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まったりSS書くからキャラ貸してくれ【猖獗の章】

1冒頓単于◆XuHlfjDjx0ab:2017/06/01(木)14:57:27 ID:6Fo()
なんでも実況VIP復興計画の一環として番外編出張
本編→http://toro.open2ch.net/test/read.cgi/bun/1447582128/l50
本編wiki→http://wikiwiki.jp/bokutotu/?FrontPage

番外編の舞台は中世ヨーロッパ
キャラの名前・性別・容姿・能力・その他諸々をご自由にお書きください
超遅筆ですがよろしく
256名無しさん@おーぷん :2017/08/06(日)18:39:31 ID:fQf
さあ続きを
257名無しさん@おーぷん :2017/08/06(日)21:15:13 ID:0Kd

258名無しさん@おーぷん :2017/08/06(日)21:51:32 ID:5iD
初めまして、キャラ募集まだしてるなら参加させてクレメンス

ウエスト

背は165〜175、痩せ気味、30前後
恵まれた脚力と騎乗能力を活かして力一杯逃げ去るろくでなし、さらにどうしようもない空気ぶち壊し男
船が狂戦士の国に流れ着いた時にその逃走能力を活かして宝物を持ち帰りつつ帰還した過去を持つ。
そのため狂戦士の民からは狙われているか本人はどこ吹く風、今は旅商人をやっている
259冒頓単于◆XuHlfjDjx0ab :2017/08/06(日)21:54:05 ID:ECI
承った
でも、狂戦士の国は番外編の時代には無かった希ガス
登場が創作文芸板で続行中の本編になるかも
260名無しさん@おーぷん :2017/08/06(日)22:02:31 ID:5iD
>>259
了解やで、参加させてくれてサンガツ
261名無しさん@おーぷん :2017/08/08(火)03:40:37 ID:7RG
明日からとは
262名無しさん@おーぷん :2017/08/08(火)08:48:44 ID:T6K
狂戦士族って本編では滅ぼされて生き残り数人しか居ないんじゃなかった?
263冒頓単于◆XuHlfjDjx0ab :2017/08/08(火)09:06:06 ID:0DH
そうだった
まだ番外編の時代では狂戦士の国はあったな
ちょっと設定がごっちゃになってる
264冒頓単于◆XuHlfjDjx0ab :2017/08/12(土)00:11:31 ID:XS1
会って少ししか経っていないのに、いきなり泣き出してしまうなんて。情緒不安定な女だと嫌われてしまったかもしれない。しかし意外にもユースフは舌打ち一つせず、苦笑しながら子供を諭すように、エドの頭を撫でた。

ユースフ「いいえ、別におかしくはありませんよ。あなたはきっと、姉さんの魔族狩りに付き合って疲れているんだ。ほら、顔を上げて」

ユースフは優しくエドの涙を拭った。

ユースフ「あなたに泣き顔は似合わない」

エド「……ユースフさん、突然でごめんなさい。聞いてもいい?」

ユースフ「どうぞ」

エド「私の……私の父さんが森の精霊王で、今ここにいるって言ったら……信じてくれる?」

エドは親友にさえ、自分の出自を語ろうとしなかった。精霊王の娘と名乗っても、誰も信じてくれないからだ。
精霊界では、穢れを溜めた人間と結ばれることは常識外れと虐げられている。最底辺の下級精霊が子孫を残すため、苦し紛れに選ぶ愚行とされている。まさか、王とあろう御方が人間を見初めるなど考えられない。
ユースフは少し眉を上げて、コップに手を伸ばした。落ち着いているのか、驚いているのか分からない。エドは固唾を飲んで、彼の反応を食い入るように凝視した。

ユースフ「人は会って話をした時、大体育ちが良いか悪いか分かります。たとえ語尾や話し方を変えようとも、真珠のような魂や腐り果てた魂が滲み出るものです」

ユースフ「エドさん、あなたは派手な衣装を着たり魔族狩りに出て活発さをアピールしていますが、やっぱり良家の子女だ。世の中を知らない、箱入り娘の感じがする」

ユースフ「信じますよ、王女様」

彼の笑顔を見た瞬間、エドは張り詰めた線が切れる音がした。ほろほろと涙をこぼす彼女を、ユースフは何も言わずに見守っていた。
265名無しさん@おーぷん :2017/08/14(月)04:17:43 ID:3Oc
来てた
266冒頓単于◆XuHlfjDjx0ab :2017/08/17(木)00:12:06 ID:O90
街外れに佇む厳かな雰囲気の教会、桃色のヒースが咲き乱れる花畑、様々な民族料理が並ぶバザール。ユースフとエドは相談という名目も忘れ、ヴェインの街を歩き回った。
陽が西に傾きかけた頃、ユースフはエドを街の裏山へと誘った。はぐれないように、しっかり手を繋ぐ。彼と一緒なら、どんな険しい獣道も簡単に乗り越えられる気がする。

エド「まだ着かないの?」

ユースフ「そろそろです。ほら、気をつけて。そこに段差がありますよ」

シダの葉を掻き分けて、ぬかるんだ道を駆け抜けて、一気に視界が開けた。ヴェインの街を一望できる、見晴らしの良い展望台だ。突き出した崖の先に、大きな樫の樹が沢山の腕を広げて佇んでいる。その根元に腰掛けると、二人は無言のまま風の歌に耳を澄ませた。

ユースフ「良い作品が思い浮かばなかったり、嫌なことがあった日は、いつもこの樹の下で沈みゆく夕陽を眺めるんです。ちょうど、今みたいにね」

エド「ロマンチックね」

ユースフ「そうだ、エドさんに渡したい物があったんです。目を閉じて……」

彼はエドの頭に、月桂樹を模した髪飾りをつけた。目を瞑ったままのエドは、自分に何が起こったかまだ分からない。

ユースフ「いつも姉がお世話になっていますので、せめて僕からお礼をと思いまして。昨日、一日かけて作ったのです」

エド「どう、似合うかな?」

ユースフ「ええ、とっても」

エド「ありがとう……。私、ユースフさんみたいな友達がいて幸せだわ」

ユースフ「気に入ってもらえて、僕も嬉しいです。要望があるなら、もっと作りますよ」

エド「ううん……これだけでいい。だって、ユースフさんが初めて私にくれた贈り物だもの。大切にするわ。ずっと…ずっと……」
267名無しさん@おーぷん :2017/08/17(木)00:13:15 ID:TGC
Ktkr
Wktk
268冒頓単于◆XuHlfjDjx0ab :2017/08/17(木)00:13:45 ID:O90
陽がさらに傾く。

エド「ねぇ、ユースフさん」

喉まで出かかった言葉が、まだ口の中でつっかえている。舌にしがみついて、その時ではないその時ではないと必死に踏ん張っている。
たった4文字『好きです』と言うだけなのに、ここまで心臓がバクバク跳ねるのは何故だろう。今が好機だと思う反面、告白の言葉が恐ろしい呪詛のように感じてしまうのは何故だろう。

ユースフ「どうしました?」

エドはびくっと肩を僅かに震わせ、視線を彼の瞳から逸らした。汗ばんだ手を後ろに回し、俯き加減にぽつりとつぶやく。

エド「あの……今日は本当に楽しかったよ。それから、えっと……」

ユースフ「エドさん。何でしょう、あれ?」

エド「え?」

彼が指差した先には、渦を巻く巨大な雲が夕陽に照らされていた。鋸歯のようにギザギザとした細長い突起物が見え隠れする。あれは角だろう。泣く子も黙る恐怖と破壊の代名詞、魔竜デズモンドが現れたのだ。

エド「竜……?」

角は斜めに突き出しており、その先端に揺らめく人影と思しき影。異変はエドのすぐ近くでも起きていた。さっきまで微笑んでいたユースフが、頭を抱えて呻き出したのだ。

ユースフ「ガッ……ガアッ……!」

ユースフの髪は腰まで伸び、澄んだ夜空の藍色も光無き漆黒へと移りゆく。瞳は真っ赤に染まり、優しげな表情は露と消えた。燃えるヴェインの街から出てきた謎の男そのままの姿だ。
何かがおかしい。そう悟った瞬間、エドの足元に亀裂が走り、轟音と共に崖が崩れ落ちた。
宙に放り出されたエドは、急速に遠ざかるユースフへ何度も手を伸ばした。

エド「ユースフさん! 私が必ずあなたを人間に戻すから……! だから、だから……!」

エドの身体は青い毛糸で編まれた小魚となり、泥沼のような虚空の海に沈んでいった。
これは悪い夢だ。そう心の底で信じながら。
269冒頓単于◆XuHlfjDjx0ab :2017/08/17(木)00:15:10 ID:O90
カナン「ご老人、ちと馬を頑張らせ過ぎではないかね。私のロバが遅れているのだが」

エブリエタス「嬢ちゃん、俺のことはエブリエタスと呼びなァ!」

カナン「だから、馬の速度を緩めろ!」

エブリエタス「この切通しは最近の大雨で随分と脆くなってる、左右の崖がいつ崩れてもおかしくねェ。ガンガン飛ばすぜ、ガッハァ!」

荷台の激しい揺れと揉める声で、エドは現実世界へと引き戻された。どんな夢だか思い出せないが、悪夢ということだけは確かだ。焼けるような痛みを感じ、胸に手をやる。血がべっとりと掌につく。
そうだ、自分はカナンを庇い、謎の男に斬られてしまったのだった。バッサリと袈裟懸けにされたので、もうダメかと覚悟を決めていたが。
人間の生命力もなかなか侮れない。
彼女は何やらぼそぼそと小声で呟くと、両手を再び傷口に当て、目を閉じた。どこからともなく現れた黄緑色の明るい光球が、エドの周りを蝶の如く飛び回る。
すると、どうしたことだろう。忽ち傷口が塞がったではないか。斬られた痕跡すら残さない、完璧な治癒である。
閉じた幌の向こう側から、御者台に座る2人の会話が雑音に混じって聞こえてくる。

カナン「これから、どこへ行くつもりだ?」

エブリエタス「トハラにいる友人を頼る」

エドは目を丸くした。
トハラと言えば戦争中の敵国、ザリエル朝の首都である。自ら首を差し出しに行くつもりか。
カナンも相当驚いたようだ。幌を開けなくても、息を飲む音で彼女の表情がありありと思い浮かぶ。

カナン「エグバート王国出身の私らが忍び込んだら、間諜だかスパイだか言いがかりをつけられて殺されるかもしれないぞ」

エブリエタス「錬金術を教えたよしみだ。よもや、かつての師を追い出すような真似はするめぇ。ガッハッハ!」

カナン「フッ……もう笑うしかない」

この老鍛治士、豪放磊落な気性にかけては群を抜いている。敵国の地に真正面から押し入り、そこで腰を落ち着けようなど、変人カナンでも思いつかない奇策だろう。

エブリエタス「……と言ってみたが、用意もせずに参上つかまつるのは危ねェな。よし、東のハーゲル王国へ行こう。あそこは中立国だ。戦火に見舞われる可能性も低いぜ」

決断が早ければそれを覆すのもまた韋駄天の如し。きっと迷うという単語が、脳内辞書から欠落しているに違いない。ともあれ、一行は東のハーゲル王国を目的地と決めたのである。
季節は初夏、樹々の葉が青く茂り始めた頃。
この時の三人は、将来それぞれが別々の道を歩むことになるなど知る由もなかった。
270名無しさん@おーぷん :2017/08/20(日)00:20:13 ID:lve
更新ktkr
271冒頓単于◆XuHlfjDjx0ab :2017/08/22(火)15:13:34 ID:0ky
エグバート王国の東には、剣のように険しい山脈と針のように密集したタイガ地帯が広がっている。太陽は常に分厚い雲に覆われ、隙間から漏れ出る僅かな光を浴びようと、樹々が懸命に葉を茂らせる。さながら、地獄の罪人が天より垂れてきた救いの糸へ縋り付くがごとく。
その枝葉を押し分けて、一台の幌馬車が朝露に濡れた停留所に到着した。昨夜、ヴェインで襲撃を受けてから休まず駆けてきた。馬は疲れているだろうし、カナン自身もくたくただ。

カナン「エブリエタス。少しの間、荷台で寝てもいいか? 色々なことが起こり過ぎて、頭の整理が追いつかない」

エブリエタス「おうよ。昼までここに停めるつもりだ。ゆっくり休んでくんな」

カナンは乱れた黒髪をゴムで後ろにまとめると、眠たげに瞼をこすって御者台から降りた。ふらふらと覚束ない足取りで車輪に手をかけた時、彼女の黒い瞳は、はたと一点に止まった。
切り株に腰掛けている、柳のような細身の女性。座っている状態でカナンと目線が同じなのだから、身長はかなり高いのだろう。
女性は襟付きの白シャツに灰色のベストを身につけ、焦げ茶色のズボンを履いていた。もう少し肩幅が広く筋肉がついていれば、髪の長い男と間違われてもおかしくないくらいだ。
カナンの訝しげな視線に気づいたのか、女性は銀色の目を細めて小さく会釈をした。

女旅人「すみません、エグバート王国の王都から来た方ですか?」

カナン「いや……私は東国境沿いのヴェインから来た者だ。だが、王都の場所なら知っている。ここから、ずーっと海が見えるまで西に歩き続けるんだ。そこが王都さ」

カナンのざっくりした説明にも眉ひとつ動かさず、女性は柔和な笑みを浮かべて頷いた。

女旅人「なるほど、このまま西へ行けと……。ありがとうございます、助かりました」

カナン「そうか、お役に立てて光栄だ。ところで、君はどこから……」

カナンは目を疑った。少し目を離していた隙に、女性は切り株からすっかり姿を消していたからだ。茂みに分け入る音や枝を踏む音すら立てず、煙のごとく一瞬で消えてしまったのだ。

カナン「私も相当疲れているみたいだな……。まさか、幻覚見てしまうとは」

ナイフの突き刺さった切り株を背に、カナンはのそのそと馬車の中へ入った。
272冒頓単于◆XuHlfjDjx0ab :2017/08/22(火)19:27:18 ID:0ky
カナンを休ませたエブリエタスであったが、この不敵な老人も寝ずの逃走は骨身に応えた。水筒に残っていた水と氷でハバクックを召喚する。凍結を無効化する装備に着替え、散歩の準備は整った。馬車の見張りはスライムゴーレムに任せてあるので、心配はいらないだろう。
御者の散歩、別に妙ではない。カナンは弟と故郷を失い傷心中だが、自分は仕事場と徒弟と故郷を失ったのだ。傷心の度合いでは、カナンよりも深いに決まっている。
しかし、落ち込んだところで状況が変わるわけでない。一度その辺を召喚獣と歩いて、思考を切り替えよう。

エブリエタス「まぁいいさ、俺の腕が無事なら。鍛治なんぞ、どこでもできる。だが……」

エブリエタス「やっぱ笑えねぇ。50年間、雨の日も風の日もヴェインで金槌を振るい続けてきたんだぜ。いきなり全部消し飛ばされて、はいそうですかと他の場所に移れるか」

物言わぬ氷の巨人に、エブリエタスは語る。

エブリエタス「ギャンビットだ。大事な仕事場、今はテメェらにくれてやるよ。だがな、必ずいつか取り戻す。ハバクック、俺は魔族のクソ共に宣戦布告したぜ。テメェもやりな!」

ゆっくりと巨人の腕が冷気を放ちながら持ち上がり、横たわる樹の幹へ勢いよく振り下ろされた。幹は真ん中から真っ二つに割れ、次の瞬間には二個の氷塊と化していた。
威力は上々、魔族長も目ではない。
その時である。

???「わ、わたくしに近づかないでくださいまし! うぎー、どっかいけー!」

エブリエタス「おっと、仕事の時間が来ちまったようだな。ガッハッハッハァ!!!」
273名無しさん@おーぷん :2017/08/25(金)23:07:37 ID:EeR
お、2話(?)分の更新か
274名無しさん@おーぷん :2017/08/27(日)17:50:13 ID:KlK
完走まであと何ヶ月かかりますかね
275冒頓単于◆XuHlfjDjx0ab :2017/08/27(日)17:51:15 ID:FtQ
本編を合わせると現在、始まってから2年2ヶ月経っています
276名無しさん@おーぷん :2017/08/31(木)04:41:01 ID:751
(´-ω-`)
277冒頓単于◆XuHlfjDjx0ab :2017/09/01(金)01:14:54 ID:f10
鈴の音を鳴らすような可愛らしい声が、木立の向こうから細々と聞こえてきた。声の質からして、まだ成人前の少女だろう。事は急を要しているようだ。エブリエタスの本職は鍛冶屋だが、年端もいかぬ少女が襲われているとあれば、素敵なヒーローに転職せざるを得ない。
剛腕でへし折ったモミの木を鋭い氷槍に磨き上げ、滑らかな動きで下段に構える。ハバクックは腕や脚の関節から常に水を流しているので、身体を削ることなく動き回れるのだ。

エブリエタス「さぁて、助けをお呼びのお姫様はどこかな。不肖エブリエタス、到着こそ遅れたが錬金術の力は折り紙つきだぜ。お爺ちゃんに任せときな、ガッハハハァ!」

声のする方を辿っていくと、一気に林が開けた場所に出た。大きめの湖があり、中央の浮島に少女が一人取り残されている。
高価そうなドレスはボロボロに破れ、露出した白い肌にはところどころ赤い血が滲んでいた。
少女はエブリエタスの到来に気づくと、螺旋状に巻いた金色の髪を揺らして叫んだ。

プリムラ「そこの爺! わたくしを、このプリムラ・オブコニカを助けてくださいまし! 魔族に襲われて……ああ、すぐそこに!」

湖面が激しく波打つ。瞬間、少女の体が吹き飛び、樹の幹に叩きつけられた。糸だ! 束ねられた数十本の糸が、プリムラを樹に縛り付けている。糸を吐く芸当といえば……

エブリエタス「デカい蜘蛛にでも襲われやがったか? まぁいい。すぐに凍らせてやるぜ。ガッハッハァ!!!」

エブリエタスを乗せたハバクックが、糸の飛んできた方向へ走り出す。モミの樹で作った氷槍を振りかぶり、凄まじい膂力に任せて放り投げた。槍は吸い込まれるように、一直線に飛んでいく。そして、森の奥に消えた。

エブリエタス「いくら蜘蛛といえど、モミの樹の槍はかわせまい。終わりだぜ、ガハハ!」

プリムラ「ぐうッ……痛い! 糸が身体に食い込んで、骨が折れてしまいそうですわ!」

エブリエタス「待ってな嬢ちゃん、今助けてやるから」
278名無しさん@おーぷん :2017/09/01(金)01:38:23 ID:dMq
更新早くてウレシイ…ウレシイ…
279冒頓単于◆XuHlfjDjx0ab :2017/09/01(金)14:32:08 ID:f10
なろうに本編まとめ掲載
http://ncode.syosetu.com/n6363ef/
280名無しさん@おーぷん :2017/09/06(水)17:49:26 ID:IXN
未登場だけど勢力分けだけ済んでるキャラも居るみたいだね
どんな展開になるか楽しみ
281名無しさん@おーぷん :2017/09/06(水)20:11:36 ID:VdK
なろうも見るかなぁ
282名無しさん@おーぷん :2017/09/07(木)17:07:37 ID:qSF
(´-ω-`)
283名無しさん@おーぷん :2017/09/12(火)00:53:41 ID:18t
リアルが忙しいのかね…
284名無しさん@おーぷん :2017/09/16(土)15:45:14 ID:gId
(´-ω-`)…
285名無しさん@おーぷん :2017/09/22(金)15:23:39 ID:2GX
もう少しお待ち
286名無しさん@おーぷん :2017/09/25(月)20:57:25 ID:Ftd
(´-ω-`)
287名無しさん@おーぷん :2017/09/28(木)00:20:40 ID:KQm
待ってるぞ
288名無しさん@おーぷん :2017/10/04(水)20:43:38 ID:oLq
(´-ω-`)…
289名無しさん@おーぷん :2017/10/05(木)01:56:15 ID:ppm
エタったか
290名無しさん@おーぷん :2017/10/05(木)07:25:10 ID:gnj
生きてるぞ
一応ね
291名無しさん@おーぷん :2017/10/11(水)03:59:08 ID:rXQ
生存確認できる場所は…
292名無しさん@おーぷん :2017/10/11(水)16:03:40 ID:wrL
(´-ω-`)…
293名無しさん@おーぷん :2017/10/13(金)17:52:52 ID:lrA
もうだめだな
294名無しさん@おーぷん :2017/10/18(水)01:26:12 ID:mlV
後は頼んだぞ…
295冒頓単于◆XuHlfjDjx0ab :2017/10/18(水)21:20:25 ID:vo0
今書いてるよ!
296冒頓単于◆XuHlfjDjx0ab :2017/10/20(金)10:42:33 ID:Fs3
エブリエタスは懐から取り出した小刀で、少女の体を縛りつけている糸の切断を試みた。しかし、糸は鋼のように硬く刃をものともしない。
ハバクックに命じ、糸を千切らせた。
少女はしばらくその場にへたり込んだままだったが、その双眸には強烈な光が宿っていた。どんな権力にも屈しない、自ら決めたことは必ず貫き通す、芯の強い者が持つ瞳だ。

エブリエタス「嬢ちゃん、名前は」

プリムラ「じじい、先に名乗ることを許します」

エブリエタス「エブリエタス。ヴェインで鍛治をやっていた者でね。魔族が攻めてきてみんなパァよ」

悔しがる素振りは見せなかった。ヴェインの襲撃とは無関係の少女に毒を吐いた所で、仕事場がそっくりそのまま戻るわけではないのである。

プリムラ「わたくしはプリムラ・オブコニカ。いずれ本物の淑女になる女よ。じじいは黙ってひれ伏しなさいませ!」

エブリエタス「おしとやかな貴婦人は『じじい』なんて言わんし、助けてもらった人に礼をするもんだぜ」

プリムラ「誰が平民に礼などしますか。勘違いも程々にしなさいませ。うふふ」

傲慢な女だ。いや、傲慢というよりまだ自分の背丈を十分に測れていない。こういう少女は、おだてればいくらでも言うことを聞く。使いやすい駒となるわけだ。

エブリエタス「家はどこだ?」

プリムラ「家ですって? そんなもの、とっくの昔に捨てましたことよ。ホホホ」

エブリエタス「さっき平民がどうのこうの言っていたよな。ひょっとして嬢ちゃん、貴族か何かか? だったら早いとこ帰らねぇとな」

エブリエタス「俺はハーゲル王国の王宮に向かってんだ。もし良かったら、帰宅ついでに案内してくれねぇか」

王宮。その言葉を聞いた途端、プリムラの瞳から挑戦的な光が消えた。今までの威勢はどこへやら、借りてきた猫のようにしおらしく俯いている。何か複雑な裏事情があるのだろう。

プリムラ「王宮の話は、よしてくださいまし」

エブリエタス「なんだ、心当たりがあるみてぇだな。なら丁度いい、ハーゲル王国の城まで同行願うぜ。ガッハッハァ!」

エブリエタスは半ば強引にプリムラを仲間へ引き込んだ。
297名無しさん@おーぷん :2017/10/21(土)23:46:21 ID:LW2
>>296
更新来たか!

1ヶ月半とはまた随分間が空いたな…
298冒頓単于◆XuHlfjDjx0ab :2017/10/22(日)00:00:34 ID:jP1
>>297
ちょっと詰まってました(*_*)
更新ペース徐々に上げていく予定
299名無しさん@おーぷん :2017/10/23(月)21:42:33 ID:rjH
おっ更新きてるやん!
300名無しさん@おーぷん :2017/10/23(月)23:36:10 ID:k4H
戻ってきたら更新来てた やったぜ
やっぱリアルが忙しかったん?
301冒頓単于◆XuHlfjDjx0ab :2017/10/25(水)01:10:11 ID:kTZ
ナイフの如く切り立った険しい岩山の頂上に、その王宮は悠然と佇んでいた。風化した外壁がところどころ崩れ落ちている様は、王の住居というより粗末な砦と呼ぶべきか。鈍色の曇り空がことさら王宮を廃墟のように見せている。
そもそも立地が悪過ぎる。王宮を何重もの鉄柵が囲んでおり、とても馬車では登れない。かといって他に舗装された道があるわけでない。
岩山をよじ登るしか通じる道はないのだ。

カナン「本当にここがハーゲル王国の王宮なのかね。城下町すらないじゃないか」

流石のカナンも呆れ顔でプリムラを見やる。怪しい鍛冶屋が連れてきた、この怪しい少女を果たして信じていいものか。プリムラは興味なさげに髪をいじりながら、生返事を返した。

プリムラ「はいはい、そうですわ。目的地に到着〜。みすぼらしいでしょう?」

どこか投げやりな口調のプリムラにカナンはムッとしたが、文句を言う前に横からエブリエタスがすかさず割り込んでくる。

エブリエタス「確かに女子供が憧れるような華やかさはねぇな。けどよ、この無骨さが逆にイイ味を出してると思うぜ」

プリムラ「そうですか? わたくしには殿方の感性が分かりませんわ」

エブリエタス「で、どうやって中に入るんだ」

プリムラは返事をしなかった。爪に塗った紅が剥げていないか確かめている。人は命の恩人に対して、ここまで失礼になれるものなのか。カナンが爪を見る彼女の腕を掴んだ。

カナン「爪なんかいじってないで、エブリエタスの質問に答えるんだ。じゃないと、ずっとここで立ち往生する羽目になる」

プリムラ「あら、野宿なんて初めての体験ですわ。楽しみですわね」

カナン「こいつ……!」

エブリエタス「その娘はほっとけ、カナン。前を見てみろ、門番が二人立ってやがる」
302冒頓単于◆XuHlfjDjx0ab :2017/10/25(水)01:11:09 ID:kTZ
>>300
忙しかったのもあるし、考えつかなかったのもあるし、様々な要因があるね
303名無しさん@おーぷん :2017/11/06(月)11:31:43 ID:Fb2
(´-ω-`)…
304名無しさん@おーぷん :2017/11/14(火)00:09:16 ID:Jjg

305名無しさん@おーぷん :2017/11/14(火)05:08:27 ID:Doh


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