その子は自分の家も分からないんだろ、それはかわいそうじゃないか?」

オレ「……。」
何も言えなかった。
ただ、社長は間違ったことを言っている訳じゃないと、感じた。
168Jv4G8upKnw :2014/07/31(木)07:43:41 ID:NxZVmT20u
オレ「とりあえず、明日S子と話して決めます」

社長「……そうか。いい結果に終わることを願うよ」

そう話を終え、俺は眠りについた。

夢の中で、またしても怒男が出てきた。

怒男「……お前と言う奴は」
もう、なんて言うか……、

. .: : : : : : : : :: :::: :: :: : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
    . . : : : :: : : :: : ::: :: : :::: :: ::: ::: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
   . . .... ..: : :: :: ::: :::::: :::::::::::: : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
        Λ_Λ . . . .: : : ::: : :: ::::::::: :::::::::::::::::::::::::::::
       /:彡ミ゛ヽ;)ー、 . . .: : : :::::: :::::::::::::::::::::::::::::::::
      / :::/:: ヽ、ヽ、 ::i . .:: :.: ::: . :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
      / :::/;;:   ヽ ヽ ::l . :. :. .:: : :: :: :::::::: : ::::::::::::::::::
 ̄ ̄ ̄(_,ノ  ̄ ̄ ̄ヽ、_ノ ̄ ̄ ̄ ̄

こうなってた(ズレてたらごめん。
169Jv4G8upKnw :2014/07/31(木)07:54:57 ID:NxZVmT20u
その後、何かを怒男に怒られた。

怒男「一体、君はなぜ気が付かない……」
オレ「?」

怒男が言うには、俺がS子と接触している時、
オレの体に起こる異変を多く祓っていると言う内容だった。

ただ「あまりにもオレが気が付いていない!」と思ったらしく、腕だけは異常状態にしていたのだと。
それに気が付いていたと、告げると、露骨に「(´Д`#)ハァ?」と顔をされた。


怒男「まったく……」
オレ「あの……怒男さんは、S子のことどう思いますか?」

怒男「…………単純に言うなら、あそこまで強いのに会うのは久しい。
 ただ、強すぎるだけで、悪いものではなさそうだ」

オレ「おおっ」

怒男「今はな。この先、長く付き合うのだとしたら、私は君を守れる自信がない」

おい、守護霊。
と、思ったが、守護霊も見切りをつけることもあるのだろう。
いや、それともS子が強すぎるのだろうか?

怒男「それと、目が覚めたら、数珠を確認するといい。
 君がどういう者と居るのか分かるだろう」

その後、怒男は終始ため息をついていた。
170Jv4G8upKnw :2014/07/31(木)08:01:18 ID:NxZVmT20u
目が覚めた。もう周囲は明るくなっていた。
子の感じ的にS子は来ていないだろう。

オレは昨日夢の中で怒男に言われた事を思い出し、カバンを確認した。

オレ「……!」
今でも胸がバクッ!て音を立てたのを覚えている。
てか、アレが胸が飛び出しそうになるとか言う状態なのだろうか。

オレ「S子って……なんなんだよ……」
カバンの中を確認したオレは思わず声に出したと思う。

数 珠 は 粉 々 に な っ て い た 。

ゴムではない、糸で纏められた数珠だったが、その紐だけを残し、数珠は粉々だった。
カバンの中がすさまじくお香の香りが充満していた。

何処かにぶつけた記憶も、そうなる様な事をした覚えもない。

……S子の仕業なのだろう。
これは意図的な物かどうか……今日は、結構強く聞くしかなさそうだ。
171Jv4G8upKnw :2014/07/31(木)08:07:50 ID:NxZVmT20u
家で遅い朝食を食べていると、S子の気配がした。
急いで食べ終え、門を確認すると、やはりいた。

肩まで伸びた髪の毛、学生服を着た、黒ストッキングで、ナイスボディな女の子が。
キョロキョロと背伸びしながらこちらを覗き込んでいた。
そして俺の顔を見つけると「ニコッ」と笑い手を振ってきた。

何ちゅうかわいい子なんだぁああああああああああああああああ、と俺の心は暴走しかけた。

オレは直にしたくをし「出かけてくる」と祖父と祖母に言う。

祖父と祖母は「ああ……気を付けてね、警察の厄介になるなよ」と言った。

外に出て、一言目はS子の方だった。

S子「あれ、オレさん……今日はなんか近寄りやすい」

オレの第二の危機は、この日に訪れた。
172Jv4G8upKnw :2014/07/31(木)08:32:01 ID:NxZVmT20u
その日は、少し遠出した。
家から遠いところにある植物園にである。

幼い頃から、なんでこういう所を作ったんだ?と何度も疑問に思いながら、数度訪れた事がある場所だ。
お祭りでしか見ない様な屋台や、当園で作ったキュウリ棒が自慢らしい(詳しくは今も知らない。)

避暑地には最適で土日は無料である。
その為か、DQNやホームレス、少しの親子ずれがいたが、それでも広すぎる園内。

人気が無い所など沢山あった。……主に日当たりだったが。
173Jv4G8upKnw :2014/07/31(木)08:55:41 ID:NxZVmT20u
S子「オレさんどうしたのですか、元気ないですよ(´・ω・`?)」
オレ「オレ、あ、いや!そんな事はないよ!(・∀・;)」
S子「この時期は暑いみたいだし……」
オレ「え……だだ、大丈夫だよ!デブだし痩せるしちょうどいいよ!(・∀・!)」

S子「……やっぱり私のせいですか?」
オレ「え?」
S子「昨日考えていたのですけど……やっぱり、私が居ると変なこと起きていますよね?」
オレ「……まぁ」

あんなに朝意気込んでいたくせに、S子の方からそれを察して聞かれてしまった。
S子の顔は真剣だった、あんなにかわいい子が、今はジッと見て来ている。

オレ「……S子が初めて、俺の家に来た時のことは話したよね?」
S子「はい」
オレ「ラップ音って言う怪奇現象と、黒い水たまりがーって」
S子「……うん(`;ω;´)」
少しS子が泣きそうな顔をしていたが真剣に聞いてきたので、俺は構わず続けた。
こう言うのがモテない理由だろうな。
174Jv4G8upKnw :2014/07/31(木)08:59:04 ID:NxZVmT20u
オレ「実はそれだけじゃないんだ……」
S子が俺の肩に掴まると腕に異常が出ること、
親父の親父が使っていた数珠が砕け散っていたこと、
怒男から聞いた話(多分守護霊と説明して)。

S子「ごめんなさい……、ごめんなさい(´;ω;`)」
S子は只管謝りだした。

恐らく俺の胸が苦しかったのは、S子のチカラとは別の理由だろう。

オレ「S子さん……(・∀・;)」
S子「ごめんなさい……昨日も私のせいでお巡りさんに捕まっちゃうし……」

この時、風も吹いていないのに植物園の木々が激しく揺れていた。
どこかのDQNが「え?え!?なに!?マヤの大予言!?」とか騒いでいたと思う。

それぐらい揺れてた。なお、地面などは揺れていない。
175名無しさん@おーぷん :2014/07/31(木)08:59:44 ID:bC5sAWkgy
今北

ネトゲはなんてゲーム?
176Jv4G8upKnw :2014/07/31(木)09:04:40 ID:NxZVmT20u
オレ「だだだ、大丈夫だよ!掴まってないよ!注意されただけだよ!」
S子「でも……でも……(;∀;)」

オレ「でもじゃない!本当に大丈夫だから!」
適当に励まそうと頑張る俺。
ただ、女心を読めないオレ。

S子「本当のことを言ってよッッッ!!!!!!」

木々『 ガサガサガサ!ガタガタガタ!ガッタン!』

ちょーーーーーーーーー、木が揺れた。

オレ( ゚д゚)ポカーン

そりゃ、蒼い葉がボトトッて落ちてくれるぐらい揺れた。
失礼ながら俺は死を覚悟した。

S子「……うう(´;ω;`)ごめん」
オレ「へ、平気だよ……ただ落ち着いて……お願い、俺も悪かったよ」
177Jv4G8upKnw :2014/07/31(木)09:08:59 ID:NxZVmT20u
俺は、すぐに2ちゃんねるの怖い話だか何かで読んだ、悪霊化した話を思い出した。

きっと負の感情を与えては駄目だ。きっとそうだ。

とにかく、この状態を何とかしないと、俺のみも、S子もいたたまれない!!
てか木がすっごい!なにこれすっごい!
S子もそんな悲しそうな顔しないで!こっちを向いて!うわあああああああああ!

頭に過るのは、ネトゲで俺らをまとめ上げる、あのカリスマスターの姿。

オレ「……オレの話を聞いてください」

そう……、 社長の真似 を始めたのだ。
178名無しさん@おーぷん :2014/07/31(木)09:11:24 ID:bC5sAWkgy
しゃちょサンww
179Jv4G8upKnw :2014/07/31(木)09:18:00 ID:NxZVmT20u
S子「は、はい……」
S子は急に大人しくなった。そして俺の顔を泣き顔で真剣に見つめる。

オレ(社長、社長……アンタの切り出し文句、すげーっすよ――ッ!(;^ω^)ロリコン言ってごめんな!)
そんな風に社長の凄さを再確認しながら、S子に話した。

オレ「S子さんは、別に……そうしたくてしている訳じゃないでしょ?」
S子「うん……殆どそうだよ……」
オレ「ほんど……って言うと、意識して出来ることはあるの?」
そうだ、社長は聞く所は相手の心容赦なく聞いてくる。
こういう感じが良い。

S子「そう言う訳じゃないけど……昨日のおまわりさんの時は……」

聞くと、警察官の時は「オレさん助けなきゃ!」と必死に頑張ったら、ああいう事が出来たらしい。

オレ「……ってことはね」

オレ「つまり、それ以外の、家のラップ音や水たまりや、腕の変化や、数珠など。
 君はまったく意図しないでやっているって事じゃん、それって悪いことなのかな?」

S子「(´;ω;`)でも私、迷惑じゃ……」

オレ「オレの話を聞いて。
 俺は思うんだけど、そうなってるなーって気が付けてるだけで偉いと思うよ。
 たしかに治せれば凄く良いけど、治らないなら仕方がない。

 いつか治れるようになれば、いいじゃないかな。急ぐことでもないよ」

S子「……はい(´^ω^`)」
180Jv4G8upKnw :2014/07/31(木)09:25:37 ID:NxZVmT20u
S子が笑ってくれた、いや、泣いていたけど。
でも、素敵でかわいい笑顔だった。

オレ「……うし、気分転換に歩こうか」
S子「は、はい……!」

その時、一応周囲を確認する。
DQNが馬鹿騒ぎしているだけど、こっちの異変や、コッチが原因だとは思ってなさそうだ。

オレ「うし、行きますか」
S子「は、はい……」

俺は励ますつもりで園内を見て回った。

この歳になってから見まわる植物園は少し小さく感じた。
あの飽き飽きと見ていた花も「綺麗だなー」とか思える様になって、不思議な感覚だった。

何より、となりに女の子がいるのが、もの凄く………………ものすっごく、良かった(´∀`*)
そうとしか言えなかった。

しかも、可愛いんだよ。

花を見てて「あ、花だー」とか、指さして「鳥がいるー」とか、
もっと近くで見たいとか言って、柵をすり抜けて見に行っちゃったりとか。

オレ「……(^ω^)うん、かわいい」
S子「近くで見たら、そうでもなかった……あははw」
オレ「wwww」
S子「色分からないけど、綺麗な花なんだろうねーw」

オレ「すごくきれいな花だよ」
それ以上に、君の方がとか、なんだとか、童貞拗らせて、
脳内床ばんばん叩いて、顔真っ赤ッかになっちゃってて。

もう、わああああああああああ(^ω^)

落 ち 着 け オ レ 。
181Jv4G8upKnw :2014/07/31(木)09:37:48 ID:NxZVmT20u
落ち着いた。

結構時間を潰し、ゆっくりと花壇ゾーンを歩いていたときだ。

名前は分からないけど、色とりどりの花が咲いていた。
説明には四季ごとの花が咲くように出来ているらしい。

S子「オレさん、私って怖いですか?」
オレ「……怖くないって言えばウソになるよ」
S子「そうですか……」
オレ「でも、こうして話しているのは楽しいよ(・∀・)」

全部本当の気持ち。てか、怖いって気持ちはあんまりない。
怖い事が起これば怖いって思うのが普通だし、それ以外の時は「幸せ~ふにゃ~」って俺は思ってた。

S子「オレさんって、本当にやさしいですね」
オレ「え、そ、そうかな……」

口元がモニャモニャした。

S子がそれを指摘してイタズラに笑ってくる。

老婆「あら、仲が良いのねェ~」

そんな状態の時に、 突 然 の 老 婆 (しかも、S子見えてる。

オレ・S子「「え?」」

老婆「あれ、今の子はどこに……?」
80ぐらいの見事な婆様だ、そう言えばお年寄りをよく見かける。

オレ「な、なんのことですかーw」
そう言うが、S子は俺の後ろに隠れていた。
え、何で隠れるんだろう。すごくかわいいだけど、

老婆「はて……?」
その後老婆に、花の話をつき合わされ、時間が1時間ぐらい過ぎた。

なんであんなに花の話長いんだろう。

S子はその間、俺の近くの花や屋台を見て回っていた。
182Jv4G8upKnw :2014/07/31(木)09:42:45 ID:NxZVmT20u
オレは、花が詳しいと思い、老婆に聞いてみた。

オレ「●●にあった青い?白い?みたいな花ってなんですかね」
先ほど、S子が見に行った花だ。

老婆「水辺にあったやつかい?(・~・?)」
オレ「そう、それです!」

この老婆が植物園マスターか。

老婆「そりゃ、スイレンだね(・∀・)」
オレ「ほうほう……」
老婆「その花が好きなのかい?」
オレ「はい」
老婆「言い花だよ。花言葉は『純粋』だったかの」
183Jv4G8upKnw :2014/07/31(木)09:55:22 ID:NxZVmT20u
老婆の息子たちが迎えに来て、連れて帰って行った。

S子「……長かったね」
オレ「お年寄りはね……w」

む、なんかいじけてないか?

S子「そうですか……」
オレ「ところで、なんで隠れたの?」
S子「匂いが……」
オレ「え、匂いは分かるの……?」

S子「違うの、あのね……昨日オレさんに会ったときもしていたんだけど、
 すごく薬みたいな、線香かな?、そんな感じの匂いがしてたの。

 その匂いがする人は、前々から近寄りづらくて……。
 近寄ると押し返されるみたいな感じがしたの」

オレは服の匂いを嗅ぐ。
……うん、オッサンな匂いだ。

S子「ただ、今日はオレさんから匂いはしないし、凄く近寄りやすいよ!」
ニッと愛想笑いでS子は言った。

オレ「本当に?」
S子「……少ししているけど、昨日ほどじゃ」
オレ「なんなんだろう……」

察するに数珠のことだろう。凄い匂いしてたし。

S子「でも、昨日帰る頃には匂いはしなくなってたよ!」
あ、多分その時だ、砕けたの。

そう思いながら俺は言わずにコーラを飲んでいた。
184Jv4G8upKnw :2014/07/31(木)10:02:48 ID:NxZVmT20u
その後は、適当に遅いお昼を食べ、適当に雑談した。
今日のお題は、日頃何をしているかーだった。

バイトがある時以外は、ネトゲー漬けのオレだ。
それでもS子は「知らない人と遊べるってすごいよ!」と、何故か励まし気味にほめられた。

S子「やっぱオレさんは、そう言う人なんですよ……w」
フフッと、笑うS子は凄い可愛い……。

オレ「S子さんは?」
S子「うーん……、いつもボーッとしてたかな」
オレ「時間の感覚って……?」
S子「そうだね……特に感じないかな?」
オレ「そっか、不便だねー……」

S子「……でも。」
S子が小声で言う。

S子「オレさんを待ってるときは長く感じるなー」
照れくさそうにS子は言う。
チラッと俺の顔を見て、目線をそらす。

あかん、オレ、オレの胸よ、鼓動よ、息子様よ、鎮まりたまえ。
俺は動揺し、興奮し、何も言えず、

S子をガン見してしまったorz

S子「へっ……wなんですかw」
オレ「いやいやいやいや、なんでもないw」

――――そこで本日の危機が訪れた。
185Jv4G8upKnw :2014/07/31(木)10:12:32 ID:NxZVmT20u
S子「なんなんですかー(`・ω・´)」
オレ「い、いやいや……w」

S子「オレさんおもしろーいw(・∀・)」
オレ「は、ははは……ww」
チラッと、目線を下に提げる。

S子の魅力的なスカートと、そのスカートから伸びる黒ストッキングの足を見る。
ふっくらとした健康的な太もも、ただふと過ぎずスラッと綺麗なラインを描く足。

股の所に手を置き、モジモジとしているその仕草(やましい事してないよ)

にしても、本当に綺麗な足だ。
ストッキングのしたの足も、肌の様に白く綺麗なんだろう……。

S子「もー!オレさん何見ているんですかっww(´∀`*)」
顔は照れ臭そうに笑っていたよ。
俺も笑いながら「へへっ」って思っていた。

恥ずかしがるように、S子が左手で俺の右肩を押した。

正確には、右肩をS子の左手がすり抜け、背中へ流れたのだが。

オレ「えっ( ゚д゚ )」

途 端 、 視 界 が 暗 転 し た 。
186Jv4G8upKnw :2014/07/31(木)10:15:52 ID:NxZVmT20u
右肩に強烈に重いドロッとしたような、
ズズッと車で100キロ以上出した時のGが掛かっているような、

妙な感覚が右肩を襲った。

暗転する視界が空を映し出す。

ボーッとオレが眺めていると、係員らしき人が走って来て何か声を上げてる。

その横でS子が「オレさん!オレさん!」って叫んでいた。

オレは地面に吸い寄せられるかの様に肩を持って行かれ、
起き上がりたくとも力が入らず、声も出ず。

オレ(これ金縛り?)
多分違う。
押さえつけられると言うより、そこに体の感覚が無いのだ。

S子「オレさん!オレさん!」
オレ「は、ははは……(´∀`;)」
俺は妙に冷静に、ただS子の顔を見て元気が出る様に笑う。

係員は容赦なくバケツの水を俺にかける。
溺れかける。


――気が付けば、病院に居た。

親父「起きたか!」
親父が俯いてて、俺が目を開けた時「(゚∀゚)」と嬉しそうな顔をした。
ああ、迷惑かけたんだなーって申し訳なく思った。

S子「……(´;ω;`)」
その横に、S子が泣きそうな顔で少し浮いて立っていた。(10cmぐらい)
ちょっと怖かった。
187Jv4G8upKnw :2014/07/31(木)10:18:56 ID:NxZVmT20u
切の良い所で、休憩するよ。

>>175
たぶん、分かる人は分かるんじゃないかな?
一応伏せておくよ。

因みに俺も社長もニトも専門も、皆現役。
強いて違うところを言えば、ニトが増えたことだ(ゲフンゲフン
188Jv4G8upKnw :2014/07/31(木)10:51:37 ID:NxZVmT20u
再開する。

お医者様がきて「熱中症でしょう」と言われた。
園の人たちで応急処置し、救急車で運ばれてったそうだ。

医者「熱も下がり、汗も出てるし安心でしょう」
そう言うと、医者は出て行った。

親父は、恐らくS子と会っているからだと、言いたそうなことを沢山言って来た。
少し頭に来たが、親心で行っていると思うと、何も言えなかく、ただ黙って聞いた。

その後ろにS子が居たが、S子は怒るよりも、申し訳なさそうな顔で俺を見ていた。

親父「●●(親戚)に電話した、すぐに北海道に行くぞ」
オレまさかの東北旅行決定。
拒否権はなさそうだった、ちなみに確認したのか数珠のことを知ってた。

オレ「……ちなみに、その子が今そこに居るんだけど」
親父のバッと、驚いた顔を今でもよく覚えてる。
同時に、凄く怒っている様な、怖い顔をしていた。

親父「……どこに居る?」
オレ「もういないよ」
嘘だけど、ほどなくしてS子は親父の顔を見ると廊下へ出て行った。
小さくだけど、頭を下げていたと思う。

病院の方は点滴が終わったら家に帰っていいと、言われた。
親父とオレは先生に頭を下げた。

その日S子に会うことはなかった。
189Jv4G8upKnw :2014/07/31(木)10:55:57 ID:NxZVmT20u
家に帰宅してから、親父は「明日詳しく話す」と言うと自室に入って行った。
久しぶりに本当に怒ってる親父を見たと思う。

部屋の中からは、親戚に電話しているだろう親父の声がしていたが、
盗み聞きする訳でもなく、俺も自室へと戻っていった。

ベットに横になり、S子を考えた。

怒ってるだろうか、なんで庇ってあげられなかったのか。
気に病んでいないだろうか、どこかで泣いていないだろうか。

なにより「もう会えないのかな」と思うと、自然と涙が出てきた。
すごく苦しかった。

そんな気持ちを紛らす為に、俺はパソコンへと向かった。
190Jv4G8upKnw :2014/07/31(木)11:03:05 ID:NxZVmT20u
専門「オレさーーーんwwwwwwこんばんわーwwwww」
専門は謎テンションだった。
後に知ったけど、その日は専門の誕生日だったらしい。

二ト「うっせーな、ガキ」
社長「まあまあ、二人とも^^:」
速攻でニトがツッコミを入れ、社長が宥めていた。

オレ「いやー、ちょっと病院に行ってまして」
専門「あれ?もしかして熱中症ですかー?」
専門は意外に勘が鋭い奴だった。
どうでも良い事を結構鋭く当ててくるタイプ。

オレ「……そうなんだけど」
専門「あー、幽霊絡みもありそうですねー……詳しく教えてくださいよ、旦那~」
オレ((# ゚Д゚)うぜぇ……!!)
ぶっちゃけ主っきり机を蹴飛ばしてた。
それを聞えたのか専門の口調は大人しくなった。

社長「……なにがあったか、話してくれるかな?」
ニト「そうだぞー、相談ぐらい乗ってやるよ」
専門「そうですよ、教えてください」

オレ「実は……」
今日あったことを話した。

夢の中の守護霊のこと、数珠のこと、植物園言ったこと、
最初のS子のチカラ、花を見たこと、S子に叩かれてからおかしくなったこと

ニト「が、ガチすぎるわ……w」と苦笑いしていた。
専門は唸りながら何かを考えていたようだ。いや、言いづらかったのかもしれない。

俺が少し頼りにしていた社長は一言。

社長「親父さんの言う通りにしなさい。」とだけ、言った。
191Jv4G8upKnw :2014/07/31(木)11:09:07 ID:NxZVmT20u
専門「でも、憑かれてる訳じゃないし、オレさんの話的には悪い霊じゃないんじゃないですか?(・∀・)」

ニト「とは言っても、除霊できるならするべきじゃないか?('A`)」

社長「私もそう思う。同時に、今回病院に運ばれるような事態になったのだから、真剣に考えなさい(`・ω・´)」

オレ「ですよね……(ヽ'ω`)」

専門「ただ、思うのですが――」

専門の言葉に全員が集中する。

専門「オレさんに、祓う意思がなきゃ失敗しませんか?(・∀・)」

ニト('A`)「は?オレは祓う気あるんだろ?」
長(・ω・)「そうだよね、オレ君?」

オレ「…………実は、一緒に居たいと思ってる」
ようやく、俺は”S子とどうなりたいか”を初めて口にした瞬間だった。
192Jv4G8upKnw :2014/07/31(木)11:15:39 ID:NxZVmT20u
ニトが「ばかじゃねーの?」と速攻だった。

ニト「身体的に影響出てて、ご家族さんも心配してくれてるんだぞ。
 お前はもう少し自分を大切に考えたらどうなんだ?
 それに俺だってテメーの相談に乗ってやってたんだぞ。

 確かに幽霊と仲良くなってるお前とか思い浮かべたら面白かったけどよ、
 お前の身体が駄目になるようなら、俺は其処まで望んじゃいねーよ。

 てか、お前お祓いしろよ、メンドクセー奴だな。それだけだろ?

 それにな、お前がそう感情を抱いている相手は”幽霊”だからな。
 お前や俺が住んでる世界じゃねーんだよ、ボケ。
 二次元に恋する系のオタク野郎か、気持ちワーナ。いや、お前の場合はもっとヒデーよ
 何お前はその子の為に死ねるの?死んで会いに行けるの?

 もっと自分が味わった状況を考えろよks」

DQN口調で、ニトは俺をまくし立てた。

社長「ニト君、少し黙れるか?(#^ω^)」
苛立った声で社長は言う。

ニト「え、ああ?」
社長「ニト君は優しいから、そう言うのかもしれないが」
ニト「きれいごとですよ、綺麗事」
社長「……そうだな、ただ言っちゃいけない事も言ったから気を付けろ」
ニト「うっせーな、昔から口は悪いだよ」

社長「 黙 れ 話 を 聞 け 」
ニト「 嫌 だ 、 糞 社 長 」
193Jv4G8upKnw :2014/07/31(木)11:26:05 ID:NxZVmT20u
何故かバトルが始まっていた。

ニトに口のきき方を直せと、社長が怒鳴り。
ニトはお前の態度が偉そうだ、と社長を怒鳴り。

専門と俺は何も言えず、いや、止めようと苦笑いしてたけど、二人の闘いは凄かった。
ニトの音割れ怒鳴りボイスは凄かった。

専門「お前ら本当に煩いwwww何熱くなってるんだよwwww」
そこに油を注ぐかのように登場したのは、専門の爆笑した声だった。

専門「喧嘩するなよwwwwww」
社長「……ふむ」
ニト「んだ(゚Д゚#)ゴラァァァァァァァァァァァァア!!」

専門「貴方たちが喧嘩して決めた所で、無駄って分からないのですか?」
社長「ふむふむ……」
ニト「ああ゛《゚Д゚#》ゴラァァァァァァァァァァァァア!!」

専門「もうオレさんは、この話をこの会議チャットに持ち込まないでください。」

専門が、あのウザイ性格ながら、怒鳴りはするがニトも認めている長所を発揮していた。

『決断と切り捨』てが、何より早いのである。

300m掛かった装備も使おうとか考えず、速攻転用し、壊れても「ははは、壊れた」で済ませれる人なのだ。

チーム内でも揉め事があり、専門が仲裁に入るが。
ニトや、俺、骨顔さんが、マスターや他の役所持ちが来るまで待ちましょうと言う中、良くも悪くも一人で解決しようとする。

凄い場合はマスターに許可なく、メンバーを追放するようなこともする。

仲良こよしチームで唯一、残虐無比な性格している一面を持つのだ。
なお、チーム内で一番怖がられて居ると思う。揉めると面倒だし、ウザイし。
194Jv4G8upKnw :2014/07/31(木)11:30:09 ID:NxZVmT20u
専門「もう一度いいますよ?」

専門「もうオレさんは、この話をこの会議チャットに持ち込まないでください。」

こう言う、言い方をしなければ、間違いなく専門のオレの中での株は上がっていた。

結局、ニトも社長も落ち着きを取り戻し、互いに「さっきは」と謝り合ってた。
なお、専門がヤバイぐらい、社長とニトに怒られてた。

専門「……誰か怒れる人が居てよかったですね(#・∀・)d」

ニト「うんだと《゚Д゚》ゴラァァァァァァァァァァァァア!!」

やはり、専門……お前、惜しいよ……本当におしい……。

社長「今回はすまなかった。とりあえず、相談は個別チャットで受けるよ」
ニト「はぁはぁ……そうだな。まあ、祓ってもらって来い」
専門「俺には個別に話を教えてほしいなー」

ニト「もう怒る気も失せたわ……(# ゚Д゚)はぁはぁ」
195名無しさん@おーぷん :2014/07/31(木)11:30:14 ID:Hwvgbf7er
ニートのニートたる所以がわかった感じだな
196Jv4G8upKnw :2014/07/31(木)11:35:30 ID:NxZVmT20u
専門が個別チャットで、こう言って来た。

専門『多分、俺さん、S子さんのこと好きになってますよ(・∀・)ニヤニヤ』

オレ『ウンな訳ww(*^ω^)』

専門『好きだと、怖い物も、酷い物も、許せるんですよ♪(・∀・)』

オレ『……そうなの?』

専門『ただ……幽霊じゃなければねー、お祓いは免れませんよ。
 でも、どうしても……って言うなら止めません。』

専門『で す が 、 彼 女 の 幸 せ を 考 え て あ げ て 。』

専門『もっともお祓いが、彼女の幸せな気もしないけど。』

何となく、俺の頭の中に深く突き刺さった。
197Jv4G8upKnw :2014/07/31(木)11:37:10 ID:NxZVmT20u
その後、なんでそう思えるのか専門はこう言い締めくくった。

専門「俺も彼女にはそう言う感情を抱くので」

何故か、とても説得力を失った。

お前女ったらしだろうが……
ちなみにチーム内のリアル女が何故か専門を好きらしい。
何故こういう奴がモテるのだろうか。
198名無しさん@おーぷん :2014/07/31(木)11:40:52 ID:Hwvgbf7er
>>197

どうしようもないクズ男好きな女多いよね・・

うちの職場に恩を仇で返しまくるクズ野郎がいるんだけど、同じ職場の人妻と不倫して、更に独身の女とも付き合ってるわ。

そういう男とつきあう女もろくでもないのしかおらんから、お互いクズ同士引き付けあうのかも。
199Jv4G8upKnw :2014/07/31(木)11:49:00 ID:NxZVmT20u
S子に出会って5日目。

その日の夢は、怒男も呆れた様に「(´Д`)ハァ…」と言う顔をしていた。
なんでそう言う顔をしているかは、直に分かった。

ただ、今日の場面は怒男が門の前に立ち、「あれあれ(´Д`)ハァ…」と指さしていた。

バッと、目が覚める。
頭にピリッと電気が走る。

そ の 日 、 S 子 は 家 の 前 で 体 育 座 り  し て い た 。

足を寄せ、膝にデコを当てて、太ももの下に手を回し。
俯いていて髪の毛が顔を隠している。ただ泣いているように見えた。

S子は、我が家の門に背中を向けて座っている。

朝5時頃だったと思う。俺は迷わず外へ飛び出した。
200名無しさん@おーぷん :2014/07/31(木)11:53:53 ID:RktC84i1h
デリヘル呼ぶとこまで読んだ
201名無しさん@おーぷん :2014/07/31(木)11:54:43 ID:RktC84i1h
いつも思うんだがこういうの書く時には結論から書いた方がいいと思うの
202Jv4G8upKnw :2014/07/31(木)11:54:59 ID:NxZVmT20u
S子「オレさん(´・ω・`)」
オレ「(・∀・)!」

S子「(´・ω・`).;:…(´・ω...:.;::..(´・;::: .:.;: 」

S子は俺の顔を見ると、どこかにすーっと消えて行った。
歩くように道路を歩き出して、消えて行った。
いや、本当に空気に溶け込む下の様に薄くなって消えて行ったんだよね。

オレは酷く悲しい気持ちになった。

ただ、こんな朝から叫ぶにも、叫ぶにしても相手は幽霊だ……。

俺は自身の声を抑え込み、家へ戻るしかなかった。
203名無しさん@おーぷん :2014/07/31(木)11:56:11 ID:Ei0CIZbND
長い
創作っぽい
創作にしても微妙
204Jv4G8upKnw :2014/07/31(木)12:01:45 ID:NxZVmT20u
朝、親父と遭遇。

親父「その子でも来てたのか?」
オレ「うん……」
親父「参ったな……憑りつかれてるじゃないか」
オレ「それは無いと思う」
とは言うも、親父は聞く耳を持たなかった。

そして、北海道へ向かう話になった。

親父「オレはついていけない。だから、お前だけ行って来い」
予定は来週らしい。
それまで出来るだけS子には近づかず、家の中で大人しくして居ろと言われた。

バイトが来週から始まるはずだったが、急きょ延長してもらった。
夏休みに調子こいてオーナーと俺で学生を雇いまくったのが幸いして、かなり長く貰えた。
205Jv4G8upKnw :2014/07/31(木)12:06:06 ID:NxZVmT20u
で も さ 。
俺 が 我 慢 で き る わ け が 無  か っ た 。

今すぐにもS子に会いたかった。

それも分っていただろう、親父は、親戚たちは、俺にあることを隠していた。
206Jv4G8upKnw :2014/07/31(木)12:08:14 ID:NxZVmT20u
昼飯食べてくるわー

>>201
オカルトな話だし、ありきたりな話だ。>>1でも言ったけど。
で大体分かる人は分かると思うよ、オチは。
207フロンガス◆KeXH31ItRuOi :2014/07/31(木)12:08:37 ID:rEcU4RdYv
なかなかいいよ、続けて続けて
208名無しさん@おーぷん :2014/07/31(木)12:11:22 ID:Hwvgbf7er
勘のいい俺の予想するオチは、

1の婆ちゃんが爺ちゃんに邪王炎殺黒龍波を放って大団円やと思う。
209名無しさん@おーぷん :2014/07/31(木)12:16:46 ID:q8KyCGkL1
>>208甘いな
>>1の100パーセントの力を見くびるな
210名無しさん@おーぷん :2014/07/31(木)12:20:21 ID:Hwvgbf7er
>>209
そして、S子はよく見たら戸愚呂兄だった
211名無しさん@おーぷん :2014/07/31(木)15:28:31 ID:YgbwFNBV8
S子の妄想で抜いたりしねーの?
212名無しさん@おーぷん :2014/07/31(木)16:24:29 ID:izvIXBnUE
イチ失踪かな。
213Jv4G8upKnw :2014/07/31(木)16:32:35 ID:NxZVmT20u
すまん、体調崩したみたいで頭が痛い。
怠さもやばい。
もう少しよくなったら続き話します。

>>208-210
黒龍波じゃないけど、こないだ祖母が黒スイカを祖父に投げつけてた。破ッ!

>>211
そりゃ……ねぇ……。
この先見ていれば分かるよ。

>>212
どうも怠い+頭痛い……。
214Jv4G8upKnw :2014/07/31(木)18:09:15 ID:NxZVmT20u
>>204の続き。

その日は、家から出ずに只管ネトゲしていた。気が付けば午後8か9時だった。
まあ、いつものことだ。

ネトゲはしていたが、その頭の中ではS子のことばかり考えていた。

一体なぜ、家の前に居たのか。
何で何も言わずに消えたのか。
オレはS子になって言って上がればいいのか。

まだ短い間でしか会ったことないけど、あの笑っていたS子の顔を思い出すと、凄く愛しいと言うのかな、
今すぐにでも会いたい!って変な気持ちになった。

ニトとオレと他メンバーで高難易度()なクエストをやっていた。
ただ、ニトが俺の異変に気が付いたらしく。

ニト『どうしたんだ、死に過ぎだぞksが(´・ω・`)』
まさかの暴言に俺は面を喰らったが、微かに元気になった。

オレ『S子が居なくなっちゃったのかもしれない』
ニト『そりゃ、良かったんじゃないのか?』
オレ『どうなんだろう……よくは無いと思うんだ』

ニト『それは、また…メンドクさ(´・ω・`)』
オレ『S子に会いたいよ……』

ニト『俺の考えは、やっぱりS子と関わるのは反対だわ』

オレ『うん……』

ニト『ただ、実行するのはオレじゃないし、オレは正直どうでもいい』

ニト『……もういいや、お前が好きにやりたいようにやれば?』

冷たい突き離すような言い方だったけど、オレは目覚めた。
215Jv4G8upKnw :2014/07/31(木)18:16:30 ID:NxZVmT20u
オレ「翌日会いに行こう。見つけよう……」
俺は強く決意多。

その夜は、社長から個別でチャットが来ていた。
本格的にお祓いを勧めてきのである。

ただ、家の方でお祓いすることになったと伝えると、良かったと笑っていた。
もちろん、明日、S子を探しに行くとは言っていない。
言えば、迷惑や面倒事になると思ったからだ。

専門は、その日は会議チャットの方に顔は出さなかった。
ニトや社長とは距離を置いて、他メンバーとクエストに出かけていた。
たぶん、昨日事があってだと思う。

ちなみに、ニトも社長も、専門には個別で謝ることにしたらしい。
専門の態度や言い方には腹立たしいが、そうなるのも無理が無い、と言うのが社長の見解だった。
ニトは、「まあ形だけでもー、一応チームメンバーだしー」と謎のデレを見せていた。
たぶん社長がニトをおだてて、ついでに謝ることを勧めたのだと思う。

専門の方も、オレに『謝んなきゃ駄目かな?』と相談してきた。
俺は『その方が良い』とだけ言った。
専門からは『(´・ω・`)』の返答以外、何も来なかった。

そんなこともあって、俺は何だかチームに居るもの辛くなり、いつもより大分早く(とは言っても、ここ最近は早かったけど)
ログアウトし、眠りについた。
216Jv4G8upKnw :2014/07/31(木)18:22:49 ID:NxZVmT20u
あんまり話す事がないから、早く進むよ。

翌日、図書館に行くなど、適当な理由で外に出た。
S子と出会った交差点、図書館、公園、川……長い間探したが見つからなかった。

その夜、親父には「会いに行ってないよな?」と問いただされた。
オレ「うん」とだけ答えた。

親父はジーっと見ていたが、直に表情を変え「●●に行ったらこれ買ってきてくれー」と来週の話が始まった。

どうやら親戚一同はヤル気十二分で、
同時に8年ぶりぐらいに来るオレを歓迎する準備を進めているらしい。
内心少し楽しみだった。
217Jv4G8upKnw :2014/07/31(木)18:28:56 ID:NxZVmT20u
その次の日も、次の日も、街中を適当に散歩していたが会うことはなかった。
怒男が一度出てきたのだが、何を話したか本当に覚えてない。
ネトゲの方も、勝手に考え込みログインしなくなっていた。

S子に会って9日目、S子が消えて4日目。

三日後、新幹線と船を利用して北海道へ向かうことになった。
それを朝告げられ、俺はボーっと聞き、日課になってしまっていたS子探しに出かけた。

初めてS子に会った場所、いない。
図書館……いない。公園……いない。川……いない。

もう会えないのかな、と思い始めた。
と言うか、これでお祓いして効果はあるのか?とさえ思い出していた時だ。

頭に電気が走る様な、直感を感じた。

――町の商店街をゆらーゆらーっと、灰色の視界で歩いている誰か。
俺は直に分かった。

これはS子の視界だ。S子は商店街に居る!と。
218Jv4G8upKnw :2014/07/31(木)18:32:48 ID:NxZVmT20u
川から商店街まで、そんなに遠くはなかった。
自転車を立ちこぎし5分程度の距離だ。

商店街のコンビニと時計が見えたから、恐らくこの辺り……。
と思いながら、周囲を見渡すがS子の姿は見えない。

俺は必死に考え、S子のあの動きが何処へ向かっていたのか、を考えた。

オレ(この方向で進むなら、図書館か?)
何度も確認したし、何度も見た場所。
いやいや、もう一度確認しに行こう。S子居る筈だ!

無駄に変な自信と興奮を抱きながら、俺は図書館へ向かった。
219Jv4G8upKnw :2014/07/31(木)18:37:13 ID:NxZVmT20u
図書館について。

若干、係員の人とは顔見知りになっていた。
……と言うより、印象に残っていたのだろう。
それもそうだ、本も読まずキョロキョロと辺りを見渡しただけで出て行くオレだ。

俺は息を整えながら図書館内を探索した。
ただ、一向に見つけることはできなかった。

―― そ し て 、 俺 は あ る 奇 行 に 出 る こ と に し た 。
220Jv4G8upKnw :2014/07/31(木)18:44:35 ID:NxZVmT20u
オレ「どこに居るんだよ!出て来いよ!《゚Д゚#》ゴラァァァァァァァァァァァァア!!」
周囲(´・ω・`!?) (!?・∀・) ('A`!?) ( ゚д゚ !?)

周囲の痛い視線が俺に突き刺さる。
ただ、俺は構わず叫んだ。

オレ「別に気にしてないから!出て来てくれない方が気にするから!」
恥を忍んで叫んだ。
駆けつける警備員や係員の足音を聞き、( ゚д゚)ハッ!として冷静さを保った。

係員「どどどd、どうしたのですか( ゚д゚ )」
警備「騒いでるんじゃないぞ!」
オレ「……(´;ω;`)」

気が付いたら俺は泣いていた。
それに気が付いたのか係員がポケットテッシュを差し出した。

周囲に人が集まりだして、大学生みたいなやつがニヤニヤしながらスマホを向けた。
それを警備員が「何、撮影しようとしているんだ《゚Д゚#》ゴラァァァァァァァァァァァァア!!」と超絶怒鳴り声をあげてた。
ササッて、カメラ向けてた

てか警備員メッチャ顔怖いの。
安岡力也みたいな顔で体格180ぐらいあった。
221Jv4G8upKnw :2014/07/31(木)18:45:41 ID:NxZVmT20u
文字ちょん切れてた。

周囲に人が集まりだして、大学生みたいなやつがニヤニヤしながらスマホを向けた。
それを警備員が「何、撮影しようとしているんだ《゚Д゚#》ゴラァァァァァァァァァァァァア!!」と超絶怒鳴り声をあげてた。
ササッて、カメラ向けてた若者が逃げてった。

てか警備員メッチャ顔怖いの。
安岡力也みたいな顔で体格180ぐらいあった。
222Jv4G8upKnw :2014/07/31(木)18:55:32 ID:NxZVmT20u
なんか貸出カウンターの裏みたいな、学校の図書室のような事務室へ案内された。

警備員の人が半分強引に俺の首元を掴みながら、こいっと連れてかれた。
内臓売られるかと思った。

事務所の応接室に入る、オレ・係員・安岡。
高そうなソファーとガラスのテーブル、あと周囲になにかの証と写真が飾られてる「ザ・応接室!」っという感じの部屋だった。

近くにある棚から紅茶を取りだし、「何を飲みますかー?」と係員のお姉さんが優しく尋ねる。

リプトンのアップルティーをお願いした、図々しかったかもしれない。
安岡は「コーヒーで」と、お前も飲むのかって心の中でツッコミを入れた。

安岡はコーヒーを飲みながら、オレを睨んでいた。
超恐かった。懐にドス入っててもおかしくない顔をしている。

てか、よく見ると日焼けしていたが、額になんか切られた(?)みたいな傷跡あった。

一方で係員のお姉さんは「落ち着きましたか^^」と笑顔で話しかけてくれた。
ちなみに係員の人は眼鏡をかけたベッキーみたいな顔してた。美人さんの分類だと思う。
223Jv4G8upKnw :2014/07/31(木)18:58:32 ID:NxZVmT20u
やたらと安岡が俺に茶菓子を勧めてくる状況で、説教がはじまった。
お前クッキー好き過ぎるだろ。

係員「ここは公共の場ですので……」から、「●●な行為はご遠慮願ってます―」とか。
普通に、あたりまえな、当然なことを怒られた。
その後、何かをプリンターから印刷し、謝罪書?なのかな、

簡単に書くと『今後このような行為はしません』と言う契約書を書いた。最悪出入り禁止と書かれていた。

安岡の方はコーヒー5杯目に突入していた。
ちなみに「そうだぞ」とか、「こないだもホームレスが」とか、小さく相槌入れながらこの話に乗ってた。
224Jv4G8upKnw :2014/07/31(木)19:06:26 ID:NxZVmT20u
係員「……ふぅ、まあオレさんは最近よく来てますよねーw」
オレ「え、あはい!」
突然言われて、俺は動揺した。

安岡「そうなのか?勉強か?」オラッオラッ
何故かニヤニヤとうより、ニカニカした笑みでオレを小突く安岡。
てか、アンタ最初オレの目に座ってただろ。いつ横来た。

係員「でも直に何か探して出てっちゃいますけど、お探しの本とかあるのですか?」
オレ「あ、それは……」

流石に「幽霊を探しています」とは言えず。

オレ「人を探していて……」
安岡「人?女か?」オラッオラッ、ニカッ

オレ「ええ、あ、はい……」
係員「あらあら(・∀・*)」

安岡「どんな子だ?」
オレ「えーっと、肩まで髪の毛があって、セーラー服姿の、高校生ぐらいの女の子です」

安岡と係員の顔が「へ?」と曇った。
たしかにパッと聞くと、不信極まりない発言だった。

安岡「まさか、間違ったことしている訳じゃねーよな?(# ゚Д゚)」
オレ「そそs、それはありません!」
安岡「本当だな?……にしてもこの時期にセーラー服か……私立高校か……」ブツブツ

係員「うーん……少なくとも今日は見てないわね……」
安岡「プライベートなことを聞くが、その子とはどういう関係なんだ?」オラッオラッ
225Jv4G8upKnw :2014/07/31(木)19:10:09 ID:NxZVmT20u
半分、安岡に押され気味に、いつぞやかの「自供するしかねーぞ」な空気になりながら話した。

オレ「こないだ、ここでその子と会いまして……
 それで……仲良くなって……向こうから会いに来てくれたりとかして……」

オレ「適当にお話しとかして、植物園行ったりとかして……、
 別にやましいことしてないですよ!」

ハッと気が付いた。

係員・警備員(・∀・)(`・ω・´)ニヤニヤ

こ、こいつら……楽しんでやがる…………ッ!!!!
226Jv4G8upKnw :2014/07/31(木)19:18:07 ID:NxZVmT20u
安岡「でもなんで、その子は消えちまったんだ?」
ズキッとしながらも、答えた。

オレ「植物園で熱中症にかかっちゃいまして……それを気にしているみたいで」
係員「あー、私のせいとか思っちゃった感じかな?」
安岡「思う物か?お前の体調管理が悪いんだろ」

うーん……、彼女のチカラが原因だから……いや、でも……。

係員「今の子は、結構自分のせいだ!って抱え込むんですよー
 うーん……そうだねぇ。
 一番はやっぱりその子と会って話をするしかないよね」

安岡「そうだな……ただ、今日みてーなことは駄目だ。迷惑だ」

その後、安岡に今日は家に帰れと入口まで送られた。
係員さんは「お幸せにー」と小さく手を振って見送ってくれた。

※次レスでご飯行きます。
227Jv4G8upKnw :2014/07/31(木)19:21:24 ID:NxZVmT20u
最後、安岡から。
安岡「……男なら女の一人二人、めそめそするな」
オレ「……。」
安岡「ただ、女の一人二人、大切にも出来ない奴より、お前は良い奴だ」バンバンッと背中を叩く。

ちょっと惚れた。
無駄に夕日がバックにそう言う安岡はカッコよかった。

安岡「もう暴れるなよ!がんばれ、坊主!(゚Д゚”)明日があるさ!」オラッオラッ
オレのようなオッサンを坊主とは……

てか台詞イケメンすぎるだろ……。

この人なにものだよ……。


俺は奇行を反省しながら、家へ向かい自転車を勧めた。

そして、この日の奇行が報われるのは、意外な形でやってきたのである。

それもその日のうちに。
228名無しさん@おーぷん :2014/07/31(木)19:26:46 ID:izvIXBnUE
飯行ってんじゃねーぞ!!!
オラオラっ

なんかお前の人生充実しているな。
てか安岡ワロタ、テルマエロマエの人でしょ?
229名無しさん@おーぷん :2014/07/31(木)20:26:37 ID:4066L6vbY
やっと追いついた!
久々の良スレ
230名無しさん@おーぷん :2014/07/31(木)20:57:41 ID:tn00BBXEQ
1が来るまで、みんなで般若心経唱えて待ってようぜ!
231Jv4G8upKnw :2014/07/31(木)21:41:21 ID:NxZVmT20u
ただいまー

>>228
このスレ厳しい人大杉……ww

テルマエロマエ見てないから分からないや(´・ω・`)

>>229
こんな長い文読んでくれてありがとうございます。
そう言ってくれると嬉しい。

>>230
なんでや!
232Jv4G8upKnw :2014/07/31(木)21:54:29 ID:NxZVmT20u
>>227の続き。

オレ「( ゚д゚)」
家について俺は驚いて声が出なかった。

家の前に居るその子に、オレは目が釘付けになった。

その人は「……オレさん」と、小さな声で言う。

泣きそうな顔をしながらも、強い表情で、オレを見つめていた。

オレも似たような表情でその子を見ていたと思う。

オレ「( ;д;)ぇ、え……?」

肩まで伸びた艶のある髪に、綺麗な肌。

適度に膨らんだ胸と、スラッとした身体。

セーラー服に、膝上程度のスカート、そこから延びる黒ストッキングの足。

S子「オレさん……(´・ω・`)」
オレ「S子さん(;∀;)」

S子が居た。
二日ぶり(大体三日ぶりかな?)に見たS子はやっぱり可愛かった。
233Jv4G8upKnw :2014/07/31(木)21:59:28 ID:NxZVmT20u
そこからはあまりよく覚えてないけど、凄いきょどってたww
童貞拗らせまくってたww

S子も「え!?え、なに!?(・∀・;)」って感じになっていた。

オレは小躍りしながら、S子に近寄る。
やっぱりS子は何処から見ても可愛い子だった。
オレが、見間違えるわけが無い。

S子「近寄らないでッッッ!!!!!!」
その体の何処に、そんな大きな声がさせる力があるのだろう。
いや、もしかしたら霊的な物だったのかもしれない。

オレ「Σ(・∀・;)」
S子の声が俺の頭の中に響く。

木々 ガサガサガサガサッ!!!
同 時 に 激 し く 揺 れ る 家 付 近 の 木 々 。

それをハッとした表情でS子は見て、また泣きそうになっていた。
234Jv4G8upKnw :2014/07/31(木)22:01:51 ID:NxZVmT20u
S子「……私が近くに居ると、オレさんに迷惑掛かる」
オレ「え、そんな事は……(・∀・;)」

S子「嘘言わないでいいですよっ……」
オレ「……ごめん」

S子「謝らないでも良いです……、私が悪いです……」
オレ「……そうか。」

俺の頭のなかで、社長が呟く『聞いてあげろ』と。
俺は再びの社長モードに突入した。
235Jv4G8upKnw :2014/07/31(木)22:13:44 ID:NxZVmT20u
S子「ずっと考えていたんです。

 どうして、私は変なことを貴方にしてしまったのか。
 でも、貴方も言ってたけど『意図してやってない』から、どうすればいいか分かんないです。

 貴方は『いつか治れるようになれば』って言いましたけど、それじゃダメなんです。
 今すぐ治せなきゃ、貴方の傍にいることはできません。」

S子から、オレのことを「貴方」って呼ばれる度に、胸がギスギスした。
直にでも励ましの言葉を言いたかったが、社長モードの俺は黙って聞く事にした。

S子「それにオレさんから離れている間にある程度試したんです。
 でも、やっぱり何もできませんでした。

 それに腹が立って、悲しくなって、どうすればいいか分からなくなって……」

ここ等辺からS子が過呼吸気味になっていた、
俺はそれを見るのが辛かったが、見ることを選んだ。

S子「そしたら、今みたいに木が揺れたんです。強く」

S子はグッと顔に手を当てた。
……泣いていた。

S子「――これじゃ、またオレさんに迷惑かけちゃう……っ!!!!」
また木が揺れた。

今度は怖くなかった、
それ所か、寧ろS子にすごく集中していて気にもしなかった。

S子「あの日、オレさんを叩いた時、変な感触がしたんです。
 もの凄く嫌な感触でした。ブニョブニョの生肉を触ったかのような感触でした。

 その時、”駄目”ってすごく強く感じたんです。
 だから慌てて手を引いたけど、間に合いませんでした。

 そしたら……オレさんが、オレさんが……」

S子は早口でそう言い、泣いている。
それに合わせる様に周囲の物がカタカタと揺れている。
236Jv4G8upKnw :2014/07/31(木)22:19:21 ID:NxZVmT20u
オレは意を決して声をかけた。
ただ、言葉選びを間違えた。

オレ「だ、大丈夫だよ……!」
社長モードが切れてしまってたのか、いや、適当な上っ面だけの言葉をかけてしまった。
たぶん、それが間違っていた。嘘はついてないけど、間違った。

S子「大丈夫じゃない!!この変なチカラをどうにかしないと傍にいれないの!!!!!」
S子は怒鳴り、俺を睨みつけていた。
その途端、体が動かなくなった。

金縛りだろう。それ所か、締め付けられてるような、嫌な空気が辺りに立ち込めている様な気がした。

生ぬるい空気が俺を包み込んでいると言うべきだろうか、

植物園の熱帯雨林ゾーンの中の湿度高めのような空間だ。

S子「適当な言葉を言わないでよ!!!!私は……私は……」
そう言いながらS子は頭に手を当てて、過呼吸になって、暴走していた。
237Jv4G8upKnw :2014/07/31(木)22:25:20 ID:NxZVmT20u
S子「本当に嬉しかったんだよ。

 オレさんに会えて、オレさんが話しかけて来てくれて。
 オレさんは優しいし、どんな状況でも明るい言葉をかけてくれた。
 楽しい話もしてくれた。でも……それなのに、私は……!

 オレさんに酷いことをしてしまった……!!それが許せないの……!!嫌なの!!!

 分ってよ!!!!!!!!!!!!!!」

意識が飛ぶんじゃないかと言うほど、強い衝撃を頭に受けた。
いや、物理的な衝撃じゃないけど、ガクンッとなる様な。
そんな摩訶不思議な衝撃だった。

ただ、それを受けてから、俺は”変なモノ”が見えた。

S子の周りを黒いモヤが包み込んでいる、そんな感じの様子が見えた。

S子は気が付いていないのだろうが、そのモヤはしっかりと足に纏わりついている。

オレは本能的に察した。このままじゃ、S子が危ないと。
238Jv4G8upKnw :2014/07/31(木)22:35:10 ID:NxZVmT20u
ただ、どうしようもできない。

それも本当だった。

だんだん泣き声が大きくなるにつれ、S子の周囲のモヤは濃くなっていく。

オレは、それをどうにかしたかった。何となくフーフーしていた。
意味はもちろんなかった。

それに、だんだんと身体を縛り付けるチカラが強くなってきている様な気がした。
意識も飛ぶんじゃないかと言う衝撃も、度々飛んできている。

S子、元気になってほしい。笑ってほしい。
そんなに泣かないでほしい。またお話ししよう、とか、心の中で凄い念じた。

S子は「オレさんに、オレさんに……っ!」
どうしようもできないだろう。

下手したら俺は、これで死ぬのだろうか?死因は心臓発作かな?熱中症かな?テクノブレイクはないよな?

ネトゲもう少しやりたかったなー、次のアプデどうなるのかなー。
社長やニトや専門に謝りたいなー、そう言うのも全部やれなくなるのかなー。

ネットで馬鹿なスレみたいな、SSの続きみたいな、あのラノベの続きどうなるんだろう。

オレは思った。

そ れ で も 良 い 。 S 子 を を ど う に か し た い 。

??「オレ君、コッチだッ!!!」
俺の後ろから若い声が聞えた。

そ の 願 い は 通 じ た の だ 。
239名無しさん@おーぷん :2014/07/31(木)22:36:03 ID:tn00BBXEQ
なんと!
240Jv4G8upKnw :2014/07/31(木)22:38:25 ID:NxZVmT20u
親父は、オレがS子に会うことを想定していた。

止めても会いに行くなーっと親心ながら分っていたらしい。

それで親父と同じように上京した”ある人”を呼んでいたのだ。

親戚からもそうするように頼まれていたその人は、俺も”よく知る人”だった。

オレ「あれ……?」
本当に突然だった。

後ろから、誰かが俺の名前を呼んだ。

その途端、身体がフッと軽くなったんだ。

声がした方を振り向いた。

――北海道に行くたびに、よく遊んだ”従兄”だった。
241名無しさん@おーぷん :2014/07/31(木)22:39:32 ID:tn00BBXEQ
従兄弟か!
242Jv4G8upKnw :2014/07/31(木)22:50:26 ID:NxZVmT20u
従兄「今だ、こっちに来なさい!オレ君!!」
久しぶりに見る従兄は手にうちわのような、妙な道具を持って、オレをの方に叫んでいた。

歳は俺より上だが、たしか医者になる為に、東京の医大に入学したとは聞いていた。

イケメンで、元バスケ全国大会出場者で、医学生、背はもちろん高い。
運動神経がよく、ヘルプでバレーの大会にも出ていたと聞く。

俺とは住む世界が別の人間だ。
短大で文系、とは言えFランを卒業したオレと比べれば、明らかに優秀な人だ。

そんなのは別としても、東京に近いとは言え、ここに来ているとは思わなかった。

従兄「はやく!!早くコッチにきなさい!!!!」
従兄は必至に怒鳴る様に俺に行っている。
うちわを俺へ向け、鈴(?)みたいな金具を鳴らしていた。

ワゴン車のドアが開いていて、そこから、祖父や祖母が手招きしていた。

オレは、久しぶりに会う従兄や、この窮地を救ってくれる状況に感謝しながらも。

従兄「えッ!?」

力がみなぎった。
不思議とやましい感じじゃないけど、滾った。
従兄や祖父祖母には申し訳ないなーって、思った。

でもしょうがないよ。気が付いたら

S 子 の 方 へ 走 っ て た 。 
迷う暇もなかった
243Jv4G8upKnw :2014/07/31(木)22:51:21 ID:NxZVmT20u
S 子 は と て も 驚 い た 顔 を し て い た 。

可愛かった(´∀`*)

いいよ、可愛いから許すよ。許せるよ。

お願いだから元のS子に戻って、またお話ししよう、S子は優しい子だし、良い子だって、オレ知ってるよ。

ヤンデレ化してたと思う。
頭の中で何回も「S子」連呼してた。

もう頭の中本当に。

S子S子S子S子S子S子S子S子S子S子S子S子S子S子S子S子
S子S子S子S子S子S子S子S子S子S子S子S子S子S子S子S子
S子S子S子S子S子S子S子S子S子S子S子S子S子S子S子S子。

と言う具合だった。変態だった。

それでもいい。死んでもいい。

これが覚悟を決めると言うことなのだろうか。
妙に冷静で、妙に時間が無く感じれて、妙に幸福感に溢れていた。

俺は、家の前で泣きじゃくるS子へ一直線だった。
244名無しさん@おーぷん :2014/07/31(木)22:52:17 ID:tn00BBXEQ
怒涛の展開やでー!
245Jv4G8upKnw :2014/07/31(木)22:56:48 ID:NxZVmT20u
S子「来ないで!」ってありがちなセリフを叫んでた。

オレは「いいねー萌えるねー(´∀`*)」と声には出さないが、変態モードで突撃した。

S子は、何回も「来るな来るな!!」って叫んでいた。

うん、たしかに、そう嫌がるたびに、俺の身体に、もの凄く重いぬるい塊が張り付いた気がした。

ガクッと、意識が後ろに飛ばされると言うのだろうか、
先ほどとはくらべものにならないほどの衝撃を受けたが、不思議と意識は飛ばなかった。

にしても……

そう嫌がるS子も可愛かった。そう可愛いから、話がしたい(´∀`*)

童貞拗らせ気味に、S子より暴走気味に、S子へ突撃した。
246名無しさん@おーぷん :2014/07/31(木)23:01:12 ID:tn00BBXEQ
親戚、真っ青な展開やで!
247Jv4G8upKnw :2014/07/31(木)23:06:23 ID:NxZVmT20u
家の前に来た時には、S子はぶるぶると震えていた。

なんだろう……今思い出すと、凄くいけない同人誌のような感じだったと思う。

オッサンが鼻息荒あげ、笑顔で、震えてる女の子を追い詰めてるでしょ?
そのサークル並びますわ。買いますわ。

S子「……なんで来るんですか?」
泣きながらS子は言った。
涙が流せないS子だが、泣いているんだとオレは直に分かった。

S子「これ以上、貴方に迷惑かけたくないんです!!」
S子が強がって睨んでくる。

うーん、かわいいね、いいよ、いいよ、なんでも聞いてやるよ。

S子「もう傷つけたくない、迷惑かけたくない……嫌だ……

 分かったんじゃないの?今ので、今日ので、うんうん、違う……。

 一昨日の所で、私が変な子で怖い子だって、分かったんじゃないの!?ねえねえ!!!」

ガツーンっと、俺の頭に衝撃が来る。
ただ、不思議とニッコリとした。言っておくけど、Mじゃない。

オレ「全部知りたい?」
S子「……うん」

オレ「初めて会った時から、S子のことは怖いと思ったよ。」
S子は「やっぱり……」と言った表彰で暗くなる。

オレ「夜中なんか、親父と一緒に寝ちまったよ。怖かったさ。
 次の日あったよ、左腕が変色して焦ったよ。怖かった。
 警察官に変なことしてたよね、あれ見てて怖かったよ。
 植物園で木がメッチャ強く揺れた時は、死ぬかと思ったぐらいだ」

S子はまた泣きそうになる。

オレ「最後に、植物園でオレの意識が飛んでしまったことだね……もちろん、怖かったさ」

S子「じゃあ、なんでよ!!!!!」
また、ガツーンと、俺に変な衝撃波が飛んでくる。本当になんなんだこれ。

オレ「……ふぅ、それ以上にS子が勝手に居なくなるのが怖いんだよ!!!!!!!!!!!!!!!!
 そう不安になって、心配になって、何が悪いんだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

俺は中二病モードに突入していた。
……いや、嘘。マジで本音だった。

S子
248Jv4G8upKnw :2014/07/31(木)23:10:30 ID:NxZVmT20u
オレ「たしかに、怖いよ。今みたいのだって怖いよ!!見てよ震えてるんだぜwwww」
と、ガクガクした足を指さす。
自分で言って気が付いた、足が震えていた。

オレ「でもな!すごくS子のことを探したんだよ!!ほんとうだよ!!!」
S子「……。」

オレ「なんでだろう、なんで伝わらないの!?ねえ!?俺が童貞だから!?」
S子「……。」

オレ「今さっき、家の前にいてどれだけ嬉しかったか、分かる!?」
S子「……。」
オレ「図書館で雄叫びあげちゃうぐらい、俺が寂しい思いしたの分かる!?」
S子「……。」
オレ「家族にな、S子のお祓いしようってなったんだけど、それだって凄く嫌がってるの!!!!!」

オレ「S子、居なくならないでよ……」

気が付いたら、何故か俺の方が号泣してた。
249Jv4G8upKnw :2014/07/31(木)23:12:34 ID:NxZVmT20u
ばっかだよね。結局俺泣いてたよ。

誰かを励ます時は、気丈に振る舞ったり、その人より早く心折れちゃだめだって、
ネトゲのマスター(社長)で学んだんだけど、俺が泣いちゃってるの。

失敗したかなーって、思った。

だって、そうやって叫んでいる間も、どんどんS子の周りの黒いモヤが濃くなっていくだもん。

最後言い切った時なんか、S子の下半身は見えなくなっていた。ただ、ある意味、そこで止まってたのかもしれない。
250Jv4G8upKnw :2014/07/31(木)23:16:50 ID:NxZVmT20u
S子「……オレさん」
オレ「なにィ!?」(少し声が裏返った

S子「……本当にごめんなさい」
オレ「――うん、いいよ(´∀`*)」

即答、即返答、すごーっく、あっさり。
俺はここで許した。

もちろんS子のほうは納得してなさそうだったけど。

S子「ごめんね、勝手に考えて……でも、考えるほど駄目になってて」
オレ「はっはっはw俺もそう言うことしょっちゅうだよ!ww」
S子「本当にオレさんに、迷惑かけたこと、どうしても謝りたいと思ってたの、それは本当だよ」

オレ「大丈夫大丈夫、分かるって!」

号泣しながら、オッサン、笑顔。
通 報 待 っ た な し 。

通報されなかったけどね。
251Jv4G8upKnw :2014/07/31(木)23:22:21 ID:NxZVmT20u
その後、何を話したか、あんまり覚えてないけど、
只管やまってくるS子に、オレは「いいよいよ!」って泣きながら言ってた気がする。

S子は、オレに迷惑をかけた事が本当に許せなかったそうだ。

自分が自分を許せないって言う状況ほど、惨い事はこの世界無いなーって、この時知った。

オレ「もう、暴れないでね。大丈夫だから、落ち着いて」
そう、その時には、もう謎の揺れや金縛りとか衝撃波とか飛び交っていなかった。
その事を伝えて「ほら、大丈夫じゃん!落ち着けば!」って俺は言ってあげた。

S子は、やっぱり納得してない様子だけど、「オレさんが言うなら」って言う感じで落ち着いてた。

まあ、俺が一番うれしかったのは、何より。

オレ「S子さん、居なくなるとか言わないでね!」
S子「…………はい!」

S 子 、 笑 っ て た 。
ニコニコしてた、すごく明るく笑ってた。
俺の心は温かくなった、幸せになって、幸福感ぱねぇってなった。

いつの間にか、理性が外れてS子に抱き着こうとしてたけど、
スカッてなって、それ見てS子が「怖いよ……w」とか笑って、俺も笑って。

何より、気持ちが落ち着いて、幸せだった。
252Jv4G8upKnw :2014/07/31(木)23:26:22 ID:NxZVmT20u
従兄「あ、あの……オレ君……」
大分時間が立ってからだろうか、ものすごーーーーーーーーーーく苦笑いしながら従兄が言った。

俺は忘れてた、急に恥ずかしくなって顔が熱くなる。

従兄「そ、その……うん、よかったね」
肝心に不審者を見る、あの俺が痴漢冤罪で捕まった日の乗客たちの目を向けられていた。

祖父「うむ……好きなのか……」
祖母「なんとま…………」
ひ孫の顔を見せることは、今も叶う気配ないけど、この時「ごめん無理だ!」って感じた。

従兄「えーっと、ごめん、状況整理しよ」
オレ「えっと、何から話せば……」

従兄「とりあえず、オレ君は、そのモヤモヤした人影が見えてる訳だね?」
オレ「え?モヤモヤ?」
従兄「え、ちがうの?」

オレ「カワイイ女の子が……」
従兄「え……、どういうことだ、全く分からないぞ、困ったなぁ……」
253Jv4G8upKnw :2014/07/31(木)23:31:02 ID:NxZVmT20u
その後、S子を門の前に待ってもらい従兄とオレ、祖父、祖母は家の中へ上がった。

オレ「うわーぉー……」
思わず声が漏れた。

従兄「……どうしよう、すごいな、これ」
従兄は一生懸命うちわを振っていた。

家の中は悲惨なことになっていた、と言っても玄関、祖父祖母の部屋だけだが。

まず、祖父・祖母の部屋はタンスが全て飛び出し
仏壇のところ以外、全て嵐が過ぎ去ったようになっていた。

玄関も似た様に、棚から靴が飛び出し散乱している。
あとから来た、祖父と祖母が後片付けしていた。
254名無しさん@おーぷん :2014/07/31(木)23:36:31 ID:4066L6vbY
変態モードwwwww
とりあえずS子が黒いモヤに飲み込まれなくてよかった
255Jv4G8upKnw :2014/07/31(木)23:40:31 ID:NxZVmT20u
従兄「どこから、話せばいいかな……」
と言いながら、話し始めた。

俺が熱中症(S子に触れられた)日の翌日、従兄に電話が来たそうだ。
幸いなことに、丁度従兄は夏休みに入り、適当に過ごそうとしていた所だったらしい。

とは言え、20日あるうちの半分以上を講習に当ててたそうだ。
ちなみに俺に関わる為に、今週中は全てキャンセルしたとの事。単位は問題ないらしい。

従兄の母、つまり、親父の妹(叔母)から電話が来たそうだ。
叔母「オレ君が危ないみたいなんだ」

従兄は、昔から自分の家がどういう家系かは知って居たそうで、お祓いをしているも知っていた。

叔母「でね、親父さんが、そんな危なくてもオレ君が会いに行きそうなんだって」
親父から、叔母に伝わった内容が判明した。

まず、俺は幽霊に憑りつかれたと思っていたらしい。
オレ(間違っている様な、間違っていない様な……(;^ω^))

そして、その憑りついた霊は、相当強く昔、オレに憑りついた地縛霊クラスかも、と言ったらしい。
オレ(大げさな……と思うが、大げさでもないかもしれない(´∀`;))

その地縛霊の時がどういう感じであったか分からないが、事故死した女性の方で、怪奇現象が酷かったらしい。
記憶にないけど、従兄は運ばれてきたオレを見ていて、俺が「アハ、アハハハハッ!」と女の声で笑ってたと言った。

俺の中二設定能力がカスタマイズされた。
256Jv4G8upKnw :2014/07/31(木)23:47:01 ID:NxZVmT20u
叔母「お守りに預けたうちわを使いなさい!」
曰く、北海道の祖母自家製の魔除けらしい。
ちなみに効果は、さきほどのオレの金縛りを打ち飛ばした時点で、バッチリだ。

従兄「それでオレ君の傍に結構いたんだよね……w」
親父とコンタクトを取り、俺の動向を観察していたらしい。

しかし、徒歩の従兄に対して、自転車の俺で、慣れない町。
迷子になりまくって、酷かったそうだ。

従兄「……で、一時間ぐらい前、おあばちゃんから電話があってね」
北海道の祖母から電話が来たそうだ。

祖母「急いで、○○(親父)の家に行けー!!!!!」
従兄「夢に出るような声だったよwただ、直に伯父さん(>>149)からも電話があってね……」
そして直に駆けつけ、祖父と祖母を、我が家のワゴン車に乗せ、逃げたのだと言う。

その途中、とてつもなく巨大な黒いモヤの塊を見つけ、その塊がオレの家の前に止まったのを確認。
祖父と祖母、従兄で、念仏を唱えていたそうだ。

従兄「効果はなかったどころか、オレ君が横通り過ぎるの見逃したけどね……w」

S 子 は や っ ぱ り 凄 い 子 だ。
257Jv4G8upKnw :2014/07/31(木)23:50:25 ID:NxZVmT20u
従兄「うーん……、俺はそう言う道行ってないから分からないのだけど。
 あの子は本当に大丈夫な霊なのかな?」

従兄に見えるS子は、黒いモヤモヤの塊がヒトガタになってるのだと言う。
そもそも、黒いモヤって言う時点で鳥肌が止まらないそうだ。

ちなみに、通り過ぎた時ほどの巨大な黒いモヤではなくなっているのだと言う。

オレ「……まあ、いい子だよ。すごく優しいこなんですよ」
従兄「憑りつかれておかしくなった?」
オレ「そう言う訳では……でも、本当です。責任は取ります」
従兄「また家がこういうことになるし、オレ君はさっきどういう状況だったか分からなかったの?」

そして、従兄は話し始めた。
258名無しさん@おーぷん :2014/07/31(木)23:51:31 ID:KjYsFJQOJ
おいついた
259名無しさん@おーぷん :2014/07/31(木)23:52:18 ID:tn00BBXEQ
おいこした
260Jv4G8upKnw :2014/07/31(木)23:53:47 ID:NxZVmT20u
まず、俺が横を通り過ぎた時、黒いモヤがぐわっと俺を包み込んだのだと言う。

個人的解釈だけど、異常なほどS子が見えた、久しぶりの再会時、あれがそう言うことだったのかもしれない。
俺の童貞と変態と愛のパワーの可能性も捨てきれないけど。

次に、最初の木々が揺れた瞬間だ。
この時、従兄は危険だと判断し、ワゴン車の近くに居たらしい。

その時は、黒いモヤが周囲に広がり霧の様に立ち込めていたそうだ。
261Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)00:00:37 ID:agkvzEh31
そして俺が、金縛りにあっている時が問題だった。

俺は気が付かなかったが……いや、分っていたかもしれないけど、

黒いモヤがオレに憑くなり、色々な所から白い腕が現れを、オレを縛り付けていたらしい。
明らかに死人の、病院でよく見る白い肌の、腕があり得ないほど、縛り付いてたそうだ。

また、黒い巨大な塊から、時置き、黒い小さな塊が飛び出し、それが何度もオレにぶつけられていたそうだ。
あの衝撃波のことだろうか。

他にも、ギョロギョロとした顔など出現しだし、これは駄目だと、助けに向かったらしい。

あの生ぬるい感触なのは、息とか、腕の熱とかだったんだろうね。

従兄「……で、うちわを振ったら、全員霧のようにきえたよ」
そやって、ゆっくりとオレに近付き、俺にうちわを振ったそうだ。

途端、黒いモヤなどは消え、つまり金縛りが解けた状況になったらしい。

従兄「大変だったんだよ、何度呼んでも気が付かないし」
オレ「ははは……、すみません……」

従兄「ただ、本当に肝が冷えたよ……」

従兄「オ レ 君 、 そ の モ ヤ モ ヤ に 突 撃 す る ん だ も ん (笑)」

従兄は苦笑いしながらアイスコーヒーを飲んでいた。
イケメンはなんでも似合うなーとか、呑気に俺は感じていた。
262Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)00:04:32 ID:agkvzEh31
そこまで来ると、従兄の霊視には何も見えなかったらしい。

なお祖父が言うには、俺がまるで重い荷物を持つかのようにドスドス歩き、門の前で直立不動していたらしい。

オレ「なんだそれw」と笑ったが、祖父は真剣な顔だった。

従兄「さて……ところでさ、聞こえたんだけど」
オレ「は、はい……」
従兄「お 祓 い 嫌 が っ て る っ て 、 本 当 か い ?」

笑顔ながら、明らかに従兄は怒り気味だった。
そりゃそうだ、休みを返上して、命を懸けて、俺を助けようとして。

なのに、俺はお祓いなどを望んでない。

ましてや従兄は見える人で、どういう規模の相手か見えてしまった訳で。
263Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)00:14:51 ID:agkvzEh31
従兄「……まあ、色で判断するもあれだけどね」
黙ったままでいた俺に、従兄は優しく笑ってくれた。

従兄「その子は意思はちゃんとしているの?」
オレ「は、はい……」
従兄「記憶とかは?」
オレ「分からないみたいです……、名前も知らないです……」
従兄「だから、お前とか君とか言ってたのね……はいはいはい……」

そう言えば、今更だけど、オレはS子を呼ぶ時『君』とか『お前』で読んでた。
……いや、実は勝手に名前つけてたけどね(;^ω^)ちなみにイニシャルS。だからS子よ。

そして、この後、名前つけことになった。

従兄「ふむ……送るなら真の名前のほうがいいけど……」
オレ「え?送らなきゃだめですか?」
従兄「ああ、もちろん」
オレ「……そうですか」

従兄「――うーーーーーーーん、と、とりあえずさ!」
従兄が折れた。心の中で俺はニヤリとした。

従兄「お前とか、君じゃ、可哀相だし、名前付けてあげなよ!」
従兄曰く、お祓いするときに名前、仮名でもある方が効果がでるらしい。
もちろん、天国に連れて行く際にも色々効果あるそうだ。

たしかに、「お前」や「キミ」じゃ、なんかかわいそうだと思いだした。

従兄「なにかないの?」

オレ「うーん……、あると言えばあるのですが」

オレ「S子って……勝手に呼んでたり」

従兄「え、それって……」

俺の株が落ちて行く音がした。ああ……ラノベよ……。
264名無しさん@おーぷん :2014/08/01(金)00:17:32 ID:RBBrxvThv
菅子?
265名無しさん@おーぷん :2014/08/01(金)00:18:04 ID:RBBrxvThv
寿賀子?
266Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)00:21:36 ID:agkvzEh31
ちなみに、この名前で奇跡が起こるんですが、それはまだ先になりますね……w

レス返信して、寝ます。また明日。

>>239>>241>>244>>246
沢山ありがとうございます。

>>254
変態でしょwwwどうみてもwwww

黒いモヤを放置していたら、どうなったかは、一応話すと思います。小話程度で聞いたんですがね
ただ呑み込まれなくてよかったは、本当です。

>>258
ありがとう、がんばって話切ります。
本当はまだ話したい事は話せていないしね

>>264-265
??

あ、連レス勘弁……
多分S子の名前かな、どっちも違いますね(・∀・)ググったけど、その名前よくわからないや。
267名無しさん@おーぷん :2014/08/01(金)00:25:46 ID:RBBrxvThv
面白かったー!
乙でしたー!
268名無しさん@おーぷん :2014/08/01(金)00:35:43 ID:eL13s6Maq
まあ、あり得ないと思うんだけど、最近2ちゃんねるからの書籍化って多いじゃん。
で、オープンは著作権破棄してるじゃん?

この話が書籍化するとしたら、
まとめたアフィブログとか、オープンの管理人が著作権もって儲けれるってなるのかな?

イチのガチ大切な思い出で美味い思いする奴出てきたら、どうするんだ?
イチ耐え切れるのかな。

文章見ててそう思った。あと実話なの?
269名無しさん@おーぷん :2014/08/01(金)00:38:05 ID:RBBrxvThv
著作権放棄じゃね?
270名無しさん@おーぷん :2014/08/01(金)00:48:35 ID:eL13s6Maq
放棄か。

どちらにせよ、なんだかんだ真剣に読んでたんだけど、
この話で書籍化とか映像化されて、
イチに何の利益ももたらせられないのはかわいそうだ、と思うんだが…。

なにより、イチ死ぬんじゃね。違う奴が自称し出したら
271名無しさん@おーぷん :2014/08/01(金)00:58:33 ID:RBBrxvThv
俺のツッコミの数々に対しても何らかのロイヤリティを主張したいことやで・・
272Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)07:32:26 ID:agkvzEh31
おはようございます。

>>268>>270
そんな、なる様な事はないと思いますけどね。

ただ、”そう言う感じ”で誰かが儲けるとかは、凄く嫌かな。
ブログに転載するとか言うのは、ここに居る以上OKなのですが。

私はある板の転載の投票で、明らかに不満を感じてオープンに来た身でして、あまり詳しくは分からないからなぁ。

あと、実話。
もちろん脚色や変更していることあるけど。
273Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)07:38:54 ID:agkvzEh31
>>263の続き

従兄は一度、実家(祖母)に電話すると言い外に出て行った。
俺も外で待つS子に会うために一緒について行った。

オレ「お待たせしてごめん」だとか、ありきたりな言葉をS子にかけた。

S子「さっきは本当にごめんね……」
ギュッと自分の手を握りながらそう言うS子。
その仕草、動作、すべてが可愛かった(´∀`*)

従兄「……。」
従兄はジッとS子を見ていた。いや、S子の方向を見ていたのだろうか。
凄く不振がって警戒している目だった。

耳にスマホを当て、実家に電話掛けているだろう間も、オレやS子をチラチラ見ていた。

オレは下手なことが言えないと言う緊張感の中で、S子と話をした。
274Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)07:47:32 ID:agkvzEh31
オレ「そ、そう言えばさ……!お前とか君とか凄く失礼だったよね」
S子「え、そ、そんなことないよっ!」
一瞬驚いた顔をしたS子は、直に手を振りながら否定してくれた。

オレ「それで、今従兄とも話をしていたんだけど、名前ってあった方が良いと思うんだよね」
心の中で「S子」って読んでたけど。

S子「……S子?」
オレ「Σ(゚д゚) エッ!? 」
俺の心の中で読んでいた名前を呟くS子。

S子「ほら、時々オレさん、私のことS子って……」

どうやら、童貞をこじらせていた様だorz

名前も知らない見ず知らずの女性を勝手に名前付けて呼んでいたらしい。

オレ「そそ、そうなの……?」
S子「もーwあんまりそう言う事しちゃダメですからね
小さな声で「バーンッ」て言いながら右こぶしを俺へ向けるS子。
ただ意識してか、結構距離がある所で手は止まっていた。

オレ「アッハハハ、それで”S子”ってどうかな?」
S子「良いよ!なんか他所よそしいなーって感じてたんですっ」
ニコッと、S子は笑った。

……先ほどの嵐のような出来事が嘘かと思えるような時間が流れていた。
275Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)07:57:48 ID:agkvzEh31
従兄「取り込み中のところ、ごめんね」
従兄が手で会釈しながら言った。

従兄「いま、ばあちゃんと話がついた。
 オレ君、やっぱりお祓いしなくては駄目だよ。

 それと……そこのS子さん。
 S子さんも、オレ君のことを思うなら、それを受け入れてほしい」

オレ「い、行き成りなんなんですか!?(# ゚Д゚)」
ちょっとイラッとして強めに言うオレ。
ただ従兄は真剣な眼差しでオレを見て言う。

従兄「S子さんは凄く強い分類の霊だと思うのね。
 で、おばあちゃんが言うには、そこまで強いなら本来なら天国に上がって神格化していてもおかしくないんじゃないかって。」

俺の守護霊の怒男のような感じか?

従兄「……でオレの推測もあるけど、S子さんは悪霊化していると思うよ」
オレ・S子「「え……。」」

従兄「完全とか、全部が全部そうなっている訳じゃないと思うけどさ。
 今とかは、さっきまで黒いモヤの人影だったS子さんだけど、ぼんやりと人の姿に見えるよ」

従兄が言うぼんやり見えるとは、眼鏡を外して人を見ている様な感じらしい。
女性だとは分かったそうだ。

従兄「ただ、モヤも残ってる。
 俺も結構見えるのだけど、なんでそこで?って言う事故が多発する場所とか、
 病院で危篤状態の患者さんの部屋に集まる影とか、――そう言うところで見るモヤモヤに似ているんだ。」

オレとS子は黙って、従兄の話を聞いた。
276名無しさん@おーぷん :2014/08/01(金)07:59:16 ID:mtwcP4JDs
節子?
277Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)08:03:45 ID:agkvzEh31
従兄「オレの家の見栄もあると思うけど、
 S子さんは、そこらへんの霊媒師や除霊師が相手できる様な存在じゃないと思うんだ。

 下手な人に任せれば、それこそS子さんを酷い結末に導いてしまうと思う。」

オレ「……一緒に居られないのですか?」
そこで俺はネットで知り合った社長の話を従兄にした。

従兄「そうだね、おばあちゃんの所に幽霊と共存したいと言った人も来たことあったね。

 結論から言う。

 オレ君、それは無謀って言う話だ。可能だとしても、S子さんとはオススメしない」

S子は動揺してアタフタしているオレと対象的に、凄く真剣な眼差しで従兄を見ていた。

ちなみに従兄は視界がクラクラ点滅していたらしい。
だから、尚更俺にS子と一緒に居ると言う選択肢を取らせたくなかったと、あとから聞いた。
278Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)08:04:30 ID:agkvzEh31
>>276
節子じゃねーよ!!!!!!!!!!!!!!!

シから始まる名前じゃああああああああああああ!!!!!!!!!

脳内再生されちまうだろ(笑)!!!!!!!!!!!!!!!!!
279Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)08:09:16 ID:agkvzEh31
S子「こっちの声って聞こえているのかな……?」

従兄「ん?何か言ってる?」
オレ「S子の声が従兄さんに聞こえているのかなって」
従兄「ああ……、ブツブツ質の悪いイヤホンのような音が聞こえだけかな……」

S子「そうですか……、オレさん、伝えて貰えますか?」
オレ「な、何を?」

S子「 私 を 成 仏 さ せ て く だ さ い 、 って」

オレ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・え?」

オレの聞き間違えだったのかな。
280Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)08:13:16 ID:agkvzEh31
オレ「え、え、え、え、え、どうして!?
 折角、折角……え。え……」

再び泣き出すオッサン。

S子「私だって嫌です……。
でも、やっぱりオレさんにこの先迷惑かけるほうが嫌なんです」

オレ「構わないって!大丈夫だって!」

S子「私、ずっと生きているって思ってました。
 ずっと、もしかしたら”死んでいる”じゃないかって、考えられなかった。
 生きていたかった。そう思っていたかった。

 ……でも、オレさんに会って、オレさんに色々して。
 ああ……私は、普通に生きている人と違うんだなーってね」

そこには明るく気丈に振る舞っているS子がいた。
オレは泣きながら嫌だと、ガキの様に駄々をこねていた。
281Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)08:19:10 ID:agkvzEh31
S子「もうね、迷惑かけないで済むなら、そうしたいの。
 オレさんと、仲良くしていたいけど、やっぱり……許せないの」

植物園で俺にしてしまったこと、今さっきしてしまったこと。
やっぱり、嫌だし、それをどうにか償いたい、そして、迷惑をかけたくないと。

従兄「……うーん、オレ君、今どういうところ?」
オレ「くぁwせdrftgtyふじこlp;@:」
従兄「おk、落ち着いて。」
オレ「S子は……成仏したいって……」

従兄「そうか……。えーと、S子さん、少しオレ君借りていいかな?」
S子「え、あ、はい……」

その時の俺の頭の中は、再びの「S子」連呼の嵐だった。

なんで、居なくなっちゃうのか。
何でようやく会えて、S子と良い感じで仲直りできそうだったのに。
S子、なんで、なんで……と、寂しい気持ちで一杯だった。
282Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)08:24:09 ID:agkvzEh31
従兄に連れられワゴンへ。
門の床には、俺を励ますかのように笑顔で手を振るS子。

従兄「……いいかい、オレ君」
オレ「は、はい……」
従兄は少し怖い顔をしていた。

従兄「お葬式って、もう何度も経験したよね?」
オレ「はい……」

従兄「死んだ人を丁寧に天国へ送る……それがお葬式だよね。

 ただ、その場で誰かが「逝かない!」って何度も泣いて居たら、どう思う?

 きっと、心配になって天国へいけないと思うよ。」

オレ「……。」

従兄「それで逝くことできなくて、ずーっとさ迷うことになったら、どう。
 心配で心配で、不安で不安で、そんな気持ちでこの世に残っちゃったらどうする。

 それって、かわいそうじゃないかなーってオレは思うだけど、どうかな?」

従兄の話はまだ続く。
283Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)08:28:19 ID:agkvzEh31
従兄「あのS子ちゃんはね、これからお葬式して貰うと考えて。
 みんな……って訳じゃないけど、オレ君に見守られながら天国へ行くの。

 その時、オレ君の方から引き留めていいのかな。
 引き留めたい気持ちは分かるけど、それでS子さんが幸せになれるのかな」

オレ「……それが幸せだって保障できるんですか?」

従兄「うーん、どうだろうね。現に天国へ逝ってないしね。

 ……ただ。

 俺らが 『 昇 天 す る の が 幸 せ  だ 』 って思って送り出さないと駄目だと思うよ」
284Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)08:31:35 ID:agkvzEh31
オレ「それって、それって……勝手なコッチの都合じゃないですか」

従兄「それは違うよ」

従兄「天国に上がる者って、皆自分であがるんだ。最終的に。
 俺らはそれを見送るだけ。見守るだけ。

 俺らが大丈夫だよーって言いながら送り出していても、本人が逝かないなら、逝けないの。

 ただ、S子さんは自分から『逝く』ことを選んだ。
 その理由をオレ君が納得できないであれ、納得できているであれ、

 それを止める権利はオレ君にはないよ。」
285Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)08:35:28 ID:agkvzEh31
従兄「それと、君はお葬式とか除霊を少し勘違いしているのかもしれない。

 除霊は、ぬーべーとか、一方的にお祓いする印象の方が強いのかもね。

 実際は、いや、少なくとも我が家は。

 霊とお話ししながら、霊が天国へ上がるのを、”手伝い”しているってスタンスなんだ。

 そりゃ、お祓いで強制的に追いやる事もする。
 今回がそうなるのかなーって思ってたけど、結果は違った。

 S 子 さ ん か ら 、 成 仏 し た い と 言 っ た 。
 応 援 し て あ げ る べ き な ん だ よ 、 オ レ 君 !」
286名無しさん@おーぷん :2014/08/01(金)08:39:02 ID:mtwcP4JDs
>>285
そこで間隔空けて強調されたら詐欺みたいだなww
287Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)08:40:02 ID:agkvzEh31
思い返すと、ばりっばりの誘導尋問だ。
今でも納得しきれていない。

ただ……S子が望むなら、俺も出来る限り応援するべきなんだ。

その日は納得できないまま、項垂れて、ワゴンから出た。

S子が「何かされたの!?」と心配した声で話しかけてきてくれた。
従兄が何か気配を察したのか「今日は疲れてるんだよ(;´∀`)」と、なんか咄嗟に身を守ってた。

気がつけば、夏なのに周囲は暗くなっていた。
オレは、あの日ほど一日が短く感じた日は、永遠に訪れないと変に悟った。
288Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)08:44:53 ID:agkvzEh31
その夜、いつもより皆遅い夕食を取った。
親父は従兄から話を聞いて、酷く起こって居たが、

祖父「色沙汰は人を惑わす……婆さんのように」
祖母「(#^ω^)ああ゛」
祖父「昔は可愛かったのに、今じゃすぐにこれだ!」
祖母「なに●●さん(祖父の下の名前)」
祖父「なんでもない('A`)」

と、遠まわしでオレの気持ちを説明してくれたので、親父も察したらしい。
従兄も察していて、それを説明した。

親父「二次元が好きだとか、女に興味ないとか、そう言うのは分かるが……幽霊はこまるぞ」
. .: : : : : : : : :: :::: :: :: : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
    . . : : : :: : : :: : ::: :: : :::: :: ::: ::: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
   . . .... ..: : :: :: ::: :::::: :::::::::::: : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
        Λ_Λ . . . .: : : ::: : :: ::::::::: :::::::::::::::::::::::::::::
親父→    /:彡ミ゛ヽ;)ー、 . . .: : : :::::: :::::::::::::::::::::::::::::::::
      / :::/:: ヽ、ヽ、 ::i . .:: :.: ::: . :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
      / :::/;;:   ヽ ヽ ::l . :. :. .:: : :: :: :::::::: : ::::::::::::::::::
 ̄ ̄ ̄(_,ノ  ̄ ̄ ̄ヽ、_ノ ̄ ̄ ̄ ̄
289名無しさん@おーぷん :2014/08/01(金)08:45:45 ID:mtwcP4JDs
>>288
じいさんとばあさん面白いなww
290Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)08:50:18 ID:agkvzEh31
まあ……さすがの子の時になれば、「これが恋なのか」と自分でも気が付けた。

理由なく行動できる、その理由が、恋だったのか。
ラブだったのか……。
そう思うと、今でも顔が熱くなる。

親父「どちらにせよ、確りと……お祓いしてもらってこいよ……」
オレ「うん……なんかゴメンね」
親父「孫の顔が見たい……」
オレ「やめて('A`)」

くたくたに疲れたオレは、そのまま二階にあがると、あっと言う間に眠りについた。
291名無しさん@おーぷん :2014/08/01(金)08:50:47 ID:Z82l5Iktd
なげぇなww
292Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)08:59:40 ID:agkvzEh31
ちょっと休憩するから、これで最後。

その日の夢は、怒男だった。
その怒男が門の前に立ち、S子を見ていた。
ただその表情は怒っていると言うより、憐れんでいるかのような顔だった。

怒男が、門の近くで体育座りして寝ているS子を見ている。
少しふわふわしていて、宙に浮いていた。
オレは呑気にも「へー、こうやって寝てるんだー」と思っていた。

怒男「……ゴホン」
いつの時代も共通なのだろうか、人を呼ぶ時咳払いをするようだ。

怒男「反省したか?」
S子は凄く驚いて、本当に怖がっている表情を浮かべていた。

そりゃそうだろう、怒男の見た目は日本人にしてはかなり背が大きい着物を着た大男だ。
顔は渋くないのだが、かなり目付きが悪く、怖い。

怒男「……●●(オレ)がお前のことを気に入っているようだ」
S子「え、あ、はい……ありがとうございます」
なんで感謝しているの、なんかそのキョドリかた可愛い('A`*)

怒男「悪気があって、偽りを持って、接触しているのか?」
S子「そ、そんなことは……」
怒男「……はっはっは、そうだな。失敬な事を尋ねた」
S子「い、いえいえ……」
怒男「こっちへ来なさい。中へ入れてあげよう」

そう怒男が言った時、オレの方を見てニヤッと笑ってる気がした。
不安ではないのだけど、なんか……。

NTRを思い出して、心が苦しかった。もちろんその心配はアホだったと気が付くけど。
293名無しさん@おーぷん :2014/08/01(金)09:04:05 ID:mtwcP4JDs
オレが代わりに休憩しとくから続きはよ!
294名無しさん@おーぷん :2014/08/01(金)09:18:44 ID:KGJXtRYzm
>>278
シェキナベイビー節子?
295名無しさん@おーぷん :2014/08/01(金)09:30:03 ID:mtwcP4JDs
>>294
ワロタ
296名無しさん@おーぷん :2014/08/01(金)09:58:01 ID:z1KK7u9se
なんとなく祖父は四朗で再生されてる

http://camelwater.c.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_a95/camelwater/ito.jpg?c=a0
297名無しさん@おーぷん :2014/08/01(金)12:07:09 ID:40K4W7v2o
matteru
298Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)12:59:53 ID:agkvzEh31
朝飯食べて、寝て、昼飯食べて、お出かけです。休日最高……

>>293
お出かけする事になったから、まってて!
休憩いいながら寝てたけどね……

>>296
四朗wwww
祖父は男性にしては、昔から声の響くイケボなんですよね。
声は低めで落ち着いているのに、すーって耳に入る的な。

>>297
maltutete
299名無しさん@おーぷん :2014/08/01(金)13:08:46 ID:agkvzEh31
ご丁寧にお答えありがとう。
そっか実話なのかー…羨ましいww

いやイチには大変だったと思うけど、こうして話せるわけだし羨ましいよwwww

あと、どこかイチと別のやつが出版とかしても平気かもしれん。
人としてのモラルを疑うがな。

完走楽しみに更新待ってるよ
300Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)13:10:14 ID:agkvzEh31
>>299
まて、お前……え、今どこに居る?
301名無しさん@おーぷん :2014/08/01(金)13:10:42 ID:agkvzEh31

302Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)13:12:11 ID:agkvzEh31
>>301
あ、じゃねーよwwwww
は?wはぁ?wwwwww

リビング来い^q^
303名無しさん@おーぷん :2014/08/01(金)13:12:15 ID:I7qZvbtE6
ん?
304名無しさん@おーぷん :2014/08/01(金)13:12:53 ID:agkvzEh31
ワロタ、マジか

今行くわ
305Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)13:14:16 ID:agkvzEh31
>>303
ID同じ
家に友人お泊りなう
リビングに来て爆笑。
306Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)13:18:56 ID:agkvzEh31
なにこれ、死ねる。
嘘言ってないけど、なんかスゲー恥ずかしい。

今から、事情説明になるのでかなり長くなりそう。

ハァ……身内に見られてたかorz
307名無しさん@おーぷん :2014/08/01(金)13:23:03 ID:mtwcP4JDs
ワロタ
308名無しさん@おーぷん :2014/08/01(金)13:25:48 ID:qdtUMDFiT
説明はよ

結局ガチ話なのは、本当なのか、答えろ>>1

あと、友人さんは何でこのスレ見つけたんだ。

盛り上げる為の自演か?
309Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)13:43:52 ID:agkvzEh31
>>308
話しは実話。いまも友人に話したけど、実話。
去年の7月後半からの出来事。

>>268>>270でなんか、変な質問してくるやつだなーって思ってんだよ……

あんまり説明すると尚更自演乙臭いから、もう単純に言う。
友人はオレなんじゃねーっと疑ってたらしい。(スレを見て)
今年の初めに家族ぐるみで飲み会した時に、聞いたそうだ。俺は知らん。

昨日の夜中に突然訪れ(>>263頃)、確認しようとしたんだと。
で、俺が汗臭いから風呂入っている間に>>268>>270書き込み。

友人「書籍化しようぜwwwwww自費出版wwww自費www」←現在

なんかもうさぁ……('A`;)友人には帰っていただいた。
さっさと、話し切ってスレ落とすよ。

創作でもガチ話でも、好きに受け止めて聞いてくれ。
信じて貰えるような話だと思ってないし(´;ω;`)(不貞腐
310Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)13:45:48 ID:agkvzEh31
こう言う展開が、一番萎えるわ……orz

「イチ死ぬんじゃね。違う奴が自称し出したら」って伏線だったのかよ。
311名無しさん@おーぷん :2014/08/01(金)13:46:31 ID:mtwcP4JDs
聞くから普通に語っておくれ
312名無しさん@おーぷん :2014/08/01(金)13:50:25 ID:qdtUMDFiT
自演乙。言い訳乙。
決まり文句みたいなモノだから気にするな。

俺は自演で盛り上げてたにせよ、読みきるつもりだから書け。

なまじか、逃走される方が自演臭いわ。
313Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)13:59:32 ID:agkvzEh31
>>292の続きから…………話すけど、もしかしたら酷くなってるかもしれん。
スレ自体が壊れるような書き方になったら、気持ち落ち着くまで書き込むのは控えるわ。

>>292続き
翌朝、俺は朝遅くまで寝ていた。
自分で思っていた以上に疲れていたらしい。

あとで従兄や伯父に言われるのだが、普通の人間なら昏睡状態になってもおかしくないんじゃないか、との事。
それだけS子の霊力は強く、同時に影響を及ぼせるらしい。
オレの中二設定力は一体、どこまで上り詰めるのだろうか。

??「……オレさん♪」
オレ(む、なんかやけに明るく、可愛い声がするぞ……。)
寝起きでボケてる視界。
ただ、俺のベットの横に間違いなく誰かいた。
オレの名前を呼んでいる。

オレ「……え」
一気に目が覚めた、

S子「おはようございます……かな?w」
そう言いながら、笑うS子が俺の部屋に居たのだ。

俺の部屋の、俺のベットの、俺の足元の方に。
腰を下し、顔をこっちへ向けて、ニコッと笑っている(´∀`*)ウッヒョー

S子「おはようございます……ですよね?(´・ω・`)」
オレ「はははは、はい!おはようございます!!(´∀`*)」
S子「(´^ω^`)おはようございます!」
オレ「でででも、どうして家の中に、え、何でいるの!?」

そして、ここで俺は怒男の夢を思い出す。

オレ(……まさか、怒男)
('A`)な顔してた癖に……オレの為に……!!

早朝からかなりのテンション上昇を人生で初めて経験した。
314Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)14:05:47 ID:agkvzEh31
S子「昨日、オレさんの家から凄く眩しい人が出て来て……」
恐らく怒男のことだろう。

S子「最初、凄く怖かったんですけど……オレさんの話が出て来て……」
あとは夢で見た話だった。

夢の続きにもなるのだが。
怒男は、S子の方へ手を伸ばしたのだと言う。
するとS子が家に近付くほど感じていた風や押される感覚が、フッと消えたらしい。
そのまま怒男に引かれるまま、門を通り抜け、二階へ案内されたそうだ。

怒男「オレの傍に居てあげてほしい。その方が喜ぶ」
と最後、言っていたそうだ。

S子「あの人は何なんですか?」
オレ「うーん……、良くわからないけど守護霊らしいよ」
S子「へー、守護霊なんだ……」
オレ「らしいね……あんまりよく知らないけど」

S子は「大切にされているんですね」と明るく言って来た。
オレにとっては、S子に大切にされている方が幸せだよ(´∀`*)
315Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)14:11:19 ID:agkvzEh31
その後、色々お話をした。
……と言っても、殆どオレの家、親父の家系についてだった。
オレはこの時まで、親父の家系について知らされていなかったし、あまり説明できなかったけど、
聞いた話と、従兄がどういう人だーとか、話した。

あと、俺の中二設定の話もした。
群馬県で地縛霊を引っ張ってきたと言う話だ。

S子「私も、その地縛霊って言うやつなのかな?」
オレ「いや、違うと思うよ。本来、地縛霊って土地に縛られてる幽霊のことを言うんだし」
S子「なら大丈夫かも、結構移動してますしっ!」

何故か安心した顔で嬉しそうにS子は言った。

S子「でも、やっぱりオレさんは私が見えるみたいに、特別チカラが強いんですかね」
オレ「そうだねー……そうなるね」
S子「……よかった」
オレ「え、なんで?」

S子「じゃなきゃ、オレさんに見つけて貰えなかったじゃないですか!」
頭の中で3回ほどエコーで響く。

オレ「そ 、 そ う だ ね !! (゚∀゚*)」
もう、なんていうか。
もう……語れないほど、もの凄く幸せだった。嬉しかった。

ここまで喜んで罰が当たるんじゃないかってほど、その言葉が嬉しかった。
316Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)14:13:11 ID:agkvzEh31
従兄「うー……オレ、起きているのかって、うわああああ!?」
ドアを開けたと思ったら、一目散に階段を駆け下りて行く従兄。

従兄「な、ななな、なんでソイツが家に居るんだよ!?」
かなりきょどってた。
言い方が結構面白かった。

オレ「なんか、俺の守護霊があげたみたい」
従兄「は、はあ!?」

従兄は半分切れ気味に、うちわを持って構えてた。
317佐藤カードマン!鳩 :2014/08/01(金)14:16:10 ID:DyacUqodr
プククwwww
318Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)14:17:02 ID:agkvzEh31
S子「……出てった方がいいですかね?」
S子は寂しそうな顔をしながら、俺に聞いてきた。

そ、そんな訳在るか、寧ろずっと此処に居てもいいだぜ!!(`・ω・´*)
……とは言えず。

オレ「俺の守護霊が”あげた”んだから、大丈夫だよ!」
と、守護霊で済ませた。

下で、祖母と親父がなんだなんだと集まっていた。
祖母の方は、何かを感じ取ったらしく「居るね」と呟いてた。

従兄は何回も「まて、俺に分かる様に説明しろ!!(# ゚Д゚)」って半ギレしてた。
319Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)14:20:25 ID:agkvzEh31
その後、俺は昼飯兼朝食を食べに向かった。

S子はふわーっと、2回から飛んで降りてきた。
何て言うか、凄く体のラインが)ってなってて。それでふわーってコッチにやって来て。

それが何とも見ぼれちゃうほど綺麗なの。
魅力的と言うか、なんというか、凄く幻想的なの。

なんだろう、この幻想郷。俺のユートピアはここにあったんだ。

オレ「(# ゚Д゚)親方、空から女の子が!!!!!」ってリアルで使う所あったんだなぁ。
320Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)14:22:49 ID:agkvzEh31
ごめん、朝食の所はそれだけだ。

従兄から「油断はできない」とか、親父が「なんでまた……」とか。
祖父は「カワイイ子、見たかったな(`・ω・´)」と、祖母は「コッチ見なさい(`・ω・´)」と。

それを見てS子は「楽しい家族ですねーっ(´∀`)」と、笑ってた。

従兄は、ご飯を食べた後、お風呂へ向かった。
恐らく夜ひとりで風呂に入れなかったのだと思う。

S子「怖い思いさせちゃってすみません……」って小声で謝ってたw
321Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)14:31:12 ID:agkvzEh31
祖父の顔文字ショボーンだった、キリになってた。(>>320

その後、流石に疲労感が酷く何処かに行く気にもならなかった。
親父も「行かないでほしい」と言っていたのもあり、結局自室でS子と話すしかなかった。

S子は、俺の部屋に来ると、ベットに座った。
因みに階段で二階に上がる時は一歩ずつ階段を上っていた。
どういう仕組みだったんだろう。

S子「そう言えば……オレさん、えっと……その……あの。」
急にS子が何かモジモジと言うか、言いづらいと言うか、そんな様子で何かを伝えようとしてきた。

オレ「どうしたの?」
オレは内心、また昨日の様になるのかなーって小さく心配しながらも、S子を見ながら言った。

S子「そ、その……!昨日図書館で大声あげましたよね!!(*`・ω・´*)」

オレ「は、はい!!!( ゚д゚ )」

S子「ああ言うのは、誰がどんな人であれ、恥ずかしいのでやめてください(*>Д<*)」

・・・・・・・・・・・・・・・なんか、言い方と表情に凄い萌えた(´∀`*)
322Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)14:35:33 ID:agkvzEh31
S子「真面目に聞いてますかっ!?」
オレ「は、はい……(´∀`*)ニヘラ...」
S子「――ッ!真面目に聞いてくださいってば!」
ちょっとラノベが詰まった本棚が揺れる。

オレ「そ、その……ごめんね、でもS子に会いたくて……」
S子「えっ……(゚д゚*)」
なんか照れ臭そう……。

オレ「てか、聞こえてたんだ。居たんだね(´∀`:)」
S子「そ、それは……い、居ましたよ!悪いですか!(#・∀・)」

オレ「なんで出て来てくれなかったの?」

S子「あの時は、会いたくなかったから……それと、は、恥ずかしかった……(´・ω・`:)」

あの叫び声をあげたのが、かなり恥ずかしかったらしい。
S子にとっては、例え周りが見えなくても、凄く恥ずかしかったそうだ。
323Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)14:39:12 ID:agkvzEh31
S子「それに、まだありますよ!!!!!!!」
突然立ち上がり、俺へ攻め寄るS子。

ビビるオレ、カタカタしてる本棚。

S子「あ、あの……あの部屋で話した説明なんですか!!!(>Д<*)」
オレ「……へ?」

S子「そ、その……言い方が…………」
オレ「は、はい?」

S子「でで、デートしていたみたいな……言い方してましたよね……(´・ω・`*)」
S子はプルプルとしていた、顔が赤くなってた。
いや、赤くなってたように思えたのかな。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・萌えた(´∀`*)
324Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)14:41:20 ID:agkvzEh31
ただ、萌えているだけじゃなかった。
俺も照れ臭くなり、顔があかくなり、呼吸する音が無駄に大きくなり、
スゲー胸がバクバクしだして、今にも頭を殴って記憶を消したいぐらいになって、

あああ、あの安岡とベッキー似の係員さんに聞かれたのかーとか思うと

ってかってか。それ以上に。

S子に聞かれていたのかーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

もう、顔から火が出るどころか、顔から出た火で家が燃えるレベルだった。
325Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)14:44:10 ID:agkvzEh31
オレ「あ、ああっ、あっ……ああ、言うしか、方法がな、ななくて……」
本棚より恥ずかしさで震えながらオレは言った。

S子「そ、それでも……!あのいい方、で、で……デートですよ」
やめろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお

最後、”小声”になるのやめろおおおおおおおおおおおお

童貞拗らせて死ぬ、死ぬ死んじゃう、

ふぁあああああああああああん、うわあああああああああん。

ルイズのコピペ並みの状況になっていた。

かなりキモイ変態モードにオレは突入していた。

童貞が拗らせすぎて一周してた。
326Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)14:48:51 ID:agkvzEh31
オレ「そ、そうだよね!デートとか、彼氏彼女のリア充爆発しろって感じだよね!」

S子「そうですよ!彼氏彼女みたいな関係になって言うような話ですよ!」

オレ「は、ははははは……(´∀`:)」
S子「例え、オレさんが童貞だとしても、勝手に一人で思っちゃだめですよ(>Д<#)」

オレ「す、すみません……(´∀`:)」

S子「……私は良かったですけどね」

……ん?

オレ「え^q^?」

S子「だ、だから……」

S子「 私 は 言 わ れ て も 良 か っ た で す け ど…… って……」プルプル

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

( ゚д゚ )
327Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)14:49:15 ID:agkvzEh31
( ゚д゚ )
328Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)14:49:24 ID:agkvzEh31
( ゚д゚ )聞いた?
329Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)14:50:28 ID:agkvzEh31
今ここで、スレタイ訂正する。

しょうもない思いでとか言ってごめん。
全然しょうもなくない。しょうもないどころか、大切すぎて、幸せすぎる。

ごめん。

…………( ゚д゚ )ね?
330Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)14:55:21 ID:agkvzEh31
オレ「えっ、それは……あのその……」
S子「……私はデートって言われてもいいってことですよ(´∀`*)」

オレ「・・・・・・・・( ゚д゚ )」

S子「どうしたんですか?w」

オレ「オレオッサンだよ、四捨五入したら30代になるよ?」
S子「へーwそうなんだw」

オレ「それにオレ、デブだよ、きもいよ、オタクだよ?」
S子「よ、よくわからないけど、それが?」

オレ「童貞だよ?ビビリだよ、思ってる以上に変態だよ?」
S子「……足ばっかみてますもんね(・∀・)ニヤニヤ」

く、ばれてたか。

S子「……それでも私はオレさんのこと、『 ” 好 き ” 』ですから」

オレ「( ゚д゚ )…………ふへぇ!?」

うん、マジで変な驚いた声出たんです。

もう気分も空気も台無しだし、イスから落ちるし、起き上がろうとして本棚つかまったら、
本棚崩れるし、もうなにやってるんだ俺、マジ何してるんだよ、オレ。

もう、なんとも酷いありさまでした。もう、マジm9(^Д^)プギャー
331童貞拗らせた。◆Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)15:00:30 ID:agkvzEh31
幸せで死にそうなので、お風呂入ってくる。
ちょっと落ち着きます。なんか全然、この後のことかけない。
文字うてない。やばい。

ちなみにS子は凄くかわいかった。
俺に気持ちを伝えてきた瞬間、凄くかわいかった。

いやいや、なんていうか。

いつもより数倍可愛くなってたし、
なんか勇気出してたんだなーってすごく大人な、やりきった笑顔してたの(´∀`*)

凄く萌え……いや、可愛かったです。凄かったです。

やっぱS子強いよ。凄い子だよ。最高の女性だった。
332名無しさん@おーぷん :2014/08/01(金)15:02:24 ID:qdtUMDFiT
頼むから、そのまま死ね。
壁殴り代行はよ
333フロンガス◆KeXH31ItRuOi :2014/08/01(金)15:17:17 ID:G1dTRnRgi
よし、パンツ脱いだ!
334Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)15:25:12 ID:agkvzEh31
すまん、友人が話があるらしいからやっぱ行ってくるよ。
帰ってきたら続き書く。

>>332
代行は……こない(・∀・)ニヤッ

>>333
穿けwww俺も脱いだけど……(別の意味で)
335佐藤カードマン!鳩犬 :2014/08/01(金)15:36:02 ID:DyacUqodr
>>334
シコったんですねわかります
336名無しさん@おーぷん :2014/08/01(金)15:55:54 ID:ZHiujmmN4
S子=しっこ
337みっちゃん◆KK1/GhBRzM :2014/08/01(金)16:00:01 ID:mtwcP4JDs
何かパンツ飛んできたんだけど
338名無しさん@おーぷん :2014/08/01(金)16:02:37 ID:cblp72hAH
パンツ通りすぎてった
339名無しさん@おーぷん :2014/08/01(金)16:04:39 ID:40K4W7v2o
一周回ってパンツが股間に張り付いた
340Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)16:43:43 ID:agkvzEh31
何故か、友人から書き方のアドバイスを話された……だんだん良くはなっているらしいな。
……ま!いかせられる気がしないけどッ!

>>335-339
お前ら……お前ら……。
341Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)16:46:34 ID:agkvzEh31
>>331の続き。

S子「……それでオレさんはどう思ってるんですか?」
オレ「え、え。そりゃ……えっと……」

S子「なんなんですか(#・∀・)」

オレ「……そ、そりゃ、好きです。初めての経験なので分からないけど、好きです」

S子「初めてなの!?Σ(´∀`)」

オレ「……はい、この歳まで初恋もありませんでした」

……お前ら、俺の童貞パワーを見誤るなよ。
てかS子にツッコミ入れられると思わなかったよ……ww
342みっちゃん◆KK1/GhBRzM :2014/08/01(金)16:46:35 ID:mtwcP4JDs
責めるつもりはないのだが

変換はちゃんと使っておくれ
343名無しさん@おーぷん :2014/08/01(金)16:47:08 ID:dKbfiiDIV
>>340
今の文体もいいけど、俺としては新宿鮫みたいなハードボイルドな文体がいいかも。
344Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)16:50:17 ID:agkvzEh31
>>342
ごめん。誤字脱字多いよな……
多分勢いで書いているのが悪いんだろうな。落ち着くよ

>>343
素人は、プロには顔向けできない。
俺が読んでいるのも精々ラノベだけだし。新聞もあまり読まないしなぁ。

別に煽る訳じゃないけど、見本って書ける?
書けるなら、どういう風になるのか見てみたい
345名無しさん@おーぷん :2014/08/01(金)16:53:44 ID:dKbfiiDIV
>>344
ありのままの1が好きやで
346Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)16:56:53 ID:agkvzEh31
>>341続き。

S子も流石に「え……そうなの……」と申し訳なさそうになっていた。
いやいや構わねーよ、チクショウ。・゚・(ノД`)・゚・。

ともあれ、童貞をこじらせているのもあれだ……。
何かいい言い回りはないものか……。

オレ「はは、でもなんだろうねー」
オレ「S子に、好きって言われると凄い嬉しいよ」

だめだ、ストレートに言うしかできない。

S子「……。」
駄目だったか(/ω\)
S子「あははははははww私はオレさんのそう言うところ、大好きだよ!!」

オレ「う、うん……!ありがとう!俺も……S子の事が好きだよ!!」

なんかこうして文章に起こすと、凄く変だなww
でもオレはこれで十分幸せだったし、やけにテンション高かった。

S子はベットに座りながら、ニコニコとオレの方を見ていた。
俺も無言でニコニコ……いや、俺の場合はニヤニヤか。そんな半分変態モードになっていた。

S子「……オレさん、ありがとね」
オレ「は、はははは……ww」

何も言えず、有頂天にくるって、何故かイスでグルグル回ってた。
S子に「また落ちるよーw」って言われたけど、回っていた。
347みっちゃん◆KK1/GhBRzM :2014/08/01(金)16:56:55 ID:mtwcP4JDs
>>344
転んでもいいさ
君は君が素敵さ
348Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)16:58:33 ID:agkvzEh31
ちなみに友人曰く「た。」で止まるのが悪いらしい。
けど、小説の書き方だし、こういう風にかくのも間違ってないそうだ。

>>345 >>347
お前ら……センスあるな……(絶望
349Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)17:02:33 ID:agkvzEh31
二階で騒ぎ過ぎて、下の階にいる祖父や祖母から「うるさいぞー!」って怒られた。
その時S子が「すみませーん」って声出して謝ったんだ。

祖父「え!?」祖母「女!?」
従兄・親父「「き、聞こえた……!!」」
どうやら、S子の綺麗な声が聞えたらしい。すごく騒がしかった。

オレは喉が渇き、下に降りた時だ。

祖父か親父のどっちかが「本当にかわいらしい声だなー」と言っていたのが印象的だ。
流石に親父や祖父もニヤニヤなのか、モニモニなのか、絶妙な表情でオレを見ていた。

それ以上に、俺はニヤニヤ、ニコニコしていた(´∀`*)
350みっちゃん◆KK1/GhBRzM :2014/08/01(金)17:05:28 ID:mtwcP4JDs
>>348
古いネタ分かってもらえると嬉しい
351Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)17:10:35 ID:agkvzEh31
その後は、特に大した会話はしなかった。
いや、凄く幸せで、今まで以上にS子も良く笑っていたりして、天国だったけど。

オレ「そう言えば、居ない間、どこでなにしてたの?」
S子「ずーっと、人気が無いビルとか公園で色々抑えられるのか頑張ってた」
そう言えば昨日言ってたな。

S子「あと、オレさんを見かけたら逃げてた……」
オレ「ぇぇ……」
そこで思い出した、なんで姿が消えて行ったのか。
それで尋ねたのだが。

S子「え、そんなの知らないよ?」
半分面白そうに笑いながらS子は言った。
笑っていたから、実は何か隠しているのかも――――なんて考えたけど、本当に知らなさそうだった。

S子「ただ、もうオレさんに会いたくない、見つかりたくないって思ったかな」

S子の言う推測では。
オレに会いたくないと強く願ったから、姿が見えなくなったんじゃないかと言うこと。

オレ「そっか……不思議だね。でもすごく不安になるから、何か言ってほしかったなぁ……」
とか、オレは言っていた。

、今だからオレの推測を混ぜると。
S子の場合は主に他に影響を及ぼす感じのチカラが強い子だった。
つまりオレの視界に怪奇現象を起こしたんじゃないか、と思っている。

それぐらい、俺に会いたくなかった……と言うより、会わせる顔が無かったんだろうね。
352Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)17:15:24 ID:agkvzEh31
となると不思議なことがあった。
オレの頭の中に、何故S子が商店街を歩いているビジョンが浮かんだのか。

S子「私は知らないですよ?」
そうS子は言いながらも、何か心当たり有る様な顔をし、少し考えていた。

S子「そう言えば……、やけにオレさんの声が聞えたかもしれません」
オレ「どういうこと?」
S子「なんか、歩いているとき、”S子どこかなー”って、ほら今の名前で考えていませんでした?」
オレ「あ……っ」

心当たり有り過ぎてやばかった。

S子「オレさんは……w」
鼻で微かに笑いながら、S子はニコッとした。
353みっちゃん◆KK1/GhBRzM :2014/08/01(金)17:17:09 ID:mtwcP4JDs
イッチとS子には精神的というか、物理法則を超えた繋がりがあるということだろうか
354Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)17:18:31 ID:agkvzEh31
>>353
うーん……ネタバレになっちゃうけど、そう言う所かな。
この後、北海道に行ったら色々判明するし、この時のオレの状態も判明するから。

そこで納得してもらうしかない。

ちなみに、俺は愛のチカラだと思ってる!!!!!!!!!!!!!!!!!!

……嘘です(゚∀゚*)いや、半分そうだと思ってるよww
355Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)17:23:31 ID:agkvzEh31
従兄「ちょっと良いかな、オレ君?」
ドアを開け従兄が俺を呼ぶ。
従兄はS子の方を見ていたが、敵対心と言うより、観察するように見ていた。

オレ「ちょっと言ってくるね……」
S子「はーい」
そう言うとベットの上に座るS子が手を振った。
内心ちょっと押し倒したい衝動に駆られた。エロ同人の見すぎだ。

従兄「……オレ君は、覚悟できたのかな?」
それはS子のお祓い……と言うより、成仏についての話だった。

従兄の方から、親父の実家に話をつけてくれたそうだ。
霊視できる伯父は、オレの家が、とてつもない大きなオーラ(霧?)に包まれてるとか、騒いでいるらしい。

なお、この小父、銀行マンである。
信用が商売のような人である。
そんな人が大真面目にそう言っているのを想像して少し笑いかけた。
356Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)17:29:53 ID:agkvzEh31
従兄「ただ、お爺ちゃんとお婆ちゃんもかなり感じているみたいだね……S子ちゃんのこと」

おーっと、まさかの従兄が「ちゃん付け」したぞ……などと、思ったが言わずに真剣な顔で聞いた。

従兄「正直、家でも困ってるそうだ。
 今回の相手はデカすぎるって。地縛霊の時の比じゃないらしい。
 おばあちゃん曰くね」

オレ「……S子はやっぱり、そう言う子なのですかね」
あの異常現象……本当にS子は何者なんだろう。

従兄「オレは専門じゃないか分からないけど、凄い方だと本当に思うよ」
オレ「ふむ……じゃあ、成仏は?」
従兄「本人に”成仏したい”って少しでもあるなら大丈夫だって!」
オレ「そ、そうなの……?」
従兄「未練があれば、残ることもあるけど、それもゆっくり一つづつ上げるんだよ」

俺にはよくわからないが、そうらしい。
357Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)17:31:39 ID:agkvzEh31
その後、北海道までの予定について話をされた。
北海道に到着したら、電車に乗り、それで実家に行くらしい。

……ただ、それで行き成りお祓いじゃあんまりだから、到着してから3日後に始めるそうだ。
それまでの間、色々な所を観光しようとなった。

――実は、従兄と親父の気遣いだと、俺は気が付かず。
358みっちゃん◆KK1/GhBRzM :2014/08/01(金)17:34:18 ID:mtwcP4JDs
最後に思い出を作ろうということか
消えゆくという運命を知りながら

全く関係ない感じなんだけどなんとなくポケダンの時空の塔思い出した
359Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)17:40:03 ID:agkvzEh31
部屋へ戻り、S子へその事を話した。
S子は寂しいとも、元気とも、どちらともとれない真剣な顔で「うんうん」と頷いてくれた。

S子「そっか……明後日なんだね、北海道いくの」
オレ「そうだね……」
S子「短いね……」
オレ「……そう言うこと言わないでよ」
顔は笑っていたが、多分半泣きしてたと思う。

S子は俺の方を見て、ニコニコしていた。

オレは強い子だなーなんて、呑気に思っていたけど。

S子「……大体一週間かー、遠いのか、短いのかーわかんないよ」
S子は怖かったと思う。
初めての経験だし、どうなるか分かった物じゃないからね。

それにやっぱり悲しさが伝わってきた。
初めに動機かな……って感じの脈がしたんだよね。
そしたら、なんか、S子の方を見ていると凄く悲しくなってきたんだ。

S子「このお話は、その時になったらまたしよっ?」
オレ「そ、そうだね(´∀`;)」

そうS子に言われなければ、泣いていたかもしれない。
てか、思い出すと本当にオレ駄目だめだな……ww
360Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)17:45:28 ID:agkvzEh31
その後、S子にパソコンのことを聞かれた。
オレは、話しをしているなかで、パソコンを起動させた。

S子「……デスクトップ以外に普通なんだね?」
オレは少し傷ついたぞーーーーーー( ;∀;)

S子「いや、オタクって言ってたから、可愛い女の子の絵とかなーって……」
オレ「一時期そうしていたんだけど、親にね……」
S子「あっ……ごめん」

なお実話である。

出張から帰ってきた母親が、何故かオレの部屋を掃除し、何故か本棚の裏の同人誌を見つけ、
何故かオレのデスクトップを起動し、何故かオレの隠しフォルダの属性を解除し、

何故か、メモ帳で「……いつまでも子供じゃなくてよかったです」と書かれていた。

この恐怖、もしかすればS子以上かもしれない。
361みっちゃん◆KK1/GhBRzM :2014/08/01(金)17:46:23 ID:mtwcP4JDs
>>360
母親こえーww
362Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)17:47:02 ID:agkvzEh31
その時、行き成りスカイプが鳴った。

オレはS子に「ごめん、友人からだ!」と言いヘッドホンマイクを取る。
S子は何故か「おおー、かっこいい……」と言いながら目を輝かせていた。

電話相手は、社長・ニト・専門……そして、髑髏さんだった。
363Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)17:49:56 ID:agkvzEh31
骨顔さんだった、すまん。

社長「どうしたんだい、最近急にログインしなくなったけど?('A`;)」
ニト「そうだぞ、スカイプだって無視しやがって……ったく(# ゚Д゚)」
専門「オレさんおひさー(´∀`v)」

オレ「ははは……、色々ありまして」
と言うが、全員がいっぺんに色々ゴチャゴチャ、なんか凄く心配していたようで、
意外にニトがデレてたり、社長が「無事でよかった」とか、専門が「で、どうなったのー」とか。

とにかく、カオスな通話だった。

しかし、そんなカオス通話も10秒ぐらいしてから。

骨顔「オレさん!!!!!今どこに居るんですか!!!!?」

――と、骨顔さんの大きな声が響いてきた。
364Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)17:53:58 ID:agkvzEh31
骨顔「話は、社長さんたちから聞きました!!!今すぐ逃げたほうがいいですよ!!!」
オレ「えっと……」
骨顔「実はですね、ずーっとオレさんが夢に出て来て、そのオレさんに黒いモヤがまとわりついているのを見ているんです!!!!」
オレ「音割れェ……」
骨顔「それに、そう言う夢をみるようになってから、オレさんログインしなくなるし!!!」
オレ「その……」
骨顔「オレが変なことを言っちゃったから、気にしているのかなとか、思ったりもしたんですけど!!!」


骨顔「とりあえず、今オレさんは危ないと思うんです!!神社とかに逃げてください!!!」

オレ「うん、分ってる大丈夫だよー(´∀`;)」

骨顔「行き成り変なことを言っているのは承知な……の、です……え?」

ここまで喋る骨顔さんは初めてだった。
チャットだと物静かで、同時にオフ会でも周りの空気を保とうと努める人で。
もっぱら自分から話をしに来る人ではなかったからである。

自称霊能力者()とか、内心馬鹿にしていたが、俺は骨顔さんを信じれた。
365Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)17:59:28 ID:agkvzEh31
その間、S子は部屋の中を見て回ってた。
正直、カーテンが勝手に開いた気がしたけど、それは気にしなかった。

社長「そ、それで……どうなったんだ?('A`;)」
ニト「うん、言え、はやく( ゚д゚ #)
専門「気になります!(ここ二日でハマッたらしい)」

骨顔「……話して、くれ……ますよね」
やけに骨顔さん神妙な言い方だった。

オレ「すこしまって。」
そう言うと、スカイプのボイスをオフにし、S子へ説明する。

S子「えw信じてる人がいたのですか?」
オレ「遊び半分だけど、ネットはそう言う所だよ」
S子「うーん……、オレさんが話したいなら話していいと思いますよ?」
オレ「そっか、ありがとー(´∀`*)」
S子「た、ただ、さっきの好きは内緒で(>Д<;)」

オレ「もちろん( ゚д゚ )←真顔」

そんな話をしたら、専門やニトの弄りが計り知れないじゃないか……。
もちろん、バレて、今となっては専門とニトに弄られてるけど……それは、かなり先のお話になる。
366みっちゃん◆KK1/GhBRzM :2014/08/01(金)18:00:46 ID:mtwcP4JDs
骨顔さんの喋り方が気になる
え?が引っ掛かるんだ
367Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)18:05:02 ID:agkvzEh31
>>366
純粋に俺が危険な状況になってると、理解しているのを知ってて驚いたみたい。
ちなみに少し脚色した。

本来は。

骨顔「とりあえず、今オレさんは危ないと思うんです!!神社とかに逃げてください!!!」
オレ「う、うん……」
骨顔「行き成り変なことを言っているのは承知の上なのですが!!!」
オレ「ちょっと聞いて……」
骨顔「ほんとうに危ないんですよ!!!」

オレ「うん、分ってるから大丈夫だよ(かなり大きな声)」

骨顔「・・・え?」

ちょい、離席します。すぐに戻ってくると思います。
368みっちゃん◆KK1/GhBRzM :2014/08/01(金)18:06:43 ID:mtwcP4JDs
舞ってる
369Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)18:18:29 ID:agkvzEh31
オレは、スカイプに戻り、ここ三日間S子を探していたと話した。
本当ならS子を見つけた、で終わりにしたかったけど、

骨顔「……それだけじゃ、ないですよね……?( ○w○)」
と、骨顔さんが妙に鋭かった。かなりの自身があるような。
にしても、なんだろう……だんだん刑事ドラマの取り調べ中な感じになってきたぞ。
いや、本人はかなり真面目らしいですがね。

専門「私、気になります><」
ニト「チッうせーな、死ね(# ゚Д゚)」
こんな感じで外野は騒いでた。

オレ「そんなことは……」
社長「ふむ……もしかしてだけど……、近くにS子がいるんじゃないのかな?」
社長、社長モード突入。

骨顔「たぶん、居ますよね……。憑りつかれました?」
オレ「……いやぁ」

社長「私たちに話してくれるよね。場合によるなら、休日だし駆けつけようか?」

しゃちょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお。

行動力ありすぎぃいいいいいいいいいいいいいいいいいい。

流石マスタァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!

数百万人居ると言うプレイヤーの中から、極限られた者しかなれないと言う、その称号。

『”カリスマスター”』の称号を持つだけあって、凄まじいぞ……。

まあ、見方かけると「大きなお世話」なんだけど、社長は真面目だったんだと思う。
ちなみに、社長とは別ゲーからの付き合いもあり、チーム内ではダントツで一番付き合いが長い人です。
370Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)18:19:25 ID:agkvzEh31
>まあ、見方かけると「大きなお世話」なんだけど、社長は真面目だったんだと思う。

見方変えると、でした。失礼しました。
371名無しさん@おーぷん :2014/08/01(金)18:21:06 ID:I7qZvbtE6
いっち
頑張れ!
372Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)18:25:54 ID:agkvzEh31
オレは観念し、話をした。

オレ「今、S子が俺の傍に居ます……」
コナンの自供するときのBGMが、頭の中で流れ出す。

骨顔「え?じゃあ憑りつかれたの∑(○w○;)」

オレ「そうじゃなくて……オレとS子で和解しました」

社長「ふむ……私みたいな感じかな……('A`?)」

専門「おおおおwwwwwwwktkrwwwwww」
ニト「専門。黙れ、落ち着け、くたばれ」
専門「は、はーい……^^;」
ニト「そのままマイクオフにしろ、分かったな?」
社長「うん、専門君は少し静かにしてもらうと助かる」

専門「は、はーい……」専門マイクoff

オレ「ま、まあ、とにかく、なので大丈夫です……!」
骨顔「いや、絶対よくないですよ……直にお祓いを(○w○;)」

オレ「うん、S子は自分から『成仏したい』って決めました」

専門「マジですか!?!!?!wwwwwwww」専門マイクon

オレ「お 前 、 さ っ き か ら ウ ル セ ー よ 。」専門マイクoff
373みっちゃん◆KK1/GhBRzM :2014/08/01(金)18:26:48 ID:mtwcP4JDs
専門ワロタww
頼むからゲーム名教えてくれぇww
374名無しさん@おーぷん :2014/08/01(金)18:28:47 ID:I7qZvbtE6
俺は女幽霊とは喧嘩しちゃったからな
いっちは凄いな
375たけし :2014/08/01(金)18:32:34 ID:xNGBsghDf
俺は生き霊飛ばされたことがあるでゲス
イッチが羨ましいwww
376Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)18:33:04 ID:agkvzEh31
社長「あとで話教えるからー^^#」

専 門 会 議 チ ャ ッ ト 追 放 。

オレ「……何を言えばいいでしたっけ?」

そんな感じの空気が流れる会議チャット。

骨顔「……うーん、なにか害とかはでていないんですか?(○w○;)」
オレ「え……無くはないけど……」
骨顔「近くに居るの危険じゃないの……?(○w○#)」なんか熱くなってきた。
オレ「それはないよ!(断言)」

骨顔「 本 当 で す か !? 絶 対 に 大 丈 夫 な の で す か !?」

社長「まあまあ、骨顔さん。落ち着いてください」
骨顔「は、はい……すみません……」

社長「代弁させて頂くけど、骨顔さんは凄くオレ君を心配していてね……
 オレ君も、骨顔さんのこと悪くは思っていないだろ?」

オレ「そ、そりゃもちろん……」

社長「そうだよね。

 いやーwでも昨日は面白かったぞーw

 骨顔さん『オレさん死んでないよね?』とか真顔ならぬ、真声でいうんだからさwwww

 ワッハッハッハwww」

ニト「お、おお、俺が変なこと言ったから……(泣き声)」

骨顔「わーーーーー、わーーーーー、わあああああああああああ(○w○!)」
377Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)18:35:44 ID:agkvzEh31
どうやら、かなり骨顔さんは、オレのことを心配してくれていたらしい。
それはホモ的意味ではなく、昔からもっている霊感ゆえだそうだ。

骨顔さんが、オフ会でした怖い話もそうだった。
友人たちが心霊スポットに行くのを止めていたけど、嫌々ついて行き、
そこで怒る怪奇現象から救う、とか言うありきたりな話だった。

ただ、それも本当だったのだろう。

ちなみに骨顔さんも、かなりの守護霊をもっているらしい……が、心霊事じゃないと働かないらしい。

ちなみに骨顔さんの凄さは、この会議チャットでも判明する。
378Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)18:37:44 ID:agkvzEh31
骨顔「そういえば、さっきから……女性?の声がしますけど……(○w○?)」
オレ「え?」
オレは、不意にS子を見る。

S子は崩れてとりあえず、重ねまとめた本を見ている。
なにか、鼻歌を歌っていた。

オレ「ちなみにどんな感じの声?」
骨顔「うーん……言葉は聞き取れないけど、歌かな?」

こ い つ 、 ガ チ だ 。
379みっちゃん◆KK1/GhBRzM :2014/08/01(金)18:39:20 ID:mtwcP4JDs
霊感って身に付けられるものではないのかな?
380Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)18:43:55 ID:agkvzEh31
社長とニトは、もちろん聞くことはできなかった。

社長の提案でブーストかけたが、特に聞えなかった。
骨顔さんは、大分聞こえる様になって「カワイイ声の子でしょ?」と言っていた。

骨顔「まあ……、問題ないみたいでよかったです」
社長「骨顔さんは心配し過ぎだよww」

どっちも、どっち、レベルで心配し過ぎだとオレは思ったが、言わなかった。

ニト「はー、でもなんか、よかったよ」
オレ「え?」
ニト「やっぱり、ゲームや漫画やテレビでも言われているけどさ。
 成仏できないで、唯何もできないまま過ごすのって嫌じゃん。
 そりゃマンガ本読めたり、ネトゲできるなら、俺はいいかなーって思うけどよ、

 そう考えれば、S子が『成仏したい』って選んだのは正しいと思うし、応援しなきゃだなー」

オレ・社長・骨顔「「「(・∀・)・('A`)・(○w○)」」」

ニト「え、なんだよ……」

オレ「ニトって、そう考えることできるんだーって……(・∀・)相談乗ってくれてたけど」
社長「いやー、今の言葉、少し見直したよ('A`)」
骨顔「日頃暴言多いから、自己中心的な人だと思いましたけど、優しい人なんですね(○w○;)」

ニト「なんでオレ、フルボッコにされてるんだwww死ねよwwwww」
381名無しさん@おーぷん :2014/08/01(金)18:46:42 ID:cblp72hAH
ニトかわええなwwwww
382Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)18:48:49 ID:agkvzEh31
この後、そう言う流から結構楽しい雑談会になっていた。
専門のコンタクトが、ピコピコしていたが、俺は見なかった。

ただ、俺はあんまりS子をほっとけず、その会議から申し訳なかったが抜けた。

話しが変わるけど、後日、社長・ニト・骨顔の三人が専門を懲らしめた。
その時の様子を見た、チムメン曰く『骨顔さんが怖かった』との事。

ちなみに、釣りじゃないけど、AAで表すとしたらこんな感じになると思う。
オレはその為に、骨顔さんに(○w○)な顔文字を付けた。

 /|
 L| ノノノノノ
  |(○○ )  ←骨顔さん。
  V||||\>        『骨顔さんは、かなり怖かったそうだ(笑)』
     /\
T  <ニm< ̄>
○<二≡3 ←専門
383Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)18:54:32 ID:agkvzEh31
ここらへんで、レス返答して休憩する。

>>371
喋り出したら、止まらなくなるやつwwwwwwwww

オレです。頑張って話切ります。

>>373
特定されそうで嫌だ。
ただ、今でているワードで大分分かる人は、分かると思う。
例え答えが出たとしても、二度と答えない。

>>374
幽霊と肩ぶつかって「うんだゴラァ!!」ってなることはある。
てか、この時まで自覚していなかったけど、結構あったなーって思う。

>>375
姉の専門分野だ。
あの人、よく生霊飛ばされてくるらしい。

>>379
あとから身に着ける方法はあるんじゃないかなー。
ただオレは先天性の物みたい。
でも、思う。オレS子に出会ってから、そう言うのよく見える様になった。鮮明に。

>>381
だねww今では大分丸くなってるよwwww
前々から、社長と骨顔さんに頭上がらなかったらしく、せめてプレイスキルで……って頑張ってるよ。

社長の方が圧倒的に強いんだけどね(笑)
そう言う訳もあって、カリスマスターなのです……。
384名無しさん@おーぷん :2014/08/01(金)19:24:38 ID:1at0mFGOr
今日中におわりそう??
385Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)19:56:34 ID:agkvzEh31
休憩もうすこし……寝るかも……(ぁ

>>384
たぶん、と言うより確実に終わらない。
明日中に終わるかな……、たぶんこの先特に書くことがないから、飛び飛びになるけど、
明日中に終わればいい方かもしれない。

なるべく自分の中で話したい事をまとめているんだけど、書いている途中に思い出すと暴走する。

S子かわいい……可愛すぎるよ……(´∀`*)
386Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)20:39:44 ID:agkvzEh31
>>382の続き

S子「……面白いひとたちだったね」
オレ「え、聞こえてたの(・∀・)?」
S子「少し音漏れてたよ(´∀`)」

通話を得てS子との最初の会話だった。
……いや、違和感に気が付いた。なんか、笑顔なんだけど、すごーーーーーーく。すごーーーーーく。

ほら、教室で黒板消しをドアに挟んで、先生を待つ学生のような顔って言うのかな?
なんか、すごーーーーく、そんなニヤニヤした顔してるの。

オレ「……ど、どどうしたの?」
オレは苦笑いしながら聞いた。

S子「エッチな本が……ねぇー……」
す ご い 、 リ ア ル ジ ト 目 な S 子 。

いや、なんかその表情と苦笑いな感じ、凄くかわいいのだけど。
その目線の先には、先ほど崩した本棚があった。

そして、その崩れた本には、もちろん

オレの戦利品が混ざり、事もあろうに、大体表向きだった。
387Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)20:44:17 ID:agkvzEh31
オレは硬直した。
なぜ、よりによって、ああいう本を一番上に置いていたのか。

なぜ、S子はその本を見ながら「へへ~」と(・∀・)ニヤニヤしているのか。

…………。

何より、何故S子は『おっ○いが露わになった少女の表紙の本』を指さしているのか。

ああ、そうだとも。

うん、その少女……

学生服(破れてる)に、肩まで伸びた髪の毛に、穴空き黒ストッキング。

オレ「……顔は違うよ(´∀`:)」
S子「エッチ……」
オレ「……大丈夫区別ついてるよ(´∀`:)」
S子「でも似てるよね……」
オレ「……はい。」

S子「……こういうの好きなの?」

なんて答えればよかったのか、俺は未だに、その真理にたどり着けていない。
388Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)20:46:46 ID:agkvzEh31
オレは、ネットでよく見かける”結婚するから捨てる”や、”嫁に見つかったから捨てる”を甘く見ていた。

昔:オレ「なんで捨てるんだよwwwくれよwwwww」
今:オレ「そうだな、捨てなきゃ駄目……だよな……(哀愁」

S子「……まあ、オレさんも男の子ってことですね」
オレ「は、はい……」
S子「この本はいいけど、他の本は……つ、ツル?」

ごめんなさい、そうです、私は変態でーーーーーーーすっ!!!!

え?知ってた!?いやー、こまったなー……(´∀`;)
389Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)20:50:40 ID:agkvzEh31
S子「なんていうか……もっと普通の本はなかったの?」
オレ「ご、ごめんなさい……」

S子「もぉ……私は許すよ、けど、他の子は引いちゃうよ?」

優しくオレをさとすS子。

ただ、その言葉、既に2度目だ。(by姉貴

S子「……にしても、本当に足が好きなの?」
オレはハッとした。

たしかに、足が綺麗な感じ系が多いかもしれない。
いや、滅茶苦茶な顔の奴は流石に無理だが、足が綺麗なら逝ける。

オレ「……そ、そう言うわけじゃ」
S子「さっきも聞いたけど、結構足ばっかみていたよねーw( ^ω^ )ニコニコ」
オレ「は、はい……」
S子「足みたいですか?」

見たいです、とは言えず、なんか俯いた。
390Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)20:53:27 ID:agkvzEh31
S子「……ははは、でも正直気になってたんですよ。
 このスカートの中、どうなってるのかなーって。」

オレ「え?」

S子「自分で上げることもできるんだけど、なんか……嫌じゃないですか……」

オレ「ああ……」

なるほど4○る時に、自分のパンツ見て萎えちゃうのと同じか。

S子「……見たいですか?」

二度目の質問……。オレの理性は臨界点突破のフル稼働だった。
391Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)20:56:34 ID:agkvzEh31
オレは時刻を確認する。
もう十分に夜だ……時間が経つのは本当にはやいなぁ……

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

オレ「うん、やっぱやめよう、話替えよう」
S子「え、あ……そうだよね……なんか変なこと言ってごめんね」

童貞、本能に勝てずorz
392Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)20:57:30 ID:agkvzEh31
すまん、思い出してたら、なんか凄く恥ずかしくなってきた。

くっそ、書いちゃった以上、しかたがないのだけど。


……期待していた方々、ご安心ください。大丈夫です。
393Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)21:07:26 ID:agkvzEh31
その後は、S子が見守るなか、本棚整理をしていた。

S子「えー、それじゃ読もうとするとメンドウじゃないですか?」
言う発言がかなり印象的だった。

オレ「大丈夫、これは男の見栄なんだ……策略なんだ……(大汗」
ちなみに今日来た友人にラノベを貸したつもりが、官能小説だったことが多々ある。
見栄も糞も、策略も、あったもんじゃない。

そんな謎な公開処刑されながら、オレはS子の見守るもと、せっせと本棚を片付けた。
ちなみにS子は同人誌を見るたびに、こうツッコミを入れて来た。

S子「えーっと、この本なんて言うだっけ……」
わーお、それは社長が好きそうな本じゃないですか、てか社長オススメの本じゃないですか^q^
思い出さないで良いよ、かたずけるよー^w^

S子「……こういうの見てて楽しい?」
わーお、それは獣○な同人誌じゃないですかー、ぶっちゃけそれは友人に頼まれて秋葉でかって、俺がハマった物です。
友人に会わなければこうはならなかったです^w^

S子「やっぱり学生もの多いですねw」
好きと言えば、好きですから……。てか、やめて、そんなに見ないで。
この服カワイイーとか言わないで、しかもその本触手者だから。召喚獣に襲われる系だから。

S子「スクール水着にニーソってなにがいいのですか?」
オレ「えっ?」
S子「男で言うなら」

S子「 ふ ん ど し に 学 ラ ン っ て 感 じ じ ゃ な い で す か ?」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
S子はやっぱり凄い子だ。

どうしてそう、変なこと覚えてるの。てか、発想できたの。
なに、男の惹かれるポイントふんどしなの?
そのふんどしに、さらにそそられちゃうポイント加えるなら学ランなの?

そんな感じで、昨日より疲れながら、オレは本棚を片付け切った。
394Jv4G8upKnw :2014/08/01(金)21:13:13 ID:agkvzEh31
今日はここまでで、終わりにします。眠気が……ww

ちなみにS子は「変なこと言ってごめん」と言ってたから……
普通の子だよ。良い子だよ、カワイイ子だよ。
多分オレに毒されたんだと思うよ。そうだと思うよ。

ちょっと変な本見て暴走しちゃった幼稚園児的な感じだったんだろうと、思う。
395名無しさん@おーぷん :2014/08/01(金)22:44:53 ID:ZHiujmmN4
エロ描写待ってる
396名無しさん@おーぷん :2014/08/02(土)00:02:10 ID:Jq0dbIjSy
>>1
楽しみにしてるよ
397名無しさん@おーぷん :2014/08/02(土)07:24:38 ID:mUv3VYVpg
おいついた
す、すごく
お。、面白いです
398みっちゃん◆KK1/GhBRzM :2014/08/02(土)10:06:15 ID:428fJOk9M
つ4円
399Jv4G8upKnw :2014/08/02(土)10:55:52 ID:DAzgazlTS
おはようございます。
ちょっと12時から家族と出かけますので、帰りが何時になるか……。
あと、友人の陰謀により 親 父 に こ の ス レ ば れ ま し た 。

小話なのですが。

寝ていると。
親父「お前、本当にS子ちゃんのこと好きだったんだな(´・ω・`)」
親父「ただ、あの感情は犯罪の匂いが強いから、外ではするなよ(´・ω・`;)」

オレ「さ、サーセンww(´∀`;)勿論です」

あと、本棚をチェックされた感じです。

ふっふっふ……そこにあるのは学園ものだけだよ!!!!←

寂しそうな顔をしていた親父の顔が心に刺さりました、なにこれ痛い。
400みっちゃん◆KK1/GhBRzM :2014/08/02(土)11:02:12 ID:428fJOk9M
友人wwww

舞ってる
† †(d´◔‿ゝ◔‘)b† † つるぎのまいWWWWWWチュインチュインWWWWWWWWWWW
401Jv4G8upKnw :2014/08/02(土)11:06:39 ID:DAzgazlTS
親父曰く、恋はハリケーンだそうです、ワンピースみてるな。
もちろん、表向きにはそう言う感情は、いくら童貞拗らせていてもするつもりはありません。
皆様もお気を付け。

なんだかんだで、S子の前でも殆ど隠せていました。
バレていたとは思うけど……。

>>393続き。
本棚を片付け終えたオレは、S子に色々弄られながらも、幸せだった。
何て言うか、S子がそばに居てくれて、それで笑ってる。

それだけで心が満たされていた。

S子「にしても、オレさんそう言うのがね……(・∀・)ニヤニヤ」
オレ「は、ははは……」

S子はまたベットに座り、オレはパソコン前のイスに座り。
なんか、さっきの言葉もあってかオレは変にS子を意識していた、と思う。

はぁ……こんなに美形なS子。
どうしていつもそう言う座り方になるのか疑問だけど、
足を閉じて太ももの所に手を置いて、背筋を伸ばして、ニコッとしている。

ベットに座って入るが、埋もれてないので、体のラインが丸見えだ。
ふくらはぎから背中へかけて、……擬音描写だけど、ふっくら、ふわすらっ、ふわ、すらっ……。
足先から首にかけて、……すらーっ、ふわっ、微ふわ、ふよん、すらっ……。

黒ストッキングが尚更オレの足を強調してきてる。
てか学生服着ていたから、童貞補正かかってるにしても、この子全体的に美形すぎるだろ(´∀`*)
402Jv4G8upKnw :2014/08/02(土)11:11:34 ID:DAzgazlTS
まあ、その時、チラッチラッ、やっぱり足を見ていた。
S子も気が付いていた。

いや、だってさ……さっきああ言う事言われたんだよ?
無理じゃん、お前らも無理だろ!?意識しないでいるってのは!?
それとも、これも童貞だからかな!?

S子「……もー、足ばかり見すぎですよ(´・ω・`*)」
オレ「わ、わあああ、すみません!(´∀`;;)」

S子「そうだなー、もしもオレ君がデートする事があったら、カラオケとかは駄目だね~」
オレ「え、なんで?」
S子「足ばっか見えちゃいますから。向かい合ってテーブルで足が隠れ様な感じですると良いと思うよ」

S子曰く、やっぱり足を見るのはNGらしい。
好きだから良いでも、好きになる前はNGだそうだ。
俺も分っていたけど、そう言う対策があったのか……

S子「良い人見つかると良いですね!」
……あれ、なんでだろう、少しズキッとしたぞ。

ただオレは動揺していたのもあり、笑い流すしかできなかった。
403Jv4G8upKnw :2014/08/02(土)11:15:27 ID:DAzgazlTS
オレがあくびをしたのがきっかけだった。
S子との話がつまらなくなった訳じゃないけど、純粋に眠気だったのだと思う。

S子「寝ますか……?」
なんかそう心配してくれるS子が可愛かった。

オレ「そうだねー、もうこんな時間か……」
ネトゲで没頭したとき並みに早かった一日だった。

そして、そう。

S 子 と の 初 め て の 夜 が 近 づ い て き た 。
なんか凄く嫌らしい言い方だけど、間違いないよね!!
404Jv4G8upKnw :2014/08/02(土)11:22:11 ID:DAzgazlTS
オレは風呂へ入りシャワーだけを浴びた。

オレ「……やらかした、服を持ってくるのを忘れたぞ。」
部屋にはS子が居る、タオルを巻いているとは言え、この醜態。
S子に見られるのは恥ずかしい……、悩んだ末、祖母へお願いした。

祖母「……はぁ、痩せなさい('A`)」
その時の祖母の顔は、小さい頃オレへ飴玉をくれた時の表情だった。
405Jv4G8upKnw :2014/08/02(土)11:26:59 ID:DAzgazlTS
老人に階段を……と思うけど、祖母は割と元気だ。
未だに祖父と二人で、自家栽培をしているのだが、普通に5キロありそうなものを持ってしまう。

祖母「ほらっ……」
結局湯冷めして、風呂につかっていたオレへ、祖母が渡す。

おいまて、ここは風呂場で入浴中だ。服濡れるだろ。

オレ「あ、置いておいて……」
祖母「はいはい……ところで、可愛い子だったね」
オレ「え!見えたの!?」
祖母「見えなくても分かるよ。私が入ったら、挨拶していたと思うよ」
オレ「へ、へー……」
祖母「声も音もしない、いつもの●●(オレ)の部屋だったけど、そう感じたよ」

祖母「最後前で見送ってあげなさいね」
オレは何となく、泣きそうになり、湯船に沈んだ。
湯船の中は静かだった。

泣いていたのかな。
湯船が熱くて、涙の温かさは感じなかった。
406Jv4G8upKnw :2014/08/02(土)11:32:48 ID:DAzgazlTS
風呂を上がり、部屋へ戻ると、S子が宙をフワフワしていた。
全然容姿は似ていないのだが、スカイリムの召還魔法『炎の精霊』が暇している時にするような様子だ。

S子「あ、おかえりなさい」
はうぅ(´∀`*)ただいまー
ニコッとこっちを向くS子。

S子「さっきお婆ちゃん来てましたよー」
オレ「う、うん……」
S子「私が挨拶したら、お婆ちゃんも挨拶してビックリしたよΣ(´∀`;)
オレ「あ、祖母もそれ言ってたよww」

まあ、祖母には姿が見えなかったらしいけど、S子には凄く嬉しかったらしい。
407Jv4G8upKnw :2014/08/02(土)11:37:15 ID:DAzgazlTS
それからすぐにオレは布団へ入った。
この時期だから薄い布団一枚だったが、なんかカッコづけてビシッとオレの首までかけて寝た。
直に熱くなったけ。

S子が「おやすみー」とか言いながら、ニコニコしている。
オレも「おやすみ(´∀`*)」と笑いながら、枕へ頭を沈める。

オレは部屋の電気を消した。

オレ「(-∀-)」
……。
S子「(´・ω・`)」
……。
オレ「(-∀-)……。」
……。
S子「(´・ω・`)……。」

……………。

オレ「無理だ、寝れん(´∀`*)」

S子の視線を変に意識していたオレ。
S子は申し訳なさそうに「そうだよね(´・ω・`;)」としていた。


違うんです。

S子さん、違うんです。

オレ、童貞なんです。

きっとそれが悪いんです。
408Jv4G8upKnw :2014/08/02(土)11:39:17 ID:DAzgazlTS
S子「やっぱり外に居た方がいいですか?(´・ω・`)」
オレ「い、いやいやいや!いいよ!いいよ!(´∀`;)」

S子「でも、オレさん眠れないし……」

オレ「だ、大丈夫……女の子と寝るの初めてだから……(´∀`;)」

S子「その言い方、エッチですよーwもぉー(´^ω^`*)」

オレ「はうっ!(´∀`*)」

なんか萌えていたオレ。
409Jv4G8upKnw :2014/08/02(土)11:43:05 ID:DAzgazlTS
S子「うーん……でも眠らないのはよくないです」
オレ「……そ、そうだ。オレ、コッチ向くから……!それで頑張って寝る!」

視界にS子を入れなければ良い、壁を見ていればいい、悟りを開けばいい、
瞑想、黙想、我心鎮静(オリジナル言葉)、冷静沈着、黙って、眼を閉じ、ネロ!!!!!!!
羊が一匹、二匹、三匹......

S子「そ、それで平気ですか?」
オレ「大丈夫、寝ちゃうと起きないタイプだから……」

S子「ふ、ふーん……」
オレ(寝ろ寝ろ寝ろ寝ろ寝ろ(/ω\)ネローー)

オレはそう思いながら、力をこめ、眠りにつこうとしていた。
410名無しさん@おーぷん :2014/08/02(土)11:49:10 ID:jDiROsZeV
パンツ脱いだ
411Jv4G8upKnw :2014/08/02(土)11:49:12 ID:DAzgazlTS
すまん……!!時間だ……!!!

俺が無事に安眠できたかどうか、帰ってきたら話します。
焦らすつもりはなかったのですが、焦らします。許して(´・ω・`)
412Jv4G8upKnw :2014/08/02(土)11:52:43 ID:DAzgazlTS
>>410
暑いからね、ただ脱ぐには早いよ。

>>395-398
ありがとうございます。
しょうもない思い出とか言ったけど、全然しょうもなくなかった。

オレの一番楽しくて面白くて……な思い出でした。

本当にしょうもない思い出って言うのは、
ドッチボールで負けて、それに腹たてたオレともう一人で体育倉庫のボール全てコンパスで空気抜いた事とか言うんだろうな。
小学生だったけど、今では良い戦友だ……親父にチクったけど。
413みっちゃん◆KK1/GhBRzM :2014/08/02(土)13:26:42 ID:428fJOk9M
舞ってる
† †(d´◔‿ゝ◔‘)b† † つるぎのまいWWWWWWチュインチュインWWWWWWWWWWW
414名無しさん@おーぷん :2014/08/02(土)14:16:49 ID:cWKDwMuwh
キモコテとガキし見てないクソスレwwwwwww
あんまイチはそういうの構うなよwwwww


………だから、早くしろ
415名無しさん@おーぷん :2014/08/02(土)15:00:03 ID:53zWQ5dFj
>>1の童貞卒業スレはここですか
416Jv4G8upKnw :2014/08/02(土)16:10:24 ID:DAzgazlTS
ただいま、……あんま揉めるようなことは止めてほしい。
オレも反応には気をつけてる、スルーする所はしている。

>>409続き

眠りにつこうと必死だった。
変に意識していたのは、童貞とさっきのやり取りのせいだろうか、とか考えたせいで
余計意識するようになり、寝れなくなり。

見事に負のスパイラルに陥っていた。

S子は今座っているのかな?S子はどこかに行ったのかな?
姿を見なくなってからそう言う事も考えるようになった。

――そんな時だ。

壁を向いていて、最初は気が付かなかったが。

背 中 に 違 和 感 を 覚 え た 。
417Jv4G8upKnw :2014/08/02(土)16:13:54 ID:DAzgazlTS
オレ「……?」
最初は寝ようと頑張って居て、振り向きもしなかったが。

オレ「……?」
流石にモヤモヤとしたなんか気配を感じ、振り返ってみた。

S子「……ふふっ♪」

オ レ の 顔 の す ぐ そ ば に 、 S 子 が い た 。

S子はオレに添い寝してくれていたのだ!!!!!!!!!!!!

オレ「……( ゚д゚ )」
S子「どーしたのですか?(・∀・*)」
オレ「どど、どうして……( ゚д゚ )」

S子「へへ……w背中が空いていたので(・∀・*)」

オレ「 う ん 、 そ の あ り が と う ご ざ い ま す 。 (´∀`*)ヒャッホー!!!!!」
418Jv4G8upKnw :2014/08/02(土)16:16:47 ID:DAzgazlTS
S 子 は オ レ に 添 い 寝 し て い た 。
大切なことなので二度言った。

S子は、少しだけ布団の中に透け落ちていたけど、そんなの気にならなかった。

胸の部分が、俺の肩甲骨あたりにある。
俺に平行して伸びているS子の身体……。

S子「もー、何見ているんですかーw」
オレ「あ、いや、その……!」

S子「も、もしかして……嫌だ?(´・ω・`)」

オレ「いえ、そんなことは……!!」

S子「そ、そうですか?よかったーw」

S子はニコッとオレを見て笑う。
419Jv4G8upKnw :2014/08/02(土)16:22:34 ID:DAzgazlTS
オレ(S子さんが、俺の傍に……、S子さんがオレと添い寝……
 S子さんの身体が凄い近くに……、S子さんが笑って俺を見てる……

 ふ……ふふ……

 ふびゃぁああああああああああああああああああああああああ(´∀`*) )

オレの心の中は、まさにこんな感じだった。

ルイズコピペ並みだった。
いや、それ以上だった。間違いなく、興奮してた。

正直、理性が保ててなかった。
……下半身はもちろんアレだったしよ。

……つくづく童貞だなε- (´ー`*)フッ

オレ(´ー`*)......。

オレ( ゚д゚ )無理だ。

…………童貞とか言って萎えようと思ったけど、全然萎えない!!!!!!!!!!!

不思議だね!!!!!

本当に不思議だね!!!!!!!!!!!

これは本能が悪い、全て悪い。本能が悪いんだ
理性!!お前だって悪いんだ!!もっとがんばれよ!!!1

とにかく、オレの心の中は乱れきっていた。野獣だった。
420Jv4G8upKnw :2014/08/02(土)16:26:24 ID:DAzgazlTS
S子「そ……その……(´・ω・`*)」
そんな内心野獣と化していたオレへ、美女が話しかける。
やめろ……、オレの理性の限界は近い……逃げろ……

S子「こっち向いて……くれませんか?(´・ω・`*)」

オレ( ゚д゚ )

S子「背中ばかりじゃ……その……寂しいと言うか……」

チラリとみると、S子は上目使いになっていた。
いや、もしかしたら俺が少し高い位置で寝ていたのが悪いのかも知れない。

ただ……どちらにせよ……。

S子すっごく可愛かった。
なんか……大切なアイスクリームを落とした子供みたいな目してるの。
日頃の明るいような顔じゃないの、本当に寂しい目してるの。

そんな状態で甘え(?)てたから、本当に心が『きゅぅーーーーーーー』って音立ててた。
421Jv4G8upKnw :2014/08/02(土)16:33:44 ID:DAzgazlTS
その時オレは、なんかふり向けないでいた。
ほら、なんだろう……無駄なプライドだったのか、それとも、なんか照れていたのか。

たぶん、こういう思いしてチャンスを逃すような。
学習しても、直せない、そう言う感覚だった。

オレ「そ、それは……」
何かを誤魔化そうと思い、適当なことを言った。
何言ったか覚えてないけど「よ、夜だねー」とかなんか、マジ意味不明なことを言ったと思う。

S子は「……。」って黙ってた。

チラッと見る。S子は「ぅう……」と子供の様な目で睨んでた。
可愛かった。

……とか、思う暇は無かった。

S子「……もう!!こっち向いてよ!!!!(>Д<*)オレさん!!!!!」

ギギギッと鳴く家。

S子の声が脳内でエコーが掛かるオレ。

ジーっと見てくるS子。
422Jv4G8upKnw :2014/08/02(土)16:35:40 ID:DAzgazlTS

オレ「( ゚д゚ )……」
オレ「(^ω^)はい」

よ う や く 振 り 返 る オ  レ 。
ニ コ ー と 笑 顔 に な る S 子。

オレはS子の顔を見て、照れ臭く笑った。
S子は何故か顔をベット埋めてた。

(*´∀`)(>Д<*)←こんな感じになった。

幸せでした。オレは幸せでした。

もう一度しつこいぐらい言ってやるよ!

ちょおおおおおおお、すげえええええええええええええ、幸せでした!!!!!!(´∀`)*
423Jv4G8upKnw :2014/08/02(土)16:37:40 ID:DAzgazlTS
ただ、オレってやっぱり童貞だ、童貞たるゆえんだ。
変なことを聞いた。

オレ「ど、どうすればいいですか……」
おいオレ、何が「どうすれば」だ、オレ。
おいおい……、お前本当童貞だな。いや、オレだけどよ。

思い出すだけで、童貞だなーって実感する。再確認できる。

日頃エロ同人とか、恋愛自慢とか、鈍感野郎スレ見てて

「おいおいwwwwwそれOKだろwwwwwwwww」
「勘違いしちまうだろwwwwwww」とか馬鹿にしていたけどよ!!!!!

……だね、無理だね。童貞だね。
424Jv4G8upKnw :2014/08/02(土)16:44:09 ID:DAzgazlTS
S子「……そ、その……オレさん」
む、なんだ……なんかS子の様子が変だぞ……(´∀`?)

S子「……言わなきゃ駄目ですか?(>ω<*)」
モニュッとした、ニヤニヤっとした、

そんな照れくささと恥ずかしさが奇跡のコンビネーションを見せた顔をしていた。

超絶萌えた。

オレ「え、は、はい……教えてください……」
思い出すだけで、この男殴りたいな。
さては童貞だな。いや、オレか、そうだ童貞だな……

S子「き、ききき……(>ω<*)」
オレ「き?」
S子「本当に言わなきゃだめ?(´・ω・`*)」
オレ「お、教えてください(´∀`;)」

S子「も、もう!!!オレさん!!!!」

オレ「ご、ごめんなさいΣ(゚д゚)」

S子「謝らないの!(>Д<*)」

オレ「は、はい( ゚д゚ ;)」

S子「……キス、……しちゃいませんか?」

オレは落ちました。
いや、すでに恋に落ちていました。
好きだと自覚してました。

それが。

寧ろ昇天しました、恋で昇天しました(´∀`*)
恋に落ちるじゃない、 昇天 です!

好きだと自覚していたんじゃないです。
大好きになりました。ずっと一緒に居ようと思いました。

大 好 き になりましたーーーーーーーー(´∀`*)
425Jv4G8upKnw :2014/08/02(土)16:45:18 ID:DAzgazlTS
オレ「……ふぁい」
S子「ww」

そうなんです、オレってそう言う奴なんですorz
噛むです。咬んじゃったんです。
426Jv4G8upKnw :2014/08/02(土)16:46:22 ID:DAzgazlTS
ファイってなんだよ!!戦うの!?
ファイト?なに格げー!?なんなの、オレうぁあああああああああああああああああ。

ただ、噛んで、それをS子が笑ったら少し落ち着いた。

そしてオレはS子をジッと見た。
427Jv4G8upKnw :2014/08/02(土)16:49:06 ID:DAzgazlTS
オレ「……いいの?」
S子「何が?」
オレ「こんなオッサンで」
S子「いいです^^」
オレ「もしかして、昨日の守護霊と間違えてる?」
S子「いいえ♪」
オレ「マジでマジで、本気で、オレですか!?」
S子「他に誰が居るんですかー(>ω<*)もー!」

オレ、死にそう。
いや、あの時たぶん、死にかけてた。
死んでたと思う。

いやーーーーなんか、思い出すとアレだね。

胸いってぇwwwwwwwwwwうわあああああああああああああああああwwwwwwwwwwwwww
428メーテルカードマン :2014/08/02(土)16:51:07 ID:T992iN76x
家のパンツ全部捨てた
429Jv4G8upKnw :2014/08/02(土)16:53:00 ID:DAzgazlTS
そして、オレは目で合図を取り、ゆっくりと顔を近づける。
S子は目を閉じた。

……なんでだろう、凄く鼓動の音が聞こえた。
S子に聞こえるんじゃないかってほど、聞こえた。

テレビや、同人、エロ画像でしか、見た事がないキス。
経験なんかない。……いや一度ホッペにキスされた事はあったかも。

S子の目を閉じている姿を写真に収めたかった。
凄く清楚で、見る者の心を幸せにするほど…………とっても、可愛い顔だった(´∀`*)
430名無しさん@おーぷん :2014/08/02(土)16:53:45 ID:2zfNSlGQJ
挿入!
431メーテルカードマン :2014/08/02(土)16:54:50 ID:T992iN76x
>>430
アッー
432Jv4G8upKnw :2014/08/02(土)16:56:14 ID:DAzgazlTS
とある戦友の言葉を思い出した。

「キスするときは短く、気持ちを伝えられるだけでいい(`・ω・´)」
「あんまり、しつこくやるのはNGだ……」
「キス顔は相手に見られないように、ソッとだ……」

「じ ゃ な い と 俺 み た い に 振 ら れ る ぜ (号泣」
433名無しさん@おーぷん :2014/08/02(土)16:57:21 ID:2zfNSlGQJ
絵文字っていうのか?
なんか多すぎてちょっと腹立つから減らしてくれ
434Jv4G8upKnw :2014/08/02(土)16:58:40 ID:DAzgazlTS
あんまり描写できないので、サラッと書く。

オレは、目を瞑るS子に顔を近づけ。
途中で眼は閉じた。

ヒンヤリとした、そんな感触がした。
恐らくS子の身体に触れたと察した。

……本当に数秒だったと思う。五秒もしなかったと思う。
そんな数秒も、計り知れないほど、とにかく、永遠と長いほどの時間に感じた。
435Jv4G8upKnw :2014/08/02(土)17:02:20 ID:DAzgazlTS
一度落ち着く。
友人の話を出したのは、仕返しだ。

>>428
やめろ。そんな話でもないだろ

>>433
そうか。すまんな……。
一応コッチの方が話してて気分が乗るんだ。

小説じゃないし、勘弁しておくれ。
436名無しさん@おーぷん :2014/08/02(土)17:09:35 ID:cWKDwMuwh
相手するな。
437Jv4G8upKnw :2014/08/02(土)17:27:15 ID:DAzgazlTS
再開。

オレは顔を離し眼を開けた。
S子はまだ目を瞑って固まってた。

なんかその様子を見たら、微笑ましくなって「ぷっ……」とオレは笑った。
S子がゆっくりと目を開け、チラッとオレの顔を見る。

S子「お、終った……?」
何処となく落ち着いていないS子。

オレ「こ、怖かった?」
S子「そ、そんなことはないよっ!た、ただ……」
オレ「ん?」
S子「すっごく……気持ちが幸せになったと言うのかな、そんな感じでした……」
照れくさそうに、そう言ったS子はススーッと、布団をすり抜け消えて行く。
オレは、そこで「幽霊」だと再確認した。

……にしても、萌えた、凄く萌えた(´∀`*)
438Jv4G8upKnw :2014/08/02(土)17:31:16 ID:DAzgazlTS
オレは、そんな気持ちでフワフワしていて、いつの間にか寝てしまったらしい。

翌朝目覚めた時にS子に聞くと、S子「笑って寝てましたよーw」との事。
なんか恥ずかしかった。

S子「そう言えば、少し顔を近づけすぎですよw」
オレ「え?」
S子「ちょっとだけ、私の唇すり抜けてましたよw」
オレ「な、なんだってー!」

まあ、顔は見なかったそうだ。いや、気にして言わなかったのかな。
分からないけど、そんな感じで、その日は始まった。

……北海道に行くまで、残り2日。

奇妙なS子との短い共同生活は、そんな幸せなスタートだった。
439Jv4G8upKnw :2014/08/02(土)17:38:54 ID:DAzgazlTS
一階に降りると、親父と祖母が居た。
祖父はゲートボールへ出かけていた。

オレ「おはよー」
親父「おはよう。」
そう言いながら新聞を読んでいる。なんだこの、ザ・親父、な人は。

祖母「おはよう。……あら」
祖母は気が付いたようで、ニヤッと笑った。

S子「お、おお、おはよう……ございます……」

そう、この日からS子は俺の近くを憑いて回り、俺と行動を共にするようになった。

その提案は、俺の方からした。
せめて家に居る時ぐらい、普通に過ごそうと。

もちろん家の中限定だけど、普通に会話することもした。
家族ぐらいなら理解してくれるだろう。
また、こんな家だ、精神病院に連れて行かれる事もない。

S子は最初は戸惑っていたが、オレの押しに負け「どうなってもしらないですからね?」と言い笑ってくれた。

祖母「おはよう……って、挨拶しているよねオレ?」
祖母が笑顔で尋ねてくる。

オレ「う、うん……」
親父「い、いるのか!?そこに居るのか!」
親父は廊下を指さすが、残念。
そこではない。

親父と祖母に軽く説明をした。

親父は親心で、俺の気持ちを分ってくれたのか、納得した様子ではなかったけど
親父「絶対に外でやるなよ!」と厳しく言い許可してくれた。

祖母はと言うと、何故か仏壇のお菓子をいっぱい持ってきた。
S子は「食べれないですよw」と笑っていた。
それを伝えると、祖母は「あら……それじゃどうするかね」と苦笑いしてた。

オレは、そんな感じで朝食を取った。
440Jv4G8upKnw :2014/08/02(土)17:51:23 ID:DAzgazlTS
朝食を終え、親父から今日中に北海道に行く支度を終える様に言われた。
はいはいと、言いながら結局準備をすることなく、S子と散歩へ出かけた。

……今回は、少し強気に出ていた。
普通に人が大勢いる所へ向かっていたのである。

――そう、友人とでも、数回しか訪れたことがないところ。
女性の方と来るなんで永遠に敵わない、(S子カウントしないなら、叶っていないけど)と、思っていた所……

映 画 館 で あ る 。

いや……ぶっちゃけ俺が朝テレビで、あるアニメ映画のCMを見てオレが見たいなーって言ったら、
S子が「見に行ったらどうですか?」って言ったんだよね。

そしたら、オレが「じゃあ、S子一緒に見に行く?」とか誘ってしまったのですよ。
もちろんS子は嫌がるのですが、オレは悪戯心で「行こうよ(´∀`)」とか言ってたんです。

S子「……オレくんが言うなら(-ω-*)」

オレ「あはは……ですよ…………。え!?( ゚д゚ )」

S子「え、嫌なのですか?(´・ω・`*)」
オレ「い、いや、全然いいよ!!(´∀`*)」

ちなみにオレが驚いた所は、そこではない。
いや、少し驚いたけど、

なんと。

S子が「オレくん」と呼んでくれたのだ!!!!!
童貞のオレには、女性から「くん」呼びされるなど、小学校の3年生以来だ!!!

ちなみに背はチビだが横に広く、色の暗い服ばかり来ていたせいで、
小学4年生からは「●●さん」と、無駄に「さん」呼びされた苦い思い出もある。

女子に「くん」って言われた……、この歳で言われた……(´∀`*)
オレの心の中は、なんか暴走してた。
441Jv4G8upKnw :2014/08/02(土)17:56:40 ID:DAzgazlTS
映画館につき、お目当ての映画を探す。
……あった、この時期もあって人が多いと思っていたが、真ん中の良い席以外はガラガラだった。

まあ、公開してから次期がずれていたのと、隣にジブリとかあったからだと思う。
ちなみにジブリの方は、午後4時からしか空いてなかった。なお、朝10時の時点で。

S子は、人の多さにビクビクとしていた、終始オレの方を掴んでた。

周りに自慢したかった。うん、みろよ、こんなかわいい子がオレの手を掴んでるだぜ……。
いや、肩か。

なんか、そう思うとホラー映画っぽくなるから、今やよそう……。
442Jv4G8upKnw :2014/08/02(土)18:02:53 ID:DAzgazlTS
オレは真ん中の一番上の席の、微妙な所を選んだ。

分かる人には分かると思うけど、妙に見辛いだよね。
それと下の人が気になる、ヤケに。

主人公が女の人(だったかな?)を背負って梯子を上るみたいな緊迫したシーンで、
下の真ん中に居たオッサンが、両手で頭を掻いたのだ。

それがまるで、おさるさんのようで、友人とオレは死んだ。声が出てしまった。
周囲のオバさんから睨まれた、そんな苦い思い出がある場所だ。

S子にも聞かれたのだが。
選んだ理由は。

通路側がオレは好きなのだが見辛そうな場所しかなく。
スマホでS子と会話したかったし、光は迷惑だなーっと、
近くに人が居るのを避けた。

結果、上がもの凄くガラガラで、「お、独占できるじゃーん」と思い選んだ。

S子「私なんか気にしないで良いのに……w」
オレ「いやいや……w」

上映まで少し時間があったが、案の定埋まったのは前の方の席だった。
443Jv4G8upKnw :2014/08/02(土)18:04:20 ID:DAzgazlTS
ごめん、休憩します。

ちなみに何の映画見たか分かる人居る?
444名無しさん@おーぷん :2014/08/02(土)18:35:39 ID:3WDrWGYZh
全くわからん
445名無しさん@おーぷん :2014/08/02(土)20:22:28 ID:Uo65q9unR
実はタルパだった説が俺の中で急速浮上中
446名無しさん@おーぷん :2014/08/02(土)20:55:14 ID:3WDrWGYZh
良スレだけに、ラストが近いと思うと
ちょっと寂しいな
447Jv4G8upKnw :2014/08/02(土)23:18:44 ID:DAzgazlTS
すみません、調子こいてお酒飲みすぎました。
従兄にも発見されて少し注意されました(´∀`;)ネラー多くね?

あと、従兄情報で、まとめサイト見てきました。
こんな長いサイトを章ごと(?)に分けて掲載しているサイト方々に感謝します。

>>444
調べたらすぐに分かるかもしれません。

>>445
オレのタルパは、ある意味、怒男です。

>>446
そう言ってくれると、やっぱり少し恥ずかしいですね……w
勝手にS子萌えな話をしているだけだしw

ラストは近い様な、遠い様な……このスレ中に終わればいいなーって感じです。
448名無しさん@おーぷん :2014/08/02(土)23:31:33 ID:LZHFmofk4
悲しいなぁ
449Jv4G8upKnw :2014/08/03(日)12:42:17 ID:UdZcaK7CS
とんでもなく二日酔いです……(ヽ'ω`)
>>442の続き

映画が始まった。
客層はやはりアニメ映画と夏休みなだけあり、子連れと女子が多かった。

映画が始まり、静かになる映画館。
意外とスマホを弄っている人が多く、下の方で明るい画面がぼんやりと輝いていた。

「怖い……」
S子は映画泥棒のCMを見てそう言っていた。
オレには怖いと言うより、面白いのだけど……女子から見たらそう言うものだろうか?

ただ、この映画……分かる人には分かるが、映画泥棒がまだ出てくる。
しかも、割と真面目に面白い。

S子は「酷いw」と笑いながらそのシーンを見ていた。
あとで聞いたけど、怖いイメージが払しょくされたそうだ。

てか、オレ。
あんまりS子と映画見ながら話して居なかった。いや、話さないのが普通だけど。
映画に集中していたと言うのもあるのだけど、S子も真剣(?)に見ていた。

なんで、映画のチョイスアニメだったかな。
今はそう思うけど、結構、楽しかった。
450みっちゃん◆KK1/GhBRzM :2014/08/03(日)12:42:58 ID:trRAA83Px
映画・・・ポケモンかな?
451Jv4G8upKnw :2014/08/03(日)12:46:28 ID:UdZcaK7CS
映画が終わり、昼飯を食べにフードコーナーへ向かう。

S子は終始キョロキョロしていた。
人が多い所はどうも苦手で怖かったらしい。

ときより、こっちを見て「( ゚д゚ )」な顔や「(・∀・)」としていた人がいたが、
ああいう人たちには、S子か、もしくは従兄の様にモヤが見えていたのかな?

結局、一時だと言うのに人が大勢いて座れる席はなかった。

てか、この時S子とお話しようと思ってテーブル席で探していたのが悪かったんだよね。
そもそも、人が大勢いたからS子と堂々と会話出来る訳ないじゃんorz
452Jv4G8upKnw :2014/08/03(日)12:50:59 ID:UdZcaK7CS
結局、俺は歩きマックで昼を済ませた。
ちなみに歩きマックデビューしたのは中学生の頃。
その頃は気取っていたが、高校になると食べる場所を選ばず食べれるのが楽で、
この歳になるとササッと移動しながら食べれるかなり便利な業だ。

S子「汚いですよー(´・ω・`)」
オレ「……平気だよ」
たしかこんな会話を交わしたと思う。

オレ「これからどうしようか?」
映画を見た後のオレには目的がなくなってしまっていた。

ただ、もう少しS子と一緒に何かしたい!そう言う思いだけが先走っていた。
453Jv4G8upKnw :2014/08/03(日)12:52:58 ID:UdZcaK7CS
S子「……あ、あの」
S子はそう言うと、静かに切り出した……。

S子「私のこと、調べることできますか――」
今でも覚えてる。

S子はとても寂しそうに、それで居ながら、強い顔をしていた。
うん、それにはそうとしか思えなかった。
454Jv4G8upKnw :2014/08/03(日)13:00:36 ID:UdZcaK7CS
すまん、本当に対して話せる内容ないから、早く進んでしままう(´∀`;)

>>453
最初は何を言っているか分からなかった。
S子は「映画見た後でごめんなさい」と謝る。

――映画の内容で、姿を消した主人公を思う仲間たちが居る。
それを見ていたら、何となく、自分の周りについて知りたくなったそうだ。

オレには、S子の気持ちは分からない。
ただ、多分オレも一人ぼっちで自分が誰だか分からないなら、自分が気になるような気がした。

オレ「うーん……図書館にでもいくかなー」
映画やアニメでありがちな展開。
図書館で古い新聞記事を見つけて「こ、コレは!」となる展開。

図書館に行くと、あの警備員さん(安岡)が「おう、坊主(# ゚Д゚)」と向かい入れてくれた。
相変わらずイカツイく元気なようで……。
455Jv4G8upKnw :2014/08/03(日)13:06:42 ID:UdZcaK7CS
あの日の係員のお姉さんにもあった。

係員「新聞ですか?えーっと……」
丁寧に案内してくれる。

ただ、オレはドラマやアニメと、現実は異なることを見せつけられた。

――新聞記事は、長くて一年しか保存していない。

S子は、聞いた限り、一年やそこらの年月をその姿になって過ごした訳じゃないだろう。

それに都合よく事故・事件の切り抜きなんかされているわけが無い。

係員「そんなのドラマや、警察ぐらいですよーw」
オレ「orz」
その後、なんでそんなのを探すのか聞かれたが、
『いや気になることがあって……」と意味深な顔をしてしまった。

ま、間違ってないよね!(´∀`:)
ただ、やけに乾いた「へ?」って言うお姉さんの顔が忘れられない……
456Jv4G8upKnw :2014/08/03(日)13:13:22 ID:UdZcaK7CS
S子「残念でしたねー……」
オレ「い、いや、まだ方法はある……!」
オレは妙に力みながら言う。
(正確には、図書館内だったのでスマホでフリック入力)

オレ「俺 ら の ネ ッ ト が あ る (# ゚Д゚)」
S子「……。」

盛大に滑っていた。
正直受けると思ったんだが。

スマホで「ごめん」って小さく入力して、S子に見せた。

S子「ふふっ……ありがとうございます」
なんか、もう、悲しくてどうでもよかった。
457Jv4G8upKnw :2014/08/03(日)13:26:45 ID:UdZcaK7CS
家へ帰り、早速調べ始める。

まずはS子の見た目から、学校を特定しようとした。
黒いセーラー服と青いライン(背中の首の所のあれ)、校章を探したが変になかった。
普通ボタンとか校章あるじゃん?
だけど、本当に模様らしい模様がないの。あっても、変にくぼんでるだけ。

そんなんで、学校の特定は不可能だった。

次にS子に頑張って思い出してもらった。

S子「お母さんと、お父さんが居て……弟かな……?」
お、いいぞいいぞ……。

S子「場所はー………ごめんなさい、思い出せない」
オレ「うーん……音とか、声とか分からない?」

S子「うーん……」
S子は深く考え込む。

S子「分からない(´・ω・`)」
オレ「ですよねー(´∀`;)」

あんなに意気込んで探したのに、直に断念した。

マジで書く事ないな……。

その後、S子と今日見た映画の話をしながら、明日出発する準備をしていた。
458Jv4G8upKnw :2014/08/03(日)13:43:42 ID:UdZcaK7CS
うーん……普通にS子との会話を書いて終わりにします(・∀・)

S子「面白かったねー」
オレ「うん、あのマンガ好きで……ww」
S子「本棚にあるこれですか?」
S子は漫画を指さす。

友人が俺が王子に似ているとか言って、売りつけて来た古本だ。
だが、オレは見事にはまった。

S子「それにしても……女の子凄かったね……w」
オレ「ああ、たしかに(# ゚Д゚)なんでキャーとか、●●さーんって、言うんだろうね」
S子「それだけ好きなんですよ」
オレ「う、うむ……(-ω-;)」

みんなマナー守ろうぜ!(ステマ)
スマホ使おうとしていたオレが言えたことじゃないけど、割と真面目に大声は酷かった(#・∀・)
459Jv4G8upKnw :2014/08/03(日)13:46:35 ID:UdZcaK7CS
ちなみに、映画でスマホを利用していると、最悪係員に補導されるので、やめよう……
S子の後、見に行った映画館で俺は20分ほど注意されました…………orz

盗撮の疑いもあり、最悪警察沙汰にもなるそうです。ワロスorz

もう二度としないよ……。
460Jv4G8upKnw :2014/08/03(日)13:52:56 ID:UdZcaK7CS
その日の夜は、すこしだけネトゲをした。
S子に自分のキャラクターを見られ「可愛いね……w」と言われた。

同じチムメンがかなり際どい水着やコスチューム来ていたりして。

S子「小さい子が多いんですね(´・ω・`)」
うん、社長の趣味なんです。
カリスマスターのカリスマ性のチカラなんです。

因みにオレも無難にロリキャラだ。
ロリキャラ巨大武器がお気に入りで射撃職をしている。

社長とは長い付き合いだな……ヽ( ´ー)ノ フッ

オレ「そうだね、中身は殆どオッサンだけど( ゚д゚ )」
S子「∑( ゚д゚ ;)え、そうなの?」
オレ「そうだよー、皆男だよ……」
S子「な、なんで……w」

オレ「……それは答えられないな」

うん、本当に……あの現象なんなんだろうね。
ただ、男キャラだとスゲーゲームつまらなく感じるんだろうね。
461Jv4G8upKnw :2014/08/03(日)13:53:30 ID:UdZcaK7CS
ちょん切れてた。

>同じチムメンがかなり際どい水着やコスチューム来ていたりして。
気まずい空気が流れたりしていた……(´∀`;)
462Jv4G8upKnw :2014/08/03(日)13:55:49 ID:UdZcaK7CS
うー。頭痛いので休憩。

いよいよ、北海道へ向かいます。
そして、S子との最後の思い出話になります。
463みっちゃん◆KK1/GhBRzM :2014/08/03(日)13:57:40 ID:trRAA83Px
最後のか・・・切ないな
464Jv4G8upKnw :2014/08/03(日)14:00:14 ID:UdZcaK7CS
>>463
最後だよ……、なんか思い出すと夢のような時間だった、幸せだった時間も沢山あるけど。

やっぱ思い出話はなすなら、語らなきゃいけない一番大切な所だよね。

それと映画ポケモンじゃないですよー(´∀`)そうだね、ポケモンもやってたかな?
465名無しさん@おーぷん :2014/08/03(日)14:28:22 ID:KK16HRbOa
最後かぁ

嫌だ
466名無しさん@おーぷん :2014/08/03(日)19:53:01 ID:ms92GNNxv
まだかな
467名無しさん@おーぷん :2014/08/03(日)20:01:23 ID:VnKmf48IF
映画は銀魂かな?
468みっちゃん◆KK1/GhBRzM :2014/08/03(日)20:16:05 ID:trRAA83Px
なら・・・グレンラガンか
469Jv4G8upKnw :2014/08/03(日)21:29:34 ID:UdZcaK7CS
流石に体調が悪……買ったので今まで爆睡していました。
もう直ぐ連休終っちゃうので、がんばります。

>>467-468
銀魂でした!

……うん、ハタ王子に似てるとか言われたんだよね。
だから、高校から比べたら少しやせたよ。
470Jv4G8upKnw :2014/08/03(日)21:42:15 ID:UdZcaK7CS
さて……>>392で『ご安心ください』と言ったのは覚えていますでしょうか。
ちょっと従兄やクソ友人と書くべきかどうか相談したのですが。

従兄・友人「「書かなきゃ男じゃないよ、オレ」くん」とのこと。

>>460続き。

その日の夜中もS子は俺に添い寝してきた。
今度はちゃんと、隣にS子が寝ることを想定してベットを開けておいた。

S子「そう言えばオレさん……」
オレ「なに?」
S子「その明日行く場所って怖い所ですか?」
オレ「怖い所ではないと思う。ただ、虫がデカイと言うのが怖いと言うなら怖いかな……」
S子「虫が大きいの!?」

親父の実家は、特定を避けるけど、とにかくイメージ通りの北海道らしい田舎です。

巨大な畑があって、トロロのメイたちが住んでいたような小さな山が幾つかあって、その山に神社が一つある。

あと、遠くにある牧場から匂ってきて、それを子供の頃「くさいくさい」と何回も言ってた。

民家の間隔が広いし、マジで「100キロ先●●オープン!」とかある。
しかも近日オープンって看板だけど、その看板3年前の物、変えろよ。

お爺さんが原付で60キロぐらい出しても、大抵人とすれ違わないとか、そんなぐらいのどか(?)な村です。

日頃、祖父祖母と、親父の姉妹兄弟の3人が妻や夫と暮らせる程度に広い家で、
神社の依頼で霊媒師まがいのことをする以外は、農家として生計を立てているとか。

S子「……少し楽しみだね」
オレ「――だね」

ただ、それは同時にもう直ぐお別れが違いと言う事だと、オレは悟った。
心なしかS子もそれを感じている様で、寂しそうな顔をしていたよ。

今でも、もしも。
一緒に過ごす選択肢があったのなら、S子にそのつもりがあったのなら。

迷わずオレは、そっちを選択していたと思う。

そんな感じで寂しい夜が始まった。
471Jv4G8upKnw :2014/08/03(日)21:47:10 ID:UdZcaK7CS
中々寝つけなかった。
だから、俺は沢山S子と話をした。

てか、オレの方が多くの話を振っていた。
漫画だったり、今日見た映画の話だったり、ネトゲだったり、チムメンの話だったり。
日頃のオレの行いとか、アルバイトでの珍騒動とか。

S子の方も、結構話をしてくれた。
前にも来たけど、この身体になってからの話や、自分に似たような人の話。
寂しかった事や、面白かった事、驚いた事、

面白いとS子が思っている話が多くて、それがちょっとオレには予想外だった。
ポジティブに捉えられる前向きな子だったのかもしれない。

さすがに、今の掴まって移動する方法を覚えた時の話は笑ってしまったが。


そんな事を一晩中繰り返していた。
472Jv4G8upKnw :2014/08/03(日)21:52:47 ID:UdZcaK7CS
S子は、前は詳しく話してくれなかったけど、
いつの時期かに、サラリーマン風の男性を見つけたそうだ。
自分のような存在(恐らく幽霊)だったらしい。

そのサラリーマンは、S子に気が付くとニカッと右手をあげたそうだ。
その時、サラリーマンの男性の手が偶々後ろから来た自転車の人の方に触れたらしい。

途端、驚いた顔をしてサラリーマンの人が引っ張られていったそうだ。

オレは思わず「なんだそれw」と笑ったけど、S子は「本当なんですーっ!」と言い返してきた。

それを見て、人や物に捕まって移動できる方法を身に着けたのだと言う。
聞いた話だと車でもできるらしい。電車は流石に試したことは多分ないそうだ(記憶が無いのかもしれない)。

つまり、よくある怖い話の真相。
夜勤ドライバーの運ちゃんが経験するミラーに永遠と纏わり着く女の幽霊や、
トランクやボンネットに乗っかっている幽霊の中には、タクシー代わりに利用している奴もいるって事になる。

そう考えると、また笑えてしまった。
473Jv4G8upKnw :2014/08/03(日)21:56:04 ID:UdZcaK7CS
そんな感じで色々話をしている時、昨日の同人誌やエ●本の話に、
なんの拍子か始まってしまった。

S子「初めて読んだのは何時頃ですか?」とか「内容は?」とか。
どうしてこういうの好きなのーっとか言われて、色々答えるのに躊躇い困惑し、公 開 処 刑 された。

――そうしていたら、またS子が変に可愛くなってきたんだ。

オレもなんだか、童貞を拗らせていないのに、なんか変になってきたんだ。
474Jv4G8upKnw :2014/08/03(日)21:58:14 ID:UdZcaK7CS
S子「足って、どんなのが好きですか?」
オレ「え!?」
S子「……よく見ているけど、そんなに私の足、好きですか?」
オレ「そそそ、そう言う訳じゃ……」

S子「――私のことは、足以外好きじゃないのですか?」

ど、どどど……どうしたんだよ。

ど う し た S 子 、な ん か 変 だ ぞ 。
な ん で 、 そ ん な 顔 を 近 づ け て く る のぉおおおおおおおおお!!

ただ、童貞をオレは拗らせなかった。
475Jv4G8upKnw :2014/08/03(日)22:03:51 ID:UdZcaK7CS
オレ「そんな……ことは……ないです」
S子「本当に?」
オレ「は、はい……」
S子「――そっか、よかった」

ニコッと、S子は俺に笑顔を向ける。
カワイイよS子、その笑顔萌えるよ、やばいよー(*´Д`)ハァハァ

S子「昨日も聞きましたけど、足、見ませんか?」

とか思っていたオレの顔を( ゚д゚ )にする発言。

本当にどうしたんだよぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!

思い返すと童貞を拗らせていないと、これほどまでにオレはウブなのか。
いやいや、ヘタレなのか!?そうだ、ヘタレすぎるだろ!?

……ただ、なんかオレその時、変に頭の中が冷静になったんだよね。
いやいや、なんていうか、ズッと重く覚悟が決まった感じ?

腹を決めて、初めてコンビニでエ●本買ったような、
なんか勿体無くて開けれなかったフィギュアを開封した感じ?

なんだろう、そんな感じ。
とにかく、重いも重い物体を肩へ担ぎ歩き出したような感覚。
476Jv4G8upKnw :2014/08/03(日)22:18:30 ID:UdZcaK7CS
オレは部屋の電気を消したまま、ベットに横になったまま見ていた。
都合よく月明かりが差し込み、その先にS子が立っている。

なんかちょっと幻想的だったなー、

オレの目線の先にはS子が居て「どうなってるんだろー」とか言いながら、
ただ、凄く恥ずかしそうしながら、スカートを掴んでいた。

何度も「オレさん見すぎ!w」と笑い太ももの上まで来たスカートを落とすS子。
なんと言う焦らし……!

オレは「ごごご、ごめんw」とか言いながらも、そんな焦らしを受け(´∀`*)になってたりとかして。
だから、とうとうオレは目をつぶったんだ。

そうすればS子もはずかしくないでしょ!的なことを言っていた。
S子も「そ、そうですねーw」と言いながら、スカートを強く握っていた。

――S子が「見えますか?」って言った時、眼を開けた。

うん、キモイと思うが聞いてくれぇええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!

S子「やっぱ足あったんですね……///」
そう照れながらS子は俺の方を見て言っていた。

そこには想像通りの健康的でふっくらとし、確りとくびれへと延びる美しいラインをもつ足があった。
黒ストッキングは上の方になるほど薄くなり、健康的な肌色(かどうかあいまいだけど!)が伺えた。

S子「うん、あれ?」
たしかそんな感じでオレへ疑問の顔を向けていたと思う。

オレは妙に冷静になり、なんだか幸福感に満ちて、別に何もしていないけど賢者になってた。
もちろん、出ても居ないし、あの感じもしてない。なのに冷静だった。

それ以上に、S子が凄く愛しくて、可愛くて、抱きしめたくて……とにかく愛情が暴走して冷静になっていた。

だからだったのだろうか、ちょっとした奇跡が起きた。
いや、理由があったんだけど、本当に奇跡だったんだよ。

気がついたらS子を抱きしめていた。
抱き着いた俺は、なんか表情がボーってなってたと思う。
S子は可愛く「えっ、えっ、へ?」とアタフタしていた。

……。

…………ただ抱きしめただけだと思うなよ?

確 り と S 子 の 感 触 を オ レ は 身 体 で 感 じ て い た 。
477Jv4G8upKnw :2014/08/03(日)22:20:07 ID:UdZcaK7CS
俺もS子も始め何が起こったのか、本当に分からなかったよ。

でもオレは感じていた。

S子の髪ざわり。
肩とか、背中の、上半身の柔らかい方さ。

S子の立派で柔らかい胸。

腰に回した腕は確りと背中の凹みを感じていた。

嘘じゃないし、夢じゃない。
本当にS子を抱きしめていた。

正 真 正 銘 、 抱 き し め て い た 。 抱 き し め て い た ッ !
478Jv4G8upKnw :2014/08/03(日)22:25:07 ID:UdZcaK7CS
最初は一方的に抱き着いてたよ、オッサンがJKへ抱き着いてたよ。
警察飛んでくるよ、お巡りさんオレだよ、裁判官僕がやりましたよ。

S子「オレさん……」
凄く小さくて、凄く寂しそうで。
だけど、凄く嬉しそうな声だった。S子は俺の名前を呼んだ。

もう、そうしたらよ、とにかくとにかく。

もう幸せすぎて、嬉しすぎて、なんか笑い出しちゃって。
S子も笑いながら泣き出していて。

尚更強くS子を抱きしめてた。
S子もオレに抱き着いてきてくれた。

オレは色々なことを感じた。
てか、男ってやっぱ変態だよ。

なんか、勝手に家庭築く妄想初めて。
子供が二人いて、S子は普通に主婦らしい恰好してて、オレは手をあげて仕事へ向かう。

そんな出来過ぎて反吐がでるほど、ドラマのワンシーンとか、色々バァァァァァァァアアアアアアアアアアって駆け巡ってるのよ。

ああ……こんなに幸せな奴が他に居るのか、って思った。
多分、メンヘラDQN思考になるけど、マジでオレがあの日世界で一番幸せだった、間違いなく。
479Jv4G8upKnw :2014/08/03(日)22:27:28 ID:UdZcaK7CS
S子の体は、まるで鉄でも抱いているかのように冷たかった。
すごく凄く冷たかった。鼓動もしなかった。
生きも感じなかった。

ただ、変な存在感と冷たさと、人を抱いていると言う柔らかさだけが、ただただ、俺へ伝わってきた。

S子の腕は思っていた以上に柔らかかった。
オレのデブな身体を抱き着いてくれて、その部分がとても冷たく感じてモヤモヤしていたけど、

ふざけるな、嫌な訳ないだろ。
嫌な訳があるわけがあるか、寧ろもっともっと、もっぉおおおおおおおおおおおおおおおおっと。

抱き着いて居たかった。
480Jv4G8upKnw :2014/08/03(日)22:31:49 ID:UdZcaK7CS
そこで気が付いた。
好きになった切っ掛けが、足であれ、なんであれ。

今は純粋に全部S子が好きなんだなーって。

そう思ったら、もう直ぐ別れが近い事が気が付いて、泣き出しちゃった。
抱いていたのもするする落ちて言って、S子の足を抱いていた。

わんわん、泣いていた。

そしたら母親の様にS子がオレの頭を抱いてくれた。

小さく「ごめんなさい」って呟いたのが悲しかった。
ただ、同じぐらいの声で「すごくありがとう」って言ってくれたら、なんか泣き止んでた。

そこからは覚えていないけど、S子に「寝ましょう?」と誘導されながらベットに入った。
そして、何度もS子に手を強く握られ「泣かないでください」って言っていた。

そうすると、段々落ち着いて行って、俺はいつの間にか寝ていた。
481名無しさん@おーぷん :2014/08/03(日)22:35:15 ID:ms92GNNxv
触れている間、体に異変はないの?
482Jv4G8upKnw :2014/08/03(日)22:39:34 ID:UdZcaK7CS
はぁ……、ちなみに二日酔いになった理由です。
そう、ヤケ酒です、皆さんヤケ酒には注意してください。

昨日従兄と友人が一緒に家に来やがったんです。

ちなみに二人は面識がありません。
なんで同時に現れたのか分かりませんが、二人の目的は『S子の話』でした。

その過程で、此処での話を話そうか相談したんです。
友人も従兄も「男なら~」とか言っていましたけど、なんか泣いてくれました。

この話は、北海道の祖母ともう一人だけに話した内容でした。
もちろん、こんな変態な話し方じゃなかったですけど。そう言う事がありました、と。
てか、どちらも向こうが鋭く(?)て聞いてきたんだけどね。

なんか、ここで主っきり書いてよかったかもしれない。
なんだか少し心が軽くなりました。書くように進めてkる得た従兄、クソ友人に感謝します。

>>481
多分あったんじゃないかな。
あんまり詳しくは分からないし、気になりませんでした。

正直、右腕が異常なほど痺れていたかなーっとは思う。少し鳥肌だったかも。
ちなみに、本当にS子は冷たかった。
483Jv4G8upKnw :2014/08/03(日)22:46:45 ID:UdZcaK7CS
>>480続き

翌日、祖母に起こされ慌てて支度をし、東京駅へ向かいました。
朝から、変にS子を意識して、S子も意識していて、会話は少なかったと思います。

地元の電車に乗り、東京駅へ行き、昨日親父から貰った切符を使い……。
かなり眠くて新幹線に乗るなり直に眠りにつきました。

そんな訳であっと言う間でした。外の景色なんか見ている暇ありませんでした。
ただ、S子は「綺麗だったよー」とか、見えた景色について語ってました。

駅に降りると、東京とは違う空気を全体で感じました。
あれってなんなんでしょうかね?とにかうテンションが急激に上がって来ていました。
それはS子もそうだったかな?やけに張り切っていた。
484Jv4G8upKnw :2014/08/03(日)22:53:48 ID:UdZcaK7CS
親父の話だと、この駅に人が待っているはずなので、探しました。
そうすると、何故かオレより先にS子が、その人たちを見つけましたw

叔母「あれぇーーーオレ君、大きくなったねぇ!」
伯父「ハッハッハ!こんな遠くまでご苦労様」

それは青森に住む叔母夫婦でした。
ちなみに伯父さんの方は、銀行員の人と別の人です。
仕事は漁師で、背中の入れ墨が凄く最初は怖い人かと思っていたけど、
どうやら漁師の中ではお守りで居れるから、割かし普通なそうな……?

叔母「……●●(親父)から聞いていたけど、本当に凄いの連れているね」
伯父「うーん……、たしかに海に連れていける感じではないな」

こ の 夫 婦 も か な り 中 二 病 設 定 も っ  て ま  し た ^q^

どうやら二人ともS子の気配を感じているそうで、それが「とても強い」とだけ分かったらしい。
ただ、あまりにも強く大きすぎて『善悪が分からない』と言う、未知を味わったそうです。

伯父さん曰く「海で遭難しかけた時、不思議と港の方角が分かった、そんな時感じた大きな気配」らしいです。

本当にS子は何者なんですか。
485Jv4G8upKnw :2014/08/03(日)22:59:22 ID:UdZcaK7CS
本来なら一人(とS子)で北海道に行く予定だったのですが、
偶々、叔母夫婦の帰省と重なり、道案内してくれることになっていました。

正直、一人で迷わず船乗って電車乗って行ける自信はなかったので、助かりました。

S子「すっごい……本当にコッチ見えてるのかな?」
オレ「そうだね……、ちょっと驚いた」
――と言うのも、二人ともオレがS子の話をしていると、チラッチラッS子の方を見るのだ。
S子が俺の背中へ隠れた時も、バッチリ目線でおえていた。

ちなみに二人には『姿が見えてるけどイメージ出来ない』感じで見えているそうです。

なお、船に乗ってからは、俺がメチャクチャ吐き、それをS子が心配するだけでした。
二人は大爆笑していました(´∀`#)
486Jv4G8upKnw :2014/08/03(日)23:03:46 ID:UdZcaK7CS
船の話ができないので、補足説明。
姿が見えないけどイメージ出来ない感覚と言うので、一番分かりやすく言うと。

夢を見て「スゲー楽しかったなー(´∀`*)」と思っているけど
「あれ、どんな夢だっけ( ゚д゚ )」言葉も場面も音も、何も思い出せない感じです。

因みに複雑にも話すと。

二人は「人っぽいもの凄いオーラを持った者がオレ君の傍に居る」と分りながらも、
「その姿を見えてるのだけど、意識できず、姿が見えないと変わりない情況になっている」と言う状態らしいです。

……あれ、この説明で思ったけど、なんか……無意識を操る程度の能力(?)なのかな。

なお、S子の名前は「KIS」のSではないと、あらかじめ言っておく。
487Jv4G8upKnw :2014/08/03(日)23:08:05 ID:UdZcaK7CS
北海道についてからもかなり地獄だった。
少なくとも電車に座り過ぎてケツが痛くなったし、
慣れない土地で頭クラクラするし、

S子「大丈夫?」って何度言われた事やら。

そんな状態でつきました。

オレ「S子との最後の三日間か……」
そう思うと、心がとてつもなく苦しくなって痛かった。
鼓動が早くなって、悲しくもなった。

それに対して、S子は強かった。

S子「最後、宜しくお願いしますね!オレさん!」
も の 凄 く 笑 顔 で オ レ の 手 を 取 り 言 っ た 。

S子は、覚悟で来てしまっていたのだろう。
――なんて、思って強い子だなーって俺は思っていた。
488Jv4G8upKnw :2014/08/03(日)23:13:17 ID:UdZcaK7CS
いったん休憩。

今日は一日の半分を寝ていたし、くたばってたから、遅くまで話す予定。
正直、このスレ内で終るかなーっとか、思っていたけど、これなら終わりそうだ。

今も見ている人が居たら、なんて言うか、こんな童貞の文章読んでくれてありがとう。
頑張ります。
489名無しさん@おーぷん :2014/08/03(日)23:15:33 ID:ms92GNNxv
みてるよ!
自分のペースで良いから
がんばってくれ!
490Jv4G8upKnw :2014/08/03(日)23:21:29 ID:UdZcaK7CS
休憩終了。

この歳になってから見る北海道の親父の実家は、本当に日本らしい木造住宅だった。
何畳分だよ!と叫びたくなるような大きなリビングがあり、

俺の家のリビング程の個室が各夫婦に用意され、
子供(全員中高生)部屋も共同で利用しているとはいえ、リビング+オレの部屋分ほどの広さがある。

そこに台所や今や客室や、寝室があるし、
離れとしても使えるけど、収穫した物をしまっておく倉(ほぼオレの家規模)もある。

――改めて思う、親父って金持ちだったんだな。
ただ、お年玉は五千円以上貰ったことが無い。
491Jv4G8upKnw :2014/08/03(日)23:25:29 ID:UdZcaK7CS
ちなみにリビングって言い方は変かも知れない、居間かな?
昔から家を改修&リフォームしているらしい。

伯A「オレくん、挨拶してきなさい!」
書くの忘れたのですが、実家から一番近い駅まで伯父さん(伯A)が迎えに来てくれました。

この伯父こそ、何を隠そう霊視したりしていた、銀行マンです。
オレの為に有給とってくれたそうだ。

先ほどの叔母夫婦は(叔A・伯B)と言います。

てか、北 海 道 に と ん で も な く 人 が 沢 山 集 結 し て い た ん で す っ!!!!!
それが全ての現況なので、俺も混乱するかもしれない。
492Jv4G8upKnw :2014/08/03(日)23:29:18 ID:UdZcaK7CS
駅に迎えに来てくれた伯Aは、叔A夫婦と小さくあいさつした後コッチを向いた。

伯A「……オレくん、そこの子が例の子だね?」
凄く神妙な顔をしていて、変に真顔になる伯A。

S子「は、初めまして!」
S子は姿が見えているか分からないのに、きちんと挨拶する良い子だった。

伯A「……凄いな」
やはり伯父にもS子の声や姿が見えていなかった。
いや、姿に関しては漠然とした色で見えていたらしい。(ヒトガタだったかな?

ただ、叔A夫婦の様に『色の名前を言うと分からなくなる』と言う未知モードだそうだ。

なにより、このS子が”とてつもない何か”だと、伯Aは察したそうだ。
そうだから、分からないけど伯Aは小さくS子に手を合わせ頭を下げていた。
493Jv4G8upKnw :2014/08/03(日)23:36:11 ID:UdZcaK7CS
実家に視点戻します。

実家に戻ると、玄関よりも、居間の方の庭から叔A夫婦と伯Aは上がって行った。
その北海道クォリティに驚きながらも、俺は庭から家へ上がる。

オレ「――――てか、脱ぎ捨てられた靴の数大杉はしないか?」

……北海道の祖母(北祖母)は、この日の為に多くの親戚に連絡をしていたそうだ。
しかも、かなり厄介だと伝えた。

そうすると、どうだろうか。
親戚から息子たち、その子供たちまで……全員がこの日に集まってきたのだ。

北祖母を誰かに例えろと言われたら、オレは間違いなく即答でこういう。

『サ マ ー ウ ォ ー ズ の お ば あ ち ゃ ん。』

その齢で80後半奈のにも拘らず、見た目はどう見ても50程度。
てか、その50歳から見た目が停止しているらしい。

しかも、ヘタな俺なんかより体力が凄い。
台所に立つ奥様方よりも率先して色々な物を仕切るし、作る、マジで刀振り回せる
我流で剣術学んだ癖に、親父を二段まで取らせるほど強い。

……オレの中で、中二病設定がどんどん濃くなって言った。
494Jv4G8upKnw :2014/08/03(日)23:46:34 ID:UdZcaK7CS
北母「おお、オレちゃん、良くいらっしゃったねぇ~」
北母は、大宴会会場になっている今の主役席に座りながらニコニコしながら言った。

その時の威圧感、纏う畏怖、マジで鳥肌だった。
白髪髪で、着物を着て、それでいて健康的で、滑舌も良い。

これからS子を成仏させるのを任せるのに一目瞭然で安心できるほどオーラあった。

勝手にビビっているだけだったけど。

北祖父は寝たきりだと言いながら、普通に起きていてビールを飲んでいた。
老人アルアル現象だ、寝たきりと言いながら意外にケロッとしている。

最近、夜中に散歩に出ていればを無くしたらしく何を言っているかオレにはさっぱりだった。

その後、二十何人居るだろう伯父叔母、その娘さん息子さんへ挨拶をした。
幼い子供たちは別の部屋で大はしゃぎで遊んでいるらしく、声が下まで響いていた。

もうなんなの、この状態('A`)

そして、とにかく気になって仕方がなかったのが、全員のS子への反応だ。
いや、全員ではなかったけど、ほぼ全ての親戚が見えていた。

一同「凄い……」
この一言だ。

これは驚いただの、こんなの初めてだの、これは何なんだだの、何を連れて来たんだなど。
簡単にまとめると、オレの地縛霊の時の比じゃなく、恐怖も覚えている人も居た。
数人の親戚は具合が悪くなり、退出していた。

ただ何より驚いたのは。

北祖母「はるばる、この土地へよくぞお越しくださいました」
いつの間にか北祖母はゲタを穿き、ゆっくりとS子へ近づいて行き。
そして深々と頭を下げていた。

北 祖 母 と 北 祖 父 は 無 論。
あと数人の親戚はS子の姿を見えていた。
495Jv4G8upKnw :2014/08/03(日)23:53:40 ID:UdZcaK7CS
北母「ここまでの長旅疲れましたでしょう……」
とても綺麗な標準語……それで居ながら、聞いていると背筋が伸びる畏怖を纏っていた声だ。

S子「え、そ、そんな……」
北母「あら、可愛いらしいことですね~」
S子「そ、そんな……」
北母「家に上がれないのですか?」
S子「そ、そうなんですよ……オレさん気が付かなくて」

北祖母に言われて、気が付いた。
S子は、祖母曰く『張られた結界』を越えれずに居たそうだ。
祖母はS子の手を取り、グッと引き寄せる。

あれぇ~……なんで普通にS子引っ張れてるの。
ちなみにS子はとても驚いた顔をしながら、北祖母を見ていた。

北母「いらっしゃいませ。ささ、おあがりください」
一瞬呆然としていたS子だが。

S子「は、はい!」
そう言うと、北祖母に手を引かれるまま、祖母の隣の席へと連れて行かれる。

北父「くぁwせdrftgyふじこlp;@:」(可愛い子だのー的なこと?
北祖父が何を言っているかサッパリ分からなかったが、自分のザブトンをS子へ差し出していた。

な、 な ん な ん だ こ の 状 況 、 こ の 家 は (´∀`:)
オレの素直な本音だった。

ちなみにこの間に、S子の気に当てられた人たちが退出して行った。
496Jv4G8upKnw :2014/08/04(月)00:02:33 ID:zmjxvvIKQ
オレの内心は大パニックだった。

なんで普通に見えてるし、普通に触れているの!?
俺なんかそれで来ただけで超感動していたのに!?
この家ではデフォなの、普通なの、寺生まれのTさんでも居るの!?
S子は一体どうしたの!?

一同「「「「「…………。」」」」」
やけに静まり返る居間。

オレ「…………。」
ホカ「「「「「……………。」」」」」
姿が見えない人や感じない人も、空気に負けて静かになっている。

北祖母は、S子の手を握り「大丈夫よ」と微笑むと、その手を離した。
そして、怖い目状態で睨みつけている親戚たちへと、視線を向ける。

北母「貴方たち、その目はなんですかッ!”大切な可愛いお客様”に―――ッッッ!」
まるで拍手デモしたかのように、鋭い声だった。

祖母の声が頭へガツーンッとぶつかる。

他の人たちも、段々神妙な顔つきになってきながら、祖母へ言った。

特に人の発言にこだわりないので「叔母or祖父+他」で「叔他・伯他」で言いますね。

伯他「直に除霊しましょう!」と。
叔他「お母さん、見えているんでしょ!?」
伯他「そうです!直にあげた方がいい!」
叔他「ここに置いておくには大きすぎる!」
叔他「神社へ直に連れて行きましょう!」
伯他「その方がいい!」

オレ「な、何を言っているんですか!約束は三日後だと!」
オレは立ち上がり叫んだ。
見ればS子は今にも泣きそうな顔で怯えている。

オレは伯父や叔母、あとその子供から「分からないの!?」とか「これだから都会は」とか、とにかく罵声を浴びた。
いや、罵声より、心配して言ってくれている言葉が多かったかもしれない。
497Jv4G8upKnw :2014/08/04(月)00:04:54 ID:zmjxvvIKQ
その後は凄かった。
オレはムキになって怒鳴り散らしながら、S子の傍へ行った。

それを見て「憑りつかれてる」とか「操られてるんだ!」とか。
それを聞くたびにS子が悲しい顔をしていき、俺がそれを大声で否定して、励まし。

情況が呑み込めてない人や娘息子さんの中には泣いている人が居た。

そりゃそうだろう。
大の大人たちが、訳の分からない事で大声で怒鳴り合っているのだ。

祖母は正座し、その様子を静かに聞いていた。
498Jv4G8upKnw :2014/08/04(月)00:13:29 ID:zmjxvvIKQ
かなり長い間、揉めていたと思う。
テーブルの上に会った物は、いつの間にか台所へ避難されていた。
恐らく北祖母が指示を出したのだろう。

そうなってからは、かなりの乱闘状態だった。

テーブルを叩く人から、テーブルに足をかけ、俺へ怒鳴る人。
オレと同じで立ち上がり、怒鳴ってくる人。

オレはS子の前に立ち、S子を守るつもりで、庇うつもりで、
かなり怖くて足震えていたけど、ひたすら立ち向かった。

その間、やはり北祖母は動かない。
何を言っているかサッパリ分からないが北祖父はS子を庇っている。

従B「いい加減にしろよガキ!!!!!!!」
見事に日焼けしたムキムキのDQN土方の様な従兄が声をあげた。

この従兄、既に子供と奥さんが居る。
歳は俺より下だ。

従B「お前が連れてきたそれは、どう見たって普通じゃない!」
従B「危険に晒す気かッ! ボケ!!」
そう言いながら鳥肌を見せる。
他の人達も「俺も俺も」と見せてくる。

従B「何もできないから、ここに来た奴が何偉そうにしてるんだ!!」
オレ「アンタらこそ、何も知らないクセに偉そうな口叩くな!!」
その言葉に頭に来たのだろう、従兄Bはオレへドスドスと迫る。

北祖父が立ち上がり、何故か従兄Bへ突撃していく。
かなり切れてた。

それに触発されたかのように、伯父連中は立ち上がりテーブルを退かし、コッチへ攻め寄ってくる。

北母「貴方たち、いい加減にしなさい―――ッッッッ!」

ようやく、この家の主が声をあげた。
499Jv4G8upKnw :2014/08/04(月)00:17:09 ID:zmjxvvIKQ
北母「……なんなんですか、この状況は。その態度は。」
やけに耳へ突き刺さる声だった。

北母「女の子に寄ってたかって、恥はないのですか?」
正座して微動だにせず、ただその位置から、オレや全員の目を睨んでいた。

正直、かなり怖かった。

S子「……ごめんなさい」
ようやくS子は声を出したが、それは謝罪の言葉だった。
オレは酷く胸が苦しくなった。

S子「ごめんなさい……ごめんなさい……」
オレは今までの経験から察した。

絶 対 不 味 い 事 に な る と 。
それは不幸にも的中した。
500Jv4G8upKnw :2014/08/04(月)00:21:00 ID:zmjxvvIKQ
オレ「大丈夫だよ、落ち着いて」
S子「ごめんなさい、ごめんなさい。オレさんごめんなさい」
オレは慌てた様子でS子を励ます。
なお姿が見えない人には、かなり奇妙だったらしい。

北母「そうです。ウチの家の者が失礼しました」
S子「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい……」
微かに、家が軋んだ音がした。

従B「――! 退けッ!」
北祖父を伯父さんへ投げつけ、そしてオレへ迫った。
――そしてアッと言う間にオレは従兄Bに殴られていた。

S子「オレさんッ!」
S子の心配する声が聞こえた。

『ギシィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!』

とんでもなく、恐ろしいほどの軋む音が家じゅうから響いた。

我が家で聞いていたラップ音や軋みと比べものにならないほど大きな音だった。
501Jv4G8upKnw :2014/08/04(月)00:23:33 ID:zmjxvvIKQ
そこからは、凄く早かった。
北母がS子の手を握り、何かお経の様な言葉を呟いていた。

かなり長い間、家は軋んでいて、全員が分かるほど揺れていた。

従Bも、何かお経の様な言葉を呟いていたが。

北母「お前は何も言うな!言う資格はない!」と一喝。

従兄Bは舌打ちをすると、子供を連れ庭の方へ飛び出して行った。
502Jv4G8upKnw :2014/08/04(月)00:28:02 ID:zmjxvvIKQ
何人かの叔母や伯父、北祖父がお経を唱えていた。
お経なのかな、今までテレビでも葬式でも、聞いた事が無い分類の言葉だった。
それがこの家独自のお経だと気が付くまで時間が掛かった。(特定されるかな?

S子は、泣いていた。
ただ、いつもと一つ違っていた。

いつもは泣いていても涙など見えない。
ただ、この時はボロボロと涙をこぼしていた。

北母「オレもコッチへ並びなさい」
言われるがまま、俺はS子の横に正座した。
そしてS子の手を握る。やはり冷たい。

いつもなにか北母は数珠を持ちながらお経を唱えていた。
他にも何人かの伯父や叔母がしていたが、

北祖母は一人ずつ目で合図を送り、一人ずつ家から出して行った。

そして、最期には北祖父と北祖母だけの状況になり、
庭では不安そうに伯父や叔母、その子供たちがコッチを見ていた。
503Jv4G8upKnw :2014/08/04(月)00:33:02 ID:zmjxvvIKQ
最後、語尾をとても伸ばしたかと思うと、二人ともお経を唱えるのを止めた。

北祖父は、本当に何を言っているか分からないが怒鳴りながら庭の方へ向かって行った。

北母「まったく……困ったことをしましたね」
S子「……ごめんなさい」
北母「いいえ、貴方はオレを守ろうとしたのでしょ?とてもいい事よ」
S子「は、はい……。」

そして北祖母は何度もS子を褒め、頭を撫で、そして微笑んでいた。
S子は下を向いたまま、泣いていた。そしてオレの手を強く握ってきた。

北母「それより、オレ……」
オレ「は、はい……」
北母「貴方、どこで”封印”を取ったのですか?」
オレ「ふ、封印?」

北祖母が言う言葉が俺にはさっぱり分からなかった。

北母「それと貴方様が居ながら、何で止めないでいたのですか?」
さらに北祖母は、俺のS子と別の方向を見ながら尋ねていた。

オレにはカオスの他、なんでもない情況だったが。

とても大切なことと、色々な謎が全て解けて行く事になった。
504Jv4G8upKnw :2014/08/04(月)00:37:59 ID:zmjxvvIKQ
ちょっと、すまない。ここら辺で一端やめます。

また明日来ます。唐突なのですがごめんなさい><;


…………ラップ音が家の中でヤバイなう(´∀`;)
S子ではないのだけど、すげーヤバい。パンパン、パキパキ、ギギィってやばい。

出来過ぎた展開だけど、多分心当たりあるので、今日は一端ストップします。
505名無しさん@おーぷん :2014/08/04(月)00:39:17 ID:hoFAnjiIt
やべぇぇぇぇぇ
続き楽しみにしてる!!
506名無しさん@おーぷん :2014/08/04(月)02:38:43 ID:JI05RjeeL
頑張れ1(^∇^)
507名無しさん@おーぷん :2014/08/04(月)02:56:13 ID:jFW8pYKFm
俺の予想。

S娘は何処かの神。
オレ氏は自身の未知のパワーが暴走。
従兄弟Bは、北海道一族でも面汚しな存在。このあと死す。


マジレスするけど、
俺はお前の話を聞く限り、話してはならない話をしていると思う。
お前自身が壊れ始めない様に注意しろよ。南無阿弥陀仏
508名無しさん@おーぷん :2014/08/04(月)06:50:28 ID:IoX6PkmM5
クソワロタwwww
509名無しさん@おーぷん :2014/08/04(月)06:58:34 ID:x8I1KigIJ
あんまり気にしないでもいいけど
その制服ってゲームとかアニメとかに出てくる学校の制服
もしくは制服のデザインが変わったからわからないとか
>>1の住んでいない地域の制服なんじゃないの?
510名無しさん@おーぷん :2014/08/04(月)07:02:05 ID:x8I1KigIJ
人や車をタクシー代わりにできるのなら>>1の住んでいない地域の制服でもあり得る
あとそういうたぐいのものって縁故や因縁とか関係するんじゃないの?
511Jv4G8upKnw :2014/08/04(月)09:32:27 ID:zmjxvvIKQ
おはようございます。
朝に用事が入ったのでそれ済ませてからだから、昼になると思います。

>>507
クソワロタwww

話してはならない話か……そうなのかもしれないけど、俺は話しても良いと思ってる。
恐らく従兄(医学生)から北海道に連絡行っていると思うんだ。
ただ、怒られていないし、親父も分っている。もちろん隠すべきところは隠してる。

隠し切れてないのは、俺の変態部分だけだと思ってる……

>>509-510
コスプレって線は疑ったけど、本人は覚えてない状況だったしなー

あと書かなかったけど、S子は結構色々な場所を移動していた、と話しから推測できた。

海とか山とか、流される様にトラックに掴まって場所を移動していたとか、
怖い人(除霊とか幽霊に過剰反応する系の奴)が居ると遠くまで逃げる為に移動していたとか。

そう言うのを聞くとなんか、探し出す自信なくなったww
512名無しさん@おーぷん :2014/08/04(月)10:03:04 ID:tEZy5oAWT
親族みんな怒男みたいなの連れてそう
513名無しさん@おーぷん :2014/08/04(月)10:22:05 ID:exUWJ6ArJ
親族にぬ~べ~とかいそう
514名無しさん@おーぷん :2014/08/04(月)10:51:39 ID:jFW8pYKFm
実家は、紫紺の玉を管理してそう
515Jv4G8upKnw :2014/08/04(月)12:13:50 ID:zmjxvvIKQ
外暑すぎワロタ。
休憩してから……頭クラクラする……

>>512-514
な ん だ ろ う 、 否 定 で き な い 気 が す る 。

怒男クラスの守護霊は本当に特殊みたい。
516Jv4G8upKnw :2014/08/04(月)12:50:57 ID:zmjxvvIKQ
>>503続き
北祖母が見つめる先は誰も居ない。
ただオレは不思議と頭の中でそこに居る人が誰だか分り、姿が見えた。

……怒男だ。
あの目付きの悪い着物を着た大男が腕を組みながら仁王立ちして、北祖母を睨んでいる。
目付きが悪いから睨んでいる様に見えただけかもしれない。

この時の俺の怒男の見え方は特殊で、
人を思い出す時の様に、頭の中で情景を思い浮かべる様に、そんな感じで見えていた。

北母「貴方様は、どうしてオレを止めないでしたのでしょうか?」
怒男「……」
北母「まさか……止めれなかったのですね?」
祖母は驚きながら言い、俺の頭の中の怒男は申し訳なさそうに頷いていた。
517Jv4G8upKnw :2014/08/04(月)13:01:27 ID:zmjxvvIKQ
オレ「お婆ちゃん、どういう事なのか分かる様に話してください……」
オレは意を決して北祖母へ頼んだ。
この時、北祖母がやたらと怖く思えていただけに、絞り出したかの様な声だった。

ただ、それを見て北祖母は「ぷっ」と口を押えて笑った。

北母「そう構えなくて良いですよ」
オレ「へ、え?」
北母「オレは分からないままでしたからね」

話しはかなり遡る。
オレが群馬で地縛霊を引っ張ってきた時だ。
この時の地縛霊は怨霊の中でも害悪な女性だったらしい。

ただ、”地縛霊”と言う名前の通り、その怨霊は土地に縛られている筈だった。
その土地で悪さを働き、誰かを呪い、誰かを苦しめる、そう言う存在だったらしい。

北母「そんな存在をも貴方は引き剥がし、強引に引き寄せる、それほどまでに強い力を持っている」
簡単に言うと、俺が幽霊に憑りつけるような感じだろうか。

地縛から解放された怨霊は、引き寄せるオレを利用し、周囲へ悪影響を与える様になっていたらしい。
半場、俺が”霊を自縛する土地”の様な状態だったそうだ。

親父と母親が、除霊事を出来ると知る北祖母らへ、助けを求めたらしい。
それを察した当時の北祖母とその母親、北祖父、親戚たちは、今の様に集まり、

これからS子を天国へ連れて行く神社(元々は寺)へ、怒男が祀られている社で、お祓いをしたそうだ。

同時に、俺の無差別に強すぎるチカラも封じ込める蓋を付けたらしい。
518Jv4G8upKnw :2014/08/04(月)13:11:14 ID:zmjxvvIKQ
ただ、今はどうだろうか。

オレの蓋は無く、抑え込む事も任されていた怒男も抑えられず。
結果、俺のチカラが暴走していたらしい。

どんな中二病だよ。俺腕から龍でも出てくるのかよ。

また、そのような状態になれば、周囲の霊を無差別に引き寄せていただろう、と北祖母は言った。
だが、そうならない”存在が二人”が居た。

一つは、怒男だ。
怒男が、S子以外の霊を追い払っていたのである。
守護霊としての仕事をちゃんとこなしていたのだ。

もう一人は、何を隠そう『S子』であった。
S子の霊力は、それは怒男と同規模で、時代が時代なら祀られている様な存在らしい。
きっと生前もかなりの霊力の持ち主だったと伺えますね、と北祖母は言っていた。

そのS子の霊力は凄まじく、また存在が一般的な霊と異なる。
故に、引き寄せられてきた霊が一方的にS子に追い飛ばされる状態だったらしい。

言うなら、強引に合コンに呼ばれたのに、途中で帰っていいよと言われてるような状態。
それが周囲の霊たちだ。
なんか可哀相だと失礼ながら思った。
519名無しさん@おーぷん :2014/08/04(月)13:13:43 ID:9kGnE0Xrh
凄い展開になって来たな

続きが気になる
520Jv4G8upKnw :2014/08/04(月)13:17:15 ID:zmjxvvIKQ
もちろん、俺もS子もそのような自覚は無い。
北祖母は『迷惑な二人』とごもっともすぎる様子で笑っていた。

北母「それにオレが、その子へ、周囲のチカラや自分のチカラを渡しているですよ?」
オレ「は、はい……?」
それは愛のパワー……なのかどうか分からないけど、

S子と俺は霊的部分で深く繋がっているそうだ。
言わばパイプのようなもので、それを絆と言うなら絆だし、互いの生命を共有しているとか、なんかよくわからない状態らしい。
フェイトの様な感じだろうか?

S子は一体なんの英霊だろうか。

ともかく、俺のそのパイプがもの凄く厄介で、とにかく周囲を巻き込むらしい。

今回、S子が起こしたラップ現象がすさまじかった理由。

それは俺が周囲の人達(霊力強い人たち)から、霊力を吸い上げて、全てS子へ供給していたからだそうだ。

S子自身もかなりのチカラを持っているが、それを過剰に上乗せするかのように俺がチカラを渡していたらしい。
521Jv4G8upKnw :2014/08/04(月)13:23:39 ID:zmjxvvIKQ
結果、かなりの惨事を招く寸前だった。

北祖母がそれに気が付いたのは、S子を慰め清めているのにも拘らず、力があまり衰えなかったからしい。
本来なら、S子が泣き落ち着いてきた時点で、怪奇現象は収まるはずなのだ。

なのに収まらない、……と言った所でオレが原因だと気が付いたらしい。

なので祖母が一人づつ、家の外へ出して行き、オレを北祖父と結界の中へ閉じ込め
ようやく完全に落ち着いた……と言う所だそうだ。

ちなみに>>504はオレが原因である^q^
S子との思いでを強く考えすぎたせいで、なんかやらかしそうだった。
北祖母からは、とにかく落ち着きなさいと言われた。
522名無しさん@おーぷん :2014/08/04(月)13:25:36 ID:9kGnE0Xrh
誰か映画化してくれ

いっちは自分の力をコントロールできるの?
523Jv4G8upKnw :2014/08/04(月)13:26:45 ID:zmjxvvIKQ
家の被害は、結界(お守り?)が破損した事と、土地自体に傷を負わせてしまったらしい。

オレとS子は、北母に「もう大丈夫だから」と言われながらも、
S子には頭を撫でながら何かを唱え、オレには北祖母がしていた数珠を渡された。

なんか、本当に申し訳ないことをしたのは分かったのだけど、

今一現実的じゃなさ過ぎて、なんかもう、ヘラヘラしてた。お互い。

ちなみにS子は「神霊的存在」と言われてメッチャ照れてた、可愛かった。
うん、親戚には悪いけど、可愛かった。
524Jv4G8upKnw :2014/08/04(月)13:30:28 ID:zmjxvvIKQ
外でその様子を疑い深く見ている親戚も居たが、もう何人かは逆に吹っ切れ騒いでいた。

それ所か、北祖父が頑張ったのか、なんか「オレ君凄いの連れて来たなーw」と笑う人の方が多かった。

その一方で叔母さんや娘さん、伯父さんや息子さんの何人かは、神社へ向かい、
北祖母は家の結界を張り直すのと、土地の傷を治すのに務めていた。

S子や俺には、裏庭の小さな石を重ねただけの祠に手を合わせ、謝りをするぐらいしかできなかった。

その時、蝋燭の炎がかなり激しく燃えていたのを北祖母は見た。

北母「今の状態でオレが死んだら、ろくな死に方しないね」
となんか笑顔で言われたんだけど、怖い。
525Jv4G8upKnw :2014/08/04(月)13:49:00 ID:zmjxvvIKQ
従兄Bは謝りに来た。殴ってすまなかったと。
オレも感情的になってすみませんでした、と謝りながら相手をしないつもりで居た。

ただ、少ししてから、祖母が「さあ、家で今日は盛り上がりましょう」と言い始まった宴会。

その席で、伯父さんらの計らいでオレと従兄Bは隣の席になった。
なお主のすぐ横であるため、かなり背筋をお互い伸ばしていた。

従B「……さっきは本当に悪かったなァ」
ビールを飲みながら深い声で言う従兄B。

オレ「い、いえいえ……」
オレはスクリュードライバーを飲みながら抵抗。

従B「あそこに居るのが俺の娘なんだよ、かわいいだろ?」
そうして、従兄Bが激怒していた理由が判明した。

従兄Bは、見た目通りのかなりの不良で、娘さんを授かったのは12の頃。
まじかよ!?俺なんか未だに童貞だぞ!?まじかよ!?
12とかエロ同人誌みただけで、パソコンウィルス感染したとか思って泣きながら親父に白状していた年齢だぞ!?

従B「いやー、大変だったよ……」

もちろん北祖母はかなり激怒して、従兄Bを半殺しにしたそうだが、従兄Bは只管謝罪し許しを得たそうだ。
Bの彼女さんは、不良とはかけ離れた優秀な女の子だったらしい。

Bが自慢する娘さんは確かに頭が良さそうで、学校でもモテるんだろうなーっていう美女だった。
なお、俺は従兄Bに「美女だろー美女だろー」となんかスゲー言われる度にイライラしたけど、認めるよ(´∀`#)

ともかく、Bはその子を遊んでやろうと詰め寄り、
そう言う子ほど危険な遊びに心揺さぶられ行為に及んだ……

かなりあり過ぎて困る不良武勇伝だ、
ただ、違ったのは、そのまま彼女のことが好きになってしまったことだろう。

従B「向こうの親御さんにも殺されかけたよw」
ただ、妊娠を隠していた時期が長く堕ろすのは無理な状態になっていた。
さらに何より北祖母と向こうの親も「水子」にするのは嫌っていたらしい。

かなりの難産だったそうだが、その年齢にしてはかなり元気な娘さんが生まれたそうだ。

従B「だから一生懸命、アイツを支える為に働いていた。もちろん中卒」
そう言いながらどんどんビールを飲んでいく従兄B。

この先閲覧注意。
526Jv4G8upKnw :2014/08/04(月)13:53:13 ID:zmjxvvIKQ
従B「……ただ、アイツはオレのことを憎んでいるかもな」
かなり重い話だった。
イカツイ従兄Bはボロボロ泣いていた。

出産したが、周囲の好奇な目と、嫌がらせ、暴言、恥ずかしい言葉。
オレは経験してないから分からないけど、町の人が全員知っているような状況だったらしい。

それでも負けずに二人は頑張って生きて子供を育てていた。

ただ、三年前、従兄が18の頃、悲劇が起きた。
彼女さんは娘さんが幼稚園に行くようになったのをきっかけに稼げるように大学に入ったらしい。
ちなみにその大学の先生と、北祖母が知り合いで、恐らく裏口じゃないけど、何等かの取引したんだろうね。

最初こそうまく言っていたが、なんと彼女さんの元同級生が居たそうだ。
そこから彼女の噂は一瞬にして広まり………。

なんと彼女を襲った馬鹿が居たらしい。
それもギリギリ未遂だったが、幼い娘の目の前でやろうとしたそうだ。

そこに従兄Bが早帰りし、発見し、半殺しにし……の状態に。

オレは何も飲めないし、近くで聞いたS子なんかメッチャ泣いてた。
そりゃ泣くわ。
527Jv4G8upKnw :2014/08/04(月)13:58:48 ID:zmjxvvIKQ
襲った男は刑務所に。従兄Bも数か月刑務所に。
ただ、それが耐え切れず、大学でのイジメも酷く……。
何より襲われかけた事実に心身疲労。

彼女の家族とは絶縁状態。
何度も足を運んでいた北祖母ともあまり合わなくなり。

従B「……もう娘しかいない」
その言葉で、もう全てを悟れた。

その日、北祖母の家に娘さんが一人で現れたらしい。
聞けば彼女さんと来たが、彼女さんはいない。

――察する通り、自●していた。

その日の夜、「なんで一緒に居てくれないの?」や「貴方に会いたくなかった!」と夢の中で従兄Bは責められたらしい。
そして、数日後にその一報を聞いた時は、あと追おうと考えたとか。
528Jv4G8upKnw :2014/08/04(月)14:07:41 ID:zmjxvvIKQ
てか、もしかしたら、この話知っている人居るかも。
従兄は、子供の支援団体のボランティアしていて、結構こういう出来事を持っている人だし、学校で話して回っているらしい。
ちなみに、書き込みする前に本人に一応許可得た。

意外と笑ってて、ちゃんと広めろよ!とか言われた。
なにをどう広めればいいのか……(困惑

>>527
ただ、娘さんを一人にする訳に行かず、真面目に刑期を務め短縮し、出所。
と言うか、刑務所内でも内容が内容だっただけに、刑務官や受刑者たちとの関係は良好だったそうだ。

その後は、北祖母に頭を下げ同居させてもらい
真面目に働きながら娘さんを育てているらしい。

さて、激怒した理由について語ると。

従B「さっき、妻の声が聞こえた。”●●(娘)を守って”ってな。
 振り向けば、娘は顔色悪くして座り込んでるし、その原因がその子だって直に分かったよ
 俺も鳥肌凄かったし、その子は本当にマズい存在だって意識しなくても分かる。」

従兄Bはそう言いながらも、頭を下げ、再び謝罪された。

流石に俺もS子も何とも言えなくて、寧ろコッチが頭を何度も下げていた。

そんなこんながあり、従兄Bも「良い奴だな」と言われ、関係はこの親戚一同の中で一番仲良くなった。
529名無しさん@おーぷん :2014/08/04(月)14:10:24 ID:qQIjCi5Za
長ぇ……一レス一レスが長い上に投稿数が多いですが本当に長い、流石に飽きるし創作臭すぎワロタ
530名無しさん@おーぷん :2014/08/04(月)14:11:59 ID:8nWquIDbi
マァ確かに何でこいつ一人淡々と500レス以上語ってんだって怖くなるレベル
531名無しさん@おーぷん :2014/08/04(月)14:15:46 ID:GoTwyMHrX
こ の 夫 婦 も か な り 中 二 病 設 定 も っ  て ま  し た ^q^

()童貞の妄想()
532名無しさん@おーぷん :2014/08/04(月)14:18:48 ID:HCZ6E0mOw
おもしろいからどこら辺で愛の手入れればいいのか迷っていた
533名無しさん@おーぷん :2014/08/04(月)14:22:21 ID:HCZ6E0mOw
創作だとしても本当だとしてもおもしろいから読んでいる

と言うか>>1がネットの友人に心当たりある・・・。

というか私もオカルトとかのお話が学術的に好きなのです
534Jv4G8upKnw :2014/08/04(月)14:22:24 ID:zmjxvvIKQ
その夜は、本来やる予定だったオレの歓迎会と、明日からの予定について教えて貰った。
明後日、儀式をするそうだけど、その前の日ぐらいは気楽に遊びましょう、ってことだった。

北祖母「……実は、従兄Aと親父からのお願いなんだよ」
そうとだけ言われた。

察するに、従兄Aと親父はオレがS子に好意を抱いているのは分り切っていた事で。
だからこそ、天国に送る前に思い出をつくらせようと言うことなのは見え見えだった。

北祖母は、もう一度俺らに何かを念じたあと「大丈夫」と言い去って行った。

客室には、律儀に布団が二つ並べられていた。
一つはオレので、もう一つはS子の……と言う事らしい。

ただ、寝つくまで大変だった。
S子は只管謝って来るし、オレもなんか謝っていたし。

ただ、長い旅で疲れていたし、色々あって疲れていたし、……で気がついたら寝てしまっていた。
535Jv4G8upKnw :2014/08/04(月)14:23:10 ID:zmjxvvIKQ
>>533
はい!?他にも居るの!?
俺喋ってるのここぐらいだよwwww
536Jv4G8upKnw :2014/08/04(月)14:25:38 ID:zmjxvvIKQ
まあ……何を言われようとも話します。
気がすむまで話します。にしても、かなりの長文なのは気になっていた。

ぶっちゃけ読んでいる人少ないし、滅茶苦茶レス独占して投稿しちゃおっかなーってぐらい、
憂さ晴らしに利用していたけど

見ている人が意外に多いのかな……、もうすこし完結に話せるように努めます。
537名無しさん@おーぷん :2014/08/04(月)14:25:52 ID:HCZ6E0mOw
>>535
「群馬」
「悪い影響」
「厨二病な設定みたいなオカルティックな話」

がピンときたんよーw
538Jv4G8upKnw :2014/08/04(月)14:28:55 ID:zmjxvvIKQ
>>537
誰にも話していないのだけど、なんなんだろう……
クソ友人かな?もしも違ったらすまん(´∀`;)一応、スルーするわ、ごめん
539名無しさん@おーぷん :2014/08/04(月)14:32:03 ID:HCZ6E0mOw
>>538
どうぞ、続けて。
540Jv4G8upKnw :2014/08/04(月)14:32:45 ID:zmjxvvIKQ
ちなみに、今何人かにチャット送ったんだけど、それが来てたら>>537とはフレンドだわ。
あと、多分、話していてなんか辛いのは、説明部分が多すぎたからかな。

ちょっと、話をまとめるついでに、休憩してくるよ。

やっぱり今日は暑すぎる……クーラーきかねェ。
541名無しさん@おーぷん :2014/08/04(月)14:33:06 ID:HCZ6E0mOw
>>539
訂正

話の続きを読ませてくださいね
542Jv4G8upKnw :2014/08/04(月)14:34:01 ID:zmjxvvIKQ
>>541
そこまでかしこまるなよww2ちゃんなんだしww

……と言うか、割かし読んでくれている人たちがいると思うと、本当に嬉しい。
頑張って話し終えるよ。
543名無しさん@おーぷん :2014/08/04(月)14:44:59 ID:HCZ6E0mOw
>>542
なんもさーw
544名無しさん@おーぷん :2014/08/04(月)14:46:15 ID:HCZ6E0mOw
したっけ続きはー?
545名無しさん@おーぷん :2014/08/04(月)14:54:43 ID:jFW8pYKFm
終わってから雑談しろよ
あとリア友も親戚もこのスレに書き込み過ぎだ。
目立ちがりやすぎる、自重しろ

てか、この手のスレではそうした方がいい。
荒れて書く気失せてスレ主失踪がデフォ。
546名無しさん@おーぷん :2014/08/04(月)14:56:07 ID:jFW8pYKFm
おもしろいと思い読んでいるやつに失礼。

そうしたいなら、まとめサイトで馴れ合ってろ、が本音。
547Jv4G8upKnw :2014/08/04(月)15:31:34 ID:zmjxvvIKQ
なんか色々とすまなかった。

>>534続き
まだ薄らと暗い早朝にオレは目が覚めた。
慣れない畳の上で寝ていた事もあり、背中が凄く痛かったのをぼ得ている。

ただ、そんなのを考えているのもつかの間。
隣居るはずのS子が居なかった。
それで「また消えた!?(・∀・;)」とか思って、とりあえず大慌てで居間へ向かうオレ。

やはり昨日の一件で……とか思いながら、また大騒動になると思っていた。

居間につくと、親戚さん達が布団を並べて寝ていた。
オレとS子に気を使ったのか、S子が居るからか分からないけど、皆大きな今で寝ていた。
テレビで見る山小屋のような感じ。

もちろんS子の姿はない……と思ったら台所から声がした。

北母「まだ寝ている人もいるから、静かにしなさい」
S子「オレさん、おはようございます!」

台所のテーブルに座る北祖母とS子の姿。

オレ「……は?(´∀`)」
一瞬思考が停止した。

ちなみにその時のS子は元気そうで笑顔で手を振っていた。
548Jv4G8upKnw :2014/08/04(月)15:40:12 ID:zmjxvvIKQ
北母「とりあえず顔を洗い、歯を磨いてきなさい」
寝起きで顔洗いと歯磨きとか漫画でしかみたことなかったけど、言われるがまま洗面台へ。
どう考えても、この家で北祖母に逆らうのは無理だ。

S子「厳しいですよ……w」
北母「いいえ、ウチで預かる以上は……」
そんな北祖母の厳しい会話が聞こえたり聞こえなかったり。
やはりS子と北祖母は楽しそうに会話している。

オレ「……どういうことなの(´∀`)」
もうここにきて、何が何だか、。
今も話すのもメチャクチャになってるけど、本当に何何だか分からない事が多い。

S子「朝起きたら、北祖母さんが起きていてお話を……w」
(*´・ω・)(・ω・`*)ネーと、北祖母とS子。

北母「聞いたわよ、”S子”って言う名前を付けたらしいじゃない」
それから、北祖母とS子で今までの話をした。

最初に出会った時とか、オレがS子に話しかけていた時とか、警察とか、植物園行ったことやら。
おどろいた事に、オレが話すよりS子の方が積極的に話していた。

祖母はニコニコしながら「あらあら」とか、適当に相槌しながら話を聞いていた。

北母「オレはよくやった。」
北祖母は微笑みながら、俺の方へ親指を立てたグットポーズをした。
ちょっと老婆がやるには想像できず笑った。

S子「本当に……オレさんありがとう」
何度目だろうか、S子は俺にそう言いながら笑っていた(´∀`*)
549Jv4G8upKnw :2014/08/04(月)15:53:27 ID:zmjxvvIKQ
朝5時半になると、叔母さんや高校生以上の娘さん達が続々と起きて来た。
北祖母は台所へ立ち朝飯の用意を始める。
それを見て「手伝います」と言って手伝って行く叔母さんや娘さん……。

何人か伯父さんたちも起きて、外へ煙草吸いに行ったり、散歩に行ったり。
従兄Bも起きていた。

従B「オレ、散歩行くか!」
ニカカッ!朝からスゲー元気な笑顔と大声!
一瞬面倒だと思ったが、結構すがすがしい関東では味わえない空気を吸いながら散歩もいいなーと感じた。

オレ「は、はい……w」
ただS子も……。

S子「あ、じゃあついて行きます……!」
オレが尋ねる前に、S子の方から名乗り出ていた。

オレ「あ、S子もついて行くのですがいいですか?」
従B「お、おお……いいぞ……ww」
従兄Bは少し困惑しながらも、S子が同伴するを承諾した。

散歩しながら分かったが、S子の姿を従兄Bも見えているらしい。
声に関しては、ブツブツとしていて聞き取れないそうだ。

従兄Bは結構S子に質問をしていた。
何処から来たのや、どうしてそうなったのか分かるのか?とか。
それを通訳し伝える。もちろん殆どS子は覚えていない。

従B「大変だったなぁ……俺も確り送れる様にがんばるよ」
従B「昨日はすまなかった……!」

S子の方を見ながら頭を下げる従兄B。
S子は最初はジッと見ていたが、直に「いいですよっ」と笑顔を向けていた。

言葉は分からないかったそうだが、S子が許してくれたのは分かったようで、
従兄Bは何度も「優しいな!」と言っていた。
550Jv4G8upKnw :2014/08/04(月)15:54:06 ID:zmjxvvIKQ
今更だけど、気が付いたのて訂正。

従兄Bの話で「三年前」とか言っていたが、もっと前だった。曖昧に書いてしまった。
去年は娘さんは12歳だし、年齢が合わなくなる。すまない。
551Jv4G8upKnw :2014/08/04(月)15:59:48 ID:zmjxvvIKQ
家に戻ると、かなりの量の朝食と学校でしか見た事が無いような鍋が置かれていた。
ちょっとした旅館状態になっていた。

それと大量のオニギリが用意されていて、炊飯器が5台フル稼働していた。
今日は山の方へ行くので、そこで食べる昼飯を用意しているらしい。

その光景を奇怪に思いながら、朝食を取った。
味噌汁とご飯と漬物、子供が喜びそうな油物と、昨日の残りが並んでいた。

S子は「おいしそー」と。
オレには、なんか今まで以上に人間的に見えていた。
と言うか、俺の横に本当に生きているS子がいる、そんな感覚が当たり前と言うか、当然と言うか

なんかよくわからないけど、とにかく感じてた。

親戚の殆どがS子の存在に吹っ切れていたとは言え、
やっぱり疑り深く距離をいて食べてる人も居た。

ちなみにS子は、祖母のチカラをもってしても食事を取ることはできなかった。
それを祖母が「すみませんね……」と言っていた。
552Jv4G8upKnw :2014/08/04(月)16:06:40 ID:zmjxvvIKQ
ちなみにあの家だけかと思うけど、皆メッチャ食う。
とにかく食べる。子供も食う。すげーくう。
俺も巻き込まれてお変わりを3杯した。

S子は「す、すごい……」と終始気押しされていた。

朝食から30分ぐらい経ったら、もうあっと言う間に出発した。
北祖父と四人は明日の準備や、体調の問題で来なかったがそれでも……。

何て言うか、ワゴン車や軽自動車が沢山あった……
大家族と言うより、もはや旅行ツワー。

俺らは、北祖母が乗るワゴンに乗り、目的地である山を目指す。
……朝食べ過ぎたのと、運転の粗さで、道中2回も悲劇に見舞われたのは言うまでもない。

S子は子供の様に外の景色を見てはしゃいでいた。
北祖母はそれを聞いて「アレは●●」とか、「あの山の神はー」とか、とにかく色々教えていた。

森の様な山道を進み、駐車スペースのあるキャンプ場の様な場所へ到着した。
いや、キャンプとしても利用できるようで、川の方にはテントが幾つかあったと思う。

北母「では、いきましょーっ!」
アンタ本当に何才だよ……。
553Jv4G8upKnw :2014/08/04(月)16:10:15 ID:zmjxvvIKQ
天候はバッチリの晴れだったし、本当に自然!って言う感じの山道をずーっと登った。
空気もおいしいし、緑豊かだし、涼しいし……。

S子はと言うと、ゆっくりと歩きながら登っていた。
ただ、時々すぅー……と宙を滑り登っているのも見えた。

心なしか「ズルイ(´∀`)」と思いながら、登るのがメチャクチャ早い北海道一族を追いかけた。

S子「オレさん、がんばれ!」
時折S子がオレへそう声をかけてくれた。

もう、なんかメッチャ可愛かった。
その笑顔が励みになるよ(´∀`*)ただごめん、デブには辛い……
554Jv4G8upKnw :2014/08/04(月)16:15:54 ID:zmjxvvIKQ
待ってくた人板には居たが、

従兄Bで、親戚の幼い男の子を肩車しながら登っていた。
危ないだろ……と思うが、そんなの知らずダッシュしながら登って言ったりとかしていて……。

S子「オレさん、おいて行かれますよ?」
オレ「もういいもん。」
S子「皆さん早いですね……」
オレ「本当に……運動不足過ぎるのかな……」

結局、おいて行かれました。
と言っても、途中途中で伯父さんや従兄が待っていましたが。

決められた道を歩けば言い分、迷子になるような事はなかった。

S子は自然をかなり満喫していたようで、周囲をよく見ていた。
あの鳥なんだろうとか、何故か鹿を見たと言っていた。シカ居たっけ?

S子「ただ、キツネとかは居ないんですね……」
オレ「ほら、場所によるらしいし」
そう寂しく言うS子。

まあ、その時、S子にキツネミミを装着して妄想する事で萌えていた(´∀`*)
555Jv4G8upKnw :2014/08/04(月)16:20:30 ID:zmjxvvIKQ
目的地へ到着すると、道中ですれ違った人の数では思っても居なかったほど人が居た。
北祖母らは、一か所に集まり露店で買ってきたアイスやおつまみ、持ってきたオニギリを食べている。

北母「遅いです!」
すみません、としか言えなかった。

S子「その分、山を一杯見れましたーw」
北母「あら、それは良かったぁ……」
対応が違いすぎないか、北祖母よ。
いや、S子は俺を待ってくれていたんだとは思うけど……

そんな風に思いながら、早めの昼飯を取った。
556Jv4G8upKnw :2014/08/04(月)16:31:21 ID:zmjxvvIKQ
S子「オレさんはやっぱり凄いですね……」
オレ「へ、何が?」
S子「親戚さん方が凄い人ばかりだし、オレさんも凄い人だし」
オレ「う、うん……」
親戚が凄いのは認めるが、オレはたいしてすごくない。

S子「はぁー……うらやましいな」
S子はそう言いながら、親戚たちを見ていた。
何人かの親戚はチラチラとこちらを気にしていた。

S子「なんていうか、大勢に囲まれていると言うか……
 そう言う立場で居る人って、凄くうらやましいです」

オレ「そ、そうなのかな?」

S子「そうですよ、大切にした方がいいですよw
 どうしてこう思うか分からないですけど、本当に羨ましいです!」

やはり元気に笑っている。けど、嘘の笑顔だ。
ただ、オレはそれを指摘しては駄目だと、思った。

S子「はぁー……オレさんと綺麗な景色が見れて良かった」
オレ「こんなオッサンなんかと?」
S子「はい、それに……あんまり自分のことを軽蔑する発言は止めた方がいいですよ!」
ムッと怒った顔でS子は言う。
なんか可愛い(´∀`*)  

S子「少なくとも私はオレさんの事が大好きなんです……から。
 大好きな人が自分を馬鹿にしている言葉を聞くのは凄く寂しい……
 それに、こういう場所なんだし、もっと楽しみましょう、明るく考えましょう!」

S子「ねっ、オレさん!」

そんなような言葉だったかな、って言う自信がなくなるけど。
またしてもオレは夢の世界状態で、S子の言葉を聞いてしまっていた。

なんか言葉の一つ一つが、すごく夢のように聞こえた。
いやある意味幽霊だから、夢でも間違いないのかも知れない。

ただ、そうだとしても、この目の前に居る素敵な笑顔の女の子は、まぎれもない本物だろう。
誰が何と言おうと、姿が見えないであろうと、あの子は本当に居た。

ちなみに北祖母には聞こえていたらしい。
だって、すげー(・∀・)ニヤニヤしてたもん、それに今でも時々言うw
557Jv4G8upKnw :2014/08/04(月)16:37:10 ID:zmjxvvIKQ
ちなみにオレは泣かなかった。
結構今まで泣いていたけど、泣かなかった。

S子「朝、北祖母さんとお話をしていたんです」
S子は山の上から景色を見ながら言った。

S子「オレさんとの時間も短い」
オレは胸が苦しくなった。

S子「だから二人でいる時間を大切にしなさいって」
オレは”お別れが近い”と心のどこかで思う。

S子「ただ、やっぱり急には無理ですよね!
 本当に残り短いけど一緒の時間を楽しみましょう!」

そしてS子はオレの名前を呼んで、最高の笑顔を向けてくれた。
オレは、テレビやドラマや感動シーンとかで泣き顔の笑顔をみたことあるけど、

そんなのゴミに思えるような最高の笑顔を見ていた。

なお、童貞拗らせていないぞ。
558Jv4G8upKnw :2014/08/04(月)16:41:34 ID:zmjxvvIKQ
さっきまでの寂しい気持ちは、一気に消し飛んだ。
何て言うか、一気に「おっしゃやるぞ!!」って言う変な活力が湧いてきた。

そしたら、なんかS子がスゲー、すげー、すげーーーーーーーーーーーーーーーーーー。
もうなんか言えないわw本当に書けないww

とにかく可愛く見えて仕方がなかった!

オレ「……」
そしたら、S子は一瞬驚いた顔をしていた。

見えている人がお茶を数人吹き出し、むせている人もいる。
北祖母なんか「あらあら(・∀・*)」となんか目線逸らす。

そんなのが見えているのみも関わらず、俺はS子に キス をしていた。
その後、ギュッと冷たい身体のS子を抱きしめてしまっていた。

気がついたら本当にしちゃってた、やらかしてた、やってしまってた。
言い逃れできない、

衝動的だったけど、そうなるのは当たり前で、なんか必然だと思う!!
それになんか凄く凄く恥ずかしくなかった!

つーか、親戚以外の他の人たちの数人が「なにあれーw」って感じで見てた気がするけど、
美味い具合に親戚さんたちが隠してくれた気もする!!!

とにかく、幸せをかみしめていた。
559Jv4G8upKnw :2014/08/04(月)16:53:05 ID:zmjxvvIKQ
流石にS子もキスされた時は呆然としていた。
ただ、抱き着いてからはS子もオレの背中を抱き着いてくれた。

こないだみたいな励ます感じの抱き着きと言うより、
本当になんかなんかw幸せって感じで互いに意識し合って抱き着いてた。

うん、あとでちょっと「一言言ってよ~」と言われたけど、デレてたからOKだろう!

従兄Bにはスゲーおちょくられた。
「あれじゃ彼女できねーぞーw(゚∀゚)」ってさ。
分ってるわボケェ!今ではこの有様じゃ!

伯父さんや叔母さんには「若いねー」ってありがちな事言われた。

でも、なんかメッチャ(・∀・)ニヤニヤしてた。
うん、更になにがあったか伝えまくってる伯父が居た。
勘弁しておくれ。さすがにそこまでされると恥ずいわ。

なお見えない親戚からは「なーにやってるんだ、あれ……」と戦慄物だったらしい。
ただ見ているうちに、俺がS子と抱き合っているのが見えて来たーとか、何人かの中学生以下のお子さんたちに言われた。
560Jv4G8upKnw :2014/08/04(月)16:56:24 ID:zmjxvvIKQ
少し話すには、これから(抱き合ってから)時間経ってしまうので混乱しちゃうかもしれませんが

北祖母には、この後、家に帰ってから呼び出され尋ねられ、>>482で語った通り話しました。
S子同伴で。

公開処刑なんかより、恥ずかしかった。

ちなみにこんな感じ↓
北母「先ほどの行為は……まあ、気持ちは分ります」
オレ「す、すみません……」
S子「は、はい……(照れ気味)」

北母「正直に申しなさい」
ジロッと俺を見る。

北母「やっちゃった?(・∀・)ニヤニヤ」
オレ「え!?」S子「ええ!?」
北母「時々いるからねー、幽霊とやっちゃう人。幽霊が襲っちゃう事も」
オレ「いやいやいやいやいや、前に抱き合った程度で!」
北母「怒男を見ればわかりますよ?」

怒男、まさかの裏切り。
いや言った訳じゃないけど、なんか「┐(´∀`)┌ヤレヤレ」って顔していたそうです。
つーか、お前見てたのかよ。

S子「……ちょ、ちょっとやりかけました、すすs、スカートをめくって足を見せて……」
S子さん何アタフタしながら言ってるんですかーーーー!

S子「(・∀・)ニヤニヤ」
工エエェェ(´д`;)ェェエエ工
裏切り、と言うよりもS子はこの人には全て話してオレさんを任せようとしたそうです。
余計なことを……いや、のちに言わなきゃならない人が出て俺も言いましたけどねぇ……

北母「……ふむ、ただし程々にしておきなさい。あと、今晩が最後ですからね」
ば、ババ様……!何言ってるの、ババ様……!
561Jv4G8upKnw :2014/08/04(月)17:04:51 ID:zmjxvvIKQ
その後は、かなりイチャイチャしていました。
親戚一同と記念写真を取る間もずっと手を握り、
親戚の一団から少し離れたベンチに座り景色を眺めたり。

S子に、初めて図書館で会った解き冷たくされたーと、何度も言われ弄られたり
オレは、警察官( ´_ゝ`)(´<_`  )←の話でアレは面白かったと言ったり。

とにかく、幸せな一時を、過ごしました……

どうでもいいけど、撮影が大変でした。

叔他「私のこの携帯つかって!」ピロリーン
伯他「カメラカメラ……」パシャパシャ
子供「お母さんも入って―><」はい、チーズ
娘 「スマホで取っておきましょうw」カシャン

その他大勢「「「オレも俺も」」」「「「この携帯でカメラで」」」

圧倒的カオス

……すごいね、大家族じゃないけど、ああなると凄いね。
一人が現像して回すって言う訳にはいかないのね。

ちなみに数人がとった写真にオーブが移り込んでいたり、主にオレの手が欠損していたりしました。
オーブは山の霊で、欠損したオレの手はS子。

他の人の怪奇状態にS子は、北祖母公認で関わりないそうです!変にS子を疑わないで!
S子は笑って許していたけどね……ww
562Jv4G8upKnw :2014/08/04(月)17:15:33 ID:zmjxvvIKQ
ここまで来れば、S子と親戚との関係もかなり良好でした。
それが個人的には安心できて、何よりでした。

帰りは、北祖母が事前予約していた高級そうなお店へ向かい、北海道の名産品のフルコース。
S子を上座と言うのかな?凄く良い所に座らせ、その目の前にオレが要る感じだったのですが。

ビールもどんどん持ってこられ、オレはビールを普段飲めないのですが、少し頑張って飲みました。

S子の方にも、誰も手を付けないのだけど、どんどん物が運ばれて行って、
ちょっと、千と千尋のカオナシに豪華な料理をたくさん持って行く様を思い出したりしました。

で、気が付くと、オレとS子が隣り合わせに座っていた。
ずーーーーーーーっと、酔いもあってか、ヘラヘラしながら寄りかかっていた。

S子は困った顔をしながらも、何度も「もうぉ……」と言っていて、
それに萌えてました(´∀`*)
563Jv4G8upKnw :2014/08/04(月)17:19:13 ID:zmjxvvIKQ
S子はニコニコしていた。
オレもニコニコしていた。

ちなみに酔いもあったけど、意識が失うほどじゃないです、気分が高揚する程度の酔いです。
其処まで酷い事にはなりませんでした。

ただ……S子の足を……ゲフンゲフン。

その後、クルマの中で眠りにつき、家に帰り、>>560の様な事態になりました。
564Jv4G8upKnw :2014/08/04(月)17:23:15 ID:zmjxvvIKQ
疲れたので休憩します……暑すぎる……

この調子なら、今日中に話終わりそうです!
何故か自分で安心した……w
565メーテルカードマン :2014/08/04(月)17:30:13 ID:1fVjeYcvr
うん
566Jv4G8upKnw :2014/08/04(月)19:16:31 ID:zmjxvvIKQ
>>563続き

その日の晩、オレはとにかく寝れなかった。
いや、筋肉痛の前兆を感じていたし、疲れて布団に沈み込む様に横になっていた。

隣にはS子が居て、S子はボーッと天上の模様を見ていた。

帰って来てから、あんなことを北祖母に言われ妙に意識していたけど、
そう言う気にはならなかった。少し残念だったけど、仕方がない。

寝る前に北祖母から、明日の除霊について説明された。
ここからそう離れていない小さな山の神社を借りて、S子を天国へ送ると。

北母「いいかい、オレ。
 S子ちゃんと一緒に過ごせるのは今日で最後になります。
 決して悔いの残らない様、
 同時に貴方もS子ちゃんも、強い未練が残らない様に務めなさい。」

そう北祖母は、オレだけを呼んで話した。
頭の中では十分に分かっているつもりだった。

ただ、いざ目の前に来ると、何とも言えないほど、何も出来なかった。
いや、何をすればいいか分からないと言う感じだろうか。

先ほどまでの幸福感は嘘の様に、悲しさと寂しさと不安がこみあげていたのを、よく覚えてる。
567Jv4G8upKnw :2014/08/04(月)19:27:20 ID:zmjxvvIKQ
最後の夜、って下手に意識して、何か気を使おうと思う。
ただ、何を話しかければいいか分からない。
とりあえず喋ればと思ったが、その言葉が出る寸前で止まっちゃうんだ。

いつもなら、S子の方から何か話題を振ってくる……こういう時なら。
毎回S子へリードされていることが多いし、気にはしていたけど、今回は期待していた。

S子「……。」
ただ、S子は上を見たまま、何かを言う気配がない。

オレ「……。」
対抗するつもりは無いけど、俺も無言になる。
568Jv4G8upKnw :2014/08/04(月)19:27:45 ID:zmjxvvIKQ
すまん、エンターキーが壊れてやばい、ずっと改行されてるから、一端治るまでまってて。
本当に済まない。
569Jv4G8upKnw :2014/08/04(月)19:47:05 ID:zmjxvvIKQ
応急処置した

>>567
時計の針の音と、外で鳴く生き物の声しか聞こえない寝室。
電気が消えてから異常なほど長く感じた夜。

この空気は気まずいと言うより、そう言う空気なんだ。
お通夜と同じだ。
声を出しちゃいけない、笑っても、出来ることなら泣いてもいけない。
泣いちゃうなら仕方がないね、悲しいのも仕方がないね。

ただ、色々な人が、色々なことを想っている時間。

あの時間が流れていた。
いや、お通夜の雰囲気は人それぞれだと思うけど、オレはそうお通夜ではそう感じてる。

だから、ここで声を出さないのは正解だと思うと、不思議と安心してきた。
そもそも、悲しいとか寂しいとか不安だとか、そう言う考えになるのは間違えだ。

オレ(強気で行こう。S子に心配かけない為にも)
そう思うことで、気持ちを誤魔化しながら落ち着かせた。
570Jv4G8upKnw :2014/08/04(月)19:49:12 ID:zmjxvvIKQ
そんなんで寝たもんだから、翌日はかなり早く起きた。
外はまだ暗かった。

S子の方を見ると、S子は可愛い寝顔でいた。
両手を胸の下で組、落ち着いた表情で眠いっている。

はぁ……制服だから寝苦しそうだけど、はぁ……可愛すぎる……っ!

そんな変態思考で目覚め、とりあえず台所の方へ向かった。
571Jv4G8upKnw :2014/08/04(月)19:57:25 ID:zmjxvvIKQ
北母「あら、本当に早いのね」
オレ「お、おはようございます……」
北祖母はすでに起きていた。
小さなライトスタンドを使い本を読んでいる。

おいおい、幾らなんでも早すぎるだろ。
外じゃ、まだ虫が鳴いているし、陽太様だって登ってねーぞ。

と内心思いながら、それを見透かされ「年を取ると早起きするのよ」と言われ。

本当に敵わない人。
心の底からそう思った。

洗面台へ向かい、顔を洗い、歯を磨き、台所へ戻ると祖母はお茶を出してくれる。

北母「昨日の夜中はどうでしたか?」
北祖母は本を閉じながら優しく尋ねてくる。

オレ「特になにも……」
北母「あら、そうなの……寂しいわね……」
オレ「本当に……寂しいです……」
北母「ふふっ、そうね、オレには寂しい事かもね」

オレ「……これで良いのですかね」
北母「それは私が判断することではないです」
オレは何も言い返せない。

オレ「……北祖母さんなら、良かったと思いますか?」
北祖母は目を潰し考えて。

北母「今のままじゃ、お別れするのは嫌かな~」
そう笑った。

北母「私だったら、そもそも除霊されたくないもの」
オレ「えっ?」
それは、予想外過ぎる質問だった。
ハトがまめ鉄砲を喰らうような顔とはあの時のオレの顔かもしれない。
572Jv4G8upKnw :2014/08/04(月)20:01:42 ID:zmjxvvIKQ
北母「私は、S子ちゃんほど貴方を愛していたら離れたくないわ。

 何をおどろいているのですか?
 それは凄く当然で当たり前のことじゃないのかしら。
 
 好きな人と過ごし、好きな人とお話して、好きな人と生きる。
 それほど素晴らしい事が、この世に他にあるかしら?」

一か月前の俺なら即「ネトゲ」とか答えたかもしれない。
ただ、今の俺には「 ”その通りです” 」と言う以外、言葉は無かった。

北母「私はこう見えて我侭ですからね。
 もっと生きていたいし、もっと子供たちの顔が見たい。
 今はヨボヨボだけど北祖父さんとも、ずーっと一緒に暮らしたい。

 不老不死の薬があるなら、私は間違いなく飲みます。

 それぐらい私は生に対して、鬼で、我がままで、狡い人間です」

オレはただ茫然と聞くしかなかった。
573Jv4G8upKnw :2014/08/04(月)20:11:13 ID:zmjxvvIKQ
北母「でも、それは人には叶わないです。
 死んじゃいます。お別れは絶対に来ます。お別れして天国へ行きます。

 ただ普通の人が、普通に天国にたどり着くには難しい。
 だから、生きている人たちで集まって、天国へ行けるようにお呪いをし、天国へ逝かせる。

 それが普通なんです。

 ……だけど、私は『天国に行くのが正しい』とは少しも思ってません。
 そう持って除霊しなかったことも沢山あるのですよ?

 もしも、今からS子ちゃんの除霊を止めたいと言うなら、私は賛成します。」

予想外の言葉の数々に、俺は言葉が出なかった。
574Jv4G8upKnw :2014/08/04(月)20:19:07 ID:zmjxvvIKQ
専門も言っていた。
『もっともお祓いが、彼女の幸せな気もしないけど』

それに社長は霊と共同生活している。
けれど、受け入れ、問題もあっても幸せそうだ。

ただ、ニトは成仏が正しいと言っていた。
そうだ、S子は基本的何もできない……それは嫌だろう。

――結局オレは、オレでの答えを見つけようとして居なかった。
そ れ を 北 祖 母 は 見 抜 い た 。

北母「……貴方はどうしたいの?
 流されて、周りに言われて、そんなんでS子を振り回して何がしたいの?」

その言葉にオレの頭の中は一気に真っ白になった。
親父の言葉や、従兄の言葉も、なんも聞こえなくなる。
575Jv4G8upKnw :2014/08/04(月)20:23:20 ID:zmjxvvIKQ
オレは人生で味わったことが無いほど、考えた。

本当にオレがしたいのはなんだ?
周りの声なんか聴くな、オレは何がしたい。

S子と幸せになりたい。
その幸せってなによ?

じゃあ、その幸せってなんだ?

S子を見て萌えてること?違うだろ。
S子の足を見て萌えてること?違うだろ。

ああ、そうだ。
S子と家庭を設けることだ。運じゃ叶うのか?
バーカ、叶う訳がねーんだよ、あほ。

S子と結婚する、叶うかもしれない。
今でも幽霊と結婚ってニュースになる、日本じゃ聞いた事が無いけど。

でもそれは、違う。そう言う幸せじゃない。
いや幸せだけど、そう言う幸せは、オレは望まない。

バーカみたいに、アホみたいに、童貞拗らせないで。
仕事よりも、ネトゲよりも、今までの受験勉強よりも、とにかくとにかく考えた。

ただ、答えは本当に何の前触れもなく、頭に過った。
576Jv4G8upKnw :2014/08/04(月)20:31:49 ID:zmjxvvIKQ
S子が幸せだと思うことが幸せなんじゃないか?

最初は疑問だった。

ただ、S子が笑っている時、オレは幸せだった。
S子と楽しい事を話している時は幸せだった。
S子が暴走した後の和解した時は幸せだった。
S子がスカートたくし上げた時、いやその後だ、幸せだった。

昨日もそうだよ。
S子は幸せそうにしていた。その時俺だって幸せだった。

ちがう、俺が幸せかどうかじゃない。嬉しいのは其処じゃない。

”S子が幸せだと思っていただろう事”を思い出すと、嬉しい。
結局オレの独りよがりな視点でしか言えない。けど、そうだ。

もーーーーーーーー何て言うか。
とにかくウザイ、臭い、キモイ、死ね、くたばれってレベルだけど。
このさい恥なんか知るか。

オレ「S子が幸せだと……思う事をオレはしたいです……」

ぷっはwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
あはははははwwwwwww恥ずかしいけどwwwwwwww

はぁ。草刈る。
とにかく、俺はそう言いました。言っていました。

北母「…………良いじゃない?私は良し悪し決めれないけど、素敵よ」
なんかとても優しい顔で言われた。
照れながらオレは笑った。

北母は語った。

きっと、これが本当の『本音を言う』状態で、
こう言う辿り着いた答えが『真理』って言われるんだと思う。

幾つも答えがある。
その中で、一つの答えを掴む。

他に答えはあるけど、それでも。

オレは”これが答え”だと思い掴み、持って歩く。
そう言う状態が真理なんだと。
577Jv4G8upKnw :2014/08/04(月)20:34:39 ID:zmjxvvIKQ
テンション落とす為に暗い事言うけど、
ぶっちゃけS子への真理には辿り着いたけど、オレへの真理は辿り着いてません。

童貞です、ちょっと痩せたけどデブのままです。仕事も大したことしてません。

ふぅ……。あっかん、顔熱い。
なんでネットで変なこと熱く語ってるんだろう。.

うわあああああああああああああああああ
本当に聞いてくれてる、見てくれてる人が居たら、感謝します。
578メーテルカードマン :2014/08/04(月)20:39:02 ID:1fVjeYcvr
イイハナシダナー
579Jv4G8upKnw :2014/08/04(月)20:40:14 ID:zmjxvvIKQ
そんな話をしていたら、外は少し明るなり始めてた。

S子「おはようございます」
オレ「うわっ!」

本当にビビりました。突然オレの後ろに立っているんですよ。

オレ(今の恥ずかしい言葉効かれたかな~……)
とか思いながら、恐る恐るS子を見るけど、S子は「?」な表情で俺を見る。
心の中で小さく「うっし」とガッツポーズ。

北母「あら……、そうだオレ、S子ちゃん。
 少し外をグルッと散歩してらっしゃい」

その時、俺は北祖母の気遣いに気が付けずあらぬことを言いました。

オレ「き、筋肉痛で……」
北母「はぁー……なら自転車でも使いなさい。
 とにかく外は気持ちが良いから。いってらっしゃい。」

何か、妙に北祖母は俺らを追い出したいのかな?って感じた。
今日はお祓いごとがあるし……と、見事的外れな思考をして、自転車の鍵を取る。

そして、ボロボロで空気の甘い黒い自転車を借り、明け方の外へとS子と出て行った。

それが、最後のS子との散歩だった。
580Jv4G8upKnw :2014/08/04(月)20:44:36 ID:zmjxvvIKQ
ちょっと、ご飯食べてきます。
……うし、食べたらラストになります。
581メーテルカードマン :2014/08/04(月)21:13:02 ID:1fVjeYcvr
>>580
ゆっくり食ってこいよ

…もうラストか…
582名無しさん@おーぷん :2014/08/04(月)21:42:36 ID:2rFBBoETc
ちゃんと見てるぞ
ラストに近づくにつれてさみしくなってくるな
583Jv4G8upKnw :2014/08/04(月)21:50:20 ID:zmjxvvIKQ
>>579続き。
オレ「さ、寒くね……?」
S子「寒いの?」
夏だと言うのに外は意外と涼しかった、それ所か半袖の俺には寒い気がした。

S子「どこまでいくの?」
オレ「うーん……適当に行こう」
なんと気の利かない言葉だと、今だから思う。

どこまで散歩に行けばいいか分からないけど、
少なくとも迷子にはならないように、と心がけながら自転車をこいだ。

ただ、準備があるんだろうなーって勝手に思って気を使っていたので、
時間も掛けるつもりではいた。だから結構遠い所まで行っていた。

ただ静かにと道を走って行く。
自然豊かな場所だなーと思いながら、それをS子と話しながら、静かな道を走った。

S子はいつもの様にオレの肩に掴まり、オレに憑いてくる。
なんだか、これも最後かと思うと寂しいと思ったが、S子にはそんな顔見せずにいた。

S子「……今日で最後ですね」
オレ「そうですね」

俺もS子も何も言えなかった。
今一実感がわかない、このまま、また明日「オレさん」って呼ばれそうな気もした。
584Jv4G8upKnw :2014/08/04(月)21:58:25 ID:zmjxvvIKQ
オレ「……変なこと聞くんだけどさ」
S子「はい?」
オレ「S子は成仏するのが幸せ?」
S子「……。」

何を聞いているんだorz

そう聞くとS子は何とも言えぬ表情で、少なくとも笑ってはいない顔になる。
何を考えたんだろう。
何を思ったんだろう。

分からないけど。

S子「……”幸せになれる”って、オレさんだけでも、信じてくれませんか?」

あの日、従兄に促されて、納得した気になっていたけど、
オレは納得できてなかったし、従兄の話を一ミリも呑み込んでいなかったと、思い知らされた。

だけど、今は。

オレ「分かったよ」

とにかく、S子がそれが幸せだと言うなら。
それを信じるべきなんだ、そう言うとてつもなく強い使命感を抱いた。
585Jv4G8upKnw :2014/08/04(月)22:06:02 ID:zmjxvvIKQ
それを聞いたらS子は安心したように息をついた。
オレはそれを見て同じように安心した表情になった。

S子「オレさん、あの時私を見つけてくれてありがとう」
オレ「……。」
S子「オレさん、夜中怖い思いさせてごめんなさい」
オレ「……。」
S子「あの後、私を探しに来てくれて、お話までしてくれて、ありがとう」
オレ「……。」

S子「植物園に連れてってくれて、ありがとう。
 私を助けてくれて、ありがとう。
 私を許してくれて、ありがとう。」

何度も何度も、色々なことを、ありがとう。
俺も気が付いて居なかったことも、ありがとう。
S子しかそう思わない事も、ありがとう。

S子「最後に、私のことを信じてくれて、ほっとーーに……ありがとうございます」

そう言い切る頃には、S子の口はモニャモニャになって、顔はグチャグチャになってて、
いつの間にか、俺の肩に顔を埋めて泣いていた。

左肩はとにかく重い。……そして冷たい。
涙を流せるようになったS子の涙はヒンヤリとしてる。

自転車を止めて、前にS子がしてくれたように。

今度はオレが、S子の頭を抱え、何度も撫でてあげた。
変態や、やましい心はなく、ただ、撫でて励ましてあげました。

泣いているS子は本当に子どものようだった。
586Jv4G8upKnw :2014/08/04(月)22:08:10 ID:zmjxvvIKQ
すまん、ちょっと待ってくれ。

ゲシュタルト崩壊したみたいだ。ありがとうが。見えない。

ガンバる。頑張るから、待ってく。
うっせーけど、こうやって書くと落ち着くんだ、まってくれ
587名無しさん@おーぷん :2014/08/04(月)22:10:06 ID:2rFBBoETc
がんばれいっち
自分のペースでいいからな
588名無しさん@おーぷん :2014/08/04(月)22:10:39 ID:Sl3WWBae5
頑張れ。
俺はお前が語りきる事に真理を感じた。
お前を信じてる。
589名無しさん@おーぷん :2014/08/04(月)22:12:35 ID:jFW8pYKFm
あんまり書いてる最中にそう言うことは止めろよ
興醒めするわ

………頑張れ、はよせい
590Jv4G8upKnw :2014/08/04(月)22:26:50 ID:zmjxvvIKQ
>>585
今でも思い出す。
S子が泣きながらも経ちだした頃、オレはS子の手を握りながら見た。

段々日が昇って行くのよ、それがとても綺麗でね。
もう段々と空に色がついて行くし、周囲は明るくなっていくし、何となく自然や緑が光ってるような情景になってね。
あの美しさは見なきゃわからないけど、それでオレもS子も、凄い明るい顔になった。

もう北祖母様、ババ様、分ってたんだね。
この町の夜明けは、観光名所に出来るぐらい綺麗だって(言い過ぎ?)。

S子も俺も「わぁ」とか、心の底から出している様な声漏らしてて、
グルッと周囲見渡していた。

誰だっけ、清少納言だっけ。
「やうやうしろくなりゆく山ぎ」って言葉を残した意味が凄い分かったよ。
もうアレは、見た者は書き記してしまう。

それぐらい素晴らしい朝だった。人生最高の朝だった。
591Jv4G8upKnw :2014/08/04(月)22:37:07 ID:zmjxvvIKQ
オレとS子は元気になった所で、家に戻る事にした。
大分、時間も経ってた。

S子「……行こっか。」
オレ「うん……」

オレとS子は手を繋ぎながら来た道を戻った。
その間、言葉は一つも交わさない。
静かに歩いていた。

S子「……そうだ、オレさん!」
大分歩いた所で、S子が俺の顔を見ながら言った。

オレ「なに?」
S子「……自転車で二人乗りしませんか、そう言えば私そう言うの憧れていたんです!」

未だになんで、ああいう提案してきたのか分からない。
聞き直しても思い出したと言うけど、本当にそれがS子の憧れだったか、謎のままです。

でも俺は、S子を自転車の後ろに乗せ、来た道をこぎ戻りはじめました。
592Jv4G8upKnw :2014/08/04(月)22:44:41 ID:zmjxvvIKQ
オレの青春時代の憧れですよ。
後ろに可愛い女の子を乗せて、川とかで、二人乗りして下校する。
もちろん、そんな青春は、妄想の夢は、訪れませんでした。

オレはドキドキしながら、自転車にまたがりました。
その後ろでS子が、どう乗ろうか必死に考えてるんです。

ちょっとして、オレが、非現実的だけど「横に座ったら?」と言いました。
S子「それ凄くいいね!そうしよっ!」

オレの後ろへ、ポンっと、乗るS子。
心なしか自転車が少し揺れた気がした。

見ると少しS子は自転車にすり抜け埋まりながら、座って居ました。
そして、オレの腰にしっかりと抱き着きました。

S子「いこー!」
オレ「おおー!」
馬鹿みたいにはしゃいだ声出して、自転車をこぎ戻りました。

それこそ、ガキのようにw
お腹に感じる冷たさは気にならず、ただ、なんか、やけにハイテンションに。

S子も「キャッ」とか言いながら、楽しそうに乗ってくれました。
途中、なぜか宙に浮きあがったりしたけど……それはそれで良い思い出です……w

そんなせいで、家まであっと言う間でした。
本当にあっと言う間で、「もう一度……w」とS子と話しして、もう一周しに行っちゃいました。

その様子を見ていた北祖母は多分かなり呆れていたと思います。
593Jv4G8upKnw :2014/08/04(月)22:49:34 ID:zmjxvvIKQ
筋肉痛で、バカみたいに笑いながら走っていた。
そのせいで家に帰る頃には、変にぜーぜー状態でした。

北母「どうだった?」
オレ「最高でした!」
S子「楽しかった!」

北母「それは良かった、アンタたち、良い顔しているよ!」
北祖母はそう言ってくれて、なんだか、オレもS子も変に笑いました。

S子は「本当のお婆ちゃんに褒められたみたいで嬉しい」と言ってたかな。
それ聞いて北祖母が「もう、うちの子よw」と笑いながら冗談を言ってました。

そして、出来ていた朝食を取りました。
S子の所には、山盛りのご飯とオカズ、さらに多くの親戚が寄ってました。

面白いです。
親戚さんたちが、S子へ色々話しかけて「何て言ってる!?」
ってオレや、聞こえる人達に聞いて、会話しているんですよ。

もちろん、ちょっとした変な家状態でしたが、オレにはS子が、そこに本物の身体を持って居る気がしました。
594Jv4G8upKnw :2014/08/04(月)22:51:09 ID:zmjxvvIKQ
ただ、そんな楽しい時間も直に去りました。

北祖母「さて……、オレ、S子ちゃん。時間だよ」
その目を紅くして、何度も目じりを拭いて。
ただ、誰よりも怖く強い目をして祖母が言いました。

S子の成仏させる儀式が、もう目の前まで来ていた。
595Jv4G8upKnw :2014/08/04(月)22:54:11 ID:zmjxvvIKQ
オレは、主に北祖父に遊ばれながら、慣れない着物を着ました。

腹が出ていてはだらしがないと、伯父さんに腹を着つく腹巻され、

北祖父は何度も服のシワや、よれを直し、慣れない足袋を履いて。

伯父さんたちの中には、スーツの様な喪服姿の人も居ましたが、殆どが着物。
しかもビシッと着こなしていて、なんか異様だった。

ちなみに従兄Bは、成人式に暴れそうな不良の様だと、皆で弄られていました。
596Jv4G8upKnw :2014/08/04(月)22:56:52 ID:zmjxvvIKQ
S子は、特に着替える準備もないので、居間で座りながら暇そうにしていました。

主に従兄Bに煽られ「カッコイイだろ?」と若干某芸能人風に言って来いとか言われて、
そんなんでS子の前へ。

オレ「ど、どうかな……?」
S子「かっこいいよ!すごく似合ってる!」
そう笑顔で言われ、ちょっと照れくさくなり。

女性の方々の用意が終わるまで、S子と一緒に居ました。
597Jv4G8upKnw :2014/08/04(月)23:00:09 ID:zmjxvvIKQ
オレ「……もう直ぐだね」
S子「そうだね……」
オレ「しっかりと…応援するからね……」
S子「ありがとう。」
オレ「……。」
S子「……。」

そんな感じで沈黙化。
お互い寂しさを隠し合っていたと思います。

ただーーー、なんでだろうな。

忘れてたけどS子ってすごい子なの。

S子「足、見ますか?」
オレ「ぶ――ッ!」
座りながらS子はスカートを握って居ました。

S子ってすごい子だわ……。
598Jv4G8upKnw :2014/08/04(月)23:02:36 ID:zmjxvvIKQ
オレ「なななな、なんでこのタイミングで!?」
S子「昨日……見せれなかったの……」
ぇぇ。
それはつまり昨日、見せようとしていたと言う事ですか?

ちなみに親戚は北祖父の気の利いた策略により、退散しています。

S子「見たい?」
オレ「い……いや……」
このタイミングで見せて貰ったら、なんか駄目だ。
恐らくオレが天国へ逝けなくなる。

気持ちは嬉しいよ、とありがちな文句を言い、S子の手をスカートから退けました。

オレ「きゅ、急にどうしたのさ」
S子「だって……」
オレ「だって?」

S子「オレさん元気ない顔していたから……」

はう。
599Jv4G8upKnw :2014/08/04(月)23:04:53 ID:zmjxvvIKQ
オレ「ごめんね!で、でもとにかく駄目だよ!」
S子「うん、もう見せませんよー!」
オレ「えぇ……」
ちょっと悲しい半分、嬉しい半分。

S子「もうオレさんいつもの元気な顔になってますしね!」
そう言えば、寂しさは消えていました。

オレ「S子、ありがとう」
S子「足見て元気になるなんて……オレさんらしいよw」

それはそれで、元気失いそうなセリフだった。
けど、俺はまた大笑いして、S子もクスクス笑い出していた。
600Jv4G8upKnw :2014/08/04(月)23:08:51 ID:zmjxvvIKQ
北祖母「それじゃ行きますよ――ッ」
なんかピシャンッとした声を、オレとS子、親戚一同にぶつけてくる北祖母。

必然と背筋が伸びて、S子もジッとした強い顔つきになって行く。
オレとS子は手を繋いでいたけど、その手がだんだん強く握ってくるのが分かった。

家の鍵を閉め、家の祠に一人づつ頭を下げ、北祖父母を先頭に道を歩く。
あれ、何も知らない人が見たら奇怪な光景だったらそうなー……。
601Jv4G8upKnw :2014/08/04(月)23:16:16 ID:zmjxvvIKQ
オレらが向かったのは、家の周囲に幾つかあった小さな山の中にある神社だった。

前にも書いたけど、トトロでメイとサツキが住んでいる家、
あのような感じの入り口から階段が続き、一番奥に社がある神社だ。

そこの神主と祖父母……と言うより、北祖母の一族は長い関わりを持って居てるらしい。

表向きと言うより、本業は農家だが。
北海道の親戚たちは、度々ご縁があって除霊の依頼が来る度にここを利用しているらしい。

今回は、お札や事前に蝋燭の配置、お浄めの水と酒に力をこめるなどを、
先週から準備していたと聞いていた。

あと、この神社、怒男の家のようなもの。
元々怒男が祀られていて、本堂には怒男そっくりの仏様が居る。

神主さんは俺らを見て「ようこそいらっしゃいました」と一礼。
そしてオレには「お久しぶりです。そして、よくぞ参られました」と不思議な挨拶をされた。

オレが「そ、そんな」とキョドっていると、北祖母からは「怒男様に言っているのよ」と笑われました。
隣に居たS子はクスクス笑ってました。

なんか、良い感じで緊張がほぐれたと思っていました。
602Jv4G8upKnw :2014/08/04(月)23:20:23 ID:zmjxvvIKQ
北祖母「S子さん、オレ君、何か言い残すことはありますか?」
なんかそう真顔で言われたけど、俺もS子も笑わなかった。

オレ「……S子さん、大好きでした!」
ちょっと歓声があがる、何故オレはああ言ったし。

S子「ありがとう、オレさんは私より良い人を見つけてくださいねっ」
ちょっと泣きかけるオレ、でも我慢。
ちなみに未だに見つけていないし、見つけようとしていない。ごめん、S子。

北祖母は、なんかそのやり取りを見て「拍子抜けね」と呆れて笑ってた。

北母「こんな強い御霊様を前にして、こんな空気で供養を始めるのは初めての経験だわ」
北祖母はそう笑い、周囲の緊張をほぐすのに務めてた。
603Jv4G8upKnw :2014/08/04(月)23:25:01 ID:zmjxvvIKQ
その後、幼い子供たちは、神主さんに預け、本堂と別の場所へ。
オレとS子、北祖父母、北親戚は、本堂へ。

本堂に上がり、怒男そっくりの仏様を見て少し驚いたけど、直に神妙な空気になって行く。

四方八方に大きなお札と、ロウソクが何重もの形を作る様に重ねられ。

オレとS子は、その中心に敷かれたザブトンへ。

親戚一同は、決められたザブトンへ座って行く。

祖祖母はS子の横に座り、
北祖父はオレの横に座り、

――S子の成仏を願った供養が始まった。
604Jv4G8upKnw :2014/08/04(月)23:28:10 ID:zmjxvvIKQ
最初に執り行ったのは、オレの霊体をS子から引き剥がす事だった。

それがかなり面倒なことになっているようで、俺が憑りついてしまっていたらしい。
S子はそれを笑う事なく真剣な顔で聞いていた。

オレはちょっと笑った。
北祖父に頭をペチンと叩かれる。結構痛い。

オレは清めの酒を飲み、
S子は北祖母に飲むような動作をマネする様に言われていた。

すると、S子の身体が一瞬薄くなった。

おどろいて声をあげると、北祖父にまた頭を叩かれた。
605Jv4G8upKnw :2014/08/04(月)23:34:05 ID:zmjxvvIKQ
北祖母は何かを唱え出したかと思うと、それに続くように北祖父が良いだし、
伯父さんたちが良いだし、連鎖させながら、お経が唱え始められた。

最初こそ、黙ってじっとしていたが、
だんだん周囲がグルグルと回っている様な感覚になって来て、

北母「今はどんな感じだ?」
オレ「目が周ってるような……」

そう言うと、北母はオレの背中をさすり始める。
そして、背骨に沿って人差し指をあげ来たかと思うと、フッと上へ高く上げた。

その瞬間、S子の方がグラっと揺れ、
ああ、オレは、俺の霊体の糸の様なモノを祖父母が握りしめたのだと分かった。

その時のオレの間隔は、なんか身体を祖母の方に引っ張られてるような、弱い重力を感じていた。
S子はどうだか分からないけど、同じように頑張っていた。

絶対にザブトンから降りてはならないと言われていたので、俺も頑張って耐えた。

そうして、十数分後、体全体が急に軽くなった。

北母「取れた……、S子ちゃんお疲れさま」
北父「オレはやらしいやつじゃ」

なんかちょくちょく北祖父は笑わせてくるんじゃないかって思い出した。
606Jv4G8upKnw :2014/08/04(月)23:40:02 ID:zmjxvvIKQ
大体分っていたけど、この糸(霊体)を取らなきゃ、S子はまた戻って来てしまう所だったそうだ。
なんと言うか、本当に申し訳ない。

S子「……次は?」
北母「貴方が成仏する番です……」

その声を聞いて、胸が重くなった。
S子も「もう……」と寂しそうな顔をした。

オレ「S子、頑張れ」
無情にも俺には応援しかできない。
ただ、ザブトンから降りはしないが、S子の顔をしっかりと見た。

ちなみに抱き着きや手を握るのは、これが最後だと言われた。

ザブトンから出てはいけない……その状態で抱き着くなんて無理で。

オレ「……握手しよっか」
S子「うん」

――ただ、握手した後、S子はフッと顔を近づけてキスしてきた。
流石の時代に、周りは動揺していたが祖母は「黙りなさい!」と一喝。

S子はザブトンから降りなかったけど、かなり危ない事をしたと、北祖母に怒られる。
曰く、もしも今度はS子の方がオレへ繋がってきたら、オレを連れてってしまうぞ、と。

でも……そんなに怖い事言ってるけど、北祖母の顔は笑ってたよ。
607Jv4G8upKnw :2014/08/04(月)23:44:28 ID:zmjxvvIKQ
北母「それでは、皆さん。はじめましょう」
ちょっとした盛り上がりは嘘の様に鎮まる。

北母「ここに名前を書かなくてはなりません。その方が昇りやすいので」
S子「はい」
北母「名前は”□□ S子”で良いですか?」

この話は事前に聞いていた。
本来なら、その人の名前で送り出せるほうが良いのだが、S子は自分の名前を持って居ない。
となると、

”その人を送れる名前を付ける”か、
”その人に新しい名前を分からせる”か

その二択だそうだ。

今回は、オレは、散々S子と言っていた。
なので苗字は「S子」で決まった、上の名前は北母が名付けるありがたい名前となる。

――筈 だ っ た 。
608Jv4G8upKnw :2014/08/04(月)23:46:50 ID:zmjxvvIKQ
S子「……。」
一瞬、ボーッとした表情になるS子。

オレは何事かとS子の顔を探るけど、分かる訳がない。

オレや北祖母も、その時何が起こったか分かららないと、今でも言っている。

オレがなんで「S子」と名前を付けたのかと、北祖母に尋ねられ、何十回説明しても「馬鹿」としか言われない。

そうだ、S子はラノベの女キャラクターの名前だ。

そんなキモオタがつけた、何の変哲もない名前だった。

――そ の 筈 だ っ た 。
609Jv4G8upKnw :2014/08/04(月)23:48:06 ID:zmjxvvIKQ
S子「●●……S子……」
オレ「へ?」
北母「!?」

S子「●●S子」

S子「そ れ が 私 の 名 前 で す 。」

奇跡だった。
610Jv4G8upKnw :2014/08/04(月)23:51:01 ID:zmjxvvIKQ
苗字が本当に『 ”S子” 』だった。
オレは訳が分からず「え?え?」と何度も言っていた。

北祖母は「……他に覚えている事は?」と冷静だった。

S子は「分からない」と言い、「嘘ではないですね?」と祖母は口うるさく聞く。

S子「はい、名前は●●です。苗字です。それ以外は分りません」
嘘を言っているような顔じゃなかった。

北母は動揺を隠しきれない様子だったが、

「本当の名前があるなら、それが良い」と良いと笑い

木のお札にS子の本名を書いた。
611Jv4G8upKnw :2014/08/04(月)23:52:23 ID:zmjxvvIKQ
ごめん、間違えた。
苗字と、下の名前逆だね。

ちょっと暴走してた。
612Jv4G8upKnw :2014/08/04(月)23:53:26 ID:zmjxvvIKQ
混乱整理。

S子→本名、下の名前。

●●→苗字、S子の生前の名前。

□□→北祖母が付けようとした苗字。

木の札には「●● S子」と書かれた。
613名無しさん@おーぷん :2014/08/04(月)23:54:34 ID:2rFBBoETc
つまり>>1が呼んでた名前と本名が一緒だったってこと?
614名無しさん@おーぷん :2014/08/04(月)23:55:25 ID:Ltq6ok1Pl
すごいな
615Jv4G8upKnw :2014/08/04(月)23:55:52 ID:zmjxvvIKQ
かなりの動揺で、親戚一同ざわついていた。
こんなことは今まで一度もなく、ましてや事前に付けていた名前が本名など例がない。

ただ北母は「静かにしなさい――!」と一喝。
北父は、ボロボロ泣きながら「名前思い出せてよかった」と言っていた。

>>613
そう言う事。
マジで名前がS子だった。

苗字(上の名)まではオレは当てられなかったけど、下は当たってたの。

ごめん、本当にごめん、良い所でやらかした。
616Jv4G8upKnw :2014/08/05(火)00:00:53 ID:wSHSZJ2bG
少しだけ会話する時間を貰ってS子と会話する俺。

オレ「ほほほ、本当にS子?」
S子「そうだよ!オレさん!」
オレ「どどど、どうやって思い出したの!」
S子「分からない、けど思い出したの!私は●●S子だーって!」
オレ「ほほほほ、本当に、S子!?」

S子「本当だよ!私の名前は●●S子だよ!」
オレ「●●S子!よかったなー!」

S子「うん!オレさんはやっぱり凄いよ!!」
その笑顔はとても眩しかったし、本当に嬉しくてかわいくて、仕方がない顔してた。

オレは、今すぐ踊り喜びたかったけど、
終始「ザブトンから出るな」と周りで北祖母と祖父は煩かった。
ま、かなり笑ってたけど!wwww

さて……。
色々混乱はあったけど、ようやくS子の供養が始まった。
先ほどと同じように北祖母がお経を読み上げ、だんだんと周りも読み始めた。
617Jv4G8upKnw :2014/08/05(火)00:04:02 ID:wSHSZJ2bG
とにかく長かった。
先ほどのような感覚に襲われなかったし、S子も不安そうな顔でオレを見ていた。

かなり長いお経だったけど、語尾をとても長く伸ばした下と思うと、もう一度始めから読み返す。
そして再び長い時間が過ぎる。

焦りの表情になって行くオレとS子。
北祖母もちょっと眉をしかめながら、何度もS子を見ていた。

そんな長時間の朗読を4周した頃だろうか、S子に異変が訪れた。
618Jv4G8upKnw :2014/08/05(火)00:08:49 ID:wSHSZJ2bG
S子が一瞬、手をついたのだ。床に。
それを見て、北祖母がスッとお経を読みながら手を伸ばし、S子の姿勢をたて直させる。

そこからは、怪奇な数々だった。

ロウソクの炎が右からポポポ、と消えていき。
また右から火がついて行ったり。

ギシギシと軋む音が鳴りだしたり。
それで不安そうにするS子に、俺は目で「頑張れ」とエールを送る。

何故か、鐘の音がひとりでに鳴り(あのお経の合間に叩く金具の奴)、

周囲の親戚の人たちが苦しそうになり。
ただ、苦しそうにしている人には、北祖母が直に歩いて向かい、背中を撫でて起き上がらせた。

その間もお経を読んでいて、とにかく感謝できた。
619名無しさん@おーぷん :2014/08/05(火)00:09:39 ID:cTAcFcHhL
正座しました。
620Jv4G8upKnw :2014/08/05(火)00:11:50 ID:wSHSZJ2bG
それから、またお経が何週かしてからだ。

S子に異変が起きた。

S子「う、ウハハハハ……フハハハハ……」
そう笑ったのだ。

ただ、その途端、北祖父の声が大きくなった。
それもオレの右耳の傍で言うのだ。

S子「オレさん……オレさん……」
フッと、S子の声がして振り向こうとしたとき。

怒男「オレ、こっちを向け」
怒男のもの凄くリアルある、口の息が聞こえるような声がして、北祖父の方を見た。
621Jv4G8upKnw :2014/08/05(火)00:12:54 ID:wSHSZJ2bG
怒男の姿はいない、けど、北祖父の目を見て確信した。

S子「オーレさんっ。オレさん?オレさーん?」
可愛らしい声でS子は何度も俺を呼ぶ。

けど、けどけど、けど!!!!!!!

マジで見ちゃいけない、ふり向いちゃいけない、そう言う戦慄する何か別の声に聞こえてきた!
622Jv4G8upKnw :2014/08/05(火)00:14:25 ID:wSHSZJ2bG
S子「オレさーん?どうしたの、コッチ見てよ」
流石に気が付いた。
そう言うS子はおかしい。

S子「見てください、オレさん。空綺麗ですよ」
馬鹿野郎、此処は室内だ。

S子「オレさん、見てみてー、これなんですかー?」
何を見ろって言うんだ。

その間、北祖父の声と、「おい!」となんかスゲー怒鳴ってる怒男の声ばかり聞こえてた。
623Jv4G8upKnw :2014/08/05(火)00:17:19 ID:wSHSZJ2bG
S子「アハハハハハハ、オレさん、おもしろーい。こっち向いてよ」
ポンっと、オレの方をS子が叩いた。

鳥肌が凄まじく、久しぶりにS子に初めて掴まれた時のあの腕の痺れを感じた。

S子「オレさん、スカートの中見ます?足みせちゃいますよー?」
S子はオレが顔を背けていた方向へ、ゆっくりと歩いてくる。

怒男「コッチだ」
怒男の声がする方向を素早く見る。

S子「足ですよー、ほらほらー、あははははは」
オレは全て分っていた。

――ザブトンから降りた時点で、ソイツはS子じゃない。
それにS子は、そんな俺の欲望を満たすような行動を取る子じゃない!

俺が、何度も何度も首を振る。
そのたびに、その方向にS子が来る。
624Jv4G8upKnw :2014/08/05(火)00:18:43 ID:wSHSZJ2bG
スカートをめくっているのが気配で察する。

ただ勃起もしないし、それ所からどんどん痺れと、恐怖と、戦慄が強まって行く。

早く元のS子へ戻れ、戻れと、俺は強く念じた。

S子「ね ? オ レ さ ん 」

その時、顔を向けたザブトンの方から声がした。

そして、見てしまった。
625Jv4G8upKnw :2014/08/05(火)00:20:39 ID:wSHSZJ2bG
S子「ミタミタミタミタミタミタミタ、ミタミタミタ、オレさんミタミタミタ……・」
酷く醜く笑うS子がそこに居た。
同じ言葉しか繰り返さないし、ニタニタ笑ってる。

コイツは誰だ、なんなんだ!
そう思いながらS子を睨むと「S子だよー」とS子の声で言う。
ただヤケに腹正しく思えた。

S子「オレさん怖いコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイ……」
壊れたS子の顔はオレを見ながら言う。
626Jv4G8upKnw :2014/08/05(火)00:24:05 ID:wSHSZJ2bG
今でも思い出すと、一番怖い。
あんなS子は二度と見たくない。

怒男「いい加減にしろ!!!!!!!!!!!!!!!!」
オレ「いい加減にしろ!!!!!!!!!!!!!!!!」
まさかのオレと怒男、声言葉被る。

ただ、そんなの気にしなかった。

オレ「お前がS子?お前みたいなビッチしるかボケ。
 お前がS子なら、もっと可愛く見える。愛せる。
 お前誰だよ、ボケ、カス、アホ、シネ。
 なんなん?お前S子を利用して何がしたいんだよ。

 答えろやボケェ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

かなりオレはブチギレた。
それは恐怖と追い詰められたのと、何よりS子を貶されたのが許せなかった。

S子の顔の者は一瞬「( ゚д゚ )」って顔になる。

S子「そう言う事言わないで!言わないで!」
オレ「うっせービッチ、出てけ!お前S子から出てけ!」

S子の顔の物を掴む。

――生々しく血の匂いがする、ドロッとした、妙な黒いモヤが取れた。
627Jv4G8upKnw :2014/08/05(火)00:25:24 ID:wSHSZJ2bG
このモヤには覚えがある。
てか、この液体の様な物、覚えがある。

――門の前の水だ、あの黒い液体だ。
そして、このモヤは、あの時。S子が凄く暴走していた時のモヤだ。
628Jv4G8upKnw :2014/08/05(火)00:28:08 ID:wSHSZJ2bG
なんか、そのモヤを握ったら変な景色が見えた。

なんか、ずーっと交差点に誰か立ってるのよ。
それで道行く人を、やけにクローズアップしながら見て、それで離れてを繰り返しながら。

そこに一人の女の子が来るの。
それもかなり光輝いていると言うか、光に包まれて、見ているだけで温かくなるの。

ちなみに、学生服を着て背中に竹刀を入れるようなバックを持ってる可愛い女の子。
もうオレのドストレートの可愛い女の子。

そしたら、俺の気持ちに反応したかのように、その視線が女の子に伸びていく。

――そこで女の子がスゲー驚いた顔をしたところで場面が変わるの。
629名無しさん@おーぷん :2014/08/05(火)00:28:12 ID:XPpDvL8Ms
ねぇいつまで続くの?
アホほど長くない?
630Jv4G8upKnw :2014/08/05(火)00:30:32 ID:wSHSZJ2bG
先ほどと同じように交差点に立ってるの。
で、同じように人を見ては離れての繰り返し。

其処に一人のオッサンが来るんだわ。
オレだわ。

そのオッサンも同じようになんか、妙な輝きまとってるの。

ただ、なんかに邪魔されて近づこうにも近づけない。
近寄りたくても近寄れない。

――そう思っていたら、そのオッサン急にオレの方に来るの。

スマホを見せてくるの、キメーの。

オレだった。
631Jv4G8upKnw :2014/08/05(火)00:34:27 ID:wSHSZJ2bG
祖母に背中を叩かれて意識が戻った。
怒男の像がスゲー怒っている様な顔してた。

オレは手に確りとモヤを握り占めてた。

北母「オレ、それをこっちに!」
そう言われ、言われるがままモヤを手渡す。

それを北祖母は札を取り出して。それに押し付けるの。
するとみるみる札が黒く墨汁零した様に染み込んでいくの。

で、モヤが最終的には札を滴るぐらい黒くして、消えてった。
632Jv4G8upKnw :2014/08/05(火)00:40:19 ID:wSHSZJ2bG
オレは訳が分からなくなりながらも、S子を見る。

S子はザブトンに座りグダッとしていた。
目に生気がない。ボーっとなってた。

オレはS子の名前を恐る恐る呼ぶ……流石にあれを見て直にS子だと思えない。

S子「……オレさん??」
オレの名前を呼ぶ、いつものS子だと感じた。

S子「……?」
オレ「良かったー!S子だ!」
オレは安心したらドッと疲れて、同時に涙がボロボロ出た。

S子「……あ、行かなきゃ」
ただ、S子が凄く……すごく自然に呟くように言った。

ここぞとばかりに北祖母と祖父の読み上げる声が大きくなる。
633Jv4G8upKnw :2014/08/05(火)00:42:39 ID:wSHSZJ2bG
何だろう、おはよう、みたいな?
頂きますみたいな、とにかく日常的な言葉の様に言うんだ。

S子「オレさん」
オレ「……?」

S子「本当にありがとう」

その瞬間、すごーーーーーーーーく、最高の顔で。

何故かちょっと立ち上がって、スカートをたくし上げるかの様な、

劇団でしか見ない様な古い西洋風の挨拶をして。


S 子 の 姿 が 消 え て い た 。
634Jv4G8upKnw :2014/08/05(火)00:45:13 ID:wSHSZJ2bG
別れの言葉も言う暇はなかった。

普通、なんか良くない物が取れた―、やったー。
そうやってS子と喜びあって、、オレがS子と喜んで、
さー、S子とお別れだ、S子と悲しい言葉を交わして、涙ながらにサヨナラ。

そんな感じのことになると思うじゃん?

そんな事はなかった。
電車に乗って行くかのように、信号が青になったのでわたるかのように。
本当にスッと、短く感謝の言葉を述べて、行っちゃったの。
635Jv4G8upKnw :2014/08/05(火)00:48:08 ID:wSHSZJ2bG
期待していた方々に沿えるような結果じゃなかったと思う。
ただ、本当にそう言う結末だったの……。

ここまで糞長い連続投稿して、そう言うオチは納得できない、って人大勢いると思うけど、

本当にそうだったの。

俺だって納得していない……って気持ちはあるよ。
北祖母に「全部終わったよ。S子ちゃんは天国に向かったよ」って笑顔で言われたけど、

オレが最初にした顔は、悲しくて寂しいだけの泣き顔です。

何か言って送り出したかった。
なんとか気の利いた言葉を言って送り出したかった。

もっと違う感じでお別れしたかった。

そうだれよりも、望ん”でた”。
636Jv4G8upKnw :2014/08/05(火)00:50:17 ID:wSHSZJ2bG
オレは何だか、理解したくなくて馬鹿みたいに暴れてしまった。
馬鹿だよね。
S子を信じるとか、愛しているとか、S幸せがオレとか思いながら。

結局オレの都合通りにならなくて、大暴れよ。

従兄Bは「S子ちゃんはもう居ない!!」って叫ぶのよ、でオレは殴って、殴られて。

北祖母は涙ながらに「オレがそんなんでどうするんだァアアアアア!」とか一喝するの。

その間、俺はS子の名前を呼んで、フルネームで呼んで。

散々S子に感謝の言葉ぶつけたよ。

かなり口悪くて、怒男に八つ当たり気味に言ってやった。
637Jv4G8upKnw :2014/08/05(火)00:52:25 ID:wSHSZJ2bG
オレ「怒男は神様なんだろ!?だったら伝えてよ!
 もっと言いたい、俺の方が感謝したい言葉たーーーーーくさんあったんだ!
 なのに全然言えてない、伝えてない、話してない!!!!

 怒男!何とか言えよ!!!!!!!」

怒男の像も悲しそうな顔してた。
そうだよね、なんだろうね、なんだろうね、この終り方。

ただ、周りの人達は必死に「S子ちゃんへ思いは通じてる」とか、散々言うのよ。

あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ

もう頭おかしくなるかもしれないけど、最期まで聞いて!!!!!!
638Jv4G8upKnw :2014/08/05(火)00:54:58 ID:wSHSZJ2bG
結局、俺が落ち着くまで2か月かかった。
その間にアルバイトもクビになった(職場復帰できず

その間、北祖父母の家にお世話になって農作業手伝いながら、毎晩従兄Bと酒を飲んでいた。
ただ、気持ちも持ち直しきたかと思っても、絶対S子を思い出して泣いちゃうの。

それを最初は北祖母は怒ってたけど、次第に「大丈夫だから」って励ますようになった。

そんな感じで、S子に顔向けできない、S子に申し訳ない、S子が悲しむだろう

クソッタレで、アホで、バカな二か月を過ごした。
639Jv4G8upKnw :2014/08/05(火)00:58:19 ID:wSHSZJ2bG
すこし休憩して、落ち着いてきます。
やっぱ書きなぐる様に打ち込んだけど、気持ちが落ち着いてないww

とりあえず、S子とオレの奇妙な生活は、ここで終りです。
恐らく多くの人が「なんだそりゃ!?」ってマジで思ってると思う。

ただ、そう思ってるのはオレも同じです。


ここからは、ほぼオレの後日談になります。
ただ、俺は「なんじゃそりゃ」と思わなくなった話になります。

良かったら聞いてほしい。
オレの妄想ではない、本当にあった、奇妙な結末を。
話す為にも落ち着いてきます。
640Jv4G8upKnw :2014/08/05(火)01:02:50 ID:wSHSZJ2bG
ちょwwwww友人からメッチャメール来るwwwwww
しなねーよ、バーカwwwwww

うし、後日談を話して行きます。

……の前に、書くの忘れちゃってた『 ”モヤ” 』について説明しなければなりません。
641Jv4G8upKnw :2014/08/05(火)01:11:51 ID:wSHSZJ2bG
S子に纏わりついていた、S子が奇行になった、俺が握っていて、
北祖母が札に染み込ませた”モノ”が何だったのかお話します。

結論から言えば、『怨念怨霊の集合体』です。
ちなみに、強さ的にはS子やオレよりも弱く、故にオレに握り捕まえられるような悪霊でした。

もちろん、それはあの場での話。
普通やあの場に居た人でさえ、体調不良や良くない事に巻き込むチカラは持つ、最悪な塊でした。

地縛霊の塊。呪いの塊。神が化けたモノ。
この世の厄災を全て引き起こすかと言わんばかりのモノだったそうです。

あの集合体のどれの仕業か分りませんが、”生あること”を恨んでいました。
そして、人に憑りつき祟り殺してきた……そう言う怖い話でありがちなモノでした。

中でもアイツは貪欲で傲慢で、自分の糧になる人間を探していました。

――それがオレやS子だったのです。
オレは、なんども話しましたが中二病設定があるように、かなりのチカラを持ってます。
今も時々その片鱗を感じる事がある()な事があります。
642Jv4G8upKnw :2014/08/05(火)01:14:35 ID:wSHSZJ2bG
それは生前のS子も同じでした。
この時は、祖母は推測で話してくれました。

S子ちゃんの生前も、そのような強い霊能力を持って居たんだろうと。
だから、それを喰らおうと祟り殺された。

しかし、S子は本当に凄い子なんです。
殺された後、あの塊に抵抗し、なんと勝利しました。
そして、二度と誰かを殺さないように何処かへ連れて行くことを決めた。

もちろん、霊能関係について学んだことが無い子だっただろうし、そう判断できたのは凄い事です。

ただ、怨霊との衝突で”傷ついた魂”は悲惨でした。
記憶の混乱、時間の認知が出来ない、自分のチカラを制御できない。

その傷から常に、S子に乗り移っていた”モヤ”は操って居ました。
俺に会う前にS子の被害になってる人が居るかもしれません。分からないけど。
643Jv4G8upKnw :2014/08/05(火)01:16:54 ID:wSHSZJ2bG
中でも一番蝕まれて辛いのは何だと思いますか?

オレはS子との記憶を蝕まれたら、辛いです。

あのモヤは、そういう事をしてやがったんです。そして、ドンドン魂を傷ついて行ったと。

お経には、そう言う霊の魂をある程度の形まで戻す行程があるそうです。
ただ、S子は中々戻らなく、あのように何度もお経が繰り返された……と。
644Jv4G8upKnw :2014/08/05(火)01:21:10 ID:wSHSZJ2bG
でも、どういう奇跡なのか、S子は自分の名前を思い出しました。
それによりモヤは衝撃から飛び出され、あのモヤはS子を捨て、オレへ憑りつこうとした。

ところが、怒男や俺自身が予想以上に強い。
そうこうしているに俺に握られたと言う訳です。

お話しできない範囲もありましたが、オレと北祖母で話し合った結論はこんなのでした。

ちなみにモヤは、物理的にも霊的にも、そもそも世界的に『無』になりました。
死ぬよりも悲しい、無かった存在になりました。

『無』が怖いってのは、よくある怖い話を見れば察する事が出来ると思います。
645Jv4G8upKnw :2014/08/05(火)01:22:46 ID:wSHSZJ2bG
解説的になってすみません。

うし……ここから、後日談です。

時間は2014/07/24日から始まります。
このスレを建てる5日も前です。

最後まで聞いてくれると嬉しいです。
646名無しさん@おーぷん :2014/08/05(火)01:25:53 ID:bIJnJc1ep
最後まで聞くぜ
647Jv4G8upKnw :2014/08/05(火)01:27:37 ID:wSHSZJ2bG
オレはどうにか社会復帰した。とは言っても、未だにアルバイト。
働き出したのも6月です。まだペーペーです。

流石にもうコンビニ店員になる気はなく、

何気なく専門(現在ニート2号)に言われ個人経営の小さな飲食店で働いてます。

上司とは酒を飲み、アキバに行き、オンラインゲームも一緒にやっている仲です。

ちなみに無職の時期が長く最初受けた本屋で聞かれ、何も答えられませんでした。

ただ、この上司さんは違った。
答えたくないのに、グイグイくるのだ。
それに困った末にオレは「失恋して引き籠ってました」と言いました。
……間違ってないよね?

そしたら見事に合格、さらに精神的にも何か期待できるとか。
なんなの(´・ω・`)

ただ、ようやく雇われた身、更にもうこの歳、必死に働いてます。

そんな必死に働いている仲で、従兄Bから電話が来ました。
648Jv4G8upKnw :2014/08/05(火)01:33:23 ID:wSHSZJ2bG
従B「久しぶりだな、ヤケ酒してないだろうな?」
オレ「久しぶりです。してないですよw」

従兄Bには「少し明るくなったな!」と言われ、嬉しく笑いました。
そんな感じで始まりました。

従B「実は、お前に大切な話があるんだ……」
妙に真剣で思い声を出す従兄B。

従B「S子さんのことは踏ん切りついたか?」
オレ「……まだ」
従B「そうか……」
直に分りました、S子の絡みでの話だと。

だから、内心嫌で電話を切りました。
そしたら、今度は親父から聞いたらしく、お店に電話掛かって来た。

従B「良いから聞け」
オレ「はい……」
何を言われるのか分からず、S子を思い出して泣きそうになりながら黙ります。

従B「S 子 の 家 が 見 つ か っ た 。」

オレ「は…………?」
おどろいてもう一度聞くオレ。

従B「だから、S子の家が分かったんだよ。生前の家が!」

――オレは上司に事情を説明、家へ帰りました。
ちなみに上司はオレが失恋ではなく、彼女を事故か何かで失ったと思ってると思う。

それと今現在長期休暇の理由が「心身回復」名目です、マシ上司さん仏。
649Jv4G8upKnw :2014/08/05(火)01:37:10 ID:wSHSZJ2bG
従B「最後にS子さん、自分の名前を思い出しただろ?
 だからその名前で、探偵とか、北祖母の縁を利用して調べてたんだ。
 それにお前が見た情景もあるし、かなり調べられた。

 ただ、流石に量が多くて、ウチに届く顔写真もどれもS子さんじゃなくて、時間かかった。

 だけど、一枚あったんだよ。

 S 子 に そ っ く り  の 写  真 が !」

スマホで確認。
スーパーから出てくる女性の写真だった。

ただ、その女性、とてもS子に似ていた。
S子が少し老けた、そんな顔をしていた女性だった。
650Jv4G8upKnw :2014/08/05(火)01:41:04 ID:wSHSZJ2bG
従B「失礼を承知で連絡を取った所、間違いなさそうだ。
 ●●さん。さらに、無くなった娘さんはS子さん」

オレの鳥肌は止まらなかった。

従B「で、実際にあってみないか?」

……オレは最初は躊躇った。
あった所でS子に会えるわけじゃない。

ただ……会いたいと言うのも会った。
でも俺を動かすには、俺自身の気持ちの問題もあり、動かなかった。

オレはS子が居なくなったのを、さっきの発狂見れば分かると思うけど、
まだどこかで引きずっている。当時はどこかじゃなくて、確実に引き摺っていた。
651Jv4G8upKnw :2014/08/05(火)01:45:58 ID:wSHSZJ2bG
一日考えさせてくれ、とだけ伝えオレは家で籠った。
一人で考えるのは耐え切れず、真理にたどり着けず、ネトゲの三人に相談した。

社長「さすがに私が決めるには重すぎる」と。
専門「オレが決めていい問題じゃないでしょ」と。
ニト「お前の心中は察するけど、お前できめろ」と。 見事に全滅。

次の日、バイト先を休み(と言うより上司に気遣われた)。
家でズーッとスマホを見ている。
S子にの女性の写真だ。こんなの見られたら逮捕だろう。

そうしていると、昼過ぎ電話が鳴った。

??「オレさんの自宅ですか?」
オレ「――S子?」
思わず呟いた。
びっくりするほどS子の声に似ていた。
S子の声を少し高くしたような、落ち着かせたかのような声だった。

S母「私●●S母と言います。オレさんですね」
そのなんか笑う声とか本当にS子そっくりだった。
652Jv4G8upKnw :2014/08/05(火)01:51:33 ID:wSHSZJ2bG
S母「北海道の従兄Bさんからお話を聞いたら、
 居ても経っても居られなくなりお電話しました。
 お時間ありますか?」

オレ「は、はい……!」

S母「そう……。
 従兄Bさんから、私の娘”S子”を想っているとよく聞きました。
 そして、未だに心に引き摺っていると。」

オレは何も言えず、S母の言葉を聞いた。

S母「お願い。一度会いませんか?
 場所は――です。どうですか?」

オレは何かに導かれる様に、微かに怒男に「行け」と言われた気がした。

オレ「はい」
そして、7/26日、S子の母親と対面する事になった。
従兄Bから電話が来たのだけど、大したことないから省略。

そこは俺の県からかなり下の県の町だった。
グーグルで調べると、結構田舎なのが分かる。

そして、その町にある唯一の高校の数年前の制服がS子の来ていた服と同じだった。

本当にS子の母親だと、俺は確信を強めた。
653Jv4G8upKnw :2014/08/05(火)01:54:49 ID:wSHSZJ2bG
バイト先に7/29日まで休むと電話。
上司は何故か「……男になって帰ってこい」と。

そして、今年の7/26日、S子が生まれ育った町へ訪れていた。
654Jv4G8upKnw :2014/08/05(火)02:00:38 ID:wSHSZJ2bG
オレは慣れない町を迷子にならないように、何度もS母に聞いた目印を頼りに歩いた。

途中、来たこともないのに、見覚えがある場所を通った。

モヤを握った時に見えた、少女……S子が居た、S子をモヤが襲った現場。

――あのモヤが居た交差点だ。

交差点は最近整備されたのか、見た映像よりも大分綺麗だった。
そして、電信柱の下に花が手向けられていた。まだ新しい花束だ。
655Jv4G8upKnw :2014/08/05(火)02:02:54 ID:wSHSZJ2bG
オレは、その交差点をとても長い時間の様に感じながら渡った。
もの凄くドキドキした。

もちろん、何も起こらなかったし、何か起きたら怒男さん頼みますよと心の中で念じてた。

そうして、少し歩き、古めのマンションに到着した。

そこが何を隠そう『S子の家』があるマンションだった。
656Jv4G8upKnw :2014/08/05(火)02:06:26 ID:wSHSZJ2bG
ごめん、かなり短い投稿だけど、なんか手が震えるんだ。
だから、ポンポン、書けたら投稿しちゃってる。許して…

>>655
オレはマンションの前に5分ぐらいも立ち尽くしてたと思う。
なおスーツ姿で、ちょっと周りがヒソヒソしてた……

そんなんで、俺が慌ててS子の家へ行こうとした時だ。

S?「お、オレさん……っ!」
かなり驚いた声で聞こえた。
振り返すと、そこにはワンピース姿でサンダルを履く、髪の毛がかなり伸びたS子が居た。

声はS子その物かと思った。
ただ、見た目も髪の毛短くすればS子だ。

ただ、雰囲気が違う。
なんていうか、写真なら間違えるかもしれないけど、人から出ているオーラが違うと言うか……
とにかく違う人だと分かった。
657Jv4G8upKnw :2014/08/05(火)02:09:17 ID:wSHSZJ2bG
S?「……お、俺さんですよね!?」
オレ「は、はい……」
S子にの女性は結構グイグイとオレへ来る。
そして何度も、まるでオバケでも見たかのように「うわー、オレさんだ」と言った。

S妹「私、S子お姉ちゃんの妹のS妹です」

S子の記憶では、弟と言っていたが……

S妹「私、何度もお姉ちゃんの夢見たから知ってるんです!
 お姉ちゃんを助けたオレさんですよね!」

そう言うと結構強引に、俺の腕を掴みながら、S子の家へ覚悟を決める暇なく上がらせられた。
658Jv4G8upKnw :2014/08/05(火)02:11:25 ID:wSHSZJ2bG
S母「あら……いらっしゃいませ」
S子の母親がニッコリと俺を見て笑って、頭を深く下げた。

S母「娘が……何度も、オレさんの話をしていましたよ」
S妹「だよだよ!オレさんって本当にいたんだー!すげー!」

S子似の美女が二人、俺の前に立つ。

そして、口々にS子の名前を言う。

オレは心の中で思った。
オレ(ああ……来たよ……S子!お邪魔します!!)

なんか変だけど、そう思うとかなり涙がでて、折角持ってきた東京のお見上げを落とした。
659Jv4G8upKnw :2014/08/05(火)02:13:14 ID:wSHSZJ2bG
最初に通されたのは仏壇だった。
そこには若い男性とS子の遺影が並んでいた。

本当にS子過ぎるの。
あの笑顔、あの思い出すと耳に蘇るS子の声、仕草。
遺影の中で笑うS子は、まさにS子だった。

また泣き出して、S妹に「本当に泣き虫ですねww」って笑われた。
660Jv4G8upKnw :2014/08/05(火)02:20:11 ID:wSHSZJ2bG
落ち着きを取り戻した頃、オレはS母とS妹と話を始めた。

S妹「家まで連れて来たんだから、オレさんの方からお姉ちゃんの話をしてー!」
やけにS子と対照的な性格だった。

かなり長い時間をかけて、S子との出会いと、S子との別れまで話したと思う。
今現状、650スレ超えてるぐらいだし、かなり長話でした。

ただ、S母もS妹も「それで!」とか「あら、S子が」とか。
真剣に親身になって聞いてくれていた。

S妹「ふーん……じゃあモヤはもうないんだ」
オレは、S子に憑りついていたモヤについて話し終えた所だった。

ちなみにS子が祟り殺されたとは言いたくなかったけど、
S妹は「知ってるから話して。全部」と怖い顔で言うので話した。

S母「……ほ、本当にウチの娘と居たんですね」
何度目だろうか、S母はそう言う言っていた。

S妹「ところでさ、オレさんは、お姉ちゃんとの後どうしたの?」
そこは……とごまかすが、かなりグイグイ来る妹さん。

とうとう根負けし、自分の堕落した生活を話した。

S母「本当にS子の事が好きだったのですね……」
S妹「だからオレさんは(ry」
これも結構繰り返して言われた。
661Jv4G8upKnw :2014/08/05(火)02:29:05 ID:wSHSZJ2bG
その後、少しS子はどうだったか聞かれ、それを話し、あの子らしいと言う会話を何度もした。
なお、たくし上げの件は話していない。

S妹「さて……オレさんに話すとしますか……」
そうして、ようやく二人からお話を聞けた。

S子は交通事故で亡くなったそうだ。
ただ、交通事故にしては”何でそこで”と言う所だったらしく、
S子の方から飛び出して……の事だったらしい。

S子の家庭は父親を山の事故で早くから亡くし、
お姉ちゃんだったS子、S子の母親で家庭を支え暮らしていたそうだ。
だから「S子は疲れて自殺した」と噂をする人も居たらしい。

俺も幾ら疲れていても死のうとはしない。
それにS子は「生きている」と思っていた、それをモヤを煽る結果ではあったが、
それを考えればS子はそう言う事をしない強い子だと思えた。

S母「実は、ちょうど貴方が言うS子の成仏した時期に、
 S子が我が家に帰って来たんです。」

S妹「本当にお姉ちゃんだった、変わらないあの日、
 お弁当を作って出てってくれたお姉ちゃんだった」

言うに、S妹がバイトが終わり帰宅した所。

S子「おかえりなさい、S妹」と、名前を呼んできたらしい。
夢かと思い目をこすると、もう姿は無かったそうだ。

次にS母にそれは訪れた。
仕事が終わり、S妹がお風呂に入っている時に起こった。

S子「お母さん、ただいま。ご飯なに?」
S母は驚き振り返すと、そこには笑顔でニコニコとしているS子が居たらしい。

なるほど……S子ならそう言う事をしそうだ。
662Jv4G8upKnw :2014/08/05(火)02:31:46 ID:wSHSZJ2bG
S母も、S妹も、何でだと思いながら過ごしていたが。
やがてオレとの話を夢の中で語るようになったそうだ。

S母「とにかく、オレさんは凄いとか、オレさんは優しくて、とか言っていましたよ」

S妹「それに命がけでお姉ちゃんを助けたとか、お姉ちゃんを抱きしめてくれたとか」

S母「そうそう、すごく幸せそうに言っていましたよ。」

S妹「ちょっと、お姉ちゃんに来てたよりオジさんでビックリしたけど……w」

いまだ四捨五入すると30、オジサン言われるorz
663Jv4G8upKnw :2014/08/05(火)02:35:59 ID:wSHSZJ2bG
S母「なので……夢の中であの子が教えてくれてのでオレさんの事は知ってますよ」
そう言った時、S母がちょっと黒い笑顔をしていたのが見えた。
それで悟った、きっと足の件を話したのだと。

S妹「それでね、お姉ちゃんがオレさんに伝えてほしいって、何度も言っていたことあがるの」
S母「そうなのですよ……、毎年思い出したら「伝えてくれた?」て尋ねられて困ってたんです」

そう言いながら、S母は紙を取り出した。
S母と、S妹から聞いた伝言を全て記入したと言う紙だった。

オレは(S子に心配かけちゃったな……)と思いながら髪を受け取った。

S子「心配かけてしまっているなーっと、落ち込まないでください。
 私は全然オレさんの事を心配してないよ、寧ろ安心して信じているよ。』
664Jv4G8upKnw :2014/08/05(火)02:40:52 ID:wSHSZJ2bG
もう誤字脱字許して、だめだ。うわあああ
勝手に俺だけが泣いている。

>>663
S子「オレさんに沢山感謝しています。

 だってオレさんのおかげで、家にかえれたようなものなんですから。

 オレさんのおかげで幽霊になって、最期、寂しくない時間が過ごせたんですから。

 オレさんは本当に泣き虫ですよね。

 でもそれって誰かを想って泣けることが多いと思います。

 それってすごい事なんですよ?誇りに思ってください。


 オレさん、お願い。元気出して。足を思い出して。」

クスッとS子は笑わせて来た。
それで元気になるとでも思ったのか。
ちょっと笑えたんだ。

なのに。

S子「オ レ さ ん 大 好 き で す。

 私 の 幸 せ は オ レ さ ん が 生 き て く れ る こ と で す 。

 私の分まで生きて、幸せになって、天国で会いましょう。」
665Jv4G8upKnw :2014/08/05(火)02:45:33 ID:wSHSZJ2bG
オッサン号泣、今も号泣、ズボンが冷たい。

ずるいよS子。
なんで、本当に最後の最後で俺を泣かせるんだよ。

オレはどれだけS子に泣かされればいいんだよ。

俺だって大好きだよ、うあああああああああああああああああああああああああああああああああああ

もうさ、なんかさ。
アレダよね、これ夢かな?
なんなんだろう、もう、

オレはS子と言われて幸せだった。
その幸せはもう手に入らないし、もう遠い過去になりつつある。

今のままじゃ、S子に顔向けできないのは分かる。
でも、S子以外に素敵な女性に出会える気もしないんだよ……。

別に出会わないで幸せになってもいいよね?

とにかく、S子が好きだったんだよおおおおおおおおおおおおおおおおお。
それを一杯伝えたよ。

まだ伝えたい。無理だけど、流石にキモイけど、童貞拗らせたけど!

もうなんなの。
666Jv4G8upKnw :2014/08/05(火)02:47:28 ID:wSHSZJ2bG
とにかく今は話し切ろう。
ぼやくのは最後だ。

その後、オレはバカみたいに泣いた。
それをS妹が凄く慌てた様子で背中さすってくれた。

馬鹿みたいに大声で叫んじゃって、ご近所さんが来ちゃってた。
迷惑かけれない……そう思って、声を殺して。
667Jv4G8upKnw :2014/08/05(火)02:50:12 ID:wSHSZJ2bG
S母「娘は、好きな人が出来ないまま死んでしまいました。
 それを母親として凄く悔やんでいたんです。

 ただ、娘は好きな人が出来ていたんですね。
 その相手がオレさんでよかった」

あああああああああああああ、ああああああああ

S妹「お姉ちゃんに伝えて。オレさんの話し過ぎないでって。
 大変なんだよ、話し始めると。今以上に長いかも……」

ああああああ、どんだけS子はオレを想ってくれてるんだよ。

S母「今更ですけど」
S妹「そうだね、今更だけど」
668Jv4G8upKnw :2014/08/05(火)02:56:50 ID:wSHSZJ2bG
母・妹「「24日が、S子の誕生日だったんです。祝って行ってください!」」

そう言うと登場するケーキ。
S子の名前が書かれたプレート。

本来なら7/24日に俺が訪れる予定だったそうだ。
それを従兄Bはミスしていたのである。
従兄Bを毛嫌いするように書いた理由である。

ともかく。

オレ「ほ、本当に7/24日なんですか?」
オレは驚いてそう言うと声が出せなかった。

オレは今頃になってS子の誕生日を知った。
7/24日。

オレは、二度目の奇跡を感じた。

お前ら植物園での話覚えてるか?

オレがどんなに調べたと思う、あの花を。
栽培しようかと思って失敗しちまったけど。

それぐらい本気で調べて、何を得ていたと思う?

気になる奴はググれ。そして、俺の気持ち分ってくれ。
ちょっと落ち着いてきたら答えかくよ!!!!!!!!!!!!!!!

今は泣かせて、電話掛けてくるクソ友人は黙れええええええええええええええええええええええええ

うああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
669名無しさん@おーぷん :2014/08/05(火)03:01:32 ID:0BpZgumtx
マジか。

いち…
670Jv4G8upKnw :2014/08/05(火)03:11:59 ID:wSHSZJ2bG
見ている人居たのか……お疲れ様……ありがとう、
クソ友人ではないのは確認済みだ……

とりあえず、ここで締めくくろうと思う。

花の名は『スイレン』
花言葉は「清純な心」「甘美」「優しさ」「信頼」「純情」「信仰」「純粋」「潔白」

誕生花は『07/24日』

オレはあの子の笑顔を永遠に忘れない。
あの子が綺麗だと言った純粋な心を持った、一人の幽霊をオレは忘れない。

『俺のしょうもない思い出を話そうと思う。誰か聞いて』
以上で、話したい話は話し切りました。

ココまで聞いてくれた方々に、感謝します。
投稿する事を許可くれた多くの親戚、北祖母様、あと……S子の妹さん、ありがとうございました。
親父にチクったクソ友人。またの名を戦友、俺の家から書き込みするな。

度重なりまして、ほぼ一週間も聞き続けてくれたオープンVIPの皆様、ありがとうございました。
671Jv4G8upKnw :2014/08/05(火)03:16:38 ID:wSHSZJ2bG
蛇足になりまして。
書かないとまずいよね……。

S子母には、この日は家に泊めてもらいワンワン泣いて、散々励まされました。
そして、尋ねられました。

S母「S子に変なことしていないでしょうね?」
オレ「え……そ、それは……」
S母「……^^知ってますよー」
オレ「(´∀`;)あ、あわわ……」

追い詰められた童貞は、頭を下げてマジ土下座しました。
皆さんも未成年者にそんな事しないでください。

S母は「両想いだから」で許してくれたけど、「両想いでも」と言っていました。

それじゃ、おやすみ!オレは寝る!

まとめている方々には、本当に……ヤバイ長文ですみません。

(´∀`;)こんなに長く話すとは思わなかった。
672名無しさん@おーぷん :2014/08/05(火)04:10:59 ID:8MAErDbq5
すごいよかったです!ありがとう。お疲れ様!
673名無しさん@おーぷん :2014/08/05(火)04:37:22 ID:4jHk3PE4u
ずっとROMってました。こんな幸せな気持ちにさしてくれてありがとう
674名無しさん@おーぷん :2014/08/05(火)07:51:35 ID:DlWRkSeoN
泣きました。
ありがとうございます。
675名無しさん@おーぷん :2014/08/05(火)07:57:06 ID:i4DzxhIlT
良いお話だった

乙です
676名無しさん@おーぷん :2014/08/05(火)08:21:02 ID:TKau0n1dq
お疲れ>>1
すごく感動した
S子といいいっちといい色々強すぎるwww
自分霊感ないけどS子みたいな優しい子に会ってみたいわ
677みっちゃん◆KK1/GhBRzM :2014/08/05(火)08:25:24 ID:0Mg59QYuG
お疲れ様
いい話でした
678名無しさん@おーぷん :2014/08/05(火)09:18:00 ID:JFlCZ0DM8
お疲れ様でした
北のばーちゃんカッコイイね
素敵な恋羨ましい
679名無しさん@おーぷん :2014/08/05(火)10:21:48 ID:hMvP1PQwI
俺も色々うるさいこと言ってたけど、
鳥肌と涙が止まらないいい話だった。
マジ長すぎるけど、それだけ沢山1さんはS子と思い出作れてたってことだよな。

お前もS子を沢山想えてる
だから突然の別れは気にするような物じゃないと、思うけど

この話がフィクションであれノンフィクションであれ、
俺のこの感動は本物です。お疲れ様でした

質問が良いなら聞いて欲しいのだが。

S子は、生前霊感強かったのかな?
あとオレはS子以外でその後、幽霊とコンタクト取ろうと思ってる?
あと怒男の正しい読み方ってあるの?
680フロンガス◆KeXH31ItRuOi :2014/08/05(火)10:48:24 ID:35tAv74Q3
>>1乙でした。

これは事実だとすると、心霊学の貴重なサンプルになる事例だな。
オラ、ワクワクしてきたぞ…
681Jv4G8upKnw :2014/08/05(火)11:09:13 ID:wSHSZJ2bG
おはようございます。今日はかなり満足に寝れました。
書きなぐってよかったな……って思ったり。

先ほどS妹さんから「お姉ちゃんが夢にでちゃいますよー」って言われた。
それと、S母じゃなくても、S妹も俺の変態性知ってた(´∀`;)
ただ「S子お姉ちゃんが望んで体を許したんだか堂々としてなさいw」と笑われたり。

ほぼ初対面なのに仲良く接してくるのは、本当にS子似だ……。

>>672-680
オレの話を聞いてくれてありがとうございました。

>>676
オレは色々と弱すぎると思ってることの方が多いよ……w
オレも、もう一度S子みたいな子と……とは思うけど、その時はまた違う感じになるんだろうね。

>>678
北のばーちゃんはイケメンだよ!
本当にオレの童貞人生で初めての恋だったんだなぁ……って今は感傷してる。
682Jv4G8upKnw :2014/08/05(火)11:21:27 ID:wSHSZJ2bG
>>679
そう考えるとそうかもしれないですねw
オレとS子で沢山思い出は作ってますし、ここに書いてない思い出だってあります。
そうだね、本当に沢山思い出作りで来てた。

>S子は生前
S子はやはり霊感は強い子だったそうです。
死んだ父親が見えていたり、友人の守護霊や、道端の幽霊が見えたり。

モヤが見えていた”光”は間違ってなかったのだと思います。

どこまで自覚しているか分からないけど、
S子は時代が時代なら”巫女”で、そのまま神として祀られたんじゃないか、ってほどらしい。
何だかんだで強さ的には、北祖母クラスだったのかもね。

>コンタクト取ろうと思ってる?
思ってないかな。
いや、北祖母にも言われましたが「やはり住む世界が違うモノ、覚悟を持って接しろ」との事なので。
今回はS子が好きだったからココまで来れたけど、そうでなけば結局肝試しのDQNと変わりないよ。

2か月北海道に居る間に、北祖母に蓋をしてもらったんだけど。
どういう訳だか、俺が蓋を自分でこじ開けちゃうみたい。だから、もうどうしようもできないね、って。
以来、結構見えてるかもしれない。気にはしていないけど

>怒男
「ドオ」ってオレは読んでる。
怒男の本名について聞いているなら、答えられない。
683Jv4G8upKnw :2014/08/05(火)11:25:43 ID:wSHSZJ2bG
>>680
心霊学が、どのような物かオレは分からないし、
どういうサンプルとしての価値があるのか分からないけど

北祖母が言うには、ああ言うのは初めてだったけど、オレとS子の様な関係の人は他にも居たそうです。
それと、言わないだけで割とあるんじゃないかーっとも言ってましたw

そうだよね、人を好きになるのに壁なんか無いんだよ!
二次元にだって恋して良いんだよ!
684名無しさん@おーぷん :2014/08/05(火)11:32:45 ID:TKau0n1dq
乙です!
読んでていちは周りの人たちに恵まれてるなーって思った
俺もそういうやつらに出会いたいわww

ちょっと長かったけど続きが気になって更新ボタン押しまくってた
こういうことって本当にあるんだな
感動をありがとう
685名無しさん@おーぷん :2014/08/05(火)11:45:17 ID:UKO3YlPnQ
おつです!
感動しました!

S子に天国で会えたら良いですね!
686名無しさん@おーぷん :2014/08/05(火)12:04:03 ID:Sg5Zm2vmM
お疲れ様でした。
いちさんがこの先幸せになれるよう願ってます。
687名無しさん@おーぷん :2014/08/05(火)12:56:49 ID:cTAcFcHhL
お疲れ様でした!
楽しませて頂きました、
688名無しさん@おーぷん :2014/08/05(火)16:07:05 ID:b4kaVSO3w
面白かった!
もっと霊の話が聞きたい!
689Jv4G8upKnw :2014/08/05(火)19:32:10 ID:wSHSZJ2bG
こんなに聞いてくれてた人が居たのか(´;ω;`)

>>685
ぜったーーーーーーいに、会ってやります!
会って、抱き着いて、足見て萌えて、そしてそして、どれだけ幸せに過ごせたか、お話したいと思います。
……もう、そりゃ1000レス分ほど。さすがに嫌われるかw

>>686-687
ここまで聞いてくれて、こちらこそお疲れ様です。
ありがとうございました。

>>688
他にする話か……、投稿できるような事があったらオカ板のスレにでも……。
もちろん、コテ等は外れてると思うけどね。
690Jv4G8upKnw :2014/08/05(火)19:42:35 ID:wSHSZJ2bG
うし、このレスで最後にします、ID変わるまでROMります。

最後に。
何度も申しますが、ここまで長い話を聞いて頂きまして、ありがとうございました。
同時に皆様に楽しんでいただけたら幸いです。

心霊関係について「モヤは注意しろ」とか「皆様も幽霊には……」とか、えらそうなことは言いません。
強いているなら、『 事故に注意して 』ぐらいです。

一緒に悲しんでくれ、笑ってくれた、とにかく感情を抱いてくれた。
そんな皆様にも、オレ並み、いえいえ、それ以上の『 幸福 』が訪れることを願っています。

顔も可愛くて、声も可愛くて、元気で明るくて、黒ストッキングの足が魅力的……。
そんな笑顔素敵なS子と俺の『しょうもなく…… ”ないッ!” 』思い出話を終わりにします。

オレは幸せになって見せます!幸せになって生きて、天国でS子に会います!
聞いてくれた皆、ありがとうございました。どうか、お幸せにっ!(´∀`*)ノシ
691名無しさん@おーぷん :2014/08/06(水)00:03:16 ID:q0hPLbjvH
小説を読むように
1ページづつ捲りながら毎日、読んでいました。

>>1さんにデブでもモテる呪いを掛けて行きます。

最後迄書ききって、読ませて頂きありがとうございました。
お盆にs子さんに逢えると良いですね。
692名無しさん@おーぷん :2014/08/06(水)03:09:53 ID:k6lG2LNt6
書き始めた時からROMらせてもらってました(^∇^)
1!お盆にはきっと1の所に帰ってくるから気ぬくなよ!!wwww

とりあえずお疲れ!
すげぇ感動しました!!
ありがとう!!!!!!
693名無しさん@おーぷん :2014/08/06(水)03:19:22 ID:qw347ylph
乙か霊わ
694名無しさん@おーぷん :2014/08/07(木)00:10:12 ID:Dgw5tE6nq
遅くなりながら、お疲れ様でした!
オレさん、S子さん。

本当に幸せに!天国行っても!
695名無しさん@おーぷん :2014/08/07(木)23:45:49 ID:z4jYsxgGo
凄く良い話だったよ。
これから素敵な人生歩んで下さい
696名無しさん@おーぷん :2014/08/13(水)18:46:11 ID:TXLzRAtF7
暇つぶしあげ
697名無しさん@おーぷん :2014/08/14(木)04:33:04 ID:Mvtx4abWy
お盆だったけどS子と会えたりしてないかな?
698名無しさん@おーぷん :2014/08/18(月)23:46:16 ID:BEkoQHqEm
コテハン忘れたけど、1です。

>>697
遅れながら、残念ながら会えていません(´д`;)
いや、実はお店が休みなので北海道の家の方に遊びに行きまして……w

なので家の方に現れていたら……

祖母曰く
「お盆だから会えるとは限らない。
 お盆は先祖が様子を見に来る、見に来て安心させる日のようなもの。
 話しかけてくることは少ないよ。」とのこと。

お店のまかない食べ過ぎて太ってしまったので、今の姿見せたくないww
699名無しさん@おーぷん :2014/08/19(火)15:25:01 ID:NJiqdf6B2

どんな見かけでもS子さんならいっちを愛してくれるはず…ww
700ゆう :2014/08/21(木)12:26:24 ID:5TUdFKqDY
切ないけれど、あたたかい話をありがとう。全部読んでよかった。
701名無しさん@おーぷん :2014/08/27(水)16:17:16 ID:hGpfKkRj5
全部読ましてもらいました!
胸がきゅーってなるくらいに、感動しました。泣きそう。
ありがとうございます。

本当にいちさんは周りの人たちにめぐまれているなーとか、
再会のためにダイエットされては?!
でも、S子さんならどんな体型のいちさんも大好きだよなあとか
いろいろ考えてみたり(笑)
お土産話いっぱいもっていってあげてくださいね
702名無しさん@おーぷん :2014/09/04(木)20:46:37 ID:1A4GzmD4p
本当に感動しましたT^T
実際にそんな体験ってあるんですね
お話聴いてたら、少しだけ明日が
楽しみになりましたw
703名無しさん@おーぷん :2014/09/05(金)18:55:05 ID:xPAr9RAr7
自分もそっち系の職業目指してるんだが
励みになりました!
ありがとう!
704名無しさん@おーぷん :2014/09/06(土)03:05:02 ID:dv03I1e2e
矛盾おおいのは創作だからか、
それともイチが暴走しているからか。

真相謎のまま、読んで面白かったのは真実
705名無しさん@おーぷん :2014/09/06(土)03:06:47 ID:I38rN6W4a
面白ければそれでいいに収束するんだゆ
706名無しさん@おーぷん :2014/09/09(火)10:25:53 ID:whL0QzLvV
読書感想文これで提出したけど、
先生が「つまり、どう言う話だったの?本持ってきて」言われて困ってる。

たぶん、もう少し話をまとめて書いた方が良いと思います。あと、無駄な登場人物を削る方が読みやすいです。
先生にもよく伝わったと思います
707名無しさん@おーぷん :2014/09/09(火)10:27:16 ID:whL0QzLvV
忘れてた
元ネタか似たような本を誰か教えてください
708名無しさん@おーぷん :2014/09/12(金)02:35:29 ID:xAozKeHJO
ばれました。死んだ。
709名無しさん@おーぷん :2014/09/20(土)06:28:46 ID:JRnv228UR
面白かった

もうイチはいないのかな
710名無しさん@おーぷん :2014/11/13(木)03:17:47 ID:cZl3npLKc
やっと読み終わった
こんな出来事あるかもしれないと思うとワクワクする
ありがとう
711名無しさん@おーぷん :2015/02/10(火)15:12:23 ID:0BU
>>706
感想文の出来の悪さ棚に上げてんじゃねぇよ

>>1はよくやった
712名無し :2015/04/29(水)03:21:25 ID:StS
おもしろかった
713名無しさん@おーぷん :2015/10/19(月)02:07:07 ID:0Fn
こんな話があったなんて…ウッ(´;ω;`)
こういう話はリアルタイムで見たかったわ…
とっても面白かった
714名無しさん@おーぷん :2016/07/13(水)21:41:28 ID:YiN
1さん乙です
僕も霊感は強いです
夜墓の近くを通ると何かいるような感じがします。
715名無しさん@おーぷん :2017/03/22(水)19:24:31 ID:CmF
読ませてもらいました。いい話でした。読めて良かった。
716名無しさん@おーぷん :2017/08/13(日)11:33:38 ID:UHf
丁度お盆の今日たまたまFacebookを見ていたら見付けて読ませて頂きました。感動で涙が止まりませんでした、読めて良かった事とオレさんの今後の幸せを祈っております。
是非映画化してほしい。
717名無しさん@おーぷん :2017/08/15(火)02:06:17 ID:HXq
読めて良かった。
感動しました。
718名無しさん@おーぷん :2017/08/15(火)23:55:58 ID:sGx
今 何気なく触りを見つけて読ましてもらったけど
涙がとまらない 感動と言う言葉じゃ表せないほどに最高です
719名無しさん@おーぷん :2017/08/18(金)19:12:19 ID:Eja
昨日FBで見つけて
時間も忘れて読ませてもらいました
最後は感動して泣いていました
知ることが出来て良かったです
720名無しさん@おーぷん :2018/01/14(日)20:32:54 ID:uME
映画化したらおもしろそう
721夏の記憶 :2018/09/06(木)21:27:31 ID:XkN
2018年9月6日(木)
数日前に全部読ませて頂きました。

本日の未明に北海道で大きな地震が…

皆さんがどうか御無事でいらっしゃいます様に祈ります…
722名無しさん@おーぷん :2018/09/16(日)16:22:31 ID:N53
おもしろい、わかる人にはわかると思うけど随所にリアルな描写があるのがすごい。
本当に楽しませてもらった。

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