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ロサリオ「どうすりゃロサリオ…」

1名無しさん@おーぷん:2018/06/14(木)18:31:31 ID:jOq()
本拠地、阪神甲子園球場で迎えたDeNA戦
先発藤浪が大量死球、金本もそうわねを見せず惨敗だった
スタジアムに響くファンのため息、どこからか聞こえる「今年は334敗だな」の声
無言で帰り始める選手達の中、新外国人ロサリオは独りベンチで泣いていた
KBOで手にした栄冠、喜び、感動、そして何より信頼できるチームメイト・・・
それを今の阪神で得ることは殆ど不可能と言ってよかった
「どうすりゃいいんだ・・・」ロサリオは悔し涙を流し続けた
どれくらい経ったろうか、内川ははっと目覚めた
どうやら泣き疲れて眠ってしまったようだ、冷たいベンチの感覚が現実に引き戻した
「やれやれ、帰ってトレーニングをしなくちゃな」ロサリオは苦笑しながら呟いた
立ち上がって伸びをした時、ロサリオはふと気付いた

「あれ・・・?お客さんがいる・・・?」
ベンチから飛び出したロサリオが目にしたのは、外野席まで埋めつくさんばかりの観客だった
千切れそうなほどに旗が振られ、地鳴りのようにベイスターズの応援歌が響いていた
どういうことか分からずに呆然とするロサリオの背中に、聞き覚えのある声が聞こえてきた
「セイイチ、守備練習だ、早く行くぞ」声の方に振り返ったロサリオは目を疑った
「す・・・鈴木さん?」  「なんだアゴ、居眠りでもしてたのか?」
「こ・・・駒田コーチ?」  「なんだロサリオ、かってに駒田さんを引退させやがって」
「石井さん・・・」  内川は半分パニックになりながらスコアボードを見上げた
1番:石井豚 2番:波留 3番:鈴木尚 4番:ローズ 5番:駒田 6番:内川 7番:進藤 8番:谷繁 9番:斎藤隆
暫時、唖然としていた内川だったが、全てを理解した時、もはや彼の心には雲ひとつ無かった
「勝てる・・・勝てるんだ!」
中根からグラブを受け取り、グラウンドへ全力疾走する内川、その目に光る涙は悔しさとは無縁のものだった・・・

翌日、ベンチで冷たくなっている内川が発見され、吉村と村田は病院内で静かに息を引き取った

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